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【2026年最新版】Microsoft Wordの変更履歴で間違った著者名が表示される・修正する方法【完全ガイド】
Microsoft Wordで変更履歴(Track Changes)を使っていると、自分が編集したはずの箇所に別人の名前や古い名前が表示されてしまうことがあります。チームで共同作業をしているときにこの問題が起きると、誰がどこを修正したのか分からなくなり、作業効率が大きく低下します。本記事では、変更履歴の著者名がおかしくなる原因を詳しく解説し、確実に修正できる手順をご紹介します。

この記事でわかること
- 変更履歴に間違った著者名が表示される主な原因
- Wordのユーザー名・イニシャルの変更方法(Windows・Mac両対応)
- Microsoftアカウントと Wordの表示名が食い違う場合の対処法
- 既存の変更履歴コメントの著者名を一括変更する方法
- 共有ドキュメントで他人の名前が混入する原因と予防策
- テンプレートや組織設定によって名前が固定される場合の解決策
変更履歴(Track Changes)とは?
変更履歴は、Wordドキュメントへの編集内容を記録し、誰がいつどこを変更したかを可視化する機能です。法律文書・学術論文・ビジネス契約書の校正作業など、複数人が同じドキュメントを編集するシーンで必須の機能です。著者名が正しく表示されないと、校正の責任所在が曖昧になるため、早急な対処が必要です。
著者名が間違って表示される主な原因
原因1:Wordのユーザー名設定が古いまま
WordはMicrosoftアカウントとは別に、ローカルの「ユーザー名」設定を持っています。転職・改姓・PCの引き継ぎなどでこの設定が更新されていないと、古い名前や前の担当者の名前が表示されます。
原因2:別のMicrosoftアカウントでサインインしている
自分のアカウントではなく、会社の共用アカウントや前任者のアカウントでWordにサインインしている場合、そのアカウントの表示名が著者名として記録されます。
原因3:共有PCやテンプレートの設定が引き継がれている
会社の共用PCや、他のメンバーが作成したテンプレートを使い回した場合、その作成者の名前がWordの設定として残っていることがあります。
原因4:Wordがオフライン状態でローカルキャッシュを使用している
インターネット未接続時にWordを起動すると、オンラインのアカウント情報を取得できず、ローカルキャッシュ(古い情報)の名前が使われることがあります。
原因5:グループポリシーや組織設定で名前が固定されている
企業のIT管理者がグループポリシーでユーザー名を固定している場合、個人では変更できないことがあります。この場合はIT部門への問い合わせが必要です。
原因6:コピー&ペーストで他のドキュメントの変更履歴が混入
他人が編集したドキュメントからテキストをコピーした際、変更履歴ごとコピーされて他人の名前が混入するケースがあります。

対処法:ステップバイステップ
対処法1:Wordのユーザー名を正しく設定し直す(Windows)
最も基本的かつ効果的な対処法です。
- Wordを開いて、画面左上の「ファイル」タブをクリック
- 左下の「オプション」をクリック
- 「Wordのオプション」ダイアログが開いたら「基本設定」を選択
- 「Microsoft Officeのユーザー設定」セクションを確認
- 「ユーザー名」欄に正しい名前を入力
- 「頭文字」欄にイニシャルを入力(例:田中太郎 → T.T.)
- 「常にこれらの値を使用し、Officeのサインイン情報によって変更しない」のチェックを外す(アカウント情報と同期させる場合)またはチェックを入れる(独自名前を固定する場合)
- 「OK」をクリックして保存
対処法2:Wordのユーザー名を正しく設定し直す(Mac)
- Wordを開いて、上部メニューの「Word」をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「ユーザー情報」(人型アイコン)をクリック
- 「名前」「頭文字」「所属」の各欄を正しい情報に更新
- ウインドウを閉じて保存
対処法3:Microsoftアカウントの表示名を変更する
アカウント側の表示名を変更してWordと同期させます。
- ブラウザで
account.microsoft.comにアクセス - 「アカウント情報」→「名前の変更」をクリック
- 正しい名前(姓・名)を入力して「保存」
- Wordに戻り「ファイル」→「アカウント」→「サインアウト」してから再度サインイン
- 変更履歴を新たに入れて著者名が正しくなったか確認
対処法4:既存の変更履歴コメントの著者名を変更する(マクロ使用)
すでに記録された変更履歴の著者名を一括変更したい場合は、マクロを使います。
- 「表示」タブ→「マクロ」→「マクロの表示」をクリック
- マクロ名に任意の名前を入力して「作成」をクリック
- 以下のコードを入力(「古い名前」と「新しい名前」を実際の値に変更してください):
Sub ChangeAuthorName()
Dim oRev As Revision
For Each oRev In ActiveDocument.Revisions
If oRev.Author = "古い名前" Then
oRev.Author = "新しい名前"
End If
Next oRev
Dim oComment As Comment
For Each oComment In ActiveDocument.Comments
If oComment.Author = "古い名前" Then
oComment.Author = "新しい名前"
End If
Next oComment
End Sub
- 「実行」ボタン(F5)をクリックしてマクロを実行
- ドキュメントを保存して変更履歴の著者名を確認
対処法5:ドキュメントを「コピーして貼り付け」で変更履歴をリセットする
混入した変更履歴を完全にクリアしたい場合に有効です。
- 問題のドキュメントですべての変更を承認または却下して変更履歴をクリア
- 全テキストを選択(Command+A または Ctrl+A)してコピー
- 新しい空白ドキュメントを開く
- 「形式を選択して貼り付け」→「テキストのみ」で貼り付け(書式なしでリセット)
- または「形式を選択して貼り付け」→「Wordドキュメント(書式保持)」で貼り付け
- 変更履歴を有効にして新たに編集を開始
対処法6:変更履歴を承認・却下してからユーザー名変更後に再編集
- 「校閲」タブ→「変更履歴の承認」→「すべての変更を承認」をクリック
- 変更履歴が記録されていないクリーンな状態にする
- 対処法1または2でユーザー名を正しく設定
- 「校閲」タブ→「変更履歴の記録」をオンにして再編集を開始
- 新たに記録された変更履歴には正しい著者名が表示される
対処法7:Officeのサインアウト&再サインイン
- Word画面右上のアカウントアイコンをクリック
- 「サインアウト」をクリック
- Wordを完全に終了して再起動
- 正しいMicrosoftアカウントで再サインイン
- 新しい変更履歴で著者名が正しく表示されるか確認
著者名に関する設定の比較
| 設定箇所 | 変更方法 | 影響範囲 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| Wordオプション(ローカル) | ファイル→オプション→基本設定 | このPCのWordのみ | 高(ローカル設定が優先) |
| Microsoftアカウント表示名 | account.microsoft.com | 全Officeアプリ・全端末 | 中(ローカル設定がなければ適用) |
| 組織(Azure AD)の表示名 | IT管理者経由 | 組織内全端末 | 最高(ポリシーで上書き) |
| 既存変更履歴の著者名 | マクロで一括変更 | 選択したドキュメントのみ | 手動操作が必要 |
変更履歴の著者名が変わらない場合のチェックリスト
| 確認項目 | 確認方法 | 対処 |
|---|---|---|
| Wordオプションのユーザー名が正しいか | ファイル→オプション→基本設定 | 正しい名前に変更して保存 |
| 「常にこの値を使用」にチェックが入っているか | 同上のチェックボックスを確認 | アカウント連携かローカル固定かを選択 |
| 正しいアカウントでサインインしているか | ファイル→アカウント | サインアウト→正しいアカウントで再サインイン |
| グループポリシーで名前が固定されていないか | IT管理者に確認 | IT部門へ変更依頼 |
| 古いバージョンのWordを使っていないか | ファイル→アカウント→Officeのバージョン情報 | Microsoft 365を最新版に更新 |

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よくある質問(FAQ)
Q1. 変更履歴の著者名を「匿名」にすることはできますか?
はい、可能です。「校閲」タブ→「変更履歴の記録」の横の▼→「変更履歴のオプション」を開き、「個人情報を削除する」にチェックを入れると、著者名が「作成者」という匿名表示になります。ただしWordのバージョンによって操作手順が異なります。
Q2. 変更履歴を承認せずに著者名だけ変えることはできますか?
はい、マクロを使えば変更履歴を承認・却下せずに著者名だけを変更できます。本記事の「対処法4」のマクロコードをご参照ください。
Q3. 共同編集(クラウド保存)時は著者名はどうなりますか?
OneDriveやSharePointで共同編集している場合、各ユーザーのMicrosoftアカウントの表示名が使われます。ローカルのWordオプション設定は無視されることがあります。アカウント側の表示名を変更することが確実な対処法です。
Q4. MacのWordでも同じ方法で著者名を変更できますか?
基本的な設定変更はMacでも可能です(Word→環境設定→ユーザー情報)。ただしマクロを使う場合はMac版Wordのマクロエディタを使用してください。手順は本記事の「対処法2」をご参照ください。
Q5. 名前を変更したのに古い変更履歴には新しい名前が反映されません
これは正常な動作です。設定変更後に新たに記録する変更履歴には新しい名前が使われますが、すでに記録された変更履歴の著者名は自動的には変わりません。既存の変更履歴を変更したい場合はマクロ(対処法4)を使用してください。
Q6. 「作成者」という名前で変更履歴が記録されてしまいます
Wordのオプションで「個人情報を削除する」が有効になっている可能性があります。「ファイル」→「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」→「プライバシーオプション」で「保存時にファイルのプロパティから個人情報を削除する」のチェックを外してください。
Q7. 組織のIT管理者に依頼せずに著者名を変えられる方法はありますか?
グループポリシーで制限されている場合、標準の設定変更では難しいことがあります。しかし「常にWordオプションのユーザー名を使用する」設定にチェックを入れると、ポリシー設定より優先されるケースがあります。ただし組織のセキュリティポリシーに反する可能性があるため、IT部門への確認を推奨します。
まとめ
Microsoft Wordの変更履歴に間違った著者名が表示される問題は、Wordのローカルユーザー名設定とMicrosoftアカウントの表示名のいずれかを修正することで、ほとんどの場合解決します。まず「ファイル」→「オプション」→「基本設定」でユーザー名を確認・変更し、次にMicrosoftアカウントの表示名を確認してください。既存の変更履歴の著者名を変更したい場合はマクロが有効です。組織のポリシーで制限されている場合はIT部門への相談が必要ですが、それ以外のケースは本記事の手順で確実に解消できます。
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