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Procreateを始めたいけど、どこから手をつければいい?
「iPadを買ったのでProcreateでイラストを描いてみたい」「デジタルお絵描きに挑戦したいが、何をすればいいのかわからない」——そんな声をよく聞きます。
Procreateは、iPadとApple Pencilがあれば本格的なデジタルイラストが描けるアプリです。プロのイラストレーターも愛用しており、直感的な操作と豊富なブラシが魅力です。ただし、初めて開いた画面では操作方法がわからず、何もできないまま終わる人も少なくありません。
本記事では、Procreateの基本操作・ブラシの使い方・レイヤーの仕組み・実際の描き方手順を、デジタル絵を描いたことがない完全初心者向けに丁寧に解説します。
- Procreateを使うために必要なもの(対応機種・Apple Pencil)
- Procreateの画面構成とジェスチャー操作
- ブラシの種類と選び方・設定方法
- レイヤーの仕組みと活用方法
- 実際に線を引く・色を塗る・影をつける基本手順
- 作品の書き出し(保存・共有)方法
Procreateの基本情報と必要なもの
Procreateとは
Procreateは、オーストラリアのSavage Interactive社が開発したiPad専用のデジタルペイントアプリです。2011年のリリース以来、プロのイラストレーター・漫画家・アート愛好家に広く使われています。
App Storeでの価格は買い切り型(約1,220円)で、月額サブスクリプションは不要です。一度購入すれば、iPadが対応している限りずっと使えます。
必要なもの
| 必要なもの | 推奨モデル | 備考 |
|---|---|---|
| iPad | iPadOS 16.0以上対応モデル | iPad Air / iPad Pro / iPad mini も対応 |
| Apple Pencil | 第1世代または第2世代 | サードパーティのスタイラスでも一部機能は動作 |
| Procreateアプリ | App Storeから購入 | 約1,220円(買い切り) |
より快適に描くためには、iPadのフィルムをペーパーライクフィルム(紙のような描き心地に変えるフィルム)に変えることも人気です。ツルツルしたガラス面よりも手になじみやすくなります。
画面の見方(インターフェース解説)
ギャラリー画面
Procreateを起動すると最初に表示されるのが「ギャラリー」です。作品一覧が表示され、新しいキャンバスを作成したり、既存の作品を開いたりできます。
- 右上の「+」ボタン:新しいキャンバスを作成
- 作品をタップ:編集画面を開く
- 作品を長押し:移動・スタック(フォルダ)に入れる
キャンバス(描画)画面の構成
- 左上:ギャラリーに戻る / 各種設定(環境設定・ヘルプなど)
- 上部ツールバー:ブラシ・消しゴム・塗りつぶし・選択・変形ツール
- 右上:元に戻す(アンドゥ)/ やり直し(リドゥ)
- 左側スライダー:上がブラシサイズ、下が不透明度の調整
- 右上パネルアイコン:レイヤー・カラー・調整・選択などのパネルを開く
- 中央:描画エリア(キャンバス)
基本ジェスチャー操作
| 操作 | ジェスチャー |
|---|---|
| 元に戻す(アンドゥ) | 2本指でタップ |
| やり直し(リドゥ) | 3本指でタップ |
| ズームイン | 2本指でピンチアウト |
| ズームアウト | 2本指でピンチイン |
| キャンバスを回転 | 2本指でツイスト |
| 全画面表示(UI非表示) | 4本指でタップ |
| カラーピッカーを開く | Apple Pencilを長押し |
ブラシの選び方と設定
ブラシライブラリの開き方
- 上部ツールバーの「ブラシ(筆のアイコン)」をタップします
- ブラシライブラリが右側に表示されます
- カテゴリ(スケッチ / インキング / 絵の具 / 質感 / 水彩 など)から選択します
初心者におすすめのブラシ
| ブラシカテゴリ | おすすめブラシ | 用途 |
|---|---|---|
| スケッチ | 6B(鉛筆) | ラフスケッチ・下書き |
| インキング | テクニカルペン | 線画・アウトライン |
| インキング | ソフトブラシ | なめらかな線・塗り |
| 塗りつぶし | ソフトブラシ | グラデーション・影 |
| 水彩 | 湿ったブラシ | やわらかい表現・テクスチャ |
ブラシサイズと不透明度の調整
左側の2つのスライダーでブラシの太さと透明度をリアルタイムに調整できます。
- 上のスライダー(青):ブラシサイズ(上にスワイプで太く、下にスワイプで細く)
- 下のスライダー(グレー):不透明度(上で不透明、下で半透明)
Apple Pencilの筆圧でもブラシの太さ・濃さが変わります。これがデジタルお絵描きの最大の魅力の一つです。

レイヤーの仕組みと活用方法
レイヤーとは何か
レイヤーは「透明なフィルム」を重ねるようなイメージです。線画・色塗り・影・テキストをそれぞれ別のレイヤーに描くことで、一部だけ修正したり、効果を追加したりが楽になります。
レイヤーパネルの開き方と基本操作
- 右上の「レイヤー(重なったシートのアイコン)」をタップします
- レイヤーパネルが表示されます
- 「+」ボタンで新しいレイヤーを追加
- レイヤーをタップして選択(青くハイライト)
- レイヤーを左にスワイプすると「ロック・複製・削除」が表示されます
レイヤーの種類と使い分け
| レイヤーの使い方 | 内容 |
|---|---|
| 下書きレイヤー | 最初のラフスケッチ。不透明度を30〜50%に下げて薄く表示しておく |
| 線画レイヤー | きれいなアウトライン(ペンで清書した線) |
| ベース塗りレイヤー | 各パーツのベースカラー(フラットな色) |
| 影レイヤー | 影・ハイライトを追加するレイヤー(乗算モードを使うことが多い) |
| 背景レイヤー | 一番下に配置する背景色・背景イラスト |
クリッピングマスクを使う
クリッピングマスクは、下のレイヤーの形の範囲内にだけ描けるようにする機能です。はみ出しを気にせず色を塗るときに重宝します。
- 色塗りたいレイヤーの上に新しいレイヤーを作成
- 新しいレイヤーをタップしてメニューを開き、「クリッピングマスク」を選択
- 下のレイヤーの範囲内にだけ描けるようになります
レイヤーの合成モード(ブレンドモード)
レイヤーパネルでレイヤーの「N」と表示されている部分をタップすると、合成モードが選べます。
- 乗算(Multiply):影をつけるときに多用。下のレイヤーの色と掛け合わせて暗くなる
- スクリーン(Screen):ハイライト・光の効果に。下のレイヤーを明るくする
- オーバーレイ(Overlay):コントラストを上げる。光と影を同時に強調
- 加算(Add):光沢・発光エフェクトに。非常に明るくなる
実際に描いてみよう:基本的な描き方の流れ
キャンバスを作成する
- ギャラリーの右上「+」をタップします
- 用途に合わせたキャンバスサイズを選びます
- SNS投稿用:正方形(2048×2048px)が汎用的
- A4印刷用:3508×2480px(300DPI)
- スマホ壁紙用:2532×1170px(iPhone 15 Pro)
- 「カスタムキャンバス」でDPI・サイズを自分で設定することも可能です
下書きを描く
- 「スケッチ」カテゴリの「6B(鉛筆)」を選択します
- ブラシサイズは少し太め、不透明度は50〜70%に設定
- 形を大まかに描きます。細かいことは気にせず、シルエットと構図を決めるイメージ
- このレイヤーの不透明度を30〜40%に下げておきます(右上のNをタップして不透明度を変更)
線画を描く
- 下書きレイヤーの上に新しいレイヤーを作成します
- 「インキング」カテゴリの「テクニカルペン」を選択します
- ブラシサイズは細め(3〜8px程度)、不透明度100%で設定
- 下書きをなぞるように、丁寧にクリーンな線を引きます
- 線画が完成したら、下書きレイヤーを非表示にします(レイヤーパネルの目のアイコンをオフ)
QuickShapeで直線・円を描く
線を引いた後、Apple Pencilを画面から離さずに1〜2秒待つと、直線・円・正方形などに自動的に補正されます(QuickShape機能)。これにより、定規なしで綺麗な直線や円が描けます。
ベースカラーを塗る
- 線画レイヤーの下に新しいレイヤーを作成します(色塗りは線画の下に置く)
- 右上のカラーパネルで塗りたい色を選択します
- 塗りつぶしたい部分をブラシで塗るか、カラードロップ(カラーを閉じた領域にドラッグ)で一気に塗りつぶします
- 各パーツ(肌・髪・服など)を別々のレイヤーに塗り分けると後の修正が楽です
影・ハイライトを追加する
- 影をつけたいベースカラーレイヤーの上にクリッピングマスクのレイヤーを作成
- 合成モードを「乗算」に設定
- ベースカラーより少し暗い色(青みがかった暗色が自然)を選択
- 光源を意識して、影になる部分をソフトブラシでなじませながら塗ります
- ハイライトも同様に、合成モード「加算」または「スクリーン」で明るい色を乗せます
作品の書き出し(保存・共有)
書き出し形式の選び方
- 上部ツールバーの「スパナ(設定)アイコン」をタップします
- 「共有」をタップします
- 書き出し形式を選択します
| 形式 | 特徴 | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| Procreate(.procreate) | レイヤー保持・全情報保存 | バックアップ・後から編集 |
| PNG | 透過対応・高品質 | SNS投稿・透過画像 |
| JPEG | ファイルサイズ小・透過なし | ウェブ・メール添付 |
| PSD(Photoshop) | レイヤー保持・Adobe連携 | Photoshopでの追加編集 |
| 印刷用・高解像度 | プリント・入稿 | |
| アニメーションGIF | アニメーション書き出し | ループアニメ・ステッカー |

よくある質問(FAQ)
Q1. Apple Pencilがなくてもお絵描きできますか?
指でも描けますが、筆圧感知・細かい線・傾き感知などの機能はApple Pencil専用です。サードパーティのスタイラスでも基本的な描画は可能ですが、Procreateの真価を発揮するにはApple Pencilを強くおすすめします。iPad miniには第1世代、iPad Air / iPad Proには第2世代Apple Pencilが接続できます(世代と機種の対応を確認してから購入してください)。
Q2. 描いた線が震えて、きれいな直線が描けません
Procreateのブラシ設定の「StreamLine(滑らか化)」を上げることで、手ブレを自動補正してくれます。ブラシライブラリでブラシをタップして設定画面を開き、「StreamLine」の値を50〜80%に上げてみてください。また、QuickShape機能(線を引いた後に離さず待つ)で直線・円を自動補正することもできます。
Q3. アンドゥ(元に戻す)を連続して使いたいのですが、2本指タップだと一個ずつしか戻せません
2本指でタップしたまま長押しすると、連続アンドゥが有効になり、押している間どんどん前の状態に戻れます。やり直し(リドゥ)は3本指長押しで連続リドゥができます。これを知っておくだけで作業効率が大幅に上がります。
Q4. 保存したはずのデータが消えてしまいました
Procreateはリアルタイム自動保存のため、通常は描いた内容が失われることはありません。ギャラリーに作品が見当たらない場合、左上のメニューから「スタック(フォルダ)」の中に入っていないか確認してください。また、iCloudバックアップが有効であれば、設定→Apple ID→iCloud→バックアップから確認・復元できます。
Q5. 色の選び方がわかりません。きれいな配色にするコツはありますか?
初心者のうちはProcreate内蔵のパレット機能を活用しましょう。カラーパネルの「パレット」タブに既成のカラーパレットが用意されています。また、「Adobe Color(無料)」などのウェブサービスでおしゃれなパレットを検索して、HEXコードをProcreateに入力する方法もおすすめです。最初は3〜4色に絞った配色から始めると失敗しにくくなります。
まとめ
Procreateはシンプルな画面構成ながら、プロのイラストレーターも使う高機能なアプリです。最初は慣れない操作でも、基本を押さえれば確実にレベルアップできます。
本記事のポイントをまとめます。
- ProcreateはiPad専用・買い切り型(約1,220円)のデジタルペイントアプリ
- 2本指タップでアンドゥ、3本指タップでリドゥの基本ジェスチャーを最初に覚える
- ブラシはスケッチ(6B)・インキング(テクニカルペン)・ソフトブラシから始めると扱いやすい
- 下書き→線画→ベース塗り→影/ハイライトの順にレイヤーを分けて描くのが基本
- クリッピングマスクを使うと、はみ出しを気にせず塗れる
- 完成した作品はPNGで書き出してSNSに投稿できる
まずは30分でもお絵描きを楽しんでみてください。最初は思い通りに描けなくても、繰り返す中で確実に上達していきます。本記事の手順を参考に、Procreateでのデジタルイラストライフをスタートしましょう。
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