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「iPhone 13 ProやiPhone 16 Proを使っているのに、画面のスクロールが滑らかに感じない」「ProMotion(120Hz)ディスプレイのはずなのにカクつく」――そんなお悩みを抱えていませんか?
iPhoneのProMotionテクノロジーは、最大120Hzのリフレッシュレートで驚くほど滑らかな表示を実現する機能です。しかし、設定やiOSの仕様、バッテリー状態によっては、せっかくの120Hzが有効にならないケースが意外と多いのです。
この記事では、iPhoneのProMotion(120Hz)ディスプレイが有効にならない・滑らかにならない原因を徹底的に解説し、初心者でもすぐに実践できる具体的な対処法をステップ形式でご紹介します。
この記事でわかること
- ProMotion(120Hz)ディスプレイの仕組みと対応モデル一覧
- 120Hzが有効にならない・滑らかにならない7つの原因
- 低電力モード・フレームレート制限・Safari設定など見落としがちな落とし穴
- 今すぐ試せる具体的な対処法(ステップ形式で解説)
- 120Hzが有効かどうかを確認する方法
- よくある質問と回答(FAQ)
ProMotion(120Hz)ディスプレイとは?基本を理解しよう
リフレッシュレートとは
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に画面を書き換える回数のことです。単位はHz(ヘルツ)で表されます。
一般的なiPhone(iPhone 16やiPhone 15など無印モデル)は60Hzで動作しており、1秒間に60回画面を更新しています。一方、ProMotion対応モデルは最大120Hzで動作し、1秒間に120回も画面を更新するため、スクロールやアニメーションが格段に滑らかになります。
ProMotionテクノロジーの特徴
AppleのProMotionテクノロジーには、単に120Hzで表示するだけではない重要な特徴があります。
- 可変リフレッシュレート(10Hz〜120Hz):コンテンツに応じて自動的にリフレッシュレートを調整します。静止画面では10Hzまで下げてバッテリーを節約し、高速スクロール時には120Hzまで上げて滑らかさを確保します
- LTPO(Low-Temperature Polycrystalline Oxide)ディスプレイ技術:可変リフレッシュレートを実現するための有機ELバックプレーン技術で、効率的な電力管理を可能にしています
- Always-On Display(常時表示)対応:リフレッシュレートを1Hzまで下げることで、画面をつけたままでもバッテリー消費を最小限に抑えられます(iPhone 14 Pro以降)
ProMotion(120Hz)対応iPhoneモデル一覧
2026年3月現在、ProMotion(120Hz)ディスプレイを搭載しているiPhoneモデルは以下の通りです。
| モデル名 | 発売年 | リフレッシュレート | Always-On |
|---|---|---|---|
| iPhone 13 Pro / Pro Max | 2021年 | 10Hz〜120Hz | 非対応 |
| iPhone 14 Pro / Pro Max | 2022年 | 1Hz〜120Hz | 対応 |
| iPhone 15 Pro / Pro Max | 2023年 | 1Hz〜120Hz | 対応 |
| iPhone 16 Pro / Pro Max | 2024年 | 1Hz〜120Hz | 対応 |
| iPhone 17 / Air / Pro / Pro Max | 2025年 | 1Hz〜120Hz | 対応 |
注意:iPhone 16(無印)やiPhone 16 Plus、iPhone 17eなどのスタンダードモデル・廉価モデルはProMotionに非対応で、最大60Hzでの動作となります。まず自分のモデルがProMotion対応かどうかを確認しましょう。
ProMotion(120Hz)が有効にならない・滑らかにならない7つの原因
ProMotion対応iPhoneを使っているにもかかわらず、120Hzが有効にならない、または滑らかさを感じられない場合、以下の7つの原因が考えられます。
原因1:低電力モードがオンになっている
最も多い原因がこれです。iPhoneの低電力モード(Low Power Mode)がオンになっていると、ProMotionのリフレッシュレートが最大60Hzに制限されます。
低電力モードはバッテリー残量が20%を切ると自動的にオンになりますが、手動でオンにしている場合も同様です。低電力モード中は画面右上のバッテリーアイコンが黄色くなるので、一目で確認できます。
低電力モードがオンの状態では、120Hzを有効にする方法はありません。ProMotionの滑らかさを求めるなら、低電力モードをオフにする必要があります。
原因2:「フレームレートを制限」設定がオンになっている
iOSのアクセシビリティ設定には、「フレームレートを制限」というオプションがあります。この設定がオンになっていると、意図的にリフレッシュレートが60Hzに固定され、120Hzでの表示が無効になります。
この設定は「動きを減らす」オプションとは別の項目として存在しており、誤ってオンにしてしまったり、バッテリー節約のためにオンにしたことを忘れてしまうケースが多いです。
原因3:Safariのフレームレートが60Hzに制限されている
iOSには、Safariブラウザ専用のフレームレート制限設定が隠されています。「Prefer Page Rendering Updates near 60fps(ページレンダリングの更新を60fps付近に優先)」という開発者向けのフラグが有効になっていると、Safari内のスクロールやアニメーションが60Hz付近に制限されます。
この設定はiOSアップデート後に勝手にオンに戻ることが報告されており、「アップデートしたらSafariがカクカクになった」という症状の原因になっていることが非常に多いです。
原因4:アプリが120Hzに対応していない
すべてのアプリがProMotionの120Hzに対応しているわけではありません。特に古いアプリや、開発者が120Hz対応のコードを実装していないアプリでは、60Hzのまま動作します。
Appleの開発者向けドキュメントでは、アプリがProMotionの120Hzを活用するにはCADisplayLinkなどのAPIを適切に使用する必要があるとされています。対応していないアプリでは、iPhoneの設定に関係なく60Hzでの表示となります。
原因5:iPhoneが高温になっている
iPhoneの内部温度が高くなると、ハードウェア保護のためにリフレッシュレートが自動的に低下します。これはiOSのサーマルマネジメント(熱管理)機能によるもので、CPU負荷を下げて発熱を抑える目的があります。
以下のような状況でiPhoneが高温になりやすくなります。
- 直射日光の下での長時間使用
- 3Dゲームや動画編集など高負荷な作業
- 充電しながらの使用
- 気温が35度を超える環境での使用
原因6:iOSのバグ・ソフトウェアの不具合
iOSのアップデート直後やベータ版を使用している場合、ProMotionに関するバグが存在することがあります。実際に、iOS 18ではProMotionディスプレイのリフレッシュレートが多くの場面で80Hzに制限される不具合が報告されていました。
このような不具合は、後続のアップデートで修正されることがほとんどです。
原因7:フォーカスモードが低電力モードを自動有効化している
見落としがちな原因として、フォーカスモード(おやすみモード・集中モードなど)のフィルター設定があります。フォーカスモードには「フォーカスフィルター」という機能があり、特定のフォーカスが有効になったときに自動的に低電力モードをオンにする設定が可能です。
この設定がされていると、就寝時や仕事中などフォーカスモードが有効な間は、気づかないうちに低電力モードが有効になり、ProMotionが60Hzに制限されてしまいます。
ProMotion(120Hz)を有効にする対処法【ステップ形式】
ここからは、ProMotion(120Hz)が有効にならない場合の対処法を、優先度の高い順にステップ形式で解説します。
対処法1:低電力モードをオフにする
最も効果が高く、最初に確認すべき対処法です。
手順:
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「低電力モード」のスイッチを確認する
- スイッチが緑色(オン)になっていたら、タップしてオフ(グレー)にする
- 画面右上のバッテリーアイコンが黄色から白(または緑)に変わったことを確認する
対処法2:「フレームレートを制限」をオフにする
アクセシビリティ設定でフレームレートが制限されていないか確認しましょう。
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「動作」をタップ
- 「フレームレートを制限」のスイッチを確認する
- スイッチがオン(緑色)になっていたら、タップしてオフにする
この設定をオフにすると、iPhoneのProMotionディスプレイが120Hzで動作するようになります。
対処法3:Safariの120Hz制限を解除する
Safariブラウザで特にカクつきを感じる場合、隠された設定が原因の可能性があります。
手順(iOS 18以降):
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」をタップ
- アプリ一覧から「Safari」を探してタップ
- 画面を下にスクロールして「詳細」をタップ
- 「Feature Flags」をタップ
- 「Prefer Page Rendering Updates near 60fps」を探す
- このスイッチがオンになっていたら、オフにする
手順(iOS 17以前):
- 「設定」アプリを開く
- 「Safari」をタップ
- 画面を一番下までスクロールして「詳細」をタップ
- 「Experimental Features(実験的機能)」をタップ
- 「Prefer Page Rendering Updates near 60fps」をオフにする
対処法4:フォーカスモードの低電力モード連動を解除する
フォーカスモードが自動的に低電力モードをオンにしていないか確認しましょう。
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「集中モード」をタップ
- 使用しているフォーカスモード(例:「おやすみモード」「仕事」など)をタップ
- 「フォーカスフィルター」のセクションを確認する
- 「低電力モード」のフィルターが設定されていないか確認する
- 設定されていたら、そのフィルターを削除する
すべてのフォーカスモードを1つずつ確認してください。どのフォーカスモードに低電力モードのフィルターが設定されているか分からない場合は、すべてのフォーカスモードをチェックすることをおすすめします。
対処法5:iPhoneを再起動する
ソフトウェアの一時的な不具合が原因の場合、iPhoneを再起動することで解決することがあります。
通常の再起動手順(Face ID搭載モデル):
- サイドボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」が表示されたら、スライドして電源を切る
- 30秒ほど待ってから、サイドボタンを長押しして電源を入れる
強制再起動手順(フリーズしている場合):
- 音量を上げるボタンを押してすぐ離す
- 音量を下げるボタンを押してすぐ離す
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し
対処法6:iOSを最新バージョンにアップデートする
ProMotionに関するバグは、iOSのアップデートで修正されることがほとんどです。
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 利用可能なアップデートがあれば、「ダウンロードしてインストール」をタップ
- アップデート後、ProMotionの動作を確認する
対処法7:iPhoneを冷ましてから使用する
iPhoneが熱くなっている場合は、以下の方法で温度を下げてからProMotionの動作を確認しましょう。
- 直射日光を避け、涼しい場所に移動する
- ケースを一時的に外す(放熱を促進)
- 充電ケーブルを外す
- バックグラウンドのアプリを終了する
- 5〜10分ほど使用を控える
対処法8:すべての設定をリセットする
上記の対処法で解決しない場合は、すべての設定をリセットすることで改善する可能性があります。
手順:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「すべての設定をリセット」を選択
- パスコードを入力して確認
120Hzが有効かどうかを確認する方法
「対処法を試したけど、本当に120Hzで動いているの?」と不安に思う方もいるでしょう。120Hzが有効かどうかを確認する方法をご紹介します。
方法1:体感で確認する
最も簡単な方法は、「フレームレートを制限」を一度オンにして60Hzの状態を体験し、オフに戻して違いを確認する方法です。
- 「設定」→「アクセシビリティ」→「動作」→「フレームレートを制限」をオンにする
- ホーム画面でスクロールしてみる(60Hz状態)
- 「フレームレートを制限」をオフに戻す
- 再度スクロールして、滑らかさの違いを比べる
120Hzが正常に動作していれば、明らかに滑らかさが異なることを体感できます。
方法2:Webサイトで測定する
Safariで「UFO Test」(testufo.com)にアクセスすると、現在のリフレッシュレートを視覚的に確認できます。画面上部に表示される数値が「120fps」に近ければ、ProMotionが正常に動作しています。
方法3:開発者向けオプションで確認する
Xcodeを持っている方は、開発者向け設定からリフレッシュレートのオーバーレイを表示することも可能です。ただし、一般ユーザーにはWebサイトでの確認が手軽でおすすめです。
対処法の優先順位まとめ
効果が高く、簡単に試せる順番で対処法をまとめました。上から順番に試してください。
| 優先度 | 対処法 | 難易度 | 効果 |
|---|---|---|---|
| 1 | 低電力モードをオフにする | 簡単 | 非常に高い |
| 2 | 「フレームレートを制限」をオフにする | 簡単 | 非常に高い |
| 3 | Safariの60fps制限を解除する | やや難しい | 高い(Safari限定) |
| 4 | フォーカスモードの連動を解除する | 普通 | 高い |
| 5 | iPhoneを再起動する | 簡単 | 普通 |
| 6 | iOSを最新バージョンに更新する | 簡単 | 普通 |
| 7 | iPhoneを冷ましてから使用する | 簡単 | 状況による |
| 8 | すべての設定をリセットする | やや手間 | 高い |
ProMotion(120Hz)に関するよくある質問と注意点
ProMotion対応モデルと非対応モデルの見分け方
自分のiPhoneがProMotionに対応しているかどうかは、以下の方法で確認できます。
| 確認方法 | 手順 |
|---|---|
| モデル名で確認 | 「設定」→「一般」→「情報」→「機種名」を確認。「Pro」が付いていれば対応(iPhone 17では無印も対応) |
| 設定項目で確認 | 「設定」→「アクセシビリティ」→「動作」に「フレームレートを制限」の項目があれば対応 |
| Apple公式サイトで確認 | Apple公式のiPhone仕様比較ページで「ProMotionテクノロジー」の記載を確認 |
120HzはバッテリーにどのくらいS影響する?
ProMotionの可変リフレッシュレート技術のおかげで、120Hz表示によるバッテリーへの影響はそれほど大きくありません。常に120Hzで動作するのではなく、コンテンツに応じて10Hz〜120Hzの間で動的に調整されるため、バッテリー消費の増加は概ね5〜10%程度と言われています。
ただし、ゲームなど常に高フレームレートを必要とするアプリでは、バッテリー消費が増えることがあります。バッテリー持ちを重視する場合は、「フレームレートを制限」をオンにして60Hzに固定することも選択肢の一つです。
よくある質問(FAQ)
まとめ
iPhoneのProMotion(120Hz)ディスプレイが有効にならない・滑らかにならない場合の原因と対処法をまとめました。
対処法チェックリスト
- 低電力モードがオフになっているか確認する
- 「アクセシビリティ」→「動作」→「フレームレートを制限」がオフになっているか確認する
- Safariの「Prefer Page Rendering Updates near 60fps」がオフになっているか確認する
- フォーカスモードの低電力モード連動を確認する
- iPhoneを再起動する
- iOSを最新バージョンにアップデートする
- iPhoneが高温になっていないか確認する
- 改善しない場合はすべての設定をリセットする
ほとんどのケースでは、低電力モードのオフと「フレームレートを制限」のオフの2つの設定を確認するだけで解決します。特にSafariでのカクつきは、隠された「Prefer Page Rendering Updates near 60fps」設定が原因であることが非常に多いので、iOSアップデート後は必ずチェックしましょう。
ProMotion(120Hz)は、一度体験すると元には戻れないほど快適な機能です。正しい設定で、iPhoneの滑らかなディスプレイ体験をお楽しみください。
この記事が問題解決のお役に立てれば幸いです。他にもiPhoneのトラブルシューティング記事を多数公開していますので、ぜひご覧ください。
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