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MacでAirDropを使おうとしたら「相手のデバイスが表示されない」「iPhoneが見えない」「Macが相手に見えない」といった問題に悩んでいませんか?AirDropはとても便利な機能ですが、設定が少しでもズレると接続できなくなります。
本記事では、MacでAirDropの相手が表示されない原因をすべて洗い出し、確実に解決できる対処法を順番に解説します。Mac同士、Mac-iPhone間、どちらのケースにも対応しています。
この記事でわかること
- AirDropで相手が表示されない主な原因
- 受信側・送信側の設定確認方法
- BluetoothとWi-Fiのリセット手順
- macOSのAirDrop詳細設定の確認方法
- iPhone・iPad側の設定確認方法
- それでも直らない場合の上級者向け対処法
AirDropで相手が表示されない主な原因
原因① 受信設定が「連絡先のみ」または「受信しない」になっている
これが最も多い原因です。AirDropの受信設定が「受信しない」になっていると、他のデバイスから全く見えません。また「連絡先のみ」に設定されていると、連絡先に登録していない相手からは見えません。
原因② BluetoothまたはWi-Fiがオフになっている
AirDropはBluetoothとWi-Fiを同時に使用します。どちらか一方でもオフになっていると機能しません。「機内モード」がオンになっている場合も使えません。
原因③ 二つのデバイスが近くにない
AirDropの通信距離は約9m(30フィート)です。この距離を超えると相手が見えなくなります。また、壁や金属製の障害物があると距離が短くなります。
原因④ インターネット共有(ホットスポット)がオンになっている
Macまたは相手デバイスでインターネット共有(テザリング)がオンになっていると、AirDropが機能しないことがあります。
原因⑤ Do Not Disturb(おやすみモード)・集中モードがオン
集中モードや特定のフォーカス設定によって、AirDropの受信が制限される場合があります。
原因⑥ 同じApple IDでサインインしていない(連絡先のみ設定の場合)
「連絡先のみ」に設定している場合、相手の連絡先が自分のMacに登録されていて、かつその連絡先と同じApple IDでサインインしている必要があります。
原因⑦ macOSまたはiOSが古い
特に古いOSバージョンは新しいOSとのAirDrop互換性に問題が生じることがあります。
【対処法】AirDropで相手を表示させる方法
対処法① 受信設定を「全員」に変更する(Mac)
最初に確認すべき設定です。
- Finderを開く
- 左サイドバーの「AirDrop」をクリック
- ウィンドウ下部の「自分を検出可能にする対象」をクリック
- 「全員」を選択
または:
- コントロールセンター(メニューバー右側)を開く
- AirDropをクリック
- 「全員」を選択
対処法② 受信設定を「全員」に変更する(iPhone・iPad)
- 設定アプリを開く
- 「一般」→「AirDrop」をタップ
- 「全員(10分間)」または「全員」を選択
または、コントロールセンターから:
- 画面右上から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
- ネットワーク設定のパネルを長押し
- AirDropアイコンをタップ→「全員」を選択
対処法③ BluetoothとWi-Fiを一度オフ→オンにする(Mac)
- メニューバーのBluetoothアイコンをクリック→「Bluetoothをオフにする」
- 10秒待ってからWi-Fiも同様にオフにする
- Wi-Fi→オン、Bluetooth→オンの順に再起動
- AirDropを再試行
対処法④ インターネット共有をオフにする
Mac:システム設定→「一般」→「共有」→「インターネット共有」をオフ
iPhone:設定→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をオフ
対処法⑤ 集中モード・おやすみモードをオフにする
- Mac:メニューバーのコントロールセンター→「集中モード」→すべてオフ
- iPhone:コントロールセンターから集中モードをオフ
対処法⑥ MacのBluetoothをターミナルでリセットする
Bluetoothのシステムファイルをリセットする方法です。
- Finderで「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く
- 以下のコマンドを入力してEnter:
sudo pkill bluetoothd
- 管理者パスワードを入力
- Bluetoothがリセットされ、自動的に再起動する
- AirDropを再試行
対処法⑦ AirDropのネットワーク設定をリセットする
- システム設定→「一般」→「転送またはリセット」→「ネットワーク設定をリセット」
- 再起動後にBluetoothとWi-Fiを再設定
対処法⑧ macOSを最新版に更新する
- システム設定→「一般」→「ソフトウェアアップデート」
- 利用可能なアップデートをインストール
- 再起動後にAirDropを試す
対処法⑨ Macを再起動する
Appleメニュー→「再起動」で完全に再起動します。スリープからの復帰では解決しない場合があるため、必ず「再起動」を行ってください。
対処法⑩ SafariやFinderからAirDropを使う(代替方法)
コントロールセンターから見えない場合でも、Finderサイドバーの「AirDrop」を直接開くと認識されることがあります。
- Finderを新規ウィンドウで開く
- サイドバーの「AirDrop」をクリック
- 相手デバイスが表示されるか確認
macOSバージョン別のAirDropの注意点
| macOSバージョン | AirDropの特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| macOS 15 Sequoia | 最新・安定 | 「全員(10分間)」の仕様に注意 |
| macOS 14 Sonoma | 安定 | 特になし |
| macOS 13 Ventura | やや古い | 一部の新しいiOSとの互換性に注意 |
| macOS 12以前 | 古い | iOS 17以降の端末と互換性問題あり |
AirDropが「全員」に設定できない場合
macOS 13 Ventura以降では「全員」の設定が「全員(10分間)」に変更されました。10分後に自動的に「連絡先のみ」に戻るため、送信に時間がかかる場合は再度「全員」に設定し直す必要があります。
よくある質問(FAQ)
Q1. MacからiPhoneへはAirDropできるのにiPhoneからMacへはできません
送信側と受信側で設定が異なる可能性があります。Mac側の「受信設定」を「全員」にして、かつFinder内のAirDropウィンドウを開いておくと認識されやすくなります。
Q2. 同じWi-Fiに接続していないとAirDropは使えませんか?
AirDropはWi-Fiが有効であれば同じネットワークに接続していなくても使えます。ただし両方でWi-Fiがオンになっている必要があります。
Q3. AirDropが遅い・途中でキャンセルされます
デバイスを近づけて距離を縮める、大きなファイルは分割して転送する、または一時的にWi-Fiを5GHz帯に変更することで速度が改善する場合があります。
Q4. 古いMacでAirDropが使えますか?
AirDropはOS X Lionおよび2012年以降のMacで対応しています。ただし古いMacではiOS 7以降のiPhoneとの接続に問題が出ることがあります。
Q5. VPNを使っているとAirDropが使えませんか?
VPNがオンの状態だとAirDropが機能しないことがあります。AirDrop使用時はVPNを一時的にオフにしてお試しください。
まとめ
MacでAirDropの相手が表示されない問題の解決方法をまとめました。
- 最初に「受信設定→全員」を確認(最多原因)
- BluetoothとWi-Fiを再起動して接続をリセット
- インターネット共有・集中モードをオフに
- ターミナルでBluetoothデーモンをリセット
- macOSを最新版に更新
- それでもダメならMacを再起動
ほとんどのケースは受信設定の確認とBluetoothの再起動で解決します。この記事が参考になれば幸いです。
AirDropが使えない状況別チェックリスト
状況に応じた確認事項を一覧でまとめました。該当する項目から順番に試してください。
【ケース1】Mac同士でAirDropできない場合
- □ 両方のMacで「AirDrop → 全員」に設定されているか
- □ 両方でBluetoothとWi-Fiがオンになっているか
- □ 両方のMacが同じmacOSバージョン(またはそれに近い)か
- □ インターネット共有がオフになっているか
- □ ファイアウォールの設定でAirDropがブロックされていないか
- □ Finderのサイドバーに「AirDrop」が表示されているか
【ケース2】MacからiPhoneへAirDropできない場合
- □ iPhone側のAirDrop受信設定が「全員」になっているか
- □ iPhoneの画面がオンになっているか(スリープ中は検出されにくい)
- □ iPhoneがロックされていないか
- □ iPhone側のBluetooth・Wi-Fiがオンか
- □ iPhoneのフォーカスモード(集中モード)がオフか
- □ iPhoneとMacが10m以内にあるか
【ケース3】iPhoneからMacへAirDropできない場合
- □ MacのAirDrop受信設定が「全員」になっているか
- □ MacのFinderウィンドウを開いてAirDropを表示しているか
- □ Macがスリープやスクリーンセーバーモードでないか
- □ Mac側のファイアウォールがAirDropをブロックしていないか
MacのファイアウォールでAirDropがブロックされていないか確認する
Macのファイアウォール設定が有効になっている場合、AirDropの通信がブロックされることがあります。
- システム設定→「ネットワーク」→「ファイアウォール」を開く
- ファイアウォールが「オン」になっている場合は「オプション」をクリック
- 「すべての着信接続をブロック」がオンになっていないか確認
- オンになっている場合はオフにするか、AirDropを許可リストに追加
AirDropの代替手段として使える方法
AirDropがどうしても使えない場合は、以下の代替手段でファイルを転送できます。
① iCloud Drive経由での共有
同じApple IDでサインインしているデバイス間ならiCloud Driveを使ってファイルを同期できます。特に大容量ファイルに向いています。
② メッセージアプリ(iMessage)経由
写真や動画、ドキュメントをiMessageで直接送ることができます。Wi-Fi環境であれば高速に転送できます。
③ Google Drive・Dropboxなどのクラウドサービス
Apple以外のデバイスとのやり取りにも対応できるため、汎用性が高い方法です。
④ USB/Type-Cケーブルで有線転送
MacとiPhoneをLightningまたはUSB-Cケーブルで接続し、Finderからファイルを転送する方法です。最も確実で高速です。
AirDrop接続が不安定なときに試す上級者向け設定
mDNSResponder(Bonjourサービス)を再起動する
AirDropはmDNS(Bonjour)プロトコルを使ってデバイスを検出します。このサービスが不安定な場合、ターミナルで再起動できます。
sudo killall -HUP mDNSResponder
このコマンドを実行後、AirDropの検出が改善することがあります。
NVRAM/PRAMをリセットする(Intelチップ搭載Mac)
Apple Silicon(M1/M2/M3)搭載Macでは不要ですが、Intelチップ搭載の古いMacで試せます。
- Macをシャットダウン
- 起動時に「Option + Command + P + R」を同時押し
- 起動音が2回鳴ったらキーを離す
- Mac起動後にAirDropを試す
企業・学校ネットワークでAirDropが使えない理由
企業や学校のWi-Fiネットワーク(管理されたネットワーク)では、MDM(モバイルデバイス管理)によってAirDropが制限されていることがあります。この場合、個人では設定を変更できないため、IT管理者に相談する必要があります。
また、企業のWi-Fiルーターで「クライアント分離(AP Isolation)」が有効になっている場合も、同一ネットワーク上のデバイス間通信がブロックされます。この場合はモバイルデータ通信(Wi-Fiを一時的にオフ)に切り替えてからAirDropを試すと機能することがあります。
AirDrop問題解決フローチャート
| 確認事項 | 問題あり→対処法 | 問題なし→次へ |
|---|---|---|
| 受信設定が「全員」か | 「全員」に変更 | 次の確認へ |
| Bluetooth・Wi-FiがONか | 両方オンにする | 次の確認へ |
| 10m以内にいるか | デバイスを近づける | 次の確認へ |
| インターネット共有がOFFか | 共有をオフにする | 次の確認へ |
| 集中モードがOFFか | 集中モードをオフ | 次の確認へ |
| 再起動したか | Macと相手デバイスを再起動 | 次の確認へ |
| macOSが最新か | アップデートを適用 | Appleサポートへ相談 |
AirDropを快適に使うための日頃の設定Tips
AirDropを常に快適に使うために、普段から意識しておくと便利な設定をご紹介します。
- 受信設定を「連絡先のみ」に戻す習慣をつける:「全員」のままにしておくとセキュリティ上のリスクがあります。使い終わったら「連絡先のみ」に戻しましょう。
- Finderのサイドバーに「AirDrop」を表示させておく:Finder→「設定」→「サイドバー」→「AirDrop」にチェックを入れると、すぐアクセスできます。
- macOSは常に最新版を維持する:Apple SiliconのM系チップMacはOSのアップデートでBluetooth・Wi-Fiの安定性が大幅に改善されることがあります。
- 受け取る前に相手に「送っていいですか?」と声をかける:AirDropは知らない人からファイルが届くことを防ぐため、「連絡先のみ」または「受信しない」が基本設定です。
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