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スマートホームハブは本当に必要?不要なケースも解説【2025-2026年最新版】

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スマートホームハブは本当に必要?不要なケースも解説

「スマートホームを始めたいけど、ハブって必ず買わないといけないの?」 そんな疑問を持つ方は多いでしょう。結論から言えば、ハブが必要かどうかは「何をしたいか」で決まります。赤外線リモコンで動くエアコンやテレビをスマホで操作したいなら必須ですが、Wi-Fi対応のスマート電球を1個使うだけなら不要です。

本記事では、スマートホームハブの基本的な役割から、2025〜2026年の最新製品比較、話題のMatter規格の影響、そして木造戸建て・鉄骨マンションそれぞれの設置ポイントまで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。


スマートホームハブとは何か?基本を理解しよう

ハブは「通訳者」のような存在

スマートホームハブとは、家庭内のさまざまなスマート機器と、スマートフォンや音声アシスタント(Alexa、Google アシスタント、Siri)を**つなぐ「橋渡し役」**です。

その働きは、インターネットと家庭内Wi-Fiをつなぐ「Wi-Fiルーター」に似ています。各スマートデバイスから送られた信号を一度ハブで受け取り、適切な形に変換して他のデバイスやネットワークへ転送します。ハブはWi-Fiなどの通信と、Zigbee(ジグビー)やBluetooth、Thread(スレッド)といった近距離無線通信との橋渡しを行い、異なる規格の機器同士を連携させるのです。

たとえば、エアコンやテレビは赤外線リモコンで操作しますが、スマートフォンは赤外線を出せません。ここでハブが「通訳者」として間に入り、スマホからの指示を赤外線信号に変換してエアコンに届けてくれます。

また、Zigbee(ジグビー)やThread(スレッド)といったスマートホーム専用の通信規格を使う機器は、Wi-Fiとは直接通信できません。これらの機器を使う場合も、ハブが必要になります。

ハブがある場合とない場合の違い

機能 ハブなし ハブあり
Wi-Fi対応スマート電球の操作
赤外線家電(エアコン等)のスマホ操作
外出先からの遠隔操作 △(Wi-Fi製品のみ)
「アレクサ、エアコンつけて」 (赤外線家電)
温度センサー連動の自動化
複数デバイスの一括操作
異なるメーカー製品の連携

ポイント:Wi-Fi対応のスマート電球やスマートプラグだけなら、それぞれのメーカーアプリで操作できるためハブは不要です。しかし、「今ある家電をそのままスマート化したい」「複数機器を連携させたい」場合は、ハブが大活躍します。

ハブを介してスマート電球やセンサーを自宅のWi-Fiネットワークに繋げておけば、外出先からスマートフォンで照明やエアコンを操作することが可能になります。ハブがインターネット経由の中継を担うことで、自宅にいなくても機器の遠隔操作やモニタリングができるようになるわけです。

ハブ内部の仕組み:プロトコル変換器として機能

ハブ内部には多彩な無線通信モジュールが搭載され、プロトコル変換器のような役割を果たします。例えばZigbeeやZ-Wave、Bluetooth Low Energyなどで動作するデバイスの信号を受け取り、ハブ内でWi-Fi経由でクラウドやスマホに届ける、という具合です。

最近では新標準規格「Matter」にも対応したハブが登場しており、Matter採用のThreadネットワークにも対応するものがあります。Matter対応ハブでは、家庭内のThread機器とインターネットをつなぐ「Threadボーダールーター(橋渡し役)」機能を備えており、Amazon Echo(第4世代)やAppleのHomePod mini、Apple TV 4K(第2世代)などがその例です。これらはハブを兼ねることで、新旧様々なスマートホーム機器をまとめて制御できるよう工夫されています。


ハブが必要になるスマート家電の代表例

すべてのスマート家電がハブを必要とするわけではありませんが、ハブが不可欠な製品カテゴリも存在します。以下に主なスマート家電と、その通信方式・ハブ必要性をまとめます。

スマート照明(電球・照明)

通信方式: Zigbee/Bluetoothが多い。一部Wi-Fi製品もあり
ハブ必要性: Zigbee方式の代表例としてPhilips Hueは専用ハブ(Hueブリッジ)を必要とします。Hueブリッジ1台で最大50個のランプを統合制御できます。

一方、Wi-Fi接続の電球(例: TP-LinkやMeross製など)はハブ不要で、直接Wi-Fiルーターに接続しスマホや音声アシスタントで操作可能です。ただしBluetooth接続のみの電球の場合、遠隔操作やタイマー設定にはBluetooth信号をインターネットに橋渡しするハブやスマートスピーカーが必要になります。

スマートロック(電子錠)

通信方式: Bluetooth、Zigbee、独自無線など
ハブ必要性: Bluetooth型のスマートロックはハブ(ブリッジ)併用が前提のものが多いです。例えば後付け型スマートロックでは、単体でもスマホとBluetooth連携できますが、家の外から操作したり音声アシスタントと連携したりするにはハブが必要になるケースが一般的です(SwitchBotロック+HubやSESAMEロック+専用Wi-Fiハブなど)。

Zigbee対応のロック(例: 一部のスマートロックPro製品)は、やはりハブ経由でスマートホームに組み込む設計です。一方、最初からWi-Fi搭載のスマートロック(例: August Wi-Fi Smart Lockなど)はハブ不要で直接クラウド連携しますが、価格が高めです。

スマートセンサー類(温湿度、ドア開閉、人感など)

通信方式: Zigbee、Bluetooth、Sub-1GHz (独自)、Wi-Fi(ごく一部)
ハブ必要性: 電池駆動の小型センサーは省電力の近距離無線を使うため、ほとんどがハブ必須です。

例えばAqara社の人感センサーやドアセンサーは、利用時にAqaraハブが必要となります。MOES社のガス漏れセンサも専用ハブなしでは動作しません。これらはZigbee通信を採用し、ハブと常時通信する設計だからです。一方、Wi-Fi直結のセンサーも一部ありますが、電池消耗が激しく実用上少数です。基本的にセンサー類=ハブとセットと考えたほうがよいでしょう。

家電リモコン(スマートリモコン)

通信方式: Wi-Fi(ハブ自体)+ 赤外線(IR)出力
ハブ必要性: エアコンやテレビなど赤外線リモコン家電をスマホで操作するには、IR信号をネット経由で中継するスマートリモコン(ハブ装置)が必要です。

例えばNature RemoやSwitchBotハブミニがこの役割を果たします。スマホ→Wi-Fi→ハブから赤外線という流れで、複数のリモコン信号を一台に集約できます。この種のデバイス自体がスマートホームハブの一形態と言え、単体で赤外線家電をネットワーク接続する”プチハブ”として機能します。

スマートスピーカー

通信方式: Wi-Fi(インターネット接続)+一部はZigbee/Thread搭載
ハブ必要性: スマートスピーカー(Amazon EchoやGoogle Nest、Apple HomePodなど)は、基本的に自らがハブとして機能します。

例えばAmazon Echoシリーズの上位モデルはZigbeeハブ内蔵で、追加機器なしに対応スマートデバイスを直接つなげられます。Echo Plusや第4世代Echoは「ハブ内蔵スマートスピーカー」の代表例で、「Alexa, デバイスを探して」と話しかけるだけでZigbee機器を自動検出・セットアップしてくれます。

Google Nest HubはZigbeeは内蔵しませんが、Matter/Thread対応により同様の連携を図れるようになってきています(Nest Hub第2世代はThreadボーダールーター機能を搭載)。AppleのHomePodもHomeKitハブとして機能し、BluetoothやThread接続のアクセサリを中継して遠隔操作を可能にします。つまり主要スマートスピーカーは音声アシスタント兼スマートホームハブの役割を担っているのです。


Alexa・Google Home・Apple HomeKitとハブの関係

主要プラットフォームとハブの関係性についても押さえておきましょう。Amazon Alexa(Echoシリーズ)やGoogle Home/Nest、Apple HomeKitはいずれも、異なるメーカーのスマート機器を一つにまとめて操作する統合プラットフォームです。それぞれハブとの関係が若干異なるので順に解説します。

Amazon Alexa

Alexa対応のEcho端末は、前述の通り一部がハブ機能内蔵です。Echo PlusやEcho第4世代などはZigbeeハブを内蔵しており、Philips Hueの電球やセンサーなどZigbee機器を直接接続できます。その場合、追加のブリッジ(Hueブリッジ等)を買わずにAlexaアプリから操作でき便利です。

一方、Zigbee非対応のEcho Dotなどでは、HueブリッジやSmartThingsハブなど別途ハブを用意し、そのハブをAlexaにスキル連携させて使う形になります。Alexa自体はクラウドプラットフォームなので、Wi-Fi経由で繋がるデバイス(スマートプラグやカメラ等)であればハブなしでも音声操作可能です。つまりAlexa環境では**「Wi-Fi機器は直接、Zigbee機器はEcho内蔵ハブか別ハブ経由」**という二通りの接続パターンがあります。

Google Home/Nest

Googleのスマートホームは基本的にWi-Fiやクラウド連携が中心で、専用ハブは不要なケースが多いです。例えばChromecastやNest製デバイス、TP-LinkやSwitchBotのWi-Fi機器はGoogle Homeアプリに直接追加できます。

ただし、Googleも次世代規格Matterに注力しており、Nest Hub(第2世代)やNest Wifi ProルーターがThread対応してハブ的な役割を果たすようになりました。Thread対応デバイス(Nanoleafの照明など)をGoogle Homeに組み込む際、Nest HubがThreadボーダールーターとして働いて接続を中継します。またGoogle Homeはサードパーティハブとの連携も可能で、HueブリッジやSwitchBotハブのデバイスをGoogleアシスタントから操作できます。総じてGoogleの場合、「基本はハブレス、ただし他社ハブやMatterで拡張」というスタンスです。

Apple HomeKit

Appleのスマートホームでは**「ホームハブ」という考え方があり、対応デバイスを統合・自動化するには常時稼働のハブが必要です**。具体的にはApple TVやHomePod、iPad(常置時)がホームハブになり得ます。

HomeKit対応アクセサリは原則としてiPhoneなどと直接Bluetooth/Wi-Fi接続できますが、遠隔操作やホーム共有、自動化シーン実行のためにはホームハブの設定が必須です。例えば、Bluetooth接続の照明を外出先から操作するには、自宅に置いたApple TV/HomePodがそのBluetooth信号をネット中継する必要があります。

またホームハブがあれば、決まった時間に照明とエアコンをまとめてONにするような自動ルール(オートメーション)も実行されます。HomePod miniやApple TV 4K(第2世代)はThread対応ハブとしても機能し、Matter対応デバイスの受け皿になります。Apple HomeKitではセキュリティとローカル制御が重視されており、ホームハブを通じてデバイス間通信が暗号化・認証される仕組みです。

まとめ:プラットフォームとハブの関係

各プラットフォームとも自前でハブ機能を内包しつつ、必要に応じて専用ハブ機器を受け入れる設計になっています。AlexaやGoogleは比較的ハブなしでも始めやすく、後からデバイスが増えた際にブリッジやハブを追加する柔軟性があります。Appleは最初にホームハブを用意しておくと遠隔からもスムーズに利用できるでしょう。

いずれの場合も、Matter対応が進むことで将来的には異なるメーカーの機器同士も直接やり取りできるようになる見込みです。ただしMatterでもThreadネットワークをインターネットに繋ぐ役割としてのハブ(Threadボーダールーター)は依然必要であり、今後もスマートスピーカー等がその役割を担っていくと考えられます。


主要スマートホームハブ製品を徹底比較【2024-2025年最新】

日本で購入できる主なスマートホームハブを、用途別に整理しました。

スマートスピーカー型(音声操作が主目的)

Google Nest Hub(第2世代)

  • 価格:11,000円(税込)※セール時は5,000〜7,000円台も
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、Bluetooth、Thread、Matter
  • 特徴:7インチディスプレイ付きで、YouTubeやNetflixの視聴も可能。睡眠モニター機能搭載。フォトフレームとしても使える
  • メリット:Googleカレンダーやマップとの連携が優秀。Androidユーザーに最適
  • デメリット:カメラ非搭載のためビデオ通話不可。2021年発売のまま後継機未発表
  • おすすめユーザー:Androidスマホ利用者、Googleサービス愛用者

Amazon Echo Show 8(第3世代・2024年発売)

  • 価格:22,980円(税込)※セール時18,000円台
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、Bluetooth、Zigbeeハブ内蔵、Matter、Thread対応
  • 特徴:8インチHDディスプレイ、13メガピクセルカメラ、空間オーディオ対応
  • メリット:スマートホームハブ機能内蔵でZigbee機器も直接接続可能。ビデオ通話対応
  • デメリット:前世代より大幅値上げ
  • おすすめユーザー:Amazon Prime会員、Alexa中心の環境を構築したい方

Amazon Echo Hub

  • 価格:25,980円(税込)
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、Bluetooth、Zigbee、Thread、Matter
  • 特徴壁掛け専用のスマートホームコントロールパネル。8インチ画面でウィジェット管理
  • メリット:スマートホーム操作に特化した設計。近接センサーで近づくと自動起動
  • デメリット:壁掛け設置が前提(卓上スタンド未発売)。上級者向け
  • おすすめユーザー:本格的なスマートホーム環境を構築したい方

Apple HomePod mini

  • 価格:14,800円(税込)
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、Bluetooth、Thread(Matter対応)
  • 特徴:コンパクトながら360度の高音質オーディオ。温度・湿度センサー内蔵
  • メリット:iPhoneとの連携が抜群。Thread Border Routerとして機能しMatter製品を統合管理
  • デメリット:Apple製品以外との連携に制限あり。ディスプレイなし
  • おすすめユーザー:iPhone/iPad/Macユーザー、Apple HomeKit中心の環境

スマートリモコン型(赤外線家電のスマート化が主目的)

SwitchBot Hub 2

  • 価格:8,980円(税込)※価格.com最安7,780円
  • 対応プロトコル:Wi-Fi(2.4GHz)、赤外線、Bluetooth、Matter対応
  • 特徴温度・湿度・照度センサー内蔵、物理ボタン2つ付き、赤外線送信範囲がハブミニの2倍
  • メリット:センサー内蔵でこれ1台で温度連動の自動化が可能。Matter対応でApple HomeKitからも操作可能
  • デメリット:人感センサーは別売り
  • 対応家電:4877社以上の赤外線家電をプリセットで対応
  • おすすめユーザー迷ったらこれ! コスパと機能のバランスが最も優れた定番モデル

SwitchBot ハブミニ(Matter対応版)

  • 価格:5,980円(税込)※価格.com最安4,750円
  • 対応プロトコル:Wi-Fi(2.4GHz)、赤外線、Bluetooth、Matter
  • 特徴:コンパクト(65×65×20mm)、USB-C給電
  • メリット5,000円台でMatter対応の最安クラス。設置が簡単
  • デメリット:温湿度センサーなし(別売りケーブルで対応可能)
  • おすすめユーザー:予算を抑えたい初心者、まず試してみたい方

SwitchBot ハブ3(2025年5月発売)

  • 価格:16,980円(税込)
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、赤外線、Bluetooth、Matter、Thread対応
  • 特徴:2.4インチディスプレイ、人感センサー内蔵、物理ボタン5つ+ダイヤル
  • メリット:人の動きをトリガーにした自動化が可能。Fire TVなどBluetooth機器も対応
  • デメリット:Hub 2の約2倍の価格、本体が大型化
  • おすすめユーザー:最新機能をフル活用したい上級者

Nature Remo Lapis(2024年発売)

  • 価格:7,980円(税込)
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、赤外線、Bluetooth LE、Matter対応(ver1.2)
  • 特徴日本メーカー(Nature社)製。節電機能搭載、グッドデザイン賞2024受賞
  • メリット:日本の家電メーカーに最適化されたプリセット。節電制御機能付き
  • デメリット:人感・照度センサーなし
  • おすすめユーザー:日本製にこだわりたい方、デザイン重視の方

Nature Remo 3

  • 価格:9,980円(税込)
  • 対応プロトコル:Wi-Fi(2.4GHz)、赤外線、Bluetooth LE
  • 特徴温度・湿度・人感・照度の4センサー搭載(最多)
  • メリット:センサーが豊富で自動化の幅が広い。防犯・見守り向け機能充実
  • デメリットMatter非対応
  • おすすめユーザー:センサーを活用した高度な自動化を求める方

Nature Remo nano

  • 価格:4,980円(税込)
  • 対応プロトコル:Wi-Fi、赤外線、Matter対応(ver1.0)
  • 特徴:Nature Remoシリーズ最安のエントリーモデル
  • メリット:5,000円以下でMatter対応。Amazon簡単セットアップ対応
  • デメリット:センサーなし、Matter経由は最大3台まで
  • おすすめユーザー:とにかく安く始めたい方

専用ハブ型(特定エコシステム向け)

Philips Hue ブリッジ

  • 価格:約9,600円(税込)
  • 対応プロトコル:Zigbee
  • 特徴:照明特化ハブ。Philips Hue電球専用だが安定性抜群で50台まで接続可能
  • メリット:家中の照明を一括コントロール。シーン設定が豊富
  • デメリット:Hue製品以外は基本的に使えない
  • おすすめユーザー:家中の照明を全てPhilips Hueで統一したい人に

Aqara Hub M2/M1S

  • 価格:約8,000〜10,000円
  • 対応プロトコル:Zigbee
  • 特徴:多機能Zigbeeハブ。Aqara製センサー・デバイス用。赤外線リモコン機能や防犯アラーム機能も装備
  • メリット:HomeKitやAlexaからも操作可能。センサー中心に安全・安心を強化
  • デメリット:Aqara製品に依存
  • おすすめユーザー:センサー中心に安全・安心を強化したい人に

製品選びのポイント早見表

用途 おすすめ製品 価格帯
初めてのスマートホーム SwitchBot ハブミニ Matter対応 約6,000円
バランス重視の定番 SwitchBot Hub 2 約9,000円
Apple製品ユーザー HomePod mini 約15,000円
Alexaユーザー Echo Show 8(第3世代) 約23,000円
Googleユーザー Google Nest Hub(第2世代) 約11,000円
日本製品にこだわる Nature Remo Lapis 約8,000円
照明統一管理 Philips Hue ブリッジ 約10,000円

Matter/Thread規格でハブは不要になる?

Matterとは「スマートホームの共通言語」

**Matter(マター)**は、2022年に正式リリースされたスマートホーム機器の国際標準規格です。Amazon、Apple、Google、Samsungなど550社以上が参加しています。

これまでスマートホーム機器は、メーカーやプラットフォームごとに異なる規格を使っていたため、「A社のデバイスはB社のアプリで動かない」という問題がありました。Matterはこの「バラバラな規格」を統一し、どのメーカーの製品でも相互に連携できる世界を目指しています。

Matterのメリット

  • 1つのアプリで全デバイスを操作可能
  • 「Matter対応」ロゴがあれば確実に連携できる
  • ローカル制御対応:インターネットが切れても家庭内で動作
  • 設定が1回で済む(各プラットフォームで別々の設定不要)

ThreadはMatterの「足回り」

**Thread(スレッド)**は、スマートホーム機器専用の低消費電力ワイヤレス通信規格です。電池駆動のセンサーが数年間動作できるほど省エネで、デバイス同士がバケツリレーのように通信を中継する「メッシュネットワーク」を構築します。

Thread機器を使うには、**Thread Border Router(ボーダールーター)**という「通訳者」が必要です。これはHomePod mini、Google Nest Hub(第2世代)、Amazon Echo(第4世代)などに内蔵されています。Threadボーダールーターは、Thread機器の低消費電力メッシュネットワークと、インターネットを橋渡しする役割を担います。

結局ハブは必要なの?

状況 ハブの必要性
Wi-Fi直結のMatter製品のみ使用 スマートスピーカーで代用可能
Thread製品を使いたい Thread Border Router必須(HomePod miniやNest Hubで対応可)
既存の赤外線家電をスマート化 スマートリモコン必須(SwitchBot Hub 2等)
既存のZigbee/Bluetooth製品を活かしたい ブリッジ機能付きハブ必須
外出先からリモート操作したい コントローラー/ハブ必須

結論:Matter/Thread時代でも、ハブが完全に不要になるわけではありません。ただし、「各メーカー専用ハブを複数購入する」時代は終わりつつあり、1台の汎用ハブで多くのデバイスを統合管理できるようになっています。


ハブが必要なケースを具体的に解説

ケース1:赤外線家電をスマート化したい

必要度:★★★★★(ほぼ必須)

日本の家庭にあるエアコン、テレビ、シーリングライト、扇風機などの多くは赤外線リモコンで操作します。これらをスマホや音声で操作するには、スマートリモコン機能付きハブが必須です。

できるようになること

  • 帰宅前にスマホでエアコンをON
  • 「アレクサ、テレビをつけて」で音声操作
  • 室温28度超えで自動的にエアコン起動
  • 「おやすみ」の一言で照明・テレビ・エアコンを一括OFF

ケース2:複数エコシステムを統合したい

必要度:★★★★★

家族でiPhone(Apple)とAndroid(Google)の両方を使っている場合や、AlexaとGoogle Homeを両方活用したい場合、Matter対応ハブがあれば異なるプラットフォームを橋渡しできます。

たとえば、SwitchBot Hub 2はMatter対応なので、iPhoneの「ホーム」アプリからもAlexaアプリからも、同じSwitchBot製品を操作できます。

ケース3:センサー連動の自動化を組みたい

必要度:★★★★☆

  • 人感センサーが反応 → 照明ON → 5分後自動OFF
  • 温度26度超え → エアコンON → 24度になったら停止
  • 玄関の開閉センサーが反応 → 「おかえりなさい」と照明・エアコン一括ON

このような「トリガー → アクション」の自動化を実現するには、センサーとハブの連携が必要です。Nature Remo 3やSwitchBot Hub 2/3のようなセンサー内蔵モデルなら、1台で温度連動の自動化が組めます。

ケース4:多数のデバイスを統合管理したい

必要度:★★★★☆

例えば家中に10個以上の照明やセンサーがある場合、それぞれのメーカーアプリで管理するのは非現実的です。Philips Hueブリッジのように最大50台まで接続できるハブなら、一つのアプリで全ての照明を一元管理できます。

また、異なるメーカーの機器を連携させる(照明がついたら防犯カメラ録画開始、など)高度なオートメーションは、共通のハブやプラットフォームがないと実現困難です。


「ハブ不要」で運用できるケースは?

スマートホームハブは便利な一方で、必ずしも全家庭に絶対必要というものではありません。少数のデバイスだけを使う場合や、すべてWi-Fi接続の機器で揃えた場合など、ハブ無しでも十分機能するケースがあります。

ケース1:Wi-Fi機器だけで完結している家庭

不要度:★★★★★

例えばスマートプラグで照明をオンオフする、ネット対応エアコンをスマホ操作するといった用途なら、Wi-Fi内蔵デバイスだけで成立します。各機器は直接自宅のWi-Fiルーターに繋がり、スマホアプリやクラウド経由の音声サービスで制御できるため、追加のハブが無くても問題ありません。

実際、「まずはコンセントと電球だけスマート化したい」という程度ならハブなしで始める人も多いです。小規模にスマートホームを始めたいならハブは最初は買わなくても大丈夫といえるでしょう。

ケース2:音声アシスタントがハブ代わりになる場合

不要度:★★★★☆

前述したように、Amazon EchoやGoogle Nest Hubなどは簡易ハブの役割を果たします。例えばEchoに話しかけて家電を操作する場合、Echo自体がクラウドとやり取りして各デバイスに指示を出します。スマートスピーカー + Wi-Fi家電の構成であれば別途ハブを設置せずとも音声操作・遠隔操作が可能です。

さらにEcho第4世代のようにZigbee対応モデルを選べば、それだけでZigbee電球も直接つながるので、Hueブリッジさえ不要になります。このように**「スマートスピーカー=ハブ」**として活用する方法も一般的です。

ケース3:デバイス数がごく少ない場合

不要度:★★★★☆

スマートホーム化といっても、例えば「リビングの電球1つをスマホ連携するだけ」のような場合は、必ずしも統合ハブは不要です。そのデバイス固有のアプリで操作すれば十分なため、システム全体を管理するハブはなくても不自由しません。

ドアの開閉を通知するセンサー1個だけ導入、というようなケースでも、製品によってはスマホ直結タイプがあります。ただし後になって「他の機器とも連動させたい」「自動化したい」という段階になると、結局ハブが欲しくなるでしょう。まずは単体運用で試し、必要になってからハブ導入でも遅くありません。

ハブなし運用の注意点

ハブを置かないとできないことも存在します:

  • 異なるメーカーの機器を連携させる高度なオートメーション
  • 複数デバイスをまとめて操作する便利さ
  • ローカル制御によるレスポンスの向上
  • 遠隔地からの操作の安定性

こうした拡張性を考えると、本格的にスマートホームを充実させたい場合はやはり後でハブを追加するのがおすすめです。逆に言えば、現時点で数個のIoT機器しか使う予定がなければ無理にハブを買う必要はないということです。自宅の規模やデバイス構成に合わせて、ハブ導入のタイミングを判断するとよいでしょう。


住宅タイプ別の設置ポイント

スマートホーム機器を無線接続する際、住宅の構造によって電波の届きやすさ・安定性が変わる点にも留意が必要です。

木造戸建ての場合

木材は電波を比較的よく通すため、同じ階なら問題なく届きます。木造建物内であればWi-Fi電波はおおよそ5~20m届きますが、障害物や距離によっては減衰します。

注意点

  • 土壁は電波を通しにくい
  • 断熱材(特にアルミパネル入り)が電波を減衰させることがある
  • Wi-Fiルーターは横方向に強く、上下階は弱い
  • 2階建て以上でルーターから遠い部屋には電波が減衰しやすい

広さ別の推奨構成

広さ Wi-Fi構成 スマートリモコン
20坪(約66㎡) ルーター1台で対応可 1〜2台
30坪(約99㎡) 中継器またはメッシュWi-Fi検討 2〜3台(各階に1台)
40坪以上(約132㎡〜) メッシュWi-Fi必須 3〜4台

赤外線ハブの設置ポイント

  • 赤外線は壁・障害物を通過できない
  • エアコン・テレビとの見通しが良い位置に設置
  • 直射日光・蛍光灯の近く、エアコンの風が直接当たる場所は避ける
  • 有効範囲は製品により直線5〜30m

Zigbee/Threadハブの配置

  • 木造壁はZigbeeやBluetooth電波も通しやすいため、ハブ1台で全室届く場合も多い
  • 1階と2階の中間点に置くなどして全体をカバーすると良い
  • メッシュネットワーク対応機器を活用すれば、遠方まで信号を届けられる

鉄骨・RC造マンションの場合

コンクリート壁や鉄筋は電波を大幅に減衰させます。壁1枚で電波強度が1/10〜1/100に低下することも。間仕切りに入っている金属が障害となって電波が届きにくく、極端な場合は「部屋の構造上Wi-Fiが使えない」ケースすらあります。

間取り別の推奨構成

間取り 平均広さ Wi-Fi構成 スマートリモコン
1LDK 約40〜50㎡ ルーター1台で対応可 1〜2台
2LDK 約55〜70㎡ 必要に応じ中継器 2台(LDK+寝室)
3LDK 約70〜90㎡ メッシュWi-Fi推奨 3台(各居室)

マンション特有の注意点

  • LDK一体型の間取りなら、中央付近に1台設置で複数家電をカバー可能
  • 壁を挟む部屋にはそれぞれ1台ずつ設置が必要
  • 隣室のWi-Fiとの電波干渉が起きやすい(チャンネル変更で対応)
  • 集合住宅では周囲の多数のWi-Fiネットワークが電波干渉を起こし、特に2.4GHz帯は混雑しがちです

電波の死角への対策

  • 玄関側のハブから奥の部屋のデバイスまで電波が届かないことも
  • 間取りに応じた配置(各部屋ごとにサブハブや中継器を置くなど)が効果的
  • 5GHz帯Wi-Fiと2.4GHz IoT網を分離して干渉を軽減する工夫
  • Zigbeeデバイスは壁を挟むと通信安定性が落ちるため、コンセント直挿しの中継器や常通電のスマートプラグを経路上に置いてネットワークを補強

賃貸住宅での注意点

工事不要で導入できる製品を選びましょう

製品タイプ おすすめ度 理由
スマートリモコン コンセントに挿すだけ
スマートロック(後付け) 両面テープで設置、30分で取付可能
スマート電球(交換型) 既存電球と交換するだけ
スマートプラグ コンセントに差し込むだけ
スマートスイッチ(交換型) 電気工事が必要、要許可

退去時のポイント

  • 両面テープ設置製品は剥がし跡に注意(耐震マットの使用が安心)
  • スマートリモコンはUSBケーブルを抜くだけで撤去完了
  • スマートロックはQRコードで設定リセット可能

スマートホームハブ導入時に気をつけるポイント

ハブを導入する際には、スムーズかつ安全に運用するために以下の点に注意しましょう。

電波干渉への対策

ハブが使う無線帯域が他の電波と干渉すると通信トラブルのもとになります。特にZigbeeハブや2.4GHz帯のハブは、Wi-Fiルーターや電子レンジなどと周波数が重なります。

対策方法

  • ハブはWi-Fiルーターから少し離れた場所に設置
  • 可能であればZigbeeチャネルをWi-Fiチャネルから遠ざける設定(例: Wi-Fiをチャネル1、Zigbeeをチャネル20付近に設定)
  • 複数のハブを使う場合、お互いの距離を離して設置
  • チャネルが手動設定できるなら重複しないよう調整
  • 集合住宅では完全に干渉を無くすのは難しいが、電子機器の密集を避けるだけでも安定性が向上

セキュリティ対策

スマートホームハブは家中のデバイスを統括する中枢だけに、万一不正アクセスされるとすべての機器が乗っ取られるリスクがあります。

必須の対策

  • 初期設定時に必ず管理パスワードを設定・変更
  • ファームウェア(ハブの内部ソフト)は最新バージョンにアップデート
  • 自宅のWi-Fi自体のセキュリティ(WPA2/WPA3の使用、強固なパスフレーズ設定)も確認
  • ハブによってはクラウド連携の際にデータを送信するので、プライバシーポリシーも読んでおく
  • ルーターのゲストネットワークを利用してIoT機器用のネットワークを分離
  • 信頼できるメーカーのハブやデバイスを選ぶ

設置場所と環境

ハブの設置場所は電波の安定性に大きく影響します。

基本原則

  • できるだけ家の中心に近い高さのある場所(棚の上など)に設置
  • 床に直置きしたり隅に追いやったりすると電波到達範囲が狭まる
  • 金属製の家電や分電盤のすぐ横などは避け、周囲数十センチは空間を空ける
  • 特に冷蔵庫や電子レンジの近くは電波干渉源になるので要注意
  • ハブが複数ある場合、互いに数メートル以上離すか、一方を別階にする

電源とバックアップ

  • ハブ自体は24時間稼働させるものなので、コンセント電源を確保
  • もし停電やブレーカー落ちが頻繁な地域ならUPS(無停電電源装置)でバックアップすることも検討
  • スマートホームハブにはLANケーブル接続型(有線でルーター接続)とWi-Fi接続型がある
  • 有線接続型の場合、ルーター近くに置く必要があるが、その際も先述のように少し高い位置に設置

対応製品の確認

ハブによって連携できるデバイスや対応規格が異なります。

購入前のチェックポイント

  • 自分が使いたいスマート家電がそのハブでサポートされているかを確認
  • Zigbeeハブにも各社プロファイルの違いがあり、必ずしも全てのZigbee製品が動くとは限らない
  • メーカー公式の「対応デバイス一覧」やユーザーのレビュー情報を参考に
  • 手持ち家電がスマート非対応の場合でも、スマートリモコン(IRブラスター)を併用すればハブ経由で操作可能

気になる導入コスト:ハブあり vs ハブなし

スマートホームハブの導入にかかる費用も気になる点ですよね。ハブを導入する場合の初期費用と、ハブなしで個別に揃えた場合の費用感を比較してみましょう。

ハブ本体の価格帯

一般的なスマートホームハブ本体の価格は、安価なもので約3,000~5,000円、高機能なものでは1~2万円程度です。

ハブタイプ 価格帯
エントリー赤外線リモコン 3,000〜5,000円 ORVIBO MagicCube、SwitchBotハブミニ
多機能スマートリモコン 8,000〜10,000円 SwitchBot Hub 2、Nature Remo 3
専用Zigbeeハブ 9,000〜10,000円 Philips Hue ブリッジ
ハブ機能内蔵スマートスピーカー 10,000〜25,000円 Echo第4世代、Echo Show 8、Echo Hub

具体的な導入例でコスト比較

ハブあり構成の例

構成: 「ハブ + センサー3個 + 電球2個」

  • ハブ:SwitchBotハブミニ(約5,480円)
  • センサー類(温湿度・人感・開閉):各2,000円前後 × 3個 = 6,000円
  • 電球:スマート電球(Zigbeeタイプ)2個で約4,000円

合計費用:約15,500円

このセットで、照明の自動点灯や室温モニタリングなど多彩な連携が可能になります。実際、あるユーザーの例ではSwitchBot製品を合計8種類・11個導入し、ハブ含め約29,090円の費用だったとの報告もあります。3万円弱で家中を便利にできたと考えると、コストパフォーマンスは高い印象です。

ハブなし構成の例

構成: Wi-Fi対応デバイスのみ

  • 温湿度計や人感センサー(Wi-Fi直結):各3,000円 × 3個 = 9,000円
  • スマート電球:Wi-Fiタイプ2個で約4,000円
  • 音声操作用:Echo Dot(約5,000円)

合計費用:約18,000円

表面的にはハブ構成と同程度ですが、こちらは台数が増えるとWi-Fiルーターへの負荷も増す点に注意が必要です。同時接続台数が多くなると、通信の遅延やルーター買い替えの必要が生じるかもしれません。

費用比較のまとめ表

導入パターン 初期費用の目安 特徴・備考
ハブあり(Zigbee方式) 約15,000円(例:ハブ5千+機器10千) 拡張性◎:機器増えても一元管理しやすい。台数増でコスパ向上。
ハブなし(Wi-Fi方式) 約18,000円(例:音声端末5千+機器13千) 小規模なら手軽。台数増でルーター負荷増。機器毎に別アプリ管理。
音声スピーカーのみ活用 約5,000円(例:Echo Dotのみ) 入門向け:音声操作は可能。ただしデバイス連携や自動化は限定的。
フルセット導入 30,000円以上(規模による) 本格派:ハブ+多種デバイス。まとめ買いセット割引も活用すると◎。

コスト面での結論

こうした費用比較から言えるのは、少数デバイスならハブ無しの初期費用が安く、台数が増えるほどハブ導入の効力が出るという傾向です。例えば電球1個だけなら、2,000円程度のWi-Fi電球単体が圧倒的に安上がりです。しかし電球を家中で10個使うなら、Hueブリッジ+Zigbee電球セット(ブリッジ約9,600円+電球代)と、Wi-Fi電球10個を個別に買うのとで、トータルコストは大差なくなってきます。

またランニングコスト面では、基本的にハブは電気代以外の維持費はかかりません(ごく一部のセキュリティシステム用ハブはサービス契約料がある場合もありますが、多くは不要です)。電気代も小型ハブなら微々たるもので、24時間稼働でも月数十円程度でしょう。


初心者向け選び方ガイド

まずは目的を整理

家庭で何をスマート化したいのかリストアップしましょう。照明中心なのか、防犯センサーなのか、AV機器の操作なのかで適切なハブが変わります。

目的別おすすめ

  • 照明を極力簡単に音声操作したい → Amazon Echoシリーズ
  • 複数センサーを組み合わせて自動化したい → SwitchBotハブやAqaraハブ+センサー
  • 家中の照明を統一管理したい → Philips Hue ブリッジ+Hue電球
  • 既存家電をそのままスマート化したい → スマートリモコン(SwitchBot Hub 2等)

既に持っているデバイスから選ぶ

使用デバイス おすすめスマートスピーカー おすすめハブ
iPhone+Apple製品 Apple HomePod mini SwitchBot Hub 2(Matter対応)
Android+Googleサービス Google Nest Hub SwitchBot Hub 2 or Nature Remo
Amazon Prime会員 Amazon Echo SwitchBot Hub 2 or ハブミニ
特にこだわりなし Amazon Echo(コスパ◎) SwitchBot Hub 2

予算別おすすめ構成

【5,000円以下】入門コース

  • スマートプラグ×1(約1,500円)+ スマート電球×1(約1,800円)
  • 計 約3,300円
  • できること:扇風機・加湿器のON/OFF、照明の調光・調色

【1万円以下】基本コース

  • SwitchBotハブミニ Matter対応(約5,980円)+ Amazon Echo Dot(セール時約2,980円)
  • 計 約9,000円
  • できること:エアコン・テレビの音声操作、スマホ遠隔操作

【2万円以下】充実コース

  • SwitchBot Hub 2(約8,980円)+ Amazon Echo Show 5(約9,980円)
  • 計 約19,000円
  • できること:温度連動の自動化、画面付き音声操作、ビデオ通話

【3万円以上】本格コース

  • SwitchBot Hub 2(約8,980円)+ Echo Show 8(約22,980円)+ センサー・電球複数
  • 計 約40,000円
  • できること:家全体の統合管理、高度な自動化、見守り機能

よくある失敗例と回避方法

失敗例 原因 回避方法
「Wi-Fiに繋がらない」 5GHz帯に接続している 2.4GHz帯を使用(多くのスマートデバイスは2.4GHz専用)
「赤外線が届かない」 ハブの設置位置が悪い エアコン・テレビに向けて見通しの良い位置に設置
「アプリがバラバラで面倒」 メーカーを統一していない 同一ブランドで揃える(SwitchBot or Nature Remo)
「音声が認識されない」 デバイス名が長すぎる 「電気」「エアコン」など短い名前に設定

ハブなしでまず試すのもアリ

いきなりハブ一式を買い揃えるのが不安な場合、まずスマートプラグ1つやスマート電球1つから始めてみましょう。これらはWi-Fi対応品が多く、スマホと音声アシスタントですぐ使えます。使ってみて「もっと色々連携させたい」「外出先から家全体を見守りたい」と感じたら、そのタイミングでハブ導入を検討すれば十分です。

最近はスマートホームお試しキットも各社から出ており(例: Nature Remo +人感センサーのお得セット等)、セット購入で割安になる場合もあります。

製品レビューや事例を参考に

初めてハブを選ぶ際は、公式スペックだけでなく実際のユーザーの声も参考にしましょう。ネット上のレビュー記事やコミュニティ(SNSやブログ)には、「○○ハブで△△社の電球をつないだらうまく動いた/動かなかった」等の生の情報があります。

また、日本の住宅事情に合った使い方提案をしているブログも多いです。「◯LDKのマンションでEcho+Hueでこんな照明生活」など具体例を見るとイメージが湧きます。

将来を見据えた選択

スマートホーム業界は進化が早く、新しい通信規格やサービスが次々登場します。2023年以降は特にMatter対応がキーワードで、「一つのハブで色々まとめる」傾向が強まる見込みです。

購入を迷っているハブがMatter対応予定であれば、長く使える可能性が高いでしょう。逆にかなり古い設計のハブだと新製品と互換性が無くなるリスクもあります。できれば現行世代で評判の良いモデルを選ぶと安心です。


実際の導入事例

一人暮らし(ワンルーム・1K)の場合

予算目安:8,000〜15,000円

導入製品

  • SwitchBotハブミニ → エアコン・照明・テレビの操作
  • Amazon Echo Dot → 音声操作
  • スマートプラグ → 加湿器の自動化

便利な使い方

  • 「アレクサ、行ってきます」で全部OFF
  • 帰宅前にスマホでエアコンON
  • 「おはよう」で照明とテレビが自動でON

ファミリー世帯(2LDK〜3LDK)の場合

予算目安:30,000〜50,000円

導入製品

  • SwitchBot Hub 2 × 2台 → 各部屋の赤外線家電制御
  • 見守りカメラ → 子供・ペットの確認
  • スマートロック → 子供の帰宅通知
  • SwitchBotカーテン → 朝のルーティン自動化
  • 各種センサー → 温度管理、防犯

便利な使い方

  • 子供の帰宅をスマホに通知
  • 「おはよう」でカーテンが開いて照明ON
  • 室温28度超えで自動的にエアコン起動
  • 「おやすみ」で全部屋の照明・エアコン一括OFF

高齢者見守りの場合

予算目安:15,000〜30,000円

導入製品

  • 見守りカメラ → リビング・廊下の確認
  • 開閉センサー → 冷蔵庫・トイレで生活確認
  • SwitchBotハブ → 遠隔でエアコン操作(熱中症対策)
  • Echo Show → ビデオ通話で毎日のコミュニケーション

便利な使い方

  • トイレのドア開閉で生活リズムを確認
  • 遠隔でエアコンを操作して室温管理
  • ビデオ通話で顔を見ながらコミュニケーション
  • 冷蔵庫を開けていない時間が長いと通知

よくある質問

Q1:複数のハブは必要ですか?

A:通常は1台で十分です。 赤外線が届かない別の部屋がある場合のみ、追加を検討してください。広い戸建てで各階に1台ずつ設置するケースはあります。

ただし、異なる種類のハブを組み合わせることもあります。例えば「スマートリモコン(赤外線家電用)+ Philips Hueブリッジ(照明専用)」のような構成です。

Q2:設定は難しいですか?

A:初心者でも30分〜1時間で基本設定可能です。 基本的な流れは以下の通りです:

  1. アプリをダウンロード
  2. アカウント作成
  3. Wi-Fi接続(2.4GHz)
  4. デバイス追加
  5. 家電のリモコン登録

最近の製品は設定ガイドも親切で、画面の指示に従うだけで完了します。

Q3:セキュリティは大丈夫ですか?

A:基本的な対策を行えば問題ありません。

必須対策:

  • Wi-Fiパスワードを強固に設定
  • ファームウェアを最新に保つ
  • 二段階認証を有効化
  • 信頼できるメーカーの製品を選ぶ

Q4:停電後はどうなりますか?

A:多くの製品は電源復帰後に自動で再接続します。 ただし、一部の製品では再設定が必要な場合もあるため、購入前に確認しましょう。

頻繁に停電がある地域では、UPS(無停電電源装置)の導入も検討するとよいでしょう。

Q5:賃貸でも導入できますか?

A:はい、工事不要の製品を選べば問題ありません。

賃貸向けの製品:

  • スマートリモコン(コンセントに挿すだけ)
  • 後付けスマートロック(両面テープで設置)
  • スマート電球(既存電球と交換)
  • スマートプラグ(コンセントに差し込むだけ)

退去時も簡単に原状回復できます。


まとめ:あなたにハブは必要?判断チェックリスト

ハブがおすすめな人(1つでも当てはまるなら)

  • ☑ 赤外線リモコンの家電(エアコン、テレビ)をスマホ・音声で操作したい
  • ☑ 外出先から家電を操作したい
  • ☑ 「おはよう」などの一言で複数家電を一括操作したい
  • ☑ 温度センサーと連動した自動化をしたい
  • ☑ iPhoneでAlexa対応デバイスも操作したい
  • ☑ 10個以上のスマートデバイスを使う予定がある
  • ☑ 異なるメーカーの製品を連携させたい

当面ハブ不要な人(全て当てはまる場合)

  • ☑ Wi-Fi対応スマート電球・プラグだけ使いたい
  • ☑ スマホアプリでの操作だけで十分
  • ☑ 使用デバイスは1〜2個程度
  • ☑ 予算は最小限に抑えたい
  • ☑ まずは試してみたいだけ

最終的なおすすめ

迷ったら、SwitchBot Hub 2(約9,000円)がおすすめです。理由は以下の通り:

  1. 温湿度センサー内蔵で1台で多機能
  2. Matter対応で将来性◎
  3. 赤外線家電をすぐにスマート化できる
  4. 約9,000円でコスパ優秀
  5. 日本の住宅環境に最適化されている

まずはエアコンとテレビをスマート化するところから始めてみてください。一度体験すれば、「もっと早く導入すればよかった」と感じるはずです。

スマートホームハブは、スマート家電を**「連携し便利に使うための要(かなめ)」**です。その基本は”中継・統合・自動化”の3役であり、適切に活用すれば生活を一段と快適にしてくれます。一方で、すべての家庭に必須という訳ではなく、規模や目的次第ではハブなし構成でも十分でしょう。

ぜひ本記事の内容を参考に、ご自宅に合ったベストなスマートホームの形を検討してみてください。最初は戸惑うかもしれませんが、一度使いこなせばその便利さに驚くはずです。皆さんのスマートホームデビューが成功することを願っています!


参考情報:本記事では各種スマートホーム解説サイト、メーカー公式情報、ユーザーレビューなど信頼できるソースを参照し、2025〜2026年の最新情報に基づき執筆しました。読者の方々が安心してスマートホームを楽しめるよう、正確な情報提供を心がけています。

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