※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
ハードディスクの磁気ヘッドを、使っていないときにディスク(プラッタ)の外側にある「ランプ」と呼ばれる待避場所へ逃がす方式です。ヘッドがディスク面に触れないため、電源オフ時や持ち運び時の衝撃に強くなるとされ、現在のHDDでは一般的な仕組みとして説明されています。
詳しい解説
ランプロードは、HDDの読み書きヘッドを、停止時や待機時にプラッタ(記録用の円盤)の外側へ設けられた傾斜台、いわゆるランプへ退避させる仕組みです。ヘッドはアームごと持ち上げられ、ディスク面から物理的に離れた位置で保持されます。
動作中のヘッドは、回転するディスクが生む空気の流れの上を、ごくわずかな隙間で浮いています。電源を切ったり一定時間アクセスがなかったりすると、アームがランプ側へ動いてヘッドを退避させ(アンロード)、読み書きが必要になると再びディスク上へ戻します(ロード)。ヘッドとディスクが接触しないため、貼り付きやヘッドが記録面を叩く事故が起きにくいとされています。
外付けHDDの仕様表で「動作時」と「非動作時」の耐衝撃値に数倍以上の差があるのは、この待避が済んでいるかどうかが大きな理由だと説明されます。動かす前に電源を切ってしばらく待つ、という一般的な注意も、ここに根拠があります。
ただし耐衝撃値は「◯◯G・1ミリ秒」のように、決められた波形と作用時間の試験条件で測った数値であり、落下の高さに換算することはできません。同じG値でも作用時間が長いほど負担は大きく、落ちた面の材質や角度、機器の向きでも結果は変わります。「非動作時◯◯Gだから机から落としても平気」という読み替えは誤りです。
退避の動作条件や耐衝撃の数値は製品や世代によって異なります。お使いの機種の正確な仕様は、メーカーの製品ページや技術資料で最新の情報をご確認ください。
外付けHDDへのバックアップを終え、まだアクセスランプが点滅しているうちにケーブルを抜いて、そのまま鞄へ入れて出かけたとします。ランプロード方式のHDDであっても、ヘッドがランプへ戻りきる前に揺れを受ければ、記録面を傷つけるおそれがあります。取り外し操作をして、回転が完全に止まるまで数秒待つ。持ち運ぶ前のこのひと呼吸が、いちばん安く確実な保険になります。
別の呼び方
Ramp Load/Unload
ランプロード方式
ロード/アンロード方式
ランプロード・アンロード
minto.tech スマホ(iPhone/Android)・パソコン(Windows/Mac)・Office・Wi-Fi・AIツールの「できない」「困った」を解決する実用ガイド。トラブル対処法とノウハウが満載のお助けサイトです。