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PBAPは、Bluetoothで電話帳(連絡先)のデータを相手の機器へ渡すためのプロファイルです。カーナビやハンズフリー機器が、名前入りの着信表示や連絡先からの発信を行うために使われます。音楽用のA2DPや通話用のHFPとは別枠のため、許可や対応の状況によっては電話帳だけ取り込めないこともあります。
詳しい解説
PBAP(Phone Book Access Profile)は、Bluetoothの用途別の取り決め(プロファイル)の一つで、スマートフォンなどに保存された電話帳(連絡先)を、カーナビやハンズフリー機器へ受け渡すためのものです。日本語では「電話帳アクセスプロファイル」と呼ばれます。
仕組みとしては、電話帳を提供する側(多くはスマートフォン)と、それを読み込む側(多くは車載機器)に役割が分かれ、連絡先はvCardという形式でやり取りされるのが一般的とされています。通話履歴を扱える実装も広く見られますが、どこまで取得できるかは機器やバージョンによって差があります。
Bluetoothは、通話音声はHFP、音楽再生はA2DPというように役割ごとにプロファイルが分かれています。そのためPBAPは、「音楽は鳴るし通話もできるのに、電話帳だけ表示されない」という症状の切り分けポイントになりやすい部分です。
電話帳の共有はプライバシーに関わるため、スマートフォン側での許可が前提になります。iPhoneでは設定のBluetoothから該当機器の詳細を開いて連絡先の同期にあたる項目を、Androidではペア設定済み機器の設定にある連絡先の共有にあたる項目を確認するのが一般的です。ペアリング時に表示される許可の確認を見落としているケースもあります。
なお、古い車載機器などではPBAPに対応していない場合もあります。メニューの名称や対応範囲は機種・OSのバージョンで変わりますので、最新の情報は各メーカーの公式サポート情報でご確認ください。
たとえば、車に乗り込んでスマートフォンをBluetoothでつないだところ、音楽はカーオーディオから問題なく流れ、ハンズフリー通話もできるのに、カーナビの電話帳画面だけが空っぽ、という場面です。この場合は、電話帳の受け渡しを担うPBAPの許可が下りていない可能性があります。スマートフォン側で該当機器の連絡先共有(同期)の設定を確認し、いったんペアリングを削除してつなぎ直すと、許可を求める表示が改めて出てくることがあります。
別の呼び方
Phone Book Access Profile
PBAP
電話帳アクセスプロファイル
電話帳転送プロファイル
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