Home / Microsoft / Windows / 【2026年最新版】Windows 11でパスキーが保存できない・Windows Helloと連携できない原因と対処法【完全ガイド】

【2026年最新版】Windows 11でパスキーが保存できない・Windows Helloと連携できない原因と対処法【完全ガイド】

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

Windows 11でパスキー(Passkey)を保存しようとしても「何か問題が発生しました」と表示されたり、Windows Helloとの連携がうまくいかなかったりして困っていませんか?

パスキーはパスワードに代わる次世代の認証方式として注目されていますが、Windows 11での設定時にトラブルが発生するケースが少なくありません。Windows Helloが無効になっている、TPMチップの問題、Windows Updateの不具合など、原因はさまざまです。

結論から言うと、Windows Helloの再設定・TPMの確認・Windows Updateの適用で、ほとんどのケースは解決できます。この記事では、パスキーが保存できない・Windows Helloと連携できないときの原因と対処法を、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

📌 この記事でわかること

  • Windows 11でパスキーが保存できない主な原因
  • Windows Helloとパスキーの連携がうまくいかない理由
  • パスキーの保存先を選べないときの対処法
  • TPM(セキュリティチップ)の確認・有効化方法
  • Windows Updateでパスキーが使えなくなったときの対処法
  • パスキーが消えてしまった場合の復旧方法
  • 外部セキュリティキー・指紋認証リーダーの活用法

そもそもパスキーとは?Windows Helloとの関係を理解しよう

対処法を説明する前に、パスキーとWindows Helloの基本的な仕組みを理解しておきましょう。これを知っておくと、トラブルの原因が見えやすくなります。

パスキー(Passkey)とは

パスキーとは、パスワードの代わりに使える新しい認証方式です。FIDO2(ファイド・ツー)という国際標準規格に基づいており、Google・Apple・Microsoftの3社が共同で推進しています。

従来のパスワードと比較した特徴は以下のとおりです。

項目 パスワード パスキー
覚える必要 あり(文字列を記憶) なし(生体認証やPINで代用)
フィッシング耐性 低い(偽サイトで盗まれる) 高い(サイトと紐づいた鍵で認証)
情報漏洩リスク 高い(サーバーに保存される) 低い(秘密鍵はデバイスのみに保存)
使い勝手 入力が面倒 指紋・顔・PINで簡単ログイン
複数デバイス対応 同じPWを使い回しがち デバイスごとに安全な鍵を生成

Windows Helloとパスキーの関係

Windows Helloは、Microsoftが提供する生体認証・PIN認証のしくみです。顔認証、指紋認証、PINコードの3つの方法でWindowsにサインインできます。

Windows 11でパスキーを保存するには、Windows Helloが有効になっていることが必須条件です。パスキー作成時にWindows Helloの認証(顔・指紋・PIN)を使って本人確認を行い、その結果としてパスキーがデバイスに安全に保存されます。

つまり、Windows Helloが正しく動作していなければ、パスキーの保存・利用もできないという関係にあります。

Windows 11でパスキーが保存できない原因一覧

パスキーが保存できない原因は多岐にわたります。以下の表で主な原因と対応する対処法を確認してください。

原因 症状 対処法
Windows Helloが無効 パスキー保存の選択肢がグレーアウト 対処法1を参照
TPMが無効・非対応 「このデバイスではパスキーを使用できません」と表示 対処法2を参照
PINが未設定 パスキー作成画面でエラー 対処法3を参照
Windows Updateの不具合 更新後にパスキーが使えなくなった 対処法4を参照
組織のポリシーで制限 「組織の管理者によりブロックされています」 対処法5を参照
ブラウザの設定問題 Webサイトでパスキー登録ができない 対処法6を参照
Windowsのバージョンが古い パスキー管理画面が表示されない 対処法7を参照
パスキーの同期未対応 別のPCでパスキーが使えない 対処法8を参照

それでは、各対処法を順番に詳しく解説していきます。

対処法1:Windows Helloを有効にする・再設定する

最も多い原因が、Windows Helloが有効になっていないケースです。以下の手順で確認・設定を行いましょう。

Windows Helloの状態を確認する

ステップ1:キーボードの「Windowsキー」+「I」を同時に押して、設定アプリを開きます。

ステップ2:左のメニューから「アカウント」をクリックします。

ステップ3:「サインイン オプション」をクリックします。

ステップ4:以下の項目が表示されているか確認します。

  • 顔認証(Windows Hello) — 対応カメラがあれば利用可能
  • 指紋認証(Windows Hello) — 指紋リーダーがあれば利用可能
  • PIN(Windows Hello) — すべてのPCで利用可能

Windows Hello PINを設定する(最重要)

パスキーを使うには、最低でもWindows Hello PINの設定が必須です。顔認証や指紋認証が使えないPCでも、PINさえ設定すればパスキーを利用できます。

ステップ1:「サインイン オプション」画面で「PIN(Windows Hello)」をクリックします。

ステップ2:「セットアップ」ボタンをクリックします(すでに設定済みの場合は「変更」と表示されます)。

ステップ3:Microsoftアカウントのパスワードを入力して本人確認を行います。

ステップ4:4桁以上のPINを設定します。「英字と記号を含める」にチェックを入れると、より安全なPINを作成できます。

ステップ5:PINの設定が完了したら、パソコンを再起動してからパスキーの保存を再度試してみてください。

Windows Hello PINがエラーで設定できない場合

PINの設定時にエラーが出る場合は、以下を試してください。

  1. Microsoftアカウントでサインインしているか確認する(ローカルアカウントではWindows Helloが制限される場合があります)
  2. インターネットに接続されているか確認する
  3. 「Windowsキー + R」で「services.msc」と入力し、「Credential Manager」サービスが「自動」で開始されているか確認する
  4. 同じく「services.msc」で「Windows Biometric Service」が「自動」で開始されているか確認する

対処法2:TPM(セキュリティチップ)を確認・有効化する

パスキーの保存にはTPM(Trusted Platform Module)というセキュリティチップが必要です。Windows 11が動作しているPCには通常TPM 2.0が搭載されていますが、BIOS設定で無効になっている場合があります。

TPMの状態を確認する方法

ステップ1:キーボードの「Windowsキー」+「R」を同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。

ステップ2:tpm.msc」と入力して「OK」をクリックします。

ステップ3:「TPM管理」画面が開きます。以下を確認してください。

表示内容 状態 対応
「TPMは使用する準備ができています」 正常 他の原因を調査
「互換性のあるTPMが見つかりません」 無効または非搭載 BIOSで有効化が必要
仕様バージョン「2.0」 正常 問題なし
仕様バージョン「1.2」 古い パスキーが使えない場合あり

BIOSでTPMを有効にする手順

TPMが無効の場合は、BIOS(UEFI)設定で有効化する必要があります。

ステップ1:「設定」→「システム」→「回復」→「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックします。

ステップ2:再起動後、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFIファームウェアの設定」→「再起動」の順に選択します。

ステップ3:BIOS画面が開いたら、以下の場所を探してTPMを有効にします(メーカーによって表記が異なります)。

  • Intel製CPU:「Security」→「Intel Platform Trust Technology(PTT)」を「Enabled」に変更
  • AMD製CPU:「Security」→「AMD fTPM configuration」→「AMD fTPM」を「Enabled」に変更
  • Lenovo:「Security」→「Security Chip」→「Security Chip Type」を「TPM 2.0」に設定
  • HP:「Security」→「TPM Embedded Security」→「TPM Device」を「Available」に設定
  • Dell:「Security」→「TPM 2.0 Security」→「TPM On」にチェック

ステップ4:設定を保存して再起動します(通常は「F10」キーで保存・終了)。

⚠️ 注意:BIOS設定の変更はPCの基本動作に影響する可能性があります。わからない項目は変更せず、上記のTPM関連の設定のみを変更してください。

対処法3:Windows Hello PINをリセットする

Windows Hello PINは設定済みなのにパスキーが保存できない場合は、PINデータが破損している可能性があります。PINをリセットすることで解決するケースがあります。

PINのリセット手順

ステップ1:「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」を開きます。

ステップ2:「PIN(Windows Hello)」を展開し、「PINを忘れた場合」をクリックします。

ステップ3:「続行」をクリックし、Microsoftアカウントの本人確認を行います(メールかSMSで確認コードが届きます)。

ステップ4:新しいPINを設定します。

ステップ5:PCを再起動してから、パスキーの保存を再度試してください。

PINリセットでもダメな場合:NgcフォルダーをリセットN

PINリセットでも解決しない場合は、Windows HelloのPINデータを保存しているフォルダーを直接削除する方法があります。

ステップ1:管理者権限でコマンドプロンプトを開きます(「スタート」を右クリック →「ターミナル(管理者)」)。

ステップ2:以下のコマンドを実行してNgcフォルダーの所有権を取得します。

takeown /f C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Ngc /r /d y

ステップ3:アクセス権を付与します。

icacls C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Ngc /grant administrators:F /t

ステップ4:Ngcフォルダーの中身を削除します。

del /f /q C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Ngc\*.*
rd /s /q C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Ngc

ステップ5:PCを再起動し、「設定」→「アカウント」→「サインイン オプション」からPINを新しく設定し直してください。

対処法4:Windows Updateを確認・適用する

Windows Updateの不具合が原因でパスキーが使えなくなるケースが報告されています。特に2025年以降のアップデートで、Windows Helloの認証に関する問題が複数発生しています。

最新の更新プログラムを適用する

ステップ1:「設定」→「Windows Update」を開きます。

ステップ2:「更新プログラムのチェック」をクリックします。

ステップ3:利用可能な更新プログラムがあれば、すべてインストールします。

ステップ4:PCを再起動してから、パスキーの保存を再度試してください。

特定の更新プログラムが原因の場合

最近の更新プログラムをインストールした直後にパスキーが使えなくなった場合は、その更新が原因の可能性があります。

ステップ1:「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開きます。

ステップ2:画面の一番下にある「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。

ステップ3:直近でインストールされた更新プログラムの横にある「アンインストール」をクリックします。

ステップ4:PCを再起動してパスキーが使えるようになったか確認します。

⚠️ 注意:更新プログラムのアンインストールはセキュリティリスクを伴います。一時的な確認のためだけに行い、Microsoftから修正版が提供されたらすぐに更新してください。

対処法5:組織のポリシー(グループポリシー)を確認する

会社や学校で管理されているPCの場合、組織のポリシーによってパスキーの使用が制限されている場合があります。

確認方法

ステップ1:「Windowsキー + R」で「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。

※ Windows 11 Homeの場合、gpedit.mscは利用できません。その場合はレジストリエディタで確認する必要があります。

ステップ2:以下のパスに移動します。

コンピューターの構成 → 管理用テンプレート → Windows コンポーネント → Windows Hello for Business

ステップ3:以下の項目を確認します。

  • 「Windows Hello for Business の使用」 → 「未構成」になっているか確認
  • 「FIDO2 セキュリティ キー認証を使用する」 → 「有効」になっているか確認

これらが「無効」に設定されている場合、管理者に連絡してパスキーの使用を許可してもらう必要があります。個人のPCで無効になっている場合は、「未構成」に変更してください。

対処法6:ブラウザのパスキー設定を確認する

Webサイトでパスキーを登録しようとした際にエラーが出る場合、ブラウザ側の設定が原因の可能性があります。

Google Chromeの場合

ステップ1:Chromeのアドレスバーに「chrome://settings/passkeys」と入力してEnterキーを押します。

ステップ2:「Windows Hello」がパスキーの保存先として表示されているか確認します。

ステップ3:「chrome://settings/security」にアクセスし、「セキュリティ」セクションで「パスキーを管理」が有効になっているか確認します。

Microsoft Edgeの場合

ステップ1:Edgeのアドレスバーに「edge://settings/passwords」と入力してEnterキーを押します。

ステップ2:「パスキー」セクションで、Windows Helloを使ったパスキーの管理が有効になっているか確認します。

ブラウザのキャッシュをクリアする

上記の設定が正しいのにパスキーが登録できない場合は、ブラウザのキャッシュが原因の可能性があります。

ステップ1:ブラウザで「Ctrl + Shift + Delete」を押します。

ステップ2:「閲覧データの削除」画面で「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます。

ステップ3:「データを削除」をクリックし、ブラウザを再起動してからパスキー登録を再度試してください。

対処法7:Windowsのバージョンを確認・更新する

パスキーの管理機能はWindows 11のバージョンによって対応状況が異なります。以下の表で確認してください。

Windowsバージョン パスキー対応状況 備考
Windows 11 22H2(KB5030310以降) 基本対応 パスキーの作成・管理が可能
Windows 11 23H2 完全対応 パスキー管理UIが改善
Windows 11 24H2 完全対応 サードパーティのパスキーマネージャーに対応
Windows 10 非対応 パスキー管理画面なし

バージョンの確認方法

ステップ1:「Windowsキー + R」で「winver」と入力して「OK」をクリックします。

ステップ2:表示されたバージョン番号を上記の表と照合してください。

バージョンが古い場合は、「設定」→「Windows Update」から最新バージョンにアップデートしてください。

対処法8:パスキーの同期と複数デバイスでの利用

現在、Windows 11ではパスキーの同期機能が段階的に導入されています。「別のPCでパスキーが使えない」というのは、パスキーがデバイスに紐づいているためです。

現在利用可能な方法

方法1:各デバイスでパスキーを個別に作成する

対象のWebサイトやサービスに各PCからアクセスし、それぞれのPCでパスキーを作成します。手間はかかりますが、最も確実な方法です。

方法2:スマートフォンをコンパニオンデバイスとして使う

パスキー作成時に「別のデバイスを使用」を選択し、スマートフォン(iPhoneやAndroid)にパスキーを保存します。そのスマートフォンを使って、どのPCからでもパスキー認証が可能です。

方法3:外部セキュリティキーを使用する

YubiKeyなどのFIDO2対応セキュリティキーにパスキーを保存すれば、USBポートに挿すだけでどのPCからでもパスキー認証が可能になります。

Microsoftのパスキー同期機能(今後の展開)

MicrosoftはWindows Helloを通じたパスキーの同期機能を開発中です。この機能が正式リリースされると、同じMicrosoftアカウントでサインインしているすべてのWindowsデバイス間でパスキーが自動的に同期されるようになります。

対処法9:パスキーの保存先設定を確認する

Windows 11では、パスキーの保存先を選択できます。「パスキーの保存先が選べない」という場合は、以下を確認してください。

パスキーの保存先設定

ステップ1:「設定」→「アカウント」→「パスキー」を開きます。

ステップ2:画面上部の「パスキーの保存先」を確認します。以下の保存先が利用可能です。

  • このWindowsデバイス — Windows Helloで保護され、このPCのみで利用可能
  • iPhone、iPad — QRコードをスキャンしてiPhoneに保存
  • Androidデバイス — QRコードをスキャンしてAndroidに保存
  • セキュリティキー — FIDO2対応の物理キーに保存

「このWindowsデバイス」がグレーアウトしている場合は、対処法1(Windows Hello)および対処法2(TPM)を先に解決する必要があります。

対処法10:パスキーが消えた場合の復旧方法

Windows Updateや初期化後にパスキーが消えてしまった場合の対処法です。

重要な事実:パスキーのバックアップは不可

現時点では、Windows Helloに保存されたパスキーをバックアップ・エクスポートする方法はありません。パスキーが失われた場合は、対象のWebサイトやサービスでパスキーを再作成する必要があります。

パスキー再作成の手順

ステップ1:パスキーを登録していたWebサイト(Google、Microsoft、Amazonなど)にパスワードなど別の方法でログインします。

ステップ2:アカウントのセキュリティ設定を開き、「パスキーの管理」画面に移動します。

ステップ3:古いパスキー(使えなくなったもの)を削除します。

ステップ4:「パスキーを追加」をクリックして、新しいパスキーを作成します。

💡 ポイント:パスキーが消えてもアカウントにアクセスできなくなるわけではありません。パスワード、SMS認証、認証アプリなど、他のサインイン方法が使えます。パスキーの利用を再開したい場合は、各サービスで再登録してください。

それでも解決しない場合のチェックリスト

上記の対処法をすべて試しても解決しない場合は、以下の項目を最終確認してください。

チェック項目 確認方法
Microsoftアカウントでサインインしているか 設定 → アカウント → 「Microsoftアカウント」表記があるか
インターネット接続は安定しているか ブラウザで適当なサイトを開いてみる
セキュリティソフトがブロックしていないか 一時的にセキュリティソフトを無効にしてテスト
日時設定が正しいか タスクバーの時計を確認、ずれていたら自動設定をオン
対象サービスがパスキーに対応しているか サービスのヘルプページで「パスキー」対応を確認
Credential Managerサービスは起動しているか services.msc で「Credential Manager」の状態確認

これらをすべて確認しても解決しない場合は、Microsoftのサポートページ(support.microsoft.com)から問い合わせるか、PCメーカーのサポートに連絡してください。

🛒

この記事に関連するおすすめ商品

USB指紋認証リーダー Windows Hello対応

約2,000〜4,000円

Windows Hello対応のUSB指紋リーダー。PINより素早く安全にパスキー認証が可能

🛒 Amazonで探す

YubiKey 5 NFC セキュリティキー FIDO2対応

約7,000〜9,000円

FIDO2対応の物理セキュリティキー。複数PCでパスキーを持ち運びでき、紛失リスクも軽減

🛒 Amazonで探す

Windows Hello対応 赤外線Webカメラ 顔認証

約5,000〜8,000円

赤外線センサー搭載でWindows Hello顔認証に対応。デスクトップPCでも素早くサインイン

🛒 Amazonで探す

※ 価格は変動します。最新価格はリンク先でご確認ください

よくある質問(FAQ)

Q1. パスキーとパスワードの違いは何ですか?

パスワードは文字列を覚えて入力する方式ですが、パスキーは指紋・顔・PINなどの生体認証で本人確認を行う方式です。パスキーはフィッシング詐欺に強く、パスワード漏洩のリスクがないため、より安全な認証方式とされています。

Q2. Windows 10でもパスキーは使えますか?

Windows 10にはパスキーの管理画面がなく、Windows Helloによるパスキーの保存・管理機能が搭載されていません。パスキーを利用するには、Windows 11にアップグレードする必要があります。ただし、ブラウザ(Chromeなど)が独自にパスキーを管理する場合は一部利用できる可能性があります。

Q3. パスキーを設定したらパスワードは不要になりますか?

パスキーを設定しても、既存のパスワードは引き続き使えます。パスキーはパスワードに代わる「追加の認証手段」として機能します。ただし、Microsoftアカウントなど一部のサービスでは、パスキー設定後にパスワードを完全に削除する「パスワードレス」モードを選択できます。

Q4. パスキーはどこに保存されますか?安全ですか?

Windows 11では、パスキーの秘密鍵はTPM(Trusted Platform Module)チップ内に暗号化されて保存されます。TPMはハードウェアレベルのセキュリティ機能で、ソフトウェアからは直接アクセスできません。パスキーの秘密鍵がインターネット上に送信されることはないため、非常に安全です。

Q5. パスキーを削除するにはどうすればいいですか?

「設定」→「アカウント」→「パスキー」を開くと、保存されているパスキーの一覧が表示されます。削除したいパスキーをクリックし、「パスキーの削除」を選択してください。なお、デバイスからパスキーを削除しても、対象サービス側のアカウント設定でもパスキーを解除する必要がある場合があります。

Q6. PCが壊れたら保存したパスキーはどうなりますか?

Windows Helloに保存されたパスキーはそのデバイスのTPMに紐づいているため、PCが壊れるとパスキーも失われます。対象のサービスにパスワードなど別の方法でログインし、新しいPCでパスキーを再作成する必要があります。そのため、パスキーだけに頼らず、パスワードや認証アプリなど複数の認証手段を設定しておくことをおすすめします。

Q7. 指紋認証リーダーがないPCでもパスキーは使えますか?

はい、使えます。Windows Hello PINを設定していれば、指紋リーダーや顔認証カメラがないPCでもパスキーの作成・利用が可能です。PINによる認証でパスキーのロックが解除されます。より便利に使いたい場合は、USB接続の指紋認証リーダー(2,000円〜4,000円程度)を購入すると、ワンタッチで認証できるようになります。

Q8. 「何か問題が発生しました」と表示されてパスキーが作成できません

このエラーは、Windows HelloのPINデータが破損している場合に発生することが多いです。対処法3で説明したPINのリセットを試してください。また、2025年10月以前に作成したパスキーがある場合、認証ポリシーの変更により古いパスキーが正しく動作しないケースがあります。古いパスキーを削除してから新しいパスキーを作成し直してみてください。

Q9. セキュリティキー(YubiKeyなど)とWindows Helloのパスキーは何が違いますか?

Windows Helloのパスキーはそのデバイス内に保存され、そのPCでしか使えません。一方、セキュリティキーにパスキーを保存すると、キーをUSBポートに挿すだけでどのPCからでもパスキー認証ができます。複数のPCで同じパスキーを使いたい場合は、セキュリティキーが便利です。ただし、セキュリティキーには保存できるパスキーの数に上限があるため注意が必要です。

Q10. パスキーに対応しているサービスにはどんなものがありますか?

主要なサービスでは、Google、Microsoft、Apple、Amazon、Yahoo! JAPAN、GitHub、PayPalなどがパスキーに対応しています。また、多くの銀行やECサイトも順次対応を進めています。対応サービスは増え続けているため、利用しているサービスのセキュリティ設定を確認してみてください。

まとめ

Windows 11でパスキーが保存できない・Windows Helloと連携できない場合の原因と対処法を解説しました。最後にポイントをまとめます。

✅ 対処法まとめ

  1. Windows Hello PINを設定・再設定する(最重要)
  2. TPMが有効になっているかBIOSで確認する
  3. PINデータが破損している場合はPINをリセットする
  4. Windows Updateを最新に保つ(不具合修正のため)
  5. 組織管理のPCはグループポリシーを確認する
  6. ブラウザのパスキー設定・キャッシュを確認する
  7. Windows 11のバージョンが22H2以降であることを確認する
  8. 複数PCではセキュリティキースマートフォン連携を活用する

パスキーはまだ普及途中の新しい技術ですが、設定さえうまくいけば、パスワードよりもはるかに安全で便利な認証方式です。この記事の手順を順番に試して、ぜひパスキーを活用してみてください。

Check Also

【2026年最新版】Windows 11のナイトライトが消えない・常時オンになる原因と対処法【完全ガイド】

【2026年最新版】Windo …