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Windowsのネットワーク共有機能を使えば、同じWi-Fiに接続した複数のPCでファイルやプリンターを共有できます。オフィスでも自宅でも、ケーブルや外付けUSBメモリを使わずにデータのやりとりができる便利な機能です。この記事では、Windowsのネットワーク共有の設定方法から、アクセス許可の管理、トラブル対処法まで詳しく解説します。
- Windowsネットワーク共有の仕組みと種類
- フォルダ・ドライブの共有設定手順
- プリンターの共有設定方法
- 共有フォルダへのアクセス方法
- アクセス許可(読み取り専用・フルアクセス)の設定
- ネットワーク共有が見えない・アクセスできない場合の対処法

Windowsネットワーク共有の仕組みを理解しよう
ネットワーク共有とは、ローカルネットワーク(同一のルーターに接続したLAN)内の複数のWindowsパソコンで、フォルダ・ファイル・プリンターなどのリソースを共有する機能です。
ネットワーク共有の種類
| 共有の種類 | 内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| フォルダ共有 | 特定のフォルダを他のPCから参照・編集できる | ファイルのやりとり・共同編集 |
| プリンター共有 | 1台のプリンターを複数のPCから使用できる | オフィス・家庭内でのプリンター共用 |
| ドライブ共有 | ドライブ全体を共有する | バックアップ・大容量データの共有 |
共有前に確認すること
- 共有するPCと接続するPCが同じネットワーク(同じルーター)に接続されているか確認する
- ネットワークプロファイルが「プライベート」になっているか確認する(「パブリック」では共有が制限される)
- Windowsファイアウォールでファイル共有が許可されているか確認する
ネットワーク共有の事前設定
ネットワークプロファイルをプライベートに設定する
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 現在接続しているWi-Fiまたはイーサネットをクリックする
- 「ネットワークプロファイルの種類」で「プライベートネットワーク」を選択する
ネットワーク探索とファイル共有を有効にする
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「共有の詳細オプション」を開く(または「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」)
- 「プライベートネットワーク」の項目を展開する
- 「ネットワーク探索を有効にする」を選択する
- 「ファイルとプリンターの共有を有効にする」を選択する
- 「変更の保存」をクリックする
フォルダを共有する方法
フォルダの共有設定手順(基本)
- 共有したいフォルダを右クリックする
- 「プロパティ」をクリックする
- 「共有」タブをクリックする
- 「共有」ボタンをクリックする
- 共有相手を選択する:
- Everyone:ネットワーク上のすべてのユーザー
- 特定のユーザー名:指定したユーザーのみ
- アクセス許可(「読み取り」または「読み取り/書き込み」)を選択する
- 「追加」→「共有」をクリックする
- 「完了」をクリックして設定を保存する
詳細な共有設定(アクセス許可の細かい設定)
- フォルダを右クリック→「プロパティ」→「共有」タブを開く
- 「詳細な共有」をクリックする
- 「このフォルダーを共有する」にチェックを入れる
- 「アクセス許可」をクリックする
- ユーザーまたはグループごとに「フル コントロール」「変更」「読み取り」の許可を設定する
- 「OK」をクリックして保存する

共有フォルダにアクセスする方法
エクスプローラーからアクセスする手順
- エクスプローラーを開く
- 左側のナビゲーションパネルで「ネットワーク」をクリックする
- 接続したいコンピューター名をクリックする
- 共有フォルダが一覧表示されるのでクリックして開く
- アクセス時にユーザー名とパスワードを求められる場合は、共有元PCのアカウント情報を入力する
IPアドレスで直接アクセスする方法
- 共有元PCのIPアドレスを確認する(「設定」→「ネットワークとインターネット」→接続しているネットワークをクリック→「IPv4アドレス」を確認)
- 接続したいPCのエクスプローラーのアドレスバーに
\\192.168.1.xxx(IPアドレスを入力)と入力してEnterを押す - 共有フォルダが表示される
ネットワークドライブとしてマウントする方法
頻繁にアクセスするフォルダはネットワークドライブとしてマウントすると、エクスプローラーに常時表示されて便利です。
- エクスプローラーを開いて「PC」または「このPC」を選択する
- 上部メニューの「…」→「ネットワーク ドライブの割り当て」をクリックする
- ドライブ文字を選択する(例:Z:)
- フォルダーの欄に共有フォルダのパス(例:\\PC名\共有フォルダ名)を入力する
- 「サインイン時に再接続する」にチェックを入れる
- 「完了」をクリックする
プリンターを共有する方法
プリンター共有の設定手順(共有元PC)
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
- 共有したいプリンターをクリックする
- 「プリンターのプロパティ」をクリックする
- 「共有」タブをクリックする
- 「このプリンターを共有する」にチェックを入れる
- 共有名を入力(わかりやすい名前にする)
- 「OK」をクリックして保存する
共有プリンターに接続する手順(接続先PC)
- 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
- 「デバイスの追加」をクリックする
- 「手動で追加」→「名前でプリンターを選択する」または「共有プリンターを参照する」を選択する
- または直接
\\共有元PC名\プリンター共有名を入力する - ドライバーのインストールが求められた場合は「ドライバーのインストール」をクリックする
パスワード保護共有の設定
パスワード保護共有をオンにすると、Windowsアカウントのユーザー名とパスワードを持つユーザーのみが共有フォルダにアクセスできます。
パスワード保護共有の設定手順
- 「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」を開く
- 「すべてのネットワーク」を展開する
- 「パスワード保護共有」セクションで設定を選択する:
- オン:Windowsアカウントの認証が必要(セキュリティ高・推奨)
- オフ:パスワードなしでアクセス可能(家庭内など信頼できる環境のみ推奨)
- 「変更の保存」をクリックする

ネットワーク共有のトラブルシューティング
共有フォルダが「ネットワーク」に表示されない場合
- 共有元・接続先の両PCが同じネットワーク(ルーター)に接続されているか確認する
- ネットワークプロファイルが「プライベート」になっているか確認する
- 「ネットワーク探索」と「ファイルとプリンターの共有」が有効になっているか確認する
- Windowsファイアウォールで「ファイルとプリンターの共有」を許可する:「コントロールパネル」→「Windowsファイアウォール」→「Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可する」
- 両PCを再起動してみる
よくあるエラーと対処法
| エラー | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| アクセスが拒否されました | アクセス許可が不足 | 共有設定でユーザーに読み取り/書き込み権限を付与 |
| ネットワークパスが見つかりません | PC名・IPが変わった | IPアドレス直接入力で接続・ネットワークドライブ再設定 |
| 資格情報が正しくありません | ユーザー名・パスワードの誤り | 共有元PCのアカウント情報で再入力 |
| 共有フォルダが見えない | ネットワーク探索がオフ | ネットワーク探索を有効にして再起動 |
SMBプロトコルを有効にする(古いPC接続時)
古いWindowsのPCや一部のNASと接続する場合、SMBv1プロトコルが必要になることがあります。ただしSMBv1はセキュリティ上のリスクがあるため、必要な場合のみ有効にしてください。
- 「コントロールパネル」→「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
- 「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」を展開する
- 「SMB 1.0/CIFSクライアント」にチェックを入れる
- 「OK」をクリックして再起動する
よくある質問(FAQ)
Q1. ネットワーク共有はセキュリティ上危険ではないですか?
適切な設定をすれば安全に使用できます。ポイントは①ネットワークプロファイルを「プライベート」にする、②パスワード保護共有を有効にする、③共有フォルダのアクセス権を必要最低限にする(不要なEveryoneへのフルアクセスを避ける)の3点です。公共のWi-Fiや信頼できないネットワークでは共有を無効にしてください。
Q2. MacとWindowsの間でもファイル共有できますか?
はい、できます。MacはSMBプロトコルに対応しているため、WindowsのSMB共有フォルダにMacのFinderからアクセスできます。Macのメニューバー「移動」→「サーバへ接続」→smb://WindowsのIPアドレスと入力してアクセスします。
Q3. 共有フォルダに接続するたびにパスワードを求められます。自動接続にできますか?
ネットワークドライブの割り当て時に「異なる資格情報を使用して接続する」でユーザー名・パスワードを保存するか、「資格情報マネージャー」(コントロールパネルから開く)でネットワーク共有の認証情報を保存すると自動接続できます。
Q4. 共有フォルダのファイルを別のPCが編集中に自分も開けますか?
ファイルの種類によります。WordやExcelなどのOfficeファイルは複数ユーザーが同時に開いて共同編集できます。ただし、排他制御(ロック)がかかるファイル形式の場合は、他のユーザーが開いている間は「読み取り専用」でしか開けない場合があります。
Q5. VPN経由でも自宅のネットワーク共有フォルダにアクセスできますか?
VPNの設定によります。スプリットトンネリングなしのVPNでは、VPN経由で同一ネットワーク扱いになりアクセスできる場合があります。ただし自宅のルーターの設定やVPNの種類によって異なります。簡単な方法としてはNASを導入してクラウドアクセス機能を使う方法が確実です。
Q6. 共有フォルダのパスを短縮する方法はありますか?
ネットワークドライブとしてマウント(割り当て)することで、\\PC名\フォルダ名の長いパスをZドライブなど単一のドライブ文字でアクセスできるようになります。また、共有フォルダへのショートカットをデスクトップに作成する方法も便利です。
まとめ
Windowsのネットワーク共有を設定すれば、同じネットワーク内のPCやデバイス間でファイルやプリンターをスムーズに共有できます。
- 事前設定:ネットワークプロファイルを「プライベート」にして、ネットワーク探索・ファイル共有を有効にする
- フォルダ共有:右クリック→プロパティ→共有から数ステップで設定完了
- プリンター共有:1台のプリンターを複数PCで共有してコスト削減
- セキュリティ:パスワード保護共有をオンにして、必要なユーザーのみにアクセスを許可する
- ネットワークドライブ:よく使う共有フォルダはドライブとしてマウントして素早くアクセス
まずはネットワーク探索とファイル共有を有効にして、特定のフォルダ1つを共有する設定から試してみてください。
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