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【2026年最新版】WindowsのHyper-Vで仮想マシンを作成する方法【完全ガイド】

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【2026年最新版】WindowsのHyper-Vで仮想マシンを作成する方法【完全ガイド】

WindowsにはHyper-Vという仮想化ソフトウェアが標準搭載されています。Hyper-Vを使えば、Windows上でLinuxや別のWindowsを動かしたり、ソフトウェアの動作検証環境を手軽に構築できます。

「仮想マシン」というと難しそうに聞こえますが、Hyper-Vは一度セットアップすれば、あとはGUI操作だけで仮想マシンを作成・起動できます。VMwareやVirtualBoxのような別途インストールが不要なのも大きな魅力です。

この記事では、Hyper-Vの有効化方法から仮想マシンの作成・OSのインストールまでを、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。

Hyper-Vの有効化手順(Windowsの機能)

この記事でわかること

  • Hyper-Vとは何か・使えるWindowsエディション
  • Hyper-Vを有効にする方法
  • 仮想マシンの新規作成手順(ステップ形式)
  • 仮想マシンにOSをインストールする方法
  • 仮想マシンの基本操作(起動・停止・スナップショット)
  • よくある疑問とトラブル対処法

Hyper-Vとは

基本概念

Hyper-VはMicrosoftが開発したタイプ1ハイパーバイザーです。通常のWindowsを動かしながら、その上で別のOS(ゲストOS)を動かすことができます。用途としては以下のようなケースが一般的です。

  • Linuxを試したい・学習したい
  • 古いバージョンのWindowsで動くソフトウェアを使いたい
  • ソフトウェアの開発・テスト環境を本番環境から分離したい
  • マルウェアや不審なソフトを安全にテストしたい
  • 複数のOS環境が必要な業務・研究

Hyper-Vが使えるWindowsエディション

Windowsエディション Hyper-V対応
Windows 11 Pro
Windows 11 Enterprise
Windows 11 Education
Windows 11 Home ×(非対応)
Windows 10 Pro
Windows 10 Home ×(非対応)

Windows HomeエディションにはHyper-Vが搭載されていません。HomeをProにアップグレードするか、VirtualBox(無料)などの代替ソフトを使う方法があります。

ハードウェア要件

  • 64ビット対応プロセッサ(Intel VT-xまたはAMD-V仮想化支援機能)
  • RAM 4GB以上(8GB以上を推奨)
  • BIOSまたはUEFIで仮想化(Virtualization Technology)が有効
  • ストレージの空き容量(仮想マシン用に20GB以上を推奨)

Hyper-Vを有効にする手順

方法1: Windowsの機能から有効化する(推奨)

  1. スタートボタンを右クリック→「アプリと機能」または「設定」を開きます
  2. 「Windowsの機能の有効化または無効化」を検索して開きます(コントロールパネルの「プログラム」→「Windowsの機能の有効化または無効化」でも開けます)
  3. 「Hyper-V」の項目にチェックを入れます(チェックボックスがない場合はエディションが非対応)
  4. 「Hyper-Vの管理ツール」と「Hyper-Vプラットフォーム」の両方にチェックが入っていることを確認します
  5. 「OK」をクリックします
  6. インストールが完了したら、PCを再起動します

方法2: PowerShellで有効化する

管理者権限のPowerShellを開いて以下のコマンドを実行します。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All

実行後、PCの再起動が求められたら「Y」を入力して再起動します。

BIOSで仮想化が有効か確認する方法

Hyper-Vが有効にならない場合、BIOSの仮想化設定を確認します。

  1. タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を開きます
  2. 「パフォーマンス」タブ→「CPU」を選択します
  3. 右下に「仮想化:有効」と表示されていれば問題ありません
  4. 「無効」と表示されている場合はBIOS設定で有効化が必要です
新規仮想マシンウィザードの設定画面

仮想マシンを新規作成する手順

STEP 1: Hyper-Vマネージャーを起動する

  1. スタートメニューで「Hyper-V マネージャー」と検索します
  2. 「Hyper-V マネージャー」をクリックして起動します
  3. 左側のペインにコンピューター名が表示されます

STEP 2: 仮想マシンの新規作成を開始する

  1. 左ペインでコンピューター名を選択します
  2. 右側の「操作」ペインまたはメニューバーの「操作」→「新規」→「仮想マシン…」をクリックします
  3. 「仮想マシンの新規作成ウィザード」が起動します
  4. 「次へ」をクリックします

STEP 3: 仮想マシンの名前と場所を指定する

  1. 「名前」欄に仮想マシンの名前を入力します(例:Ubuntu 24.04)
  2. 保存場所を変更したい場合は「仮想マシンを別の場所に保存する」にチェックし、保存先を指定します
  3. 「次へ」をクリックします

STEP 4: 世代を選択する

  1. 「第1世代」または「第2世代」を選択します
  2. 一般的には「第2世代」を選ぶのがおすすめです(UEFIブート・より新しいアーキテクチャ)
  3. ただし古いOSや一部のLinuxディストリビューションは第1世代が安定する場合があります
  4. 「次へ」をクリックします

STEP 5: メモリを割り当てる

  1. 「スタートアップメモリ」に割り当てるRAMを入力します
  2. Windows 11の場合は4096MB(4GB)以上、Linuxの場合は2048MB(2GB)以上を推奨します
  3. 「動的メモリを使用する」にチェックを入れると、必要に応じてメモリが動的に割り当てられます(推奨)
  4. 「次へ」をクリックします

STEP 6: ネットワークを構成する

  1. 「接続」のプルダウンメニューで仮想ネットワークスイッチを選択します
  2. インターネットに接続したい場合は「Default Switch」を選択します
  3. ネットワーク不要の場合は「接続なし」を選択します
  4. 「次へ」をクリックします

STEP 7: 仮想ハードディスクを作成する

  1. 「仮想ハードディスクを作成する」を選択します
  2. 名前・保存場所・サイズを指定します
  3. サイズはWindowsの場合は60GB以上、Linuxの場合は20GB以上を推奨します
  4. 「次へ」をクリックします

STEP 8: インストールオプションを選択する

  1. 「ブートCDやDVD-ROMからオペレーティングシステムをインストールする」→「イメージファイル(.iso)」を選択します
  2. 「参照」ボタンでダウンロード済みのOSのISOファイルを選択します(例:Ubuntu, Windows 11のISOファイル)
  3. 「次へ」をクリックします

STEP 9: 設定内容を確認して完了する

  1. これまでの設定内容のサマリーが表示されます
  2. 内容を確認して「完了」をクリックします
  3. Hyper-Vマネージャーの中央ペインに作成した仮想マシンが表示されます

仮想マシンを起動してOSをインストールする

仮想マシンの起動

  1. Hyper-Vマネージャーで作成した仮想マシンを選択します
  2. 右ペインの「起動」をクリックするか、仮想マシンをダブルクリックしてコンソールを開きます
  3. 「接続」をクリックしてコンソールウィンドウを開きます
  4. コンソール内の「起動」ボタンをクリックします
  5. ISOファイルから起動し、OSのインストール画面が表示されます

OSのインストールを進める

以降はインストールするOSのウィザードに従って操作します。仮想マシン内での操作はコンソールウィンドウ内で行い、マウスクリックでウィンドウ内にフォーカスが移ります。コンソールから抜けるには Ctrl+Alt+←(左矢印)を押します。

仮想マシンへのOSインストール手順

仮想マシンの基本操作

スナップショット(チェックポイント)の作成

スナップショットは仮想マシンの状態を保存する機能です。設定変更やソフトウェアのインストール前にスナップショットを撮っておけば、問題が発生した場合に元の状態に戻せます。

  1. Hyper-Vマネージャーで仮想マシンを選択します
  2. 右ペインの「チェックポイント」をクリックします
  3. チェックポイントが作成されます(仮想マシンが実行中でも作成可能)

スナップショットから復元する

  1. Hyper-Vマネージャーで仮想マシンを選択します
  2. 下部の「チェックポイント」ペインで戻りたいチェックポイントを右クリックします
  3. 「適用」をクリックして復元します

仮想マシンのシャットダウン

  • シャットダウン:OSを正常にシャットダウンします(推奨)
  • オフにする:電源を強制遮断します(非常用)
  • 保存:仮想マシンの現在の状態をメモリごと保存して停止します(次回起動時に素早く再開できる)

よくある質問

Q1. Windows 11 HomeでHyper-Vを使う方法はありますか?

Windows 11 HomeにはHyper-Vは含まれていませんが、代替として「Windows Subsystem for Linux(WSL2)」でLinuxを動かすことができます。Linuxが目的であれば、WSL2の方が軽量で使いやすい場合があります。Windows VMが必要な場合はVirtualBox(無料)またはVMware Workstation Playerを使う選択肢があります。

Q2. 仮想マシンのパフォーマンスが遅い場合はどうすればよいですか?

割り当てるRAMやCPU数を増やすことで改善できます。仮想マシンを停止した状態で、Hyper-Vマネージャーの「設定」からプロセッサ(仮想プロセッサ数)やメモリを増やしてみてください。また、SSD上に仮想ハードディスクを配置することも大きく影響します。

Q3. 仮想マシンでUSBデバイスを使えますか?

Hyper-Vの第2世代仮想マシンはUSBの直接パススルーに制限があります。USB接続が必要な場合は、VMwareやVirtualBoxの方が柔軟に対応できます。ただし、リモートデスクトッププロトコル(RDP)経由で接続する場合はUSBリダイレクトが使えます。

Q4. 仮想マシン内でインターネットに接続できません。どうすればよいですか?

ネットワークスイッチが「Default Switch」に設定されているか確認してください。Hyper-Vマネージャーで仮想マシンを選択→「設定」→「ネットワークアダプター」→「仮想スイッチ」を「Default Switch」に変更します。

Q5. 仮想マシンのファイルをホストWindowsと共有できますか?

Enhanced Sessionモードが有効な場合、クリップボード共有やドライブリダイレクトが使えます。コンソールウィンドウのメニュー「表示」→「拡張セッション」をオンにしてください。または仮想マシン内でネットワーク共有フォルダを設定する方法もあります。

Q6. Hyper-Vを有効にするとVirtualBoxが使えなくなると聞きました。本当ですか?

以前はHyper-VとVirtualBoxが競合する問題がありましたが、現在のVirtualBox 6.1以降とWindows 10/11では共存できるよう改善されています。ただし、Hyper-Vが有効な状態ではVirtualBoxのパフォーマンスが低下する場合があります。

まとめ

Hyper-VはWindows Pro/Enterprise標準搭載の強力な仮想化ソフトウェアです。

  • 「Windowsの機能の有効化または無効化」からHyper-Vをオンにするだけで使い始められる
  • Windows 11/10 Proエディション以上が必要(Homeは非対応)
  • 仮想マシン作成はウィザード形式で進むため初心者でも迷わない
  • スナップショット機能で安心して設定変更やソフトのテストができる
  • Default Switchを使えばインターネット接続もすぐに使える

仮想マシンがあれば、メインのWindowsを汚さずに様々な環境を試せます。開発・学習・検証の用途でぜひ活用してみてください。

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