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はじめに:Microsoft Edgeを最適化してWindowsをもっと快適に使おう
Microsoft EdgeはWindows 10・11に標準搭載されているブラウザで、ChromiumベースになったEdge(2020年以降)は大幅に性能が向上し、拡張機能の豊富さや省メモリ機能など独自の強みを持っています。しかし、デフォルト設定のままでは機能を使いこなせていないことも多く、適切に設定を変更するだけで速度・セキュリティ・使いやすさが劇的に改善します。
本記事では、Edgeのパフォーマンス改善、拡張機能の活用、複数プロファイルの使い分け、プライバシー設定の最適化まで、Edgeを完全に使いこなすための設定をすべて解説します。
- Edgeの起動・表示速度を改善する設定
- スリープタブ機能でメモリ使用量を大幅に削減する方法
- おすすめの拡張機能と導入手順
- プロファイル機能で仕事用・プライベート用を切り替える方法
- トラッキング防止・プライバシー設定の最適化
- EdgeのCopilot(AI)機能の活用方法

Edgeのパフォーマンスを改善する設定
スタートアップブーストを有効にする
スタートアップブーストを有効にすると、Windowsのバックグラウンドで一部のEdgeプロセスが事前に起動し、Edgeを開いたときの起動時間が短縮されます。
- Edgeを開き、アドレスバーに
edge://settings/systemと入力してEnterキーを押します。 - 「システムとパフォーマンス」セクションの「スタートアップブースト」をオンにします。
スリープタブでメモリを節約する
Edgeの「スリープタブ」機能は、しばらく使っていないタブをスリープ状態にして、メモリとCPUの使用を抑えます。多くのタブを開いて作業するユーザーには特に効果的です。
edge://settings/systemを開きます。- 「使用していないタブをスリープ状態にしてリソースを節約する」をオンにします。
- スリープまでの時間(5分・15分・30分・1時間など)を設定します。
- スリープさせたくないサイトは「これらのサイトはスリープさせない」から除外できます。
スリープ中のタブはアイコンが少し暗くなります。タブをクリックすると即座に復帰します。
ハードウェアアクセラレーションを有効にする
edge://settings/systemを開きます。- 「ハードウェアアクセラレーション(使用可能な場合)を使用する」がオンになっているか確認します。
- オンになっていない場合はオンにして、Edgeを再起動します。
グラフィックスカードを搭載したPCでは、ハードウェアアクセラレーションにより動画再生やアニメーションの描画が滑らかになります。
Edgeを最新バージョンに保つ
- アドレスバーに
edge://settings/helpと入力します。 - 「Microsoft Edgeについて」ページで自動的にアップデートチェックが行われます。
- アップデートがある場合は「更新」ボタンが表示されるのでクリックします。
おすすめ拡張機能の導入
拡張機能のインストール方法
EdgeはChrome Web Storeの拡張機能もインストールできます。
edge://extensions/を開きます。- 左下の「他のストアからの拡張機能を許可する」をオンにします(Chrome Web Store使用時)。
- Microsoft Edge Add-ons(
microsoftedge.microsoft.com/addons/)またはChrome Web Storeから拡張機能を検索・インストールします。
おすすめ拡張機能カテゴリ
| カテゴリ | 代表的な拡張機能 | 用途 |
|---|---|---|
| 広告ブロック | uBlock Origin | 広告・トラッカーのブロックでページ表示を高速化 |
| パスワード管理 | Bitwarden | パスワードの安全な管理・自動入力 |
| 生産性 | OneNote Web Clipper | Webページをワンクリックでメモに保存 |
| 翻訳 | DeepL翻訳 | 選択テキストの高精度翻訳 |
| 読み上げ・アクセシビリティ | Immersive Reader(Edge標準) | ページを読みやすいレイアウトに変換 |

プロファイル機能:仕事用・プライベート用を切り替える
プロファイルとは
Edgeのプロファイル機能を使うと、ブックマーク・パスワード・拡張機能・閲覧履歴・Cookieを完全に分離した複数の「環境」を1つのブラウザ上で管理できます。仕事用・個人用・複数アカウントの使い分けに最適です。
新しいプロファイルを作成する手順
- Edgeの右上にある人物アイコンをクリックします。
- 「プロファイルの追加」をクリックします。
- 「追加」をクリックして新しいプロファイルウィンドウを開きます。
- Microsoftアカウントでサインインすると、ブックマークや設定がデバイス間で同期されます。サインインしない「ゲストプロファイル」も使用できます。
- プロファイルに名前とアイコンカラーを設定して識別しやすくします。
プロファイルの切り替え方法
- 右上の人物アイコンをクリックして切り替えたいプロファイルを選択します。
- または、Ctrl + Shift + M で素早く切り替えられます。
- 各プロファイルは別ウィンドウで開くため、同時に複数プロファイルを使い分けられます。
プライバシーとセキュリティの設定
トラッキング防止レベルを設定する
edge://settings/privacyを開きます。- 「トラッキング防止」セクションで3段階から選択します:
- 基本:最小限のブロック。互換性が高い
- バランス(推奨):有害なトラッカーのみブロック。ほとんどのサイトで問題なし
- 厳密:ほぼすべてのトラッカーをブロック。一部サイトで表示問題が起きることがある
パスワードの漏洩チェックを有効にする
edge://settings/passwordsを開きます。- 「パスワードモニター」を有効にします。
- Edgeが保存済みパスワードを定期的に漏洩データベースと照合し、危険なパスワードを通知します。
プライバシーに関するその他の設定
- 「閲覧データの削除」(Ctrl + Shift + Delete)で履歴・Cookie・キャッシュを一括削除できます。
- InPrivateモード(Ctrl + Shift + N)で履歴・Cookieを残さないプライベートウィンドウを開けます。
EdgeのCopilot(AI)機能の活用
EdgeサイドバーのCopilotを使う
EdgeにはMicrosoft Copilot(AIアシスタント)がサイドバーとして統合されています。
- Edgeの右上にあるCopilotアイコン(星のアイコン)をクリックするか、Ctrl + Shift + . で開きます。
- 現在閲覧中のページの要約、質問への回答、テキスト生成などができます。
Copilotでページ内容を要約する
- Copilotサイドバーを開きます。
- 「このページについて」または「要約」を選択するか、「このページを要約して」と入力します。
- 長い記事やPDFの内容を素早く把握できます。

その他の便利な設定・機能
イマーシブリーダーで読みやすく表示する
イマーシブリーダーはWebページを読み物に最適化されたシンプルなレイアウトに変換します。
- 記事ページを開き、アドレスバーの右側にある本のアイコンをクリックします(またはF9キー)。
- フォントサイズ・行間・背景色などをカスタマイズできます。
- 「読み上げ」機能でテキストを音声で聞くこともできます。
コレクション機能でリサーチを整理する
コレクションは、Webページ・画像・テキストをスクラップブックのように保存・整理できる機能です。
- 右上のコレクションアイコン(積み重なったカードアイコン)をクリックします。
- 「新しいコレクションを開始する」から名前をつけてコレクションを作成します。
- 「現在のページを追加」でページをコレクションに追加できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. EdgeはChromeより速いですか?
ベンチマークテストでは甲乙つけがたい結果が多いですが、EdgeはWindowsとの統合が深くメモリ管理に優れています。特にスリープタブ機能を使った場合のメモリ消費はEdgeが有利です。バッテリー効率モードを有効にすることでノートPCのバッテリー持ちも改善できます。
Q2. ChromeからEdgeにブックマークを移行するには?
Edge初回起動時にインポートウィザードが表示されます。後からインポートする場合は edge://settings/importData から「Chromeからインポート」を選択します。ブックマーク・パスワード・閲覧履歴・拡張機能などを一括移行できます。
Q3. EdgeのデフォルトをBingからGoogleに変更するには?
edge://settings/searchを開きます。- 「アドレスバーで使用する検索エンジン」のドロップダウンから「Google」を選択します。
Q4. Edgeでポップアップがブロックされてしまう場合は?
edge://settings/content/popups から特定のサイトのポップアップを許可できます。または全体設定でポップアップブロックをオフにすることも可能ですが、セキュリティリスクがあるため特定サイトのみ許可することをおすすめします。
Q5. EdgeとIE(Internet Explorer)モードはまだ使えますか?
はい。EdgeにはInternet Explorerモードが搭載されており、IEでしか動作しない古い業務システムのWebサイトをEdge内で表示できます。edge://settings/defaultbrowser から「Internet Explorerモードでのリロードを許可する」を有効にして設定できます。
まとめ
Microsoft Edgeは適切に設定・カスタマイズすることで、Windowsで最もパフォーマンスに優れたブラウザになり得ます。
- スリープタブでメモリ使用量を大幅削減し、多タブ作業でも快適に動作
- スタートアップブーストで起動を高速化
- プロファイル機能で仕事用・プライベート用を完全分離
- トラッキング防止「バランス」設定でプライバシーと互換性を両立
- uBlock Originなどの拡張機能でさらなる高速化・利便性向上
- Copilotで閲覧中ページの要約や質問応答をAIが支援
まずはスリープタブとスタートアップブーストから設定してみてください。すぐに動作の快適さの違いを実感できるはずです。
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