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Windowsの資格情報マネージャーとは?
Windowsに保存されているパスワードやログイン情報がどこに保存されているか知っていますか?Windowsの「資格情報マネージャー」は、Webサイトのパスワード・Windowsネットワークの認証情報・アプリケーションのログイン情報などを一元管理できる機能です。
この記事では、資格情報マネージャーの開き方から、保存されたパスワードの確認・追加・編集・削除、そして安全に活用するためのセキュリティ設定まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- 資格情報マネージャーの開き方(複数の方法)
- Web資格情報とWindows資格情報の違い
- 保存されたパスワードの確認・追加・編集・削除方法
- 資格情報のバックアップと復元方法
- セキュリティ上の注意点

資格情報マネージャーの開き方
方法1:コントロールパネルから開く
- 「スタート」ボタンを右クリック → 「コントロールパネル」を選択(または検索で「コントロールパネル」と入力)
- 「ユーザーアカウント」をクリック
- 「資格情報マネージャー」をクリック
方法2:検索から直接開く
- タスクバーの検索ボックスをクリック
- 「資格情報マネージャー」と入力する
- 検索結果に表示された「資格情報マネージャー」をクリックする
方法3:Windowsキー+Rから開く(実行)
- Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「control /name Microsoft.CredentialManager」と入力する
- 「OK」をクリックする
方法4:設定アプリから開く(Windows 11)
- 「設定」アプリを開く
- 検索ボックスに「資格情報」と入力する
- 「資格情報マネージャー」を選択する
Web資格情報とWindows資格情報の違い
2種類の資格情報
資格情報マネージャーを開くと、2つのタブが表示されます。
| 種類 | 内容 | 主な用途 |
|---|---|---|
| Web資格情報 | Webサイトのユーザー名・パスワード(Internet Explorer・Edgeで保存したもの) | Webブラウザのログイン情報 |
| Windows資格情報 | Windowsネットワーク認証・アプリケーション(Outlook、Teams、OneDriveなど)の認証情報 | Microsoftサービス・ネットワーク共有・アプリのログイン |
Web資格情報について
Web資格情報には、Microsoft Edge(旧Internet Explorer)でWebサイトにログインした際に「パスワードを保存しますか?」で保存したアカウント情報が格納されます。
注意:Google ChromeやFirefoxなどのブラウザは独自のパスワードマネージャーを持っており、資格情報マネージャーには保存されません。ChromeのパスワードはGoogleパスワードマネージャーで管理されます。
Windows資格情報について
Windows資格情報には以下のような情報が保存されます。
- Microsoftアカウントの認証トークン
- OneDrive・SharePointの接続認証
- Outlookのメールアカウント情報
- Windows共有フォルダ・NASのアクセス認証
- リモートデスクトップの接続情報
- 企業ネットワーク(ドメイン)の認証情報

保存されたパスワードの確認・管理方法
Web資格情報のパスワードを確認する方法
- 資格情報マネージャーを開く
- 「Web資格情報」タブをクリック
- 確認したいWebサイトの資格情報を展開する(「∨」をクリック)
- 「パスワードの表示」をクリック
- Windowsのパスワード確認ダイアログが表示される場合はパスワードを入力する
- パスワードが表示される
Windows資格情報のパスワードを確認する方法
- 「Windows資格情報」タブをクリック
- 確認したい資格情報を展開する
- 「パスワードの表示」(資格情報の種類によっては「詳細の表示」)をクリック
- 確認画面が表示される場合はWindowsアカウントのパスワードを入力する
セキュリティ注意:他人のパソコンで資格情報を確認することは、個人情報・セキュリティ上の問題があります。自分のパソコンでのみ行ってください。
新しい資格情報を追加する方法
新しいパスワード・認証情報を手動で追加できます。ネットワーク共有フォルダへの接続情報などを追加するときに使います。
Windows資格情報を追加する
- 「Windows資格情報」タブを選択
- 「Windows資格情報の追加」をクリック
- 「インターネットまたはネットワークのアドレス」に接続先を入力(例:「\\サーバー名\共有フォルダ」)
- 「ユーザー名」と「パスワード」を入力する
- 「OK」をクリックして保存する
証明書ベースの資格情報を追加する
- 「証明書ベースの資格情報の追加」をクリック
- インターネットまたはネットワークのアドレスを入力
- 証明書を選択して「OK」をクリック
既存の資格情報を編集する方法
- 資格情報マネージャーを開く
- 編集したい資格情報を展開する
- 「編集」をクリックする
- 変更したい内容(ユーザー名・パスワードなど)を修正する
- 「保存」をクリックする
パスワードを変更した後は、対応するサービスのパスワードも同じく変更されていることを確認してください。資格情報マネージャーのパスワードと実際のサービスのパスワードが一致していないとログインエラーが発生します。
資格情報を削除する方法
- 資格情報マネージャーで対象の資格情報を展開する
- 「削除」をクリックする
- 確認ダイアログで「はい」をクリックする
注意:資格情報を削除すると、次回そのサービスを使う際にパスワードを再入力する必要があります。削除前に必ずパスワードをメモしておきましょう。

資格情報のバックアップと復元
資格情報をバックアップする方法
PCのリプレイスや再インストール時に備えて、資格情報をバックアップできます。
- 資格情報マネージャーを開く
- 「Windows資格情報」タブを選択
- 「資格情報の保管庫のバックアップ」をクリック
- バックアップファイルの保存場所を選択する(USBメモリなどに保存推奨)
- ファイル名を入力して「保存」をクリック
- バックアップに使用するパスワードを設定する(このパスワードは絶対に忘れないこと)
- 「完了」をクリック
資格情報を復元する方法
- 資格情報マネージャーを開く
- 「Windows資格情報」タブを選択
- 「資格情報の保管庫の復元」をクリック
- バックアップファイルを選択する
- バックアップ時に設定したパスワードを入力する
- 「完了」をクリック
セキュリティ上の注意点と活用法
資格情報マネージャーのセキュリティ
資格情報マネージャーに保存された情報は、Windowsの暗号化機能(DPAPI: Data Protection API)によって保護されています。同じWindowsアカウントでログインしているユーザーのみがアクセスできます。
ただし以下のリスクがあります:
- パソコンを他人が使える状態にしていると、資格情報を見られる可能性がある
- マルウェア(ウイルス)がWindows上で実行されると、資格情報が盗まれる可能性がある
- Windowsアカウントのパスワードが漏れると、資格情報へのアクセスも可能になる
安全に使うためのポイント
- Windowsアカウントに強固なパスワードを設定する:資格情報マネージャーの第一の防衛ラインです
- PINまたは生体認証を使う:Windows Helloで顔認証・指紋認証を設定するとセキュリティが向上する
- 不要な資格情報は削除する:使わなくなったサービスの認証情報は定期的に削除する
- パソコンのロック習慣:席を離れる際はWindowsキー+Lでロックする
- パスワードマネージャーとの併用:重要なパスワードは専用のパスワードマネージャーで管理する
Outlookのパスワードエラーを解決する(よくある使い方)
Outlookが突然「パスワードが正しくありません」エラーを出すときは、資格情報マネージャーに古いパスワードが保存されていることが原因である場合が多いです。
- 資格情報マネージャーを開く
- 「Windows資格情報」タブで「MicrosoftOffice」または「Outlook」に関連する資格情報を探す
- その資格情報を展開して「削除」をクリック
- Outlookを再起動する
- パスワード入力ダイアログが表示されるので、現在の正しいパスワードを入力する
ネットワーク共有フォルダへの認証を保存する
社内ネットワークや自宅のNASの共有フォルダに毎回パスワードを入力する手間をなくすには、資格情報マネージャーに認証情報を保存します。
- 「Windows資格情報」→「Windows資格情報の追加」をクリック
- 「インターネットまたはネットワークのアドレス」に「\\コンピューター名」またはIPアドレスを入力
- ユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリック
- 次回からパスワードなしで自動接続される
よくある質問(FAQ)
Q1. 資格情報マネージャーに保存されたパスワードは安全ですか?
A. Windowsの暗号化機能で保護されており、同じアカウントでログインした場合のみアクセスできます。ただし、パソコンへの物理アクセスがある場合や、マルウェアに感染した場合はリスクがあります。重要なパスワードは専用のパスワードマネージャー(1Password、BitwardenなどWindows向けアプリ)での管理も検討してください。
Q2. Google Chromeのパスワードも資格情報マネージャーで管理できますか?
A. Google Chromeは独自のパスワードマネージャー(Googleパスワードマネージャー)を使用しており、Windowsの資格情報マネージャーとは独立しています。ChromeのパスワードはChrome設定 → パスワードから管理してください。
Q3. 資格情報を削除したらサービスが使えなくなりますか?
A. 削除後も、次回ログイン時にパスワードを入力すれば引き続き使えます。パスワードを知らない場合は削除前に確認してメモを取っておきましょう。
Q4. 資格情報マネージャーをコマンドラインで操作できますか?
A. はい、PowerShellまたはコマンドプロンプトで「cmdkey」コマンドを使って資格情報の追加・削除・一覧表示ができます。例えば「cmdkey /list」で保存されている資格情報の一覧を表示できます。
Q5. パソコンを初期化・リセットすると資格情報は消えますか?
A. はい、Windowsを初期化・クリーンインストールすると資格情報マネージャーの内容はすべて削除されます。事前に「資格情報の保管庫のバックアップ」機能でバックアップを取っておくことをおすすめします。
Q6. 複数のWindowsユーザーアカウントがある場合、資格情報は共有されますか?
A. いいえ、資格情報マネージャーはWindowsアカウントごとに独立しています。別のユーザーアカウントの資格情報は見ることができません。
Q7. 「資格情報の保管庫のバックアップ」ボタンが表示されません。
A. Windows 10/11ではバージョンによってUIが異なります。「Windows資格情報」タブを選択し、ページを下にスクロールすると「資格情報の保管庫のバックアップ」リンクが表示される場合があります。
Q8. OneDriveやSharePointの認証エラーが続く場合の対処法は?
A. 資格情報マネージャーの「Windows資格情報」タブで「OneDrive」「SharePoint」「MicrosoftOffice」に関連する資格情報をすべて削除し、OneDriveに再サインインしてください。古い認証トークンが残っていることが原因の場合が多いです。
まとめ
Windowsの資格情報マネージャーは、Web・Windowsネットワーク・アプリの認証情報を一元管理できる便利な機能です。
資格情報マネージャー活用のポイントまとめ:
- 検索バーで「資格情報マネージャー」と入力すれば素早く開ける
- Web資格情報はEdgeのパスワード、Windows資格情報はMicrosoftサービス・ネットワーク認証
- パスワードの確認・編集・追加・削除がGUIで簡単に行える
- Outlookのパスワードエラーには資格情報の削除・再登録が効果的
- PCを乗り換える前にバックアップを取っておく
- セキュリティ強化のためWindowsのパスワードとロック習慣が重要
資格情報マネージャーを正しく活用することで、パスワード管理の手間を減らしつつ、セキュリティも維持できます。不要な資格情報は定期的に削除して整理する習慣をつけましょう。
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