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テレビのゲームモード(ALLM自動低遅延)が有効にならない:はじめに
PS5やXbox、Nintendo SwitchをテレビにHDMIで接続しているのに、ゲームモード(ALLM:Auto Low Latency Mode)が自動で有効にならない。そんな悩みを抱えているゲーマーの方は少なくありません。ALLMが機能しないと、映像の遅延(インプットラグ)が大きくなり、特にアクションゲームや格闘ゲームで不利になります。
ALLMはHDMI 2.1の規格に含まれる機能で、対応したゲーム機とテレビが正しく接続されていれば自動でゲームモードに切り替わるはずです。しかし、HDMIケーブルの規格が合っていない、テレビ側の設定が無効になっている、ゲーム機側の設定が正しくないなど、様々な原因で機能しないことがあります。
本記事では、ALLMが有効にならない原因を徹底的に解説し、PS5・Xbox・Nintendo Switch別の設定方法、テレビメーカー別の設定手順まで分かりやすくまとめました。

この記事でわかること
- ALLM(Auto Low Latency Mode)の仕組みと必要な条件
- ゲームモードが自動で切り替わらない主な原因(6つ)
- PS5・Xbox・Nintendo Switch別のALLM設定手順
- テレビメーカー別(Sony/Samsung/LG/東芝)のゲームモード設定
- HDMIケーブルの規格確認方法と選び方
ALLM(Auto Low Latency Mode)の基礎知識
ALLM(Auto Low Latency Mode)は、HDMI 2.1規格に含まれる機能で、「自動低遅延モード」とも呼ばれます。ゲーム機がテレビに対して「ゲームコンテンツを出力しているので、ゲームモード(低遅延モード)に切り替えてください」という信号を自動的に送る仕組みです。
ALLMが動作するために必要な3つの条件
ALLMが正常に機能するためには、以下の3つの条件がすべて揃っている必要があります。
- テレビがHDMI 2.1対応でALLMをサポートしていること
- ゲーム機(またはメディアプレーヤー)がALLMに対応していること
- 接続するHDMIケーブルがHDMI 2.1対応(Ultra High Speed HDMI)であること
この3つのうち1つでも欠けると、ALLMは機能しません。
ゲームモードとALLMの違い
「ゲームモード」はテレビの映像処理を簡略化して遅延を減らす機能で、ほとんどの現代テレビに搭載されています。一方「ALLM」はゲーム機からの信号を受けて自動的にゲームモードに切り替える機能です。ALLMが使えない場合でも、手動でゲームモードに切り替えることはできます。
ゲームモードが自動で切り替わらない主な原因6つ
原因1:HDMIケーブルの規格が合っていない
最も見落とされがちな原因です。ALLM(HDMI 2.1の機能)を使うには「Ultra High Speed HDMI ケーブル」(48Gbps対応)が必要です。一般的なHDMIケーブル(High Speed または Premium High Speed)ではALLMが機能しない場合があります。
原因2:テレビのALLM機能がオフになっている
テレビ側でALLMの設定が無効になっていると、ゲーム機から信号が来ても自動切り替えは行われません。テレビの設定メニューからALLMを有効にする必要があります。
原因3:ゲーム機側のALLM設定がオフになっている
PS5やXboxでも、ALLM(または「自動ゲームモード」)の設定がオフになっている場合があります。ゲーム機側の映像設定からALLMを有効にする必要があります。
原因4:HDMI端子の規格がHDMI 2.1でない
テレビに複数のHDMI端子がある場合、すべての端子がHDMI 2.1対応とは限りません。HDMI 2.0の端子にゲーム機を接続している場合は、ALLMが機能しないことがあります。テレビの説明書でHDMI 2.1対応の端子番号を確認してください。
原因5:テレビのファームウェアが古い
古いファームウェアではALLMの対応が不完全な場合があります。テレビのファームウェアを最新版に更新することで解決するケースがあります。
原因6:映像モードが固定されている
テレビの映像モードが「映画」「シネマ」などに固定されていると、ALLM信号を受け取ってもゲームモードへの自動切り替えが行われない場合があります。

対処法:原因別の解決手順
対処法1:HDMIケーブルをUltra High Speed対応に交換する
ALLMを含むHDMI 2.1の機能を使うには、ケーブルの帯域幅が48Gbps以上の「Ultra High Speed HDMI ケーブル」が必要です。購入時は以下を確認してください。
- ケーブルのパッケージに「Ultra High Speed」または「HDMI 2.1」と記載があること
- 48Gbps対応と明記されていること
- 長さが2m以下の場合は品質の高いものを選ぶと安定する
「High Speed」(10Gbps)または「Premium High Speed」(18Gbps)ケーブルはHDMI 2.1の全機能には対応していないため注意が必要です。
対処法2:PS5のALLM設定を確認・有効化する
- PS5のホーム画面から「設定」を開く
- 「スクリーンとビデオ」を選択する
- 「ビデオ出力」をタップして選択する
- 「自動低レイテンシーモード(ALLM)」を探す
- 「オン」になっていることを確認する(オフの場合はオンに変更する)
PS5では「HDR」や「4K」設定との兼ね合いでALLMが機能しないケースもあります。一度それらの設定をリセットしてから確認してみてください。
対処法3:Xbox Series X/SのALLM設定を確認・有効化する
- Xboxのホーム画面からコントローラーのメニューボタンを押す
- 「設定」→「全般」→「テレビとディスプレイの選択肢」を選択する
- 「4Kテレビの詳細」または「ビデオ モード」を選択する
- 「自動ゲーム モード(ALLM)を許可する」のチェックボックスをオンにする
対処法4:Nintendo Switchの場合の注意点
Nintendo SwitchはHDMI 2.0を使用しており、ALLM(HDMI 2.1の機能)には対応していません。Switchでゲームモードを使用するには、テレビ側で手動でゲームモードに切り替える必要があります。
ただし、一部のテレビはSwitchの出力信号を自動検出してゲームモードに切り替える独自機能を持っています。テレビの設定メニューで「自動ゲームモード」や「コンテンツ自動認識」を確認してみてください。
対処法5:テレビメーカー別のALLM・ゲームモード設定
Sony(BRAVIA)の場合
- テレビのリモコンで「設定」または「ホーム」ボタンを押す
- 「設定」→「チャンネルと入力」→「外部入力」を選択する
- 「HDMI信号フォーマット」を選択して、ゲーム機を接続しているHDMI端子を選ぶ
- 「拡張フォーマット(4K)」または「拡張フォーマット(4K120Hz、8K)」を選択する
- 「ゲームモード」の項目から「ALLM」または「自動ゲームモード」をオンにする
Samsung(QLED/Neo QLED)の場合
- リモコンの「設定」→「接続」→「外部デバイスマネージャー」を選択する
- 「入力信号プラス(HDMI)」をオンにする(HDMI 2.1機能を有効化する設定)
- 「ゲームモード設定」を選択する
- 「自動ゲームモード(ALLM)」をオンにする
LG(OLED/QNED)の場合
- リモコンの設定ボタンを押して「設定」を開く
- 「映像」→「映像モード設定」→「ゲームオプティマイザー」を選択する
- 「ゲームモード」をオンにする
- 「ALLM」の項目がある場合はオンにする
- 接続しているHDMI端子の「HDMI ULTRA HD ディープカラー」が「4K、8K」または「ゲーム最適化」になっているか確認する
東芝(REGZA)の場合
- リモコンの「メニュー」ボタンを押す
- 「映像設定」を選択する
- 「ゲームダイレクト」または「ゲームモード」を選択してオンにする
- 「ALLM」の設定がある場合は「する」を選択する
- HDMI設定で「HDMI信号タイプ」を「拡張」に設定する
対処法6:テレビのファームウェアを更新する
多くの現代テレビはインターネットに接続することで自動的にファームウェアが更新されますが、手動で確認する手順は以下のとおりです。
- テレビをWi-Fiまたは有線LANでインターネットに接続する
- テレビの「設定」メニューを開く
- 「サポート」「システム」または「バージョン情報」などを選択する
- 「ソフトウェアアップデート」または「ファームウェアアップデート」を選択する
- 最新のファームウェアがある場合はダウンロードしてインストールする
HDMI規格とALLM対応の比較表
| 規格 | 帯域幅 | ALLM対応 | 最大解像度・フレームレート |
|---|---|---|---|
| HDMI 1.4 | 10.2Gbps | 非対応 | 4K/30fps |
| HDMI 2.0 | 18Gbps | 非対応 | 4K/60fps |
| HDMI 2.1 | 48Gbps | 対応 | 4K/120fps、8K/60fps |
| Ultra High Speed HDMI ケーブル | 48Gbps | 対応(HDMI 2.1端子使用時) | HDMI 2.1の全機能対応 |
ゲーム機別のALLM対応状況
| ゲーム機 | ALLM対応 | HDMI規格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| PlayStation 5 | 対応 | HDMI 2.1 | 設定でALLMのオン/オフ可能 |
| Xbox Series X | 対応 | HDMI 2.1 | 設定でALLMのオン/オフ可能 |
| Xbox Series S | 対応 | HDMI 2.1 | 最大4K/120fps非対応だが ALLM自体は対応 |
| Nintendo Switch(有機ELモデル含む) | 非対応 | HDMI 2.0 | 手動でゲームモードに切り替えが必要 |
| PlayStation 4 / PlayStation 4 Pro | 非対応 | HDMI 2.0 | 手動でゲームモードに切り替えが必要 |

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よくある質問(FAQ)
Q1. テレビの仕様には「HDMI 2.1対応」と書いてあるのに、ALLMが機能しません。なぜですか?
テレビによっては全てのHDMI端子がHDMI 2.1対応ではない場合があります。多くのテレビでは特定の端子(例:HDMI 4のみ)がHDMI 2.1対応で、その他はHDMI 2.0の場合があります。テレビの説明書または仕様書でHDMI 2.1対応の端子番号を確認し、その端子にゲーム機を接続し直してください。
Q2. ALLMとVRRは何が違いますか?両方有効にした方がいいですか?
ALLMはゲームモードへの自動切り替え機能で、VRR(Variable Refresh Rate)はフレームレートの変動に合わせてテレビのリフレッシュレートを動的に変化させる機能です。どちらもHDMI 2.1の機能ですが役割が異なります。ゲームプレイ中は両方を有効にすることで、低遅延かつ滑らかな映像体験が得られます。
Q3. Nintendo SwitchでALLMを使う方法はありますか?
残念ながら、Nintendo SwitchはHDMI 2.0接続のためALLMには対応していません。ゲームモードを使用する場合は、テレビ側で手動でゲームモードに切り替えてください。テレビによっては入力ソース別に映像モードを記憶する機能があり、Switch接続時は常にゲームモードが選択されるよう設定できます。
Q4. HDMIスイッチャーを使うとALLMは機能しますか?
HDMIスイッチャーによって異なります。「ALLMパススルー対応」と明記されたHDMI 2.1対応スイッチャーであれば、ゲーム機からのALLM信号がテレビに正しく伝わります。対応していないスイッチャーを使うとALLM信号がブロックされることがあります。購入時は必ずALLMパススルー対応を確認してください。
Q5. ALLMが有効でもゲームモードになっていないような気がします。確認方法はありますか?
テレビの画面に映像モードのアイコンまたは名称が表示される場合は、そこで確認できます。また多くのテレビでは入力ソースを選択しているときにリモコンのメニューを開くと、現在の映像モードが表示されます。「ゲーム」「ゲームモード」または「Game Mode」と表示されていればALLMが機能してゲームモードに切り替わっています。
再発防止のためのチェックリスト
ALLMを安定して機能させるために、以下の点を確認しておきましょう。
- HDMIケーブルがUltra High Speed(48Gbps/HDMI 2.1)対応であることを確認する
- ゲーム機をテレビのHDMI 2.1対応端子に接続する
- テレビ側のALLM設定をオンにする
- ゲーム機(PS5/Xbox)側のALLM設定をオンにする
- テレビのHDMI信号フォーマットを「拡張」または「Enhanced」に設定する
- テレビのファームウェアを最新版に保つ
まとめ
テレビのゲームモード(ALLM自動低遅延)が有効にならない原因の多くは、HDMIケーブルの規格の不一致、テレビまたはゲーム機側のALLM設定がオフになっていること、HDMI 2.1対応でない端子への接続のいずれかです。
まずはHDMIケーブルをUltra High Speed対応に交換し、テレビの正しいHDMI 2.1端子にゲーム機を接続した上で、テレビとゲーム機の両方でALLM設定をオンにすることが解決への近道です。
Nintendo Switchのみ例外でHDMI 2.1非対応のため、手動でのゲームモード設定が必要です。正しく設定することで、ゲームプレイ時の遅延が大幅に改善し、より快適なゲーム体験を楽しめるようになります。
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