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デスクの上を広く使いたい、モニターの高さや角度を自由に調整したい…そんなときに活躍するのがモニターアームや壁掛けマウントです。これらを取り付けるための共通規格がVESAマウントです。
しかし、「自分のモニターがVESA対応かわからない」「どの規格を選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、VESAマウント規格の基礎知識から、自分のモニターの確認方法、モニターアームや壁掛けの取り付け手順まで、初心者でも安心して作業できるように丁寧に解説します。
📌 この記事でわかること
- VESAマウント規格の基本と種類
- 自分のモニターがVESA対応かを確認する方法
- モニターアームの選び方と取り付け手順
- 壁掛けマウントの取り付け方法
- 取り付け時の注意点とトラブル対処法

VESAマウントとは?
VESA(Video Electronics Standards Association)マウントとは、モニターやテレビの背面にあるネジ穴の配置を統一した国際規格です。この規格のおかげで、異なるメーカーのモニターとモニターアーム(またはスタンド・壁掛け金具)を自由に組み合わせて使うことができます。
正式にはVESA FDMI(Flat Display Mounting Interface)と呼ばれ、ネジ穴の間隔(ピッチ)によって複数の規格が定められています。
VESAマウントの歴史と背景
VESAは1989年にアメリカで設立された業界標準化団体です。液晶モニターが普及し始めた2000年代初頭に、各メーカーがバラバラだったマウント規格を統一するためにFDMI規格が策定されました。現在では、ほとんどのPCモニターやテレビがVESA規格に対応しています。
VESAマウント規格の種類
VESAマウント規格は、ネジ穴の間隔(mm)によって分類されます。最も一般的なものを以下にまとめます。
| VESA規格 | ネジ穴間隔 | 対応画面サイズ | 最大荷重目安 |
|---|---|---|---|
| VESA 75×75 | 75mm × 75mm | 13〜23インチ | 約8kg以下 |
| VESA 100×100 | 100mm × 100mm | 23〜32インチ | 約14kg以下 |
| VESA 200×100 | 200mm × 100mm | 32〜40インチ | 約23kg以下 |
| VESA 200×200 | 200mm × 200mm | 32〜55インチ | 約50kg以下 |
| VESA 400×400 | 400mm × 400mm | 55〜80インチ | 約80kg以下 |
| VESA 600×400 | 600mm × 400mm | 65インチ以上 | 約100kg以下 |
💡 ポイント: PCモニター(27インチ前後)ではVESA 100×100が最も一般的です。多くのモニターアームもこの規格に対応しています。小型モニターでは75×75の場合もあり、一部のアームは75と100の両方に対応しています。
ネジの規格
VESAマウントで使用するネジの規格も決まっています。
| VESA規格 | ネジサイズ | ネジ長さ |
|---|---|---|
| 75×75、100×100 | M4 | 8〜12mm |
| 200×100、200×200 | M6 | 10〜16mm |
| 400×400以上 | M8 | 12〜25mm |
自分のモニターのVESA規格を確認する方法
方法1: モニター背面を目視で確認する
最も確実な方法は、モニターの背面を直接確認することです。
- モニターの電源を切り、すべてのケーブルを外します
- モニターを安全な場所に裏返して置きます(画面にキズがつかないよう柔らかい布の上に)
- 背面に4つのネジ穴が正方形または長方形に配置されていればVESA対応です
- ネジ穴が見当たらない場合、カバーやスタンドの取り付け部分を外すと隠れていることがあります
方法2: ネジ穴の間隔を測る
VESAのネジ穴を見つけたら、定規やメジャーで間隔を測りましょう。
- 横方向のネジ穴の中心から中心までの距離を測ります
- 縦方向のネジ穴の中心から中心までの距離を測ります
- 横75mm×縦75mmなら「VESA 75×75」、横100mm×縦100mmなら「VESA 100×100」です
方法3: メーカーの仕様書・公式サイトで確認する
モニターの型番がわかれば、メーカーの公式サイトやカタログで確認できます。仕様表の中に以下のような記載を探してください。
- 「VESAマウント: 100×100mm」
- 「Wall Mount: VESA 100」
- 「マウントインターフェース: FDMI 100×100」
方法4: VESAアダプターを使う
一部のモニター(特に薄型デザインのもの)はVESA非対応の場合があります。そのような場合でも、VESAアダプター(変換ブラケット)を使えばモニターアームに取り付けられることがあります。各モニターメーカーが純正アダプターを販売している場合や、汎用のアダプターが使える場合があります。

モニターアームの選び方
モニターアームの種類
| 種類 | 特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
| ガススプリング式 | ガスの力で軽い力で動かせる。位置調整が自由自在 | 頻繁に位置を変える方、デュアルモニター |
| メカニカルスプリング式 | バネの力で保持。ガスより安価 | コスパ重視の方 |
| ポール固定式 | ポールにモニターを固定。高さ調整のみ | 位置をあまり変えない方、安定性重視 |
| 壁掛け式 | 壁に直接取り付け。デスクスペースを最大限確保 | デスクを広く使いたい方 |
選ぶ際のチェックポイント
- 対応VESA規格:モニターのVESA規格と一致しているか(75×75と100×100の両対応が多い)
- 耐荷重:モニターの重量を支えられるか(モニターの重量+余裕1〜2kg)
- 対応モニターサイズ:インチ数が対応範囲内か
- 取り付け方式:クランプ式(天板挟み込み)かグロメット式(穴を開けて固定)か
- 可動範囲:上下・左右・前後・回転の調整範囲
- ケーブルマネジメント:ケーブルをアーム内に通せる構造かどうか
デスクの天板の確認
クランプ式のモニターアームを使う場合、デスクの天板が以下の条件を満たしているか確認しましょう。
- 天板の厚さ:クランプの対応範囲内か(多くのアームは10〜75mm対応)
- 天板の素材:ガラス天板はクランプ式に非対応。木材やMDF、金属が適している
- 天板の強度:モニター+アームの重量に耐えられるか
- 天板の奥行き:クランプを取り付ける余白があるか(背面に5〜10cm程度)
モニターアームの取り付け手順
必要な道具
- プラスドライバー(モニターアームに付属している場合が多い)
- 六角レンチ(アーム付属品に含まれていることが多い)
- モニターアーム付属のネジとスペーサー
ステップ1: モニターのスタンドを取り外す
- モニターの電源を切り、ケーブルをすべて外します
- 柔らかい布やタオルの上にモニターの画面を下にして置きます
- スタンドを固定しているネジを外します(メーカーによって異なります)
- スタンドを取り外します。ツールレスで外せるタイプもあります
⚠️ 注意: スタンドを外した後のネジ穴にカバーやプレートがある場合があります。これを外すとVESAのネジ穴が現れます。取り外したスタンドとネジは、将来使う可能性があるので保管しておきましょう。
ステップ2: アームのクランプをデスクに固定する
- デスクの端(モニターを設置したい位置の裏側)にクランプを配置します
- クランプのネジを手で回して仮止めします
- 位置を調整してから、ネジをしっかり締めます
- 天板を傷つけないよう、付属のゴムパッドを挟むことを忘れずに
ステップ3: モニターをアームに取り付ける
- アームのマウントプレートをモニター背面のVESAネジ穴に合わせます
- 付属のネジ(通常M4×10mmまたはM4×12mm)で4か所を固定します
- 対角線の順番(左上→右下→右上→左下)でネジを締めるとバランスが取れます
- すべてのネジがしっかり締まっていることを確認します
ステップ4: モニターの位置と角度を調整する
- モニターを目の高さに合わせます(画面上部が目線の高さがベスト)
- 画面までの距離は40〜70cmが推奨されています
- 画面の角度はやや後傾(10〜20度)が目に優しい
- ガススプリング式の場合は、テンション調整ネジで保持力を調整します
ステップ5: ケーブルを整理する
最後にケーブル類を接続し、アームのケーブルクリップやケーブルカバーに通して整理します。ケーブルがアームの可動範囲を邪魔しないよう、適度な余裕を持たせてください。
壁掛けマウントの取り付け方法
壁掛けマウントは、モニターやテレビを壁面に直接取り付ける方法です。デスクスペースを使わないため、部屋を広く使えます。
壁掛けマウントの種類
| 種類 | 特徴 | 壁からの距離 |
|---|---|---|
| 固定式(フラット) | 壁に密着。角度調整不可 | 約2〜3cm |
| チルト式 | 上下の角度調整が可能 | 約5〜8cm |
| フルモーション式 | 上下・左右・前後の調整が可能 | 約5〜50cm |
壁掛けの前に確認すべきこと
1. 壁の構造を確認する
壁掛けで最も重要なのは、壁がモニターの重量に耐えられるかどうかです。
| 壁の種類 | 取り付け可否 | 注意点 |
|---|---|---|
| コンクリート壁 | ◎ | コンクリートアンカーが必要 |
| 木製間柱(柱がある部分) | ◎ | 木ネジで直接固定可能 |
| 石膏ボード(柱がある部分) | ○ | 柱に向かってネジを打つ |
| 石膏ボード(柱がない部分) | △ | アンカー使用で軽量モニターのみ可能 |
| 薄い板壁・ベニヤ | × | 強度不足。取り付け不可 |
2. 柱(間柱)の位置を確認する
石膏ボードの壁の場合、背後にある柱(間柱)の位置を確認する必要があります。確認方法は以下の通りです。
- 下地センサー(壁裏探知器)を使う:ホームセンターで1,000〜3,000円程度で購入可能
- 壁を軽くノックする:柱がある部分は硬い音がし、柱がない部分は空洞の音がする
- 細い針を刺す:石膏ボードは簡単に針が入るが、柱がある場所は途中で止まる
壁掛けの取り付け手順
- 取り付け位置を決める:モニターの中心が目線の高さになるように壁にマーキングする
- ブラケット(金具)を壁に固定する:水平器で水平を確認しながら、柱の位置にネジで固定する
- モニターにマウントプレートを取り付ける:VESA穴にネジで固定
- モニターをブラケットに引っかける:2人で作業することを推奨
- ケーブルを接続し、位置を微調整する
⚠️ 賃貸住宅の場合: 壁にネジ穴を開けると原状回復の対象になる可能性があります。賃貸の場合は、つっぱり式のテレビスタンドやホチキス固定式の壁掛け金具(石膏ボード用)を検討してください。退去時の費用負担を避けるために、事前に管理会社や大家さんに確認することをおすすめします。

取り付け時のよくある失敗と対処法
失敗1: ネジが合わない・入らない
原因: ネジのサイズ(M4/M6/M8)や長さが合っていない。モニターによっては背面のくぼみが深く、標準付属のネジでは短い場合があります。
対処法: スペーサー(ワッシャー)を使うか、適切な長さのネジをホームセンターで購入しましょう。ネジの太さ(M4など)は必ず同じものを使ってください。
失敗2: モニターが傾く・下がってくる
原因: ガススプリング式のアームのテンション調整が適切でない場合に起きます。
対処法: アームのテンション調整ネジ(通常アームの関節部分にある六角穴)を回して、保持力を調整してください。モニターの重量に合わせてテンションを強くすると、しっかりと位置を保持できます。
失敗3: デスクの天板が割れる・歪む
原因: 天板の素材が薄い・弱い場合、クランプの圧力で破損することがあります。
対処法: 天板の裏側に補強板(当て板)を挟むことで圧力を分散できます。100〜200mm四方の合板や金属板を使うのが一般的です。
よくある質問(FAQ)
まとめ
VESAマウントを活用すれば、デスクスペースの有効活用やモニター位置の自由な調整が可能になります。この記事の内容を参考に、自分の環境に合ったマウント方法を選んでください。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 最も一般的な規格 | VESA 100×100(PCモニター27インチ前後) |
| 確認方法 | 背面のネジ穴間隔を測るか、メーカー仕様書で確認 |
| おすすめアーム | ガススプリング式が自由度高く人気 |
| 壁掛けの注意点 | 壁の構造(柱の位置)の確認が最重要。賃貸は管理会社に相談 |
| ネジ規格 | 100×100の場合はM4ネジ(8〜12mm) |
モニターアームの導入は、デスク環境を劇的に改善する投資です。正しい規格を選んで安全に取り付ければ、快適な作業環境を手に入れることができます。ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
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