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MacのフォーカスモードでDo Not Disturb(DND)を管理しよう
集中して作業したいのに、通知が頻繁に届いて集中力が途切れる…という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。MacのフォーカスモードはAppleが提供する強力な集中管理ツールで、作業・睡眠・運動など目的に合わせた通知フィルタリングとDo Not Disturb(DND)機能を提供します。
iPhoneとMacで同期するため、一度設定すれば全Apple端末で統一した集中モードを使えます。この記事では、フォーカスモードの設定から活用術まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- フォーカスモードの種類と特徴
- フォーカスモードの設定方法(Mac)
- 通知を許可/ブロックするアプリ・連絡先の設定
- スケジュールによる自動オン/オフの設定
- フォーカスモードを集中力向上に活かす活用法

フォーカスモードの種類
Appleが用意しているフォーカスモード
macOS 12 Monterey以降では、以下のフォーカスモードがデフォルトで用意されています。
| フォーカスモード | 主な用途 | デフォルトの動作 |
|---|---|---|
| おやすみモード | 睡眠中・就寝前 | ほぼすべての通知をブロック |
| 仕事 | 業務・集中作業時 | 仕事関連の通知のみ許可 |
| 個人 | プライベートタイム | 個人アプリの通知を許可 |
| 運動 | ワークアウト・スポーツ | フィットネス関連のみ許可 |
| 読書 | 読書・学習 | 読書アプリ以外をブロック |
| 運転中 | 車の運転中 | ほぼすべての通知をブロック(返信自動送信) |
| カスタム | ユーザー定義の用途 | 自由に設定 |
カスタムフォーカスモードを作る
用意されているモード以外に、自分専用のカスタムフォーカスモードを作成することもできます。「ゲーム時間」「勉強」「瞑想」など、ライフスタイルに合わせたモードを作れます。
フォーカスモードの設定方法(Mac)
システム設定からフォーカスを開く
- Appleメニュー()→「システム設定」を開く(macOS Ventura以降)
- 左サイドバーの「フォーカス」をクリック
- 設定したいフォーカスモードを選択する
または、メニューバーの「コントロールセンター」→「フォーカス」からも一部の操作ができます。
通知を許可する連絡先を設定する
フォーカスモード中でも特定の人からの通知は受け取れるように設定できます。
- フォーカス設定を開く
- 設定したいフォーカスモードを選択
- 「通知を許可」セクションの「人」の横にある「+」をクリック
- 許可したい連絡先を選択する(家族・上司・緊急連絡先など)
- 「追加」をクリック
緊急の連絡を見逃さないために:「緊急連絡先」に指定した人からは、フォーカスモード中でも通知が届きます。重要な連絡先は必ず設定しておきましょう。
通知を許可するアプリを設定する
- フォーカス設定の「通知を許可」セクションの「App」の横にある「+」をクリック
- 許可したいアプリを選択する(カレンダー・リマインダーなど重要なアプリのみ推奨)
- 「追加」をクリック
全ての通知をブロックする設定
どのような通知も受け取りたくない場合は、すべての通知をブロックできます。
- フォーカス設定を開く
- 「通知を許可」の「人」の設定で「全員から通知を受け取らない」を選択
- 同様に「App」も「すべてのAppからの通知を受け取らない」に設定

スケジュールによる自動オン/オフ
時刻スケジュールを設定する
特定の時間帯に自動でフォーカスモードをオン/オフできます。例えば、就業時間中は「仕事」モード、夜10時以降は「おやすみモード」が自動起動するように設定できます。
- フォーカス設定を開いて設定したいモードを選択
- 「自動化を追加」または「スケジュールを設定」をクリック
- 「時刻」を選択する
- 開始時刻と終了時刻を設定する
- 繰り返す曜日を選択する(平日のみ・毎日など)
- 「追加」をクリック
場所スケジュールを設定する
特定の場所に到着した際に、自動でフォーカスモードが起動するように設定できます。
- フォーカス設定 → 「自動化を追加」→「場所」を選択
- 場所を検索または地図から選択する
- 「この場所に到着したとき」または「この場所を離れるとき」を選択
- 「追加」をクリック
例:職場の住所を設定 → 「この場所に到着したとき」に「仕事」フォーカスを起動
Appスケジュールを設定する
特定のアプリを開いたときにフォーカスモードが自動で起動する設定です。
- フォーカス設定 → 「自動化を追加」→「App」を選択
- フォーカスを起動するアプリを選択する(例:Xcode、Figma、テキストエディタなど)
- 「追加」をクリック
例:Xcodeを開くと自動で「仕事」フォーカスが起動する
スケジュールの確認・編集
- フォーカス設定で目的のフォーカスモードを選択
- 「自動化」セクションに登録済みのスケジュールが表示される
- スケジュールをクリックして編集・削除できる
フォーカスモードの高度な活用法
フォーカスフィルターで特定のアプリ設定を変える
macOS 13以降では、フォーカスモードに「フォーカスフィルター」を設定できます。フォーカスモードがオンのとき、特定のアプリの外観や動作を自動的に変えられます。
- Safariのタブグループを切り替える:仕事フォーカス中は仕事用タブグループのみ表示
- システム外観(ダーク/ライト)を変える:おやすみモード中は自動でダークモードに切り替え
- メールのアカウントを切り替える:仕事フォーカス中は仕事用メールアカウントのみ表示
- カレンダーの表示を切り替える:個人フォーカス中は個人カレンダーのみ表示
フォーカスフィルターを設定する方法
- フォーカス設定で対象のモードを開く
- 下部の「フォーカスフィルター」セクションを展開
- 「フィルターを追加」をクリック
- 変更したいアプリ/設定を選択する(Safari、メール、カレンダーなど)
- フォーカスモード中に使いたい設定を選んで「追加」をクリック
iPhoneとMacでフォーカスモードを同期する
フォーカスモードはiCloudを通じてAppleデバイス間で同期されます。MacとiPhoneで同じフォーカスモードの設定が共有されるため、一方で設定を変更するともう一方にも反映されます。
同期を使わず、デバイスごとに個別に設定したい場合:
- フォーカス設定を開く
- 右上の「…」または「オプション」をクリック
- 「デバイス間で共有」をオフにする
フォーカスモードをすぐにオン/オフする方法
作業中に素早くフォーカスモードを切り替える方法を覚えておくと便利です。
コントロールセンターから操作する
- メニューバー右上のコントロールセンターアイコンをクリック
- 「フォーカス」セクションをクリック
- 使いたいフォーカスモードをクリックしてオン/オフ
Siriで操作する
- 「ヘイSiri、仕事フォーカスをオンにして」
- 「ヘイSiri、おやすみモードをオフにして」

集中力向上のための活用術
ポモドーロ・テクニックとフォーカスモードを組み合わせる
ポモドーロ・テクニックは25分作業→5分休憩を繰り返す集中法です。フォーカスモードをオンにして25分作業し、5分休憩のときはオフにする使い方が効果的です。
- 25分タイマーをセット → フォーカスモードをオン
- 通知を完全にブロックして作業に集中
- タイマーが鳴ったらフォーカスをオフ → 5分休憩
- 繰り返し
「時刻の感受性が高い通知」だけを許可する
フォーカスモード中でも、カレンダーのリマインダーや配送通知など時間に敏感な通知は受け取りたい場合があります。
- フォーカス設定 → 対象のモードを開く
- 「通知を許可」セクションで「時刻の感受性が高い通知を許可」をオンにする
これにより、「今すぐ」必要な通知だけが届き、通常の通知はブロックされます。
「繰り返し着信を許可」で緊急連絡を見逃さない
緊急の連絡がある場合、同じ相手から3分以内に2回着信があると通知が届くように設定できます。
- フォーカス設定 → 対象のモードを開く
- 「通知を許可」→「連絡先」設定の下にある「繰り返し着信を許可」をオンにする
「作業用」カスタムフォーカスモードを作る
より細かく自分専用の集中モードを作るには、カスタムフォーカスを作成します。
- フォーカス設定で「+」(追加)をクリック
- 「カスタム」を選択
- 名前(例:「Deep Work」「執筆モード」)とアイコン・カラーを設定
- 許可する連絡先・アプリを設定する
- スケジュールを追加する(任意)
トラブルシューティング
フォーカスモードをオンにしても通知が届く
- 通知を送るアプリが「時刻の感受性が高い通知」を設定している可能性があります。許可リストを確認してください
- 通知設定で「フォーカスを無効にする」が許可されているアプリがある場合があります
- iCloudの同期でiPhoneの設定が上書きされている可能性があります
スケジュールが自動で起動しない
- システム設定 → プライバシーとセキュリティ → 位置情報サービスがオンになっているか確認(場所スケジュールの場合)
- デバイスを再起動して再確認する
- macOSのバージョンが古い場合はアップデートする
よくある質問(FAQ)
Q1. フォーカスモード中でも着信電話は受け取れますか?
A. 「許可」リストに登録されている連絡先からの電話は着信します。また「繰り返し着信を許可」設定をオンにすれば、3分以内に2回着信した場合は通知が届きます。緊急連絡先は必ず登録しておきましょう。
Q2. フォーカスモードはMacとiPhoneで別々に設定できますか?
A. デフォルトでは、iCloudを通じて全Apple端末で設定が同期されます。デバイスごとに個別設定したい場合は、フォーカス設定の「デバイス間で共有」をオフにしてください。
Q3. フォーカスモード中にLINEの通知を受け取る方法は?
A. フォーカスモードの設定で「通知を許可」するアプリにLINEを追加してください。または「時刻の感受性が高い通知」をオンにして、LINE側で重要なメッセージを「時刻の感受性が高い」に設定することで受け取れます。
Q4. フォーカスモードのスケジュールを曜日ごとに変えられますか?
A. はい、スケジュール設定では繰り返す曜日を個別に選択できます。「平日のみ」「週末のみ」「特定の曜日のみ」など、柔軟に設定できます。
Q5. おやすみモードとDo Not Disturbは同じですか?
A. macOS 12以降では「Do Not Disturb(集中モード)」が「おやすみモード」として統合されました。機能的には同じで、フォーカスモードの1つとして管理されるようになりました。
Q6. フォーカスモードを使っていることを相手に伝えられますか?
A. はい、「フォーカス状況を共有」の設定をオンにすると、iMessageでメッセージを送ってきた相手に「フォーカスモード中のため通知が届かない可能性がある」と表示されます。
まとめ
MacのフォーカスモードはDo Not Disturbの進化版で、目的や状況に応じた細かい通知管理ができる強力なツールです。
フォーカスモード活用のポイントまとめ:
- システム設定 → フォーカスから各モードを設定する
- 許可する連絡先・アプリを絞り込んで必要な通知だけを受け取る
- 時刻・場所・アプリ起動でスケジュールを自動化する
- フォーカスフィルターでSafariのタブグループ・メールアカウントを自動切り替え
- iCloudを通じてiPhoneとMacで同期する
- コントロールセンターまたはSiriで素早くオン/オフできる
フォーカスモードを活用することで、不要な通知に邪魔されず、高い集中力を維持した作業環境を実現できます。ぜひ自分のライフスタイルに合ったカスタムフォーカスを設定してみてください。
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