Home / Apple / Mac / 【2026年最新版】MacのAutomatorワークフロー自動化完全ガイド【繰り返し作業・ショートカット】

【2026年最新版】MacのAutomatorワークフロー自動化完全ガイド【繰り返し作業・ショートカット】

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

繰り返し作業をMacに任せる——Automatorとは

「毎日同じフォルダにファイルを移動している」「画像のリサイズを何十枚も手作業でやっている」——そんな繰り返し作業はMac標準搭載の「Automator」で自動化できます。プログラミング不要で、視覚的な操作だけでワークフローを作成できるのが最大の特徴です。

本記事では、MacのAutomatorの基本操作から実践的なワークフロー作成例、さらにmacOS Monterey以降で強化されたショートカットアプリとの使い分けまで、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • Automatorの基本的な仕組みと種類
  • ワークフローの作り方(基本操作)
  • 実践的なワークフロー作成例(ファイル整理・画像変換など)
  • クイックアクションでFinderに組み込む方法
  • フォルダアクションで自動処理を設定する方法
  • Automatorとショートカットアプリの使い分け
Automatorアプリの基本画面とワークフロー作成

Automatorの基礎知識

Automatorとは

AutomatorはmacOS標準搭載の自動化ツールです。「アクション」と呼ばれる処理ブロックを組み合わせてワークフロー(自動化の手順書)を作成します。プログラミングの知識がなくても、アクションをドラッグ&ドロップするだけで使えます。

2005年のMac OS X Tiger(10.4)から搭載されており、macOS Venturaを経た現在も利用可能です。ただしAppleはmacOS Monterey以降、より進化した「ショートカット」アプリを推進しており、将来的にはショートカットへの移行が推奨されています。

Automatorで作れるワークフローの種類

種類 説明 使用例
ワークフロー 基本形式。Automatorアプリから手動実行 テスト・開発中の自動化
アプリケーション ダブルクリックで実行できる独立したアプリとして保存 よく使う処理をアプリ化してDockに置く
クイックアクション Finderの右クリックメニューやTouch Barに登録 選択ファイルの一括処理
フォルダアクション 特定フォルダにファイルが追加されたとき自動実行 ダウンロードフォルダの自動整理
カレンダーアラーム カレンダーイベントのアラームとして実行 定時にバックアップを実行
プリントプラグイン 印刷ダイアログから実行 PDF保存の自動化

Automatorの基本操作

Automatorを起動する

  1. Finderを開き「アプリケーション」→「Automator」をダブルクリック
  2. またはSpotlight(⌘+Space)で「Automator」と検索して起動

新規ワークフローを作成する

  1. Automatorを起動すると「新しい書類を選択」ダイアログが表示される
  2. 作成するワークフローの種類を選択(例:「クイックアクション」)
  3. 「選択」をクリックして編集画面を開く

画面の構成を理解する

Automatorの編集画面は3つのエリアに分かれています。

  • 左パネル(ライブラリ):使用できるアクションの一覧。カテゴリ別に整理されている
  • 中央パネル(アクション選択):選択したカテゴリのアクション一覧と説明
  • 右パネル(ワークフロー):選択したアクションをドロップして処理の流れを組み立てる場所

アクションをワークフローに追加する

  1. 左パネルでカテゴリを選択(例:「ファイルとフォルダ」)
  2. 使いたいアクションをダブルクリック、またはワークフローパネルにドラッグ&ドロップ
  3. アクションの設定(パラメータ)を入力・選択する
  4. 複数のアクションを追加して処理の流れを作る
ファイル名一括変換と画像圧縮自動化の設定

実践的なワークフロー作成例

例1:画像を一括でJPEGに変換するクイックアクション

PNGやHEICなどの画像を、Finderで選択してまとめてJPEGに変換するクイックアクションを作成します。

  1. Automatorで「クイックアクション」を選択
  2. 「ワークフローが受け取る現在の項目」で「ファイルまたはフォルダ」「任意のアプリケーション」を設定
  3. 左パネルで「写真」→「イメージのタイプを変更」をワークフローにドロップ
  4. 「宛先フォーマット」で「JPEG」を選択
  5. ⌘+S でワークフローを保存(名前例:「JPEGに変換」)

保存後はFinderで画像ファイルを選択して右クリック→「クイックアクション」→「JPEGに変換」で実行できます。

例2:ダウンロードフォルダの自動整理(フォルダアクション)

ダウンロードフォルダに追加されたPDFファイルを自動的に「書類/PDF」フォルダに移動するフォルダアクションを作成します。

  1. Automatorで「フォルダアクション」を選択
  2. 「フォルダアクションが受け取る場所」でダウンロードフォルダを設定
  3. 「ファイルとフォルダ」→「Finder項目をフィルタリング」をドロップ
  4. フィルタ設定で「名前の拡張子が .pdf に一致する」に設定
  5. 「ファイルとフォルダ」→「Finder項目を移動」をドロップ
  6. 移動先として「書類/PDF」フォルダを設定
  7. 保存して有効化

例3:ファイル名を一括変更するワークフロー

複数のファイルの名前を「日付_連番」形式に一括変更するワークフローです。

  1. Automatorで「クイックアクション」を選択
  2. 「ファイルとフォルダ」→「Finderの項目を取得」をドロップ(または選択ファイルを入力として使う設定にする)
  3. 「ファイルとフォルダ」→「Finder項目の名前を変更」をドロップ
  4. オプションで「日付またはタイムスタンプを追加」を選択して日付形式を設定
  5. 保存して使用

例4:選択テキストを読み上げるサービス

テキストを選択して右クリックから読み上げ(音声合成)できるクイックアクションを作成します。

  1. Automatorで「クイックアクション」を選択
  2. 「ワークフローが受け取る現在の項目」を「テキスト」「任意のアプリケーション」に設定
  3. 「テキスト」→「テキストを読み上げる」アクションをドロップ
  4. 言語と音声を設定
  5. 保存(名前例:「テキストを読み上げ」)

クイックアクションをFinderに組み込む

クイックアクションの活用方法

クイックアクションとして保存したワークフローは、以下の場所から実行できます。

  • Finderでファイルを選択→右クリック→「クイックアクション」→作成したアクション名
  • Finderのプレビューサイドバー下部のクイックアクションボタン
  • Touch Barがあるモデルではそこにも表示される場合がある

クイックアクションの管理

  1. 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「拡張機能」を開く
  2. 「Finder」セクションでクイックアクションの表示・非表示を切り替え可能

フォルダアクションで自動処理を常時実行する

フォルダアクションの有効化

フォルダアクションはFinderのフォルダと連携して常時監視します。設定後はAutomatorを起動しなくても、ファイルが追加されるたびに自動実行されます。

  1. Finderで対象フォルダを右クリック
  2. 「フォルダアクション設定」を選択
  3. 「フォルダアクションを有効にする」にチェックを入れる
  4. 「+」ボタンで作成したフォルダアクションワークフローを追加
フォルダアクションとサービスへのワークフロー登録

AutomatorとショートカットApp(Shortcuts)の使い分け

ショートカットアプリとは

macOS Monterey(12)以降に搭載された「ショートカット」アプリは、iPhoneやiPadのショートカット機能をMacに移植したものです。Automatorの後継として位置づけられており、よりモダンなUIで自動化ワークフローを作成できます。

AutomatorとショートカットAppの比較

比較項目 Automator ショートカットApp
UI やや複雑 直感的でモダン
iPhone/iPadとの連携 なし iCloud同期で共有可能
Mac専用の深い統合 強い(フォルダアクション等) 年々強化中
既存ワークフロー 多数の資産あり 新規作成が必要
将来性 メンテナンスモード 積極的に機能追加中

現状の使い分けとしては、既存のAutomatorワークフローはそのまま活用し、新規に作成する場合はショートカットAppを使うのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q1. AutomatorはmacOS Venturaでも使えますか?

はい、macOS Ventura、macOS Sonoma、macOS Sequoiaでも引き続き使用できます。ただしAppleはショートカットAppをより積極的に推進しているため、将来的にはAutomatorが廃止される可能性があります。

Q2. 作成したワークフローが実行されないときはどうすればよいですか?

まずAutomator上で「実行」ボタンをクリックして動作確認してください。エラーが表示される場合は、アクションの設定(ファイルパス、フォルダ設定など)を見直してください。クイックアクションが右クリックメニューに表示されない場合は、「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「拡張機能」→「Finder」で有効化されているか確認します。

Q3. Automatorでシェルスクリプトを実行することはできますか?

はい。「ユーティリティ」カテゴリの「シェルスクリプトを実行」アクションを使えば、bashやzshのスクリプトをワークフロー内で実行できます。これにより、より高度な自動化が可能になります。

Q4. フォルダアクションが突然動かなくなった場合の対処法は?

「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「拡張機能」→「フォルダアクション」が有効になっているか確認してください。また、Finderを再起動(Dockのアイコンを右クリック→「再度開く」)すると解決することもあります。

Q5. Automatorで作ったアプリをほかのMacで使うには?

アプリケーション形式で保存したAutomatorワークフローは、.appファイルとして他のMacにコピーして使用できます。ただし、絶対パスを使ったアクション(特定フォルダへの移動など)は、コピー先のMacで設定を見直す必要があります。

Q6. AutomatorとApple ScriptはどちらがMac自動化に向いていますか?

プログラミング知識なしで使うならAutomator(またはショートカットApp)がおすすめです。より細かい制御や複雑な処理が必要な場合はApple ScriptやJavaScript for Automation(JXA)を使います。AutomatorとApple Scriptは組み合わせて使うこともでき、「Apple Scriptを実行」アクションがAutomatorに用意されています。

まとめ

MacのAutomatorを使えば、プログラミングなしで日常の繰り返し作業を自動化できます。

  • クイックアクション:選択したファイルをFinderの右クリックで即時処理
  • フォルダアクション:特定フォルダへのファイル追加を常時監視して自動処理
  • アプリケーション:よく使う処理を独立したアプリとしてDockに登録
  • 活用例:画像の一括JPEG変換、ファイル自動整理、ファイル名の一括変更など
  • 将来性:新規作成はショートカットAppも検討を

まずは「画像をJPEGに変換」や「ファイル名を日付付きに変更」など、シンプルなワークフローから試してみてください。一度作れば毎日の作業が大幅に時短されます。

Check Also

【2026年最新版】Macのストレージ最適化・クリーンアップ完全ガイド【空き容量確保・整理術】

Macのストレージが足りない? …