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「Googleのデータ可視化ツールって難しそう…」「Looker Studioって何から始めればいいの?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
Google Looker Studio(旧称:Googleデータポータル)は、無料で使えるデータ可視化・ダッシュボード作成ツールです。Googleアナリティクス、Google Search Console、スプレッドシートなどのデータを美しいグラフやレポートにまとめることができます。
この記事では、Looker Studioの基本から実際にダッシュボードを作るまでの手順を、初心者の方でもわかるように丁寧に解説します。設定方法から活用テクニックまで完全網羅していますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事でわかること
- Google Looker Studioとは何か・何ができるか
- アカウント作成・ログイン方法
- データソースの接続方法(Googleアナリティクス・スプレッドシートなど)
- ダッシュボードの新規作成手順(ステップごとに解説)
- グラフ・表・スコアカードの追加方法
- デザインのカスタマイズ方法
- レポートの共有・公開方法
- よくあるトラブルと解決策

Google Looker Studioとは?基本を理解しよう
Looker Studioの概要
Google Looker Studio(旧称:Googleデータポータル/Google Data Studio)は、Googleが提供する無料のBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)です。2022年10月に「Google Data Studio」から「Looker Studio」に名称変更されました。
主な特徴は以下の通りです:
- 完全無料で利用可能(有料版のLooker Studio Proもあり)
- Googleアカウントがあればすぐに始められる
- 複数のデータソースを1つのダッシュボードに統合できる
- リアルタイムでデータが更新される
- チームでの共同編集・共有が簡単
- インタラクティブなレポートが作れる
Looker StudioとLooker Studio Proの違い
無料版と有料版(Pro)の主な違いを表で確認しましょう。
| 機能 | 無料版(Looker Studio) | 有料版(Looker Studio Pro) |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料(要問い合わせ) |
| レポート数 | 無制限 | 無制限 |
| チームワークスペース | なし | あり |
| SLA(サービス保証) | なし | あり |
| サポート | コミュニティのみ | Google専任サポート |
| 対象 | 個人・小規模チーム | 企業・大規模チーム |
個人利用や小規模なチームであれば、無料版で十分です。本記事は無料版を前提に解説します。
Looker Studioで接続できる主なデータソース
Looker Studioの大きな強みは、多様なデータソースに接続できることです。代表的なものを紹介します。
| カテゴリ | 主なデータソース |
|---|---|
| Googleサービス | Googleアナリティクス 4、Search Console、Google広告、スプレッドシート、Bigquery |
| データベース | MySQL、PostgreSQL、Microsoft SQL Server |
| ファイル | CSVファイル、Googleスプレッドシート |
| SNS・広告 | Facebook広告、Twitter広告(パートナーコネクタ経由) |
| その他 | コミュニティコネクタ(サードパーティ製)で数百種類に対応 |
Looker Studioを始める前の準備
必要なもの
- Googleアカウント(GmailアドレスまたはGoogle Workspace)
- パソコン(スマートフォンでも一部操作可能だが、PC推奨)
- モダンなウェブブラウザ(Chrome推奨)
- 接続したいデータ(Googleアナリティクスなど)へのアクセス権限
Looker Studioへのアクセス方法
Looker Studioには以下のURLからアクセスできます:
https://lookerstudio.google.com/
ブラウザでこのURLを開き、Googleアカウントでログインするだけです。インストールは不要です。
【手順1】Looker Studioにログインする
ステップ1: Looker Studioにアクセスする
ブラウザ(Chrome推奨)で https://lookerstudio.google.com/ を開きます。
ステップ2: Googleアカウントでログインする
まだログインしていない場合は、Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。すでにChromeでGoogleアカウントにログイン済みであれば、自動的にログイン状態になります。
ステップ3: 利用規約に同意する(初回のみ)
初めてLooker Studioを使う場合は、サービス利用規約の確認画面が表示されます。内容を確認し、「同意して続行」をクリックします。
ログインが完了すると、Looker Studioのホーム画面(マイレポート一覧)が表示されます。
【手順2】新しいレポートを作成する
ステップ1: 「作成」ボタンをクリックする
ホーム画面の左上にある「+ 作成」ボタンをクリックします。ドロップダウンメニューが表示されるので、「レポート」を選択します。
または、ホーム画面中央の「空のレポート」カードをクリックしても同じ画面に遷移します。
ステップ2: テンプレートから始めるか、空白から始めるかを選ぶ
新規レポート作成時に、以下の2つの方法を選べます:
- 空白のレポート:一から自分でデザインする。自由度が高い
- テンプレートを使用:Googleが用意したサンプルレポートをベースに編集する。初心者に推奨
初めての方は、テンプレートから始めるのがおすすめです。特にGoogleアナリティクス用のテンプレートは完成度が高く、すぐに実用できます。
本記事では「空白のレポート」から作成する手順を解説します。

【手順3】データソースを接続する
空白のレポートを選択すると、「データをレポートに追加」という画面が表示されます。ここでレポートに表示するデータの接続元を選びます。
Googleアナリティクス 4(GA4)を接続する場合
ステップ1:「Googleアナリティクス」コネクタを選択します。
ステップ2:Googleアカウントのアクセス許可を求められる場合は「承認」をクリックします。
ステップ3:アカウント一覧からGA4のアカウント → プロパティ → データストリームの順に選択します。
ステップ4:「追加」ボタンをクリックします。確認ダイアログが表示されたら「レポートに追加」をクリックします。
Googleスプレッドシートを接続する場合
ステップ1:コネクタ一覧から「Googleスプレッドシート」を選択します。
ステップ2:接続したいスプレッドシートを選択します。Googleドライブに保存されているスプレッドシートの一覧が表示されます。
ステップ3:シートを選択し、「ヘッダー行を使用」にチェックが入っていることを確認します(1行目が列名の場合)。
ステップ4:「追加」をクリックして接続完了です。
Google Search Consoleを接続する場合
ステップ1:コネクタ一覧から「Search Console」を選択します。
ステップ2:サイトの一覧から対象のプロパティを選択します。
ステップ3:「表タイプ」として「サイトのインプレッション」「URLのインプレッション」「サイトのデバイス」などから目的に合ったものを選びます。
ステップ4:「追加」をクリックして接続完了です。
CSVファイルを接続する場合
CSVファイルを直接アップロードして使うことも可能です。
ステップ1:コネクタ一覧から「ファイルのアップロード」を選択します。
ステップ2:「ファイルをアップロード」ボタンをクリックし、CSVファイルを選択します。または、ドラッグアンドドロップで追加できます。
ステップ3:プレビューでデータが正しく読み込まれているか確認し、「追加」をクリックします。
データソース接続時のよくある注意点
- 接続するサービスへのアクセス権限が必要です(自分のGA4プロパティは自動的に表示されます)
- 他のユーザーのデータに接続するには、そのアカウントで「編集者」または「閲覧者」権限をもらう必要があります
- CSVファイルは最大100MBまで対応しています
【手順4】グラフ・チャートを追加する
データソースを接続すると、レポート編集画面が開きます。ここからグラフや表などのコンポーネントを追加していきます。
グラフの追加方法
ステップ1:上部メニューの「グラフを追加」をクリックします。
ステップ2:ドロップダウンメニューからグラフの種類を選択します。主なグラフ種類は以下の通りです:
| グラフ種類 | 用途 | おすすめ場面 |
|---|---|---|
| 折れ線グラフ | 時系列での変化を表示 | 日別・月別のPV数推移 |
| 棒グラフ | カテゴリ間の比較 | ページ別のセッション数比較 |
| 円グラフ | 割合・構成比の表示 | デバイス別・流入元別の割合 |
| スコアカード | 単一の数値を大きく表示 | 総セッション数・直帰率 |
| 表 | 複数データを一覧表示 | ページ別詳細データ |
| 地図 | 地域別データの可視化 | 国・都道府県別のユーザー数 |
| 散布図 | 2指標の相関関係 | PV数とコンバージョンの関係 |
ステップ3:グラフの種類を選んだ後、レポートの好きな場所でドラッグしてサイズと位置を決めます。
スコアカード(KPI表示)を追加する
スコアカードは、「総セッション数:12,345」のように重要な数値を大きく1つだけ表示するコンポーネントです。ダッシュボードの上部に並べると見やすくなります。
ステップ1:「グラフを追加」→「スコアカード」を選択します。
ステップ2:右側の設定パネルで「指標」を選択します(例:「セッション」「ユーザー数」「直帰率」など)。
ステップ3:「比較期間」を設定すると、前期比(増減)も一緒に表示できます。
表を追加する
ステップ1:「グラフを追加」→「表」を選択します。
ステップ2:右側の設定パネルで、表示する「ディメンション」(行の軸、例:ページのURL)と「指標」(数値、例:セッション数、直帰率)を設定します。
ステップ3:「行数」を設定して、何行まで表示するか決めます。
フィルター(絞り込み)コントロールを追加する
インタラクティブなダッシュボードを作るには、閲覧者が自分でデータを絞り込めるフィルターコントロールが便利です。
ステップ1:上部メニューの「コントロールを追加」をクリックします。
ステップ2:「期間設定コントロール」(日付範囲の選択)または「プルダウンリスト」「チェックボックス」などを選択します。
ステップ3:コントロールを配置し、どのグラフに適用するかを設定します。デフォルトでは同じページ内の全グラフに適用されます。
【手順5】グラフの設定・カスタマイズ
ディメンションと指標を設定する
グラフをクリックして選択すると、右側に「設定」パネルが表示されます。ここでグラフの中身を細かく設定できます。
- ディメンション:データを分類する軸。例:「日付」「ページ名」「デバイス」「国」など
- 指標:数値データ。例:「セッション数」「ページビュー数」「直帰率」「コンバージョン数」など
- 並べ替え:どの指標で並べ替えるか、昇順または降順か
- フィルター:特定の条件でデータを絞り込む
期間フィルターを設定する
各グラフに独自の期間を設定することも可能です:
ステップ1:グラフを選択し、右側「設定」パネルの下部にある「デフォルトの期間」を探します。
ステップ2:「カスタム」を選択すると、特定の期間(例:過去30日間、今月など)を固定できます。
グラフの見た目をカスタマイズする(スタイル設定)
グラフを選択した状態で、右側パネルの「スタイル」タブをクリックすると、見た目の細かい設定ができます:
- グラフの色:系列ごとの色を自由に変更できます
- フォント・文字サイズ:軸ラベルやデータラベルのフォント設定
- 背景色・枠線:グラフエリアの背景色や枠線の太さ・色
- データラベル:グラフ上に数値を表示するかどうか
- 凡例の位置:凡例を上・下・左・右・なしから選択
【手順6】ダッシュボードのレイアウトとデザインを整える
テキストとタイトルを追加する
ダッシュボードにタイトルや説明文を追加すると、見やすさが大幅に向上します。
ステップ1:上部メニューの「テキストを追加」(「T」アイコン)をクリックします。
ステップ2:レポート上でドラッグしてテキストボックスを配置します。
ステップ3:ダブルクリックしてテキストを入力します。フォント、サイズ、色、太字/斜体なども設定できます。
図形・画像を追加する
ダッシュボードに図形(四角形、線など)や会社ロゴなどの画像を追加することもできます。
- 図形の追加:上部メニューの「図形を追加」から四角形・円・線を選択
- 画像の追加:「画像を追加」からローカルファイルまたはURLで画像を追加
ページを追加して複数ページのレポートにする
1つのレポートに複数のページを追加することで、テーマ別のダッシュボードを作れます。
ステップ1:左側パネルの「ページ」セクションにある「+ ページを追加」をクリックします。
ステップ2:ページ名をダブルクリックして変更します(例:「概要」「トラフィック分析」「コンバージョン」など)。
レポート全体のテーマ・カラーを設定する
ステップ1:上部メニューの「テーマとレイアウト」をクリックします。
ステップ2:用意されたテーマから選ぶか、カスタムでプライマリカラーやフォントを設定できます。
ステップ3:「ページサイズ」を変更することで、A4縦・横・ワイドスクリーンなど、用途に合わせたサイズにできます。

【手順7】レポートを共有・公開する
特定のユーザーと共有する
ステップ1:右上の「共有」ボタンをクリックします。
ステップ2:「ユーザーやグループを追加」の欄に、共有したいユーザーのGmailアドレスを入力します。
ステップ3:権限を設定します:
| 権限 | できること | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| 閲覧者 | レポートを見るだけ。日付範囲の変更などインタラクティブ操作は可能 | クライアント・上司への共有 |
| 編集者 | レポートの編集・グラフの追加・削除も可能 | チームメンバーとの共同作業 |
ステップ4:「送信」をクリックすると、相手に招待メールが届きます。
リンクで誰でも見られるように公開する
URLを知っている人なら誰でも閲覧できるようにする方法です。
ステップ1:「共有」ボタンをクリックし、「リンクを管理」タブを選択します。
ステップ2:「リンクを知っている全員」に変更し、権限を「閲覧者」に設定します。
ステップ3:「リンクをコピー」してURLを共有します。
ウェブサイトへの埋め込み
ダッシュボードをウェブサイトに埋め込むこともできます。
ステップ1:右上の「…(その他のオプション)」メニューから「埋め込む」を選択します。
ステップ2:表示されるiframeコードをコピーして、ウェブサイトのHTMLに貼り付けます。
ただし、埋め込みを使う場合は事前にレポートを「リンクを知っている全員が閲覧可能」に設定する必要があります。
【実践】Googleアナリティクスダッシュボードの作り方
ここからは、Googleアナリティクス 4(GA4)を使った実用的なダッシュボードの作り方を解説します。ウェブサイト運営者に最も役立つ構成です。
おすすめダッシュボード構成
| 位置 | コンポーネント | 表示する指標 |
|---|---|---|
| 上部(KPIエリア) | スコアカード×4 | 総セッション数、ユーザー数、直帰率、平均セッション時間 |
| 中段左 | 折れ線グラフ | 日別セッション数の推移 |
| 中段右 | 円グラフ | デバイス別・流入元別の割合 |
| 下部 | 表 | ページ別のPV数・セッション数・直帰率 |
ステップ1:KPIエリアを作る(スコアカード4つ)
まずレポート上部に、サイトの主要KPIを一目で確認できるエリアを作ります。
- 「グラフを追加」→「スコアカード」を選択し、左上に配置
- 右側「設定」の指標に「セッション」を選択
- スコアカードを選択した状態でCtrl+C → Ctrl+Vで3回コピーし、横に並べる
- 2つ目:指標を「アクティブユーザー数」に変更
- 3つ目:指標を「直帰率」に変更
- 4つ目:指標を「平均エンゲージメント時間」に変更
ステップ2:トレンドグラフを作る(折れ線グラフ)
- 「グラフを追加」→「折れ線グラフ」を選択し、中段左に配置
- ディメンション:「日付」を選択
- 指標:「セッション」を選択
- 期間設定コントロールをレポート上部に追加し、閲覧者が期間を自由に切り替えられるようにする
ステップ3:流入元の内訳を可視化する(円グラフ)
- 「グラフを追加」→「円グラフ」を選択し、中段右に配置
- ディメンション:「デフォルトチャネルグループ」を選択
- 指標:「セッション」を選択
- スタイルタブで「データラベルを表示」をONにする
ステップ4:人気ページ一覧を作る(表)
- 「グラフを追加」→「表」を選択し、下部に広めに配置
- ディメンション:「ページタイトルとスクリーン名」を選択
- 指標:「表示回数」「セッション」「直帰率」を追加
- 並べ替え:「表示回数」の降順に設定
- 行数:25に設定
【実践】Search Consoleダッシュボードの作り方
SEO担当者に欠かせない、Google Search Consoleのデータを可視化するダッシュボードの作り方です。
おすすめ構成
- 折れ線グラフ:クリック数と表示回数の推移(2軸グラフ)
- スコアカード:合計クリック数、合計表示回数、平均クリック率、平均掲載順位
- 表:クエリ(検索語句)別のクリック数・表示回数・クリック率・平均順位
- 表:ページ別のクリック数・表示回数・平均順位
データソースの設定ポイント
Search Consoleのデータソースを追加する際は、「表タイプ」の選択が重要です:
- サイトのインプレッション:日別の集計データ(折れ線グラフに最適)
- URLのインプレッション:ページURL別のデータ(ページ分析に最適)
- サイトのクエリ:検索語句別のデータ(キーワード分析に最適)
1つのレポート内で複数の表タイプを混在させる場合は、データソースをそれぞれ別途追加する必要があります。
Looker Studioの便利な機能・テクニック
計算フィールドで独自の指標を作る
Looker Studioには「計算フィールド」機能があり、既存のデータから新しい指標を作れます。
例1:コンバージョン率の計算
数式:コンバージョン数 / セッション数 * 100
例2:1セッションあたりのページビュー数
数式:ページビュー数 / セッション数
設定方法:データソースを開き(鉛筆アイコン)→「フィールドを追加」→数式を入力→保存
データのブレンド(複数データソースの結合)
GA4とSearch Consoleのデータを1つのグラフで比較したい場合など、複数のデータソースを結合して表示できます。
設定方法:グラフを選択 → 右側パネルの「データソース」横の「ブレンドデータ」アイコンをクリック → 結合する条件(日付など)を指定
レポートフィルターを活用する
特定の条件のデータだけを表示したい場合は、フィルターを設定します。
設定方法:グラフを選択 → 右側パネル「フィルター」→「フィルターを追加」→ 条件を設定(例:「国」が「Japan」と一致)
テンプレートとして保存・再利用する
作ったレポートを他のプロパティでも使い回したい場合は、テンプレートとして共有できます。
方法:共有 → 「レポートのコピーを作成」のオプションを有効にしてリンクを共有。受け取った人がそのリンクを開くと「コピーを作成」ボタンが表示され、自分のアカウントにコピーして使えます。
スケジュール配信メールで自動レポートを送る
レポートを定期的にメールで自動配信できます。毎週月曜日に先週のデータをチームに送る、といった使い方が便利です。
設定方法:右上「…」→「メールの配信スケジュール」→ 頻度(毎日・毎週・毎月)と送信先を設定
Looker Studio活用のコツとベストプラクティス
ダッシュボード設計の基本原則
| 原則 | ポイント |
|---|---|
| 目的を明確にする | 「何を知りたいか」を先に決めてからグラフを選ぶ。目的なしに全データを詰め込まない |
| 重要情報を上に配置 | KPI・スコアカードは上部に。スクロールしないと見えない位置に重要データを置かない |
| グラフ数は絞る | 1ページに詰め込みすぎない。7〜10個程度が見やすさの目安 |
| 色の統一 | 会社・ブランドのカラーに統一すると見た目がプロらしくなる |
| 閲覧者に合わせる | 非エンジニアが見る場合は専門用語を避け、わかりやすいラベル名にする |
パフォーマンスを改善するコツ
Looker Studioのレポートが重い・遅い場合の対策です:
- グラフの数を減らす(特に1ページに多数配置している場合)
- 日付範囲をデフォルトで「過去30日」などに絞る(全期間は読み込みが遅い)
- BigQueryのデータを使う場合は、集計済みのテーブルを参照する
- 不要なフィールドをデータソースから除外する
よくあるエラーとトラブルシューティング
「データの読み込みに失敗しました」エラー
原因と対処法:
- データソースへのアクセス権限が失効している → データソースを再認証する
- 元のスプレッドシートやGA4のプロパティが削除された → データソースを更新する
- 一時的なサーバーエラー → しばらく待ってからページを再読み込みする
グラフに「データなし」と表示される
確認ポイント:
- 日付範囲の設定が正しいか確認する(データが存在しない期間を見ていないか)
- フィルターが厳しすぎて全データが除外されていないか確認する
- ディメンションまたは指標の名前が変わっていないか確認する(GA4のアップデートで変更されることがある)
グラフが正しく表示されない・数値がおかしい
- データソースの「データの鮮度」設定を確認する(デフォルトは12時間。リアルタイムに近い値が必要な場合は短くする)
- GA4の「サンプリング」が適用されていないか確認する(大量データの場合、精度が下がることがある)
- 計算フィールドの数式に誤りがないか確認する
共有したレポートが相手に見えない
- 共有設定が「特定のユーザーのみ」になっている場合、相手のGmailアドレスが招待リストに含まれているか確認する
- データソースの閲覧権限も必要な場合がある(レポートの閲覧権限だけでなく、元データへのアクセス権も必要なケースがある)
- 「資格情報の所有者」設定を「レポートの閲覧者」から「レポートのオーナー」に変更すると、閲覧者が自分のGA4権限なしでもレポートを見られるようになる
よくある質問(FAQ)
Q1. Looker Studioは無料で使えますか?
A. はい、基本的な機能は完全無料で使えます。Googleアカウントがあれば今すぐ始められます。有料版の「Looker Studio Pro」もありますが、個人や小規模チームであれば無料版で十分です。
Q2. スマートフォンでも使えますか?
A. レポートの閲覧はスマートフォンのブラウザからもできます。ただし、レポートの作成・編集はパソコンでの操作が推奨されます。スマートフォンでの編集は操作しにくく、表示が崩れることがあります。
Q3. Googleアナリティクス(UA)とGA4の両方に対応していますか?
A. ユニバーサルアナリティクス(UA)は2023年7月にデータ収集を終了しており、既存のUAデータへのアクセスも2024年7月に終了しました。現在はGA4(Googleアナリティクス 4)のみ接続できます。
Q4. データは自動で更新されますか?
A. はい、自動更新されます。デフォルトの更新頻度はデータソースによって異なりますが、Googleアナリティクスの場合は最大12時間のキャッシュが設定されています。より新鮮なデータを見たい場合は、データソースの設定で「データの鮮度」を短く設定するか、グラフ右上の「更新」ボタンをクリックします。
Q5. 複数のGoogleアカウントのデータを1つのレポートにまとめられますか?
A. 可能です。複数のデータソースを追加し、それぞれ別のGoogleアカウントのGA4プロパティやSearch Consoleプロパティに接続できます。ただし、各アカウントへのアクセス権限が必要です。
Q6. Excelやスプレッドシートのデータを使えますか?
A. はい、両方対応しています。Googleスプレッドシートはコネクタから直接接続できます。ExcelファイルはCSV形式で書き出してからLooker Studioにアップロードするか、一度Googleスプレッドシートにインポートしてから接続するのが一般的な方法です。
Q7. 作ったレポートをPDFでダウンロードできますか?
A. はい、可能です。右上の「…(その他のオプション)」メニューから「PDFをダウンロード」を選択すると、レポートをPDF形式で保存できます。また、「メールの配信スケジュール」機能を使えば、PDF形式で定期的に自動メール送信することもできます。
Q8. データソースの接続に失敗する場合はどうすればよいですか?
A. 以下の手順を順番に試してください:
- Googleアカウントのログイン状態を確認し、再ログインを試みる
- 接続しようとするサービス(GA4、Search Consoleなど)へのアクセス権限があるか確認する
- ブラウザのキャッシュとCookieをクリアして再試行する
- 別のブラウザ(Chrome推奨)で試みる
- Looker Studioの「データソース」設定ページで再認証を行う
Q9. 他のユーザーが作ったテンプレートを使えますか?
A. はい、Looker Studioギャラリー(https://lookerstudio.google.com/gallery)に多数の公開テンプレートがあります。また、Googleが公式に提供するGA4テンプレートも利用できます。テンプレートのURLを開いて「コピーを使用」をクリックするだけで自分のアカウントに複製できます。
Q10. Looker Studioでできないことはありますか?
A. 無料版では以下の点に制限があります:
- チームワークスペース機能(組織単位での管理)は有料版のみ
- リアルタイムデータの表示(更新に最大12時間のラグがある)
- 高度なデータ変換・機械学習機能(BigQueryやLooker本体との連携が必要)
- スマートフォンアプリは存在しない(ブラウザでのみ利用可能)
まとめ
Google Looker Studioは、無料で使えるにもかかわらず、プロレベルのデータ可視化ダッシュボードが作れる非常に優秀なツールです。
この記事でご紹介した手順をまとめます:
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 手順1 | Looker Studioにアクセスし、Googleアカウントでログイン |
| 手順2 | 「作成」→「レポート」で新規レポートを作成 |
| 手順3 | GA4・Search Console・スプレッドシートなどのデータソースを接続 |
| 手順4 | スコアカード・折れ線グラフ・円グラフ・表などを追加 |
| 手順5 | ディメンション・指標・フィルターを設定してグラフをカスタマイズ |
| 手順6 | テキスト・タイトル・テーマを設定してデザインを整える |
| 手順7 | 共有リンクまたはユーザー招待でレポートを公開・共有 |
最初は難しく感じるかもしれませんが、一度作ってしまえばデータは自動更新されるため、毎週・毎月の定期レポート作業が大幅に効率化されます。まずはGoogleアナリティクスのテンプレートを使って始めてみることをおすすめします。慣れてきたら少しずつカスタマイズして、あなただけのオリジナルダッシュボードを作ってみてください。
ぜひ本記事を参考に、Google Looker Studioでデータ活用を始めてみましょう!
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