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【2026年最新版】Excelのグループ化(アウトライン)で行・列を折りたたむ方法【完全ガイド】

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Excelのグループ化(アウトライン)とは?

Excelのグループ化(アウトライン)機能とは、指定した行や列をまとめて「折りたたむ」または「展開する」ことができる機能です。大量のデータが含まれるスプレッドシートで、一時的に不要な行・列を非表示にして見やすくするときに非常に便利です。

たとえば、月次の売上データを管理しているシートで、各週の詳細データを折りたたんで月合計だけを表示したり、逆に詳細を展開したりすることができます。フィルターや非表示機能と似ていますが、グループ化はボタンひとつで一括折りたたみ・展開ができる点が大きな違いです。

この記事では、Excelのグループ化(アウトライン)機能の基本から応用まで、スクリーンショット風の説明を交えながら丁寧に解説します。

この記事でわかること

  • Excelのグループ化(アウトライン)の基本的な使い方
  • 行のグループ化・折りたたみ方法
  • 列のグループ化・折りたたみ方法
  • グループ化を解除する方法
  • 複数レベルのグループ化(ネスト)の設定方法
  • 自動アウトライン機能の使い方
  • ショートカットキーを使った効率化
  • よくあるトラブルと対処法
グループ化の基本操作

グループ化(アウトライン)機能の基本

グループ化でできること

Excelのグループ化機能を使うと、以下のことが可能になります。

機能 説明
行の折りたたみ 複数行をまとめて非表示にする
列の折りたたみ 複数列をまとめて非表示にする
レベル管理 最大8段階の階層でグループを入れ子にできる
一括展開・折りたたみ レベルボタンで全グループを一括操作できる

グループ化と「非表示」の違い

行や列を非表示にする方法は複数ありますが、グループ化にはほかの方法にはないメリットがあります。

方法 操作のしやすさ 視覚的なわかりやすさ 階層管理
グループ化 ボタン1クリックで展開・折りたたみ アウトラインバーが表示される 最大8レベルまで対応
行・列の非表示 右クリックメニューから操作 非表示かどうかわかりにくい 階層なし
フィルター 条件設定が必要 フィルターアイコンが表示される 階層なし

行をグループ化して折りたたむ方法(手順)

ここでは、行のグループ化を設定する具体的な手順を説明します。

ステップ1: グループ化したい行を選択する

まず、折りたたみたい行番号をドラッグして選択します。たとえば、2行目から5行目を折りたたみたい場合は、行番号「2」から「5」をドラッグして選択します。

ポイント: 集計行(合計行)はグループに含めないようにしましょう。グループ化するのは「詳細データ」の行だけです。集計行を含めてしまうと、折りたたんだときに集計行まで消えてしまいます。

ステップ2: 「データ」タブを開く

Excelのリボン(上部のメニュー)から「データ」タブをクリックします。

ステップ3: 「グループ化」ボタンをクリックする

「データ」タブ内の右側にある「アウトライン」グループの中から「グループ化」ボタンをクリックします。

「グループ化」ボタンには小さな▼マークが付いている場合があります。▼をクリックすると「グループ化」と「自動アウトライン」の選択肢が表示されますので、「グループ化」を選んでください。

ステップ4: 行または列を選択する(ダイアログが表示された場合)

行全体を選択していた場合はダイアログが表示されないこともありますが、セル範囲を選択した場合は「グループ化」ダイアログが開きます。「行」を選択して「OK」をクリックします。

ステップ5: アウトラインバーが表示される

グループ化が設定されると、シートの左側(行番号の左)にアウトラインバーが表示されます。「−(マイナス)」ボタンをクリックすると、グループ内の行が折りたたまれ、「+(プラス)」ボタンをクリックすると展開されます。

アウトラインの自動作成

列をグループ化して折りたたむ方法(手順)

列のグループ化も、行のグループ化とほぼ同じ手順で設定できます。

ステップ1: グループ化したい列を選択する

折りたたみたい列のアルファベット(列番号)をドラッグして選択します。たとえば、B列からD列を折りたたみたい場合は、「B」から「D」をドラッグして選択します。

ステップ2: 「データ」タブの「グループ化」をクリック

「データ」タブを開き、「グループ化」をクリックします。列全体を選択していれば自動的に列のグループ化が設定されます。セル範囲を選択した場合はダイアログで「列」を選んで「OK」をクリックします。

ステップ3: アウトラインバーが表示される

列の場合は、シートの上部(列番号の上)にアウトラインバーが表示されます。「−」ボタンで折りたたみ、「+」ボタンで展開できます。

グループ化の折りたたみ・展開操作

個別のグループを操作する

アウトラインバーに表示される「−」ボタンをクリックすると、そのグループが折りたたまれます。「+」ボタンをクリックすると展開されます。

レベルボタンで一括操作する

アウトラインバーの左上(行の場合)または上部(列の場合)には、数字のボタン(「1」「2」「3」など)が表示されます。これが「レベルボタン」です。

レベルボタン 表示内容
「1」をクリック すべてのグループを折りたたんで、最上位の集計行のみ表示
「2」をクリック 第2レベルのグループまで展開して表示
最大レベルをクリック すべてのグループを展開してすべてのデータを表示

ショートカットキーで操作する

マウス操作なしでグループ化を素早く操作できるショートカットキーがあります。

操作 Windowsショートカット Macショートカット
グループ化する Alt + Shift + → Command + Shift + K
グループ化を解除する Alt + Shift + ← Command + Shift + J
グループを折りたたむ Alt + A + H
グループを展開する Alt + A + J
レベル1を表示 Ctrl + 8 → 1

補足: WindowsのショートカットでAlt + Shift + → を使う場合、まず行または列を選択した状態で操作してください。

グループ化を解除する方法

特定のグループだけ解除する

  1. 解除したいグループの行または列を選択します
  2. 「データ」タブを開きます
  3. 「グループ解除」ボタンをクリックします
  4. ダイアログが表示された場合は「行」または「列」を選んで「OK」をクリックします

すべてのグループを一括解除する

  1. シート全体を選択します(Ctrl + A)
  2. 「データ」タブを開きます
  3. 「グループ解除」ボタンの▼をクリックします
  4. 「アウトラインのクリア」を選択します

「アウトラインのクリア」を実行すると、シート上のすべてのグループ化設定が一括で解除されます。アウトラインバーも非表示になります。

複数レベルのグループ化(ネスト)

グループ化は最大8段階の階層(ネスト)を持つことができます。たとえば、年間データを「四半期」と「月次」の2段階でグループ化することができます。

2レベルのグループ化を設定する例

以下のようなデータ構成を例にします。

  • 1行目:年間合計(集計行)
  • 2〜4行目:Q1の月次データ(1月・2月・3月)
  • 5行目:Q1合計(集計行)
  • 6〜8行目:Q2の月次データ(4月・5月・6月)
  • 9行目:Q2合計(集計行)

設定手順:

  1. まず、Q1の詳細データ(2〜4行目)を選択してグループ化します
  2. 次に、Q2の詳細データ(6〜8行目)を選択してグループ化します
  3. 続いて、Q1とQ2の合計行を含む範囲(2〜9行目)を選択して再度グループ化します

これで2レベルのグループ化が完成します。レベル「1」をクリックすると年間合計のみ表示、「2」をクリックすると各四半期の合計を表示、「3」をクリックすると全月次データが表示されます。

レベルの深さによる表示変化

レベル表示 表示される行
レベル1 最上位の集計行のみ(年間合計)
レベル2 四半期合計行まで表示
レベル3 全月次詳細データを表示

自動アウトライン機能の使い方

データにSUM関数やSUBTOTAL関数などの集計関数が含まれている場合、Excelが自動的にグループ化の構造を判断して設定してくれる「自動アウトライン」機能が使えます。

自動アウトラインの設定手順

  1. 集計関数を含むデータ範囲内の任意のセルをクリックします
  2. 「データ」タブを開きます
  3. 「グループ化」ボタンの▼をクリックします
  4. 「自動アウトライン」を選択します

Excelがデータ構造を解析して、集計行や集計列を基準に自動でグループ化を設定します。

自動アウトラインが正しく機能する条件

  • 集計行または集計列に SUM や SUBTOTAL などの参照式が入っていること
  • データが表形式で整列していること
  • 集計方向(行集計なのか列集計なのか)が一貫していること

条件を満たしていない場合、Excelが「アウトラインを作成できません」というメッセージを表示することがあります。その場合は手動でグループ化を設定しましょう。

実務での活用テクニック

SUBTOTAL関数とグループ化の組み合わせ

グループ化と SUBTOTAL 関数を組み合わせると、折りたたんだ行を除いた数値だけを集計することができます。通常の SUM 関数は非表示の行も含めて合計しますが、SUBTOTAL 関数は表示されている行だけを集計します。

SUBTOTAL関数の基本構文

=SUBTOTAL(集計方法, 範囲1, [範囲2], ...)
集計方法番号 機能 相当する関数
1(101) 平均 AVERAGE
2(102) 数値の個数 COUNT
3(103) 空白でないセルの個数 COUNTA
4(104) 最大値 MAX
5(105) 最小値 MIN
9(109) 合計 SUM

注意: 番号の100番台(101〜109)は、手動で非表示にした行も除外します。1〜9は手動で非表示にした行を含めて集計します。グループ化で折りたたんだ行はどちらも除外されます。

使用例

=SUBTOTAL(9, B2:B10)   ' B2:B10の表示されている行だけを合計
=SUBTOTAL(1, C2:C10)   ' C2:C10の表示されている行の平均

グループ化の便利な活用例

活用例1: 月次報告書の詳細データを折りたたむ

月次報告書で各担当者の日次実績データを折りたたみ、月合計だけを表示させることができます。報告会では月合計だけを見せて、質問があれば展開して詳細を確認するという使い方が便利です。

設定方法:

  1. 各担当者の日次データ行を選択してグループ化
  2. 月合計行はグループ化対象外にする
  3. プレゼン時はレベル「1」でコンパクトに表示
  4. 詳細確認時はレベル「2」で全データを表示

活用例2: 財務データの四半期・月次グループ化

損益計算書などの財務データで、年間→四半期→月次の3段階グループ化を設定します。経営者向けには年間サマリーのみ、管理職向けには四半期データ、担当者向けには月次詳細という使い分けが可能です。

活用例3: 不要な列を一時的に隠す

作業用の計算列や補助列など、印刷時や共有時に不要な列をグループ化しておくと、ワンクリックで非表示にできます。非表示設定と違い、グループ化なら存在に気づきやすく、必要な時にすぐ展開できます。

活用例4: アンケート集計の詳細を隠す

アンケートの選択肢ごとの詳細集計データをグループ化して、サマリーと詳細を切り替えながら分析できます。

グループ化に関するよくある問題と対処法

問題1: グループ化ボタンがクリックできない・グレーアウトしている

原因: シートが保護されているか、テーブル(Excelのテーブル機能)内のセルを選択している可能性があります。

対処法:

  • シート保護が設定されている場合は、「校閲」タブ →「シートの保護解除」で保護を解除する
  • テーブル内を選択している場合は、テーブルを「範囲に変換」してからグループ化を設定する

問題2: アウトラインバーが表示されない

原因: アウトラインの表示設定がオフになっている場合があります。

対処法:

  1. 「ファイル」→「オプション」を開く
  2. 「詳細設定」を選択する
  3. 「このシートの表示設定」セクションまでスクロールする
  4. 「アウトライン記号(適用された場合)の表示」にチェックを入れる
  5. 「OK」をクリックする

問題3: 折りたたんでもデータが消えてしまうように見える

原因: 集計行(合計行)をグループ化対象に含めてしまっている可能性があります。

対処法: グループ化の対象は「詳細データの行」のみにします。集計行はグループに含めないよう、選択範囲を見直してください。

問題4: グループ化の方向が上下逆になる

原因: アウトラインの設定で集計行の位置が正しく設定されていない場合があります。

対処法:

  1. 「データ」タブの「アウトライン」グループ右下の小さなアイコン(ダイアログボックス起動ツール)をクリックする
  2. 「設定」ダイアログが開く
  3. 「詳細データの下方向に集計行を表示する」のチェックを、集計行の位置に合わせてオン・オフ切り替える

集計行が詳細データの上にある場合はチェックを外し、下にある場合はチェックを入れます。

問題5: 「アウトラインを作成できません」というエラーが出る

原因: 自動アウトライン実行時に、Excelがデータ構造を認識できなかった場合に表示されます。

対処法: 手動でグループ化を設定してください。集計関数(SUM等)が正しく設定されているかも確認しましょう。

問題6: 印刷時にすべての行が印刷されてしまう

原因: グループを折りたたんだ状態でも、印刷設定によっては非表示の行が印刷される場合があります。

対処法: グループを折りたたんだ状態のまま「印刷プレビュー」で確認してから印刷してください。非表示の行は通常印刷されませんが、「印刷設定」→「シートの設定」で非表示行の扱いを確認することも有効です。

グループ化と関連する機能の使い分け

機能 適したシーン 特徴
グループ化 階層的なデータの表示切替 構造がわかりやすく、複数レベル対応
行・列の非表示 臨時的に一部データを隠す シンプルだが操作に手間がかかる
フィルター 条件でデータを絞り込む 条件設定が柔軟・動的
ピボットテーブル データの集計・分析 グループ化機能内蔵・高度な分析可能
小計機能 グループ別の小計を自動挿入 グループ化と組み合わせて活用可能

Excelのグループ化に関するよくある質問(FAQ)

Q1. グループ化はピボットテーブルとどう違いますか?

A. ピボットテーブルはデータを集計・分析するための機能で、グループ化機能が内蔵されています。一方、通常のシートのグループ化(アウトライン)は、既存のデータをそのままの形で折りたたむだけで、集計の組み替えはできません。シートをそのまま使いながら見やすくしたい場合はアウトライン、本格的なデータ分析・集計ならピボットテーブルが向いています。

Q2. グループ化した状態でファイルを保存できますか?

A. はい、折りたたんだ状態・展開した状態どちらでもファイルを保存できます。次回ファイルを開いたときも、保存時の表示状態(折りたたみ・展開)が維持されます。

Q3. グループ化したシートを他のユーザーに共有しても機能しますか?

A. はい、グループ化の設定はファイルに保存されるため、共有しても有効です。ただし、シート保護がかかっていると受け取った側がグループを操作できない場合があります。

Q4. グループ化は最大何レベルまで設定できますか?

A. 行・列それぞれ最大8レベルまで設定できます。通常の業務利用では3〜4レベルあれば十分なケースがほとんどです。

Q5. グループ化の折りたたみボタン(+−)の位置を変えられますか?

A. はい、折りたたみボタンの表示位置(集計行の上か下か)を変更できます。「データ」タブ →「アウトライン」グループ右下のダイアログアイコン → 「設定」から変更できます。「詳細データの下方向に集計行を表示する」のチェックで上下を切り替えられます。

Q6. テーブル(Excelのテーブル機能)でもグループ化できますか?

A. テーブル機能(Ctrl+Tで設定するもの)が適用されているセル範囲では、グループ化は使用できません。テーブルを「標準の範囲に変換」してからグループ化を設定してください。変換は「テーブルデザイン」タブ →「範囲に変換」から行えます。

Q7. 保護されたシートでグループ化を使いたい場合はどうすればよいですか?

A. シート保護の設定時に「行の書式設定」または「列の書式設定」の許可を選択することで、保護されたシートでも折りたたみ・展開の操作だけは許可することができます。「校閲」タブ →「シートの保護」→「このシートのすべてのユーザーに許可する操作」で設定します。

Q8. Macのエクセルでもグループ化の操作方法は同じですか?

A. 基本的な操作手順はWindowsと同じです。「データ」タブから「グループ化」を選ぶ操作は共通ですが、一部のショートカットキーが異なります。MacではAlt(オルト)キーがOption(オプション)キーに対応します。

Q9. グループ化の設定情報はVBAで操作できますか?

A. はい、VBAでもグループ化を操作できます。たとえば行のグループ化は Rows("2:5").Group、グループ解除は Rows("2:5").Ungroup で実行できます。自動化や繰り返し作業に便利です。

Q10. グループ化した行・列に条件付き書式は適用されますか?

A. はい、グループ化した行・列にも条件付き書式は適用されます。折りたたんで非表示の状態でも書式設定は保持され、展開したときに正しく表示されます。

まとめ

Excelのグループ化(アウトライン)機能は、大量のデータを扱うスプレッドシートを見やすく整理するための強力なツールです。この記事で説明した内容をまとめます。

ポイント 内容
行のグループ化 行を選択 → データタブ → グループ化
列のグループ化 列を選択 → データタブ → グループ化
折りたたみ・展開 −ボタンで折りたたみ、+ボタンで展開
一括操作 レベルボタン(1・2・3)で全グループを一括切替
解除方法 グループ解除 または アウトラインのクリア
集計関数 SUBTOTAL関数で表示行のみ集計できる
自動アウトライン 集計関数があれば自動でグループ化できる

グループ化機能をうまく活用することで、複雑なデータシートも整理整頓でき、業務効率が格段に上がります。最初は手順が多いと感じるかもしれませんが、慣れればショートカットキーを使って素早く設定できるようになります。ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。

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