※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
AndroidのTaskerで自動化を始めよう
「Wi-Fiに接続したら自動的にサイレントモードを解除したい」「夜10時になったら画面の明るさを自動で下げたい」——こうした細かい自動化を実現できるのが、Android向けの定番自動化アプリTaskerです。
Taskerは設定の自由度が非常に高い反面、初めて触ると難しく感じることも多いです。この記事ではインストールから基本概念の理解、実際の設定例まで丁寧に解説します。
- Taskerのインストール方法と初期設定
- 「プロファイル」「タスク」「変数」の基本概念
- Wi-Fi接続時に自動で設定を変える方法
- 時間帯別の自動化(夜間モード・朝のルーティンなど)
- よく使う実践的な自動化レシピ集

Taskerとは?できることの概要
Taskerの基本
Taskerは2010年にリリースされたAndroid向け自動化アプリです。Google Playでの価格は約400円(有料)ですが、一度購入すれば永続的に使えます。7日間の無料トライアル版もあります。
Taskerでできることの例:
- 特定のWi-Fiに接続したら音量を変更、Bluetoothをオンにする
- 夜22時になったら画面の明るさを最小・サイレントモードに切り替える
- 充電器に接続したら音楽アプリを自動起動する
- GPS位置情報を使って「自宅に近づいたら鍵アプリを起動」する
- 特定のアプリを開いたら画面回転を強制的に固定する
- 毎朝7時に天気予報を読み上げる
必要な権限
Taskerは多くのシステム設定を変更するため、いくつかの特別な権限が必要です。初回起動時に案内されますが、主なものは以下の通りです。
| 権限 | 用途 |
|---|---|
| アクセシビリティサービス | アプリの操作、画面の読み取り |
| 通知へのアクセス | 通知をトリガーに使う場合 |
| 位置情報(常時) | GPS・位置情報トリガーを使う場合 |
| 他のアプリの上に重ねて表示 | ポップアップ表示などのUI操作 |
| バッテリーの最適化を無視 | バックグラウンドで確実に動作させるため |
Taskerのインストールと初期設定
インストール手順
- Google Playストアで「Tasker」を検索(開発者: joaomgcd)
- 「購入」または「インストール(試用版)」をタップ
- インストール後、アプリを起動
- 利用規約・権限の説明画面を確認して「同意」をタップ
バッテリー最適化の除外設定(重要)
AndroidはバッテリーのためにバックグラウンドアプリをKillすることがあります。Taskerが確実に動作するよう、バッテリー最適化の対象から除外します。
- 設定 → アプリ → Tasker を開く
- 「バッテリー」または「電池の最適化」をタップ
- 「最適化しない」を選択
基本概念:プロファイル・タスク・変数を理解する
Taskerの3大コンセプト
Taskerを使いこなすには、以下の3つの概念を理解することが最重要です。
| 概念 | 役割 | 例え |
|---|---|---|
| プロファイル | 「いつ・何がきっかけで動くか」を定義 | 「Wi-Fiに接続したとき」 |
| タスク | 「何をするか」のアクション一覧 | 「音量を5にする・Bluetoothをオンにする」 |
| 変数 | 動的な値(現在時刻・バッテリー残量など)を格納 | %TIME、%BATT など |
プロファイルの種類(トリガー)
プロファイルには「何をきっかけに動かすか」のトリガーを設定します。主なトリガーの種類は以下の通りです。
- State(状態):Wi-Fi接続中、充電中、特定アプリが前面にあるとき など「継続する状態」
- Event(イベント):電話着信、SMS受信、充電器の接続/切断 など「一瞬の出来事」
- Time(時間):毎朝7時、月〜金の特定時刻 など「時刻・曜日による条件」
- Location(位置):特定のGPS座標(自宅・職場など)に入った/出た
- App(アプリ):特定のアプリが起動/終了したとき
タスクとアクション
タスクは「アクションの集まり」です。アクションには以下のカテゴリがあります。
- Audio:音量変更、サイレントモード切り替え、音楽再生
- Display:画面の明るさ変更、画面オン/オフ
- Net:Wi-Fi、Bluetooth、モバイルデータのオン/オフ
- App:アプリの起動、ショートカット実行
- System:設定変更、シェルコマンド実行
- Alert:通知表示、バイブレーション、トースト(ポップアップ)表示
- Task:他のタスクを呼び出す、待機、繰り返し
主要な組み込み変数
| 変数名 | 内容 |
|---|---|
| %TIME | 現在時刻(HH:mm形式) |
| %DATE | 現在の日付 |
| %BATT | バッテリー残量(0〜100) |
| %WIFII | 接続中のWi-FiのSSID |
| %LOC | 現在のGPS座標(緯度,経度) |
| %SCREEN | 画面のオン/オフ状態(on/off) |

実践例1:Wi-Fi接続時の自動設定
「自宅Wi-Fiに接続したら音量を上げ、Bluetoothをオンにする」
Step 1: タスクを作成する
- Taskerを開き、下部の「タスク」タブをタップ
- 右下の「+」ボタンをタップ
- タスク名を入力(例:「自宅Wi-Fi接続時」)→「✓」をタップ
- 「+」をタップしてアクションを追加
- 「Audio」→「ストリームボリューム」を選択
- 「ストリーム」を「音楽」、「レベル」を「7」に設定 → 「✓」
- 再度「+」→「Net」→「Bluetooth」→「設定」を「オン」に → 「✓」
- 左上の「←」で戻る
Step 2: プロファイルを作成してタスクと紐付ける
- 下部の「プロファイル」タブをタップ
- 右下の「+」をタップ
- 「State(状態)」→「Net(ネット)」→「Wi-Fi Connected(Wi-Fi接続)」を選択
- 「SSID」欄に自宅のWi-Fi名(例:MyHome_5G)を入力 → 「✓」で戻る
- 「New Task(新しいタスク)」の画面で先ほど作成した「自宅Wi-Fi接続時」を選択
- 左上の「←」で戻ると、プロファイルが保存される
Exit Task(切断時の動作)を追加する場合:
プロファイルを長押し → 「Add Exit Task(終了タスクを追加)」をタップして、Wi-Fi切断時に音量を下げる・Bluetoothをオフにするタスクを別途作成して紐付けます。
「職場Wi-Fiに接続したらサイレントモードに切り替える」
- タスクを作成:Audio → サイレントモード → 「Vibrate(バイブ)」または「Silent(完全消音)」
- プロファイル:State → Net → Wi-Fi Connected → SSIDに職場のWi-Fi名を入力
- Exit Taskとして「サイレントモードをオフ(Normal)」を設定
実践例2:時間帯別の自動化設定
「夜22時〜朝7時はおやすみモード(画面の明るさ最小・サイレント)」
タスク作成:おやすみモードON
- 新しいタスクを「おやすみモードON」と名付ける
- アクション1:Display → 表示の明るさ → レベルを「0」(最小)に
- アクション2:Audio → サイレントモード → 「Vibrate」
- アクション3:Display → 画面のタイムアウト → 「30秒」
タスク作成:おやすみモードOFF
- 新しいタスクを「おやすみモードOFF」と名付ける
- アクション1:Display → 表示の明るさ → レベルを「100」(最大)に
- アクション2:Audio → サイレントモード → 「Normal(通常)」
プロファイル設定:
- 新しいプロファイル → 「Time(時間)」を選択
- 「From(開始)」を「22:00」、「To(終了)」を「07:00」に設定
- Enter Task(開始時)→「おやすみモードON」を選択
- Exit Task(終了時)→「おやすみモードOFF」を選択
「平日の朝7時に充電中の場合、音楽をかける」(条件付き自動化)
Taskerでは複数の条件を組み合わせる「AND条件」も設定できます。
- プロファイル → 「Time」で「07:00」に設定
- プロファイルを長押し → 「Add(条件追加)」
- 「State → Power → Power Connected(充電中)」を追加
- 曜日を月〜金に絞るには、Time設定の「Day(曜日)」で月〜金にチェック
- Enter Task:Media → 音楽再生 → 好きなアプリを起動

実践例3:アプリ起動時の自動設定
「YouTubeを開いたら画面回転を横向きに固定する」
- プロファイル → 「App(アプリ)」→ YouTubeを選択
- Enter Task:Display → 表示の回転 → 「Landscape(横向き)」
- Exit Task:Display → 表示の回転 → 「Portrait(縦向き)」または「System(システムデフォルト)」
「Zoomを開いたらマイクをミュートにしない・カメラオフを解除する」
- プロファイル → App → Zoomを選択
- Enter Task:Audio → マイク音量を最大に設定
Taskerのトラブルシューティング
プロファイルが動作しない場合のチェックリスト
- Taskerアプリが有効化されているか(メイン画面の「ON/OFF」トグルを確認)
- バッテリー最適化の除外設定が完了しているか
- 必要な権限がすべて許可されているか(メニュー → 設定 → Monitor → 権限確認)
- プロファイルのトリガー条件が正しいか(SSIDのスペルミス、時刻の形式など)
- デバイスメーカーによっては追加の設定が必要(OPPO/Xiaomiなど)
メーカー固有の設定(OPPO・Xiaomi・Samsung)
一部のメーカーはバックグラウンドアプリをより積極的に停止します。以下の設定も確認してください。
- Xiaomi/MIUI:設定 → アプリ → Tasker → 自動起動を「許可」、メモリとストレージ → バックグラウンド活動を「制限なし」
- OPPO/ColorOS:設定 → バッテリー → バックグラウンドのフリーズ → Taskerを除外
- Samsung/One UI:デバイスケア → バッテリー → アプリの省電力 → Taskerを除外リストに追加
よくある質問(FAQ)
Q1. Taskerは無料で使える?
Google Playから7日間の無料トライアルができます。本格的に使うには約400円の購入が必要ですが、買い切り型なので継続費用はかかりません。
Q2. TaskerとMacrodroidの違いは?
MacrodroidはTaskerより操作が直感的でわかりやすいUIを持っています。Taskerは複雑な条件・変数・スクリプトが使える反面、学習コストが高いです。初心者はMacrodroidから始めて、慣れたらTaskerに移行するのもよいでしょう。
Q3. Androidのバージョンによる制限はある?
Android 10以降、バックグラウンドからの位置情報取得に制限がかかっています。位置情報トリガーを使う場合は、位置情報の権限を「常に許可」に設定してください。
Q4. 作ったプロファイルをバックアップしたい
Taskerのメニュー → 「設定」→「データ」→「バックアップ」でXMLファイルとしてエクスポートできます。別のデバイスへの移行やバックアップに活用してください。
Q5. 既製のプロファイルを入手する方法は?
Tasker公式サイトのフォーラムや「reddit.com/r/tasker」では多数のユーザーが作成したプロファイルを共有しています。「Taskerfy」というウェブサービスでもプロファイルを検索・ダウンロードできます。
まとめ
Taskerは最初の設定に少し時間がかかりますが、一度使いこなせれば日常の多くの繰り返し操作を自動化できます。
| 自動化したいこと | 使うトリガー |
|---|---|
| 自宅Wi-Fi接続 → 音量UP | State → Wi-Fi Connected |
| 夜間 → 画面暗く・サイレント | Time(22:00〜07:00) |
| 充電器接続 → 音楽再生 | Event → Power Connected |
| YouTube起動 → 横向き固定 | App → Application Launch |
まずは「Wi-Fi接続時の音量変更」など単純なプロファイルから試して、徐々に複雑な自動化に挑戦してみましょう。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!