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【2026年最新版】Windows 11でプリントスプーラーが起動しない・印刷できない時の対処法【完全ガイド】

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プリントスプーラーが起動しない——印刷できない原因の多くはここにある

Windowsで印刷しようとすると「プリンターに接続できません」「印刷スプーラーサービスが実行されていません」というエラーが表示されて印刷できない、プリンターがデバイス一覧に表示されない、印刷キューが止まったまま進まない——こうした問題の多くは「プリントスプーラー」サービスの異常が原因です。

プリントスプーラー(Print Spooler)は、印刷ジョブを管理してプリンターに送信する役割を担うWindowsの基幹サービスです。このサービスが停止していたり破損していたりすると、プリンターが正常に認識されず印刷が一切できなくなります。

この記事では、Windows 11でプリントスプーラーが起動しない・印刷できない問題の原因を整理し、サービスの手動起動からスプールフォルダのクリア、ドライバーの再インストールまで、体系的な対処法を解説します。

この記事でわかること

  • プリントスプーラーが停止・起動しない主な原因
  • サービス管理ツールからの手動起動と自動起動設定の方法
  • スプールフォルダに溜まった破損ファイルのクリア手順
  • プリンタードライバーの再インストール手順
  • それでも直らない場合のWindowsの修復オプション

プリントスプーラーが停止する主な原因

原因1: 破損した印刷ジョブがスプールフォルダに残っている

印刷ジョブが途中でキャンセルされたり、プリンターとの通信が切断されたりした場合、スプールフォルダ(C:\Windows\System32\spool\PRINTERS)に破損した一時ファイルが残ることがあります。この破損ファイルがスプーラーサービスのクラッシュを引き起こし、サービスが起動できなくなります。

原因2: プリンタードライバーの破損・非互換

Windows 11のアップデート後に古いドライバーが非互換になり、スプーラーが起動直後にクラッシュするケースがあります。特にメーカー提供の古いドライバーや、Windows 10時代のドライバーを引き継いでいる場合に発生しやすいです。

原因3: サービスの依存関係が壊れている

プリントスプーラーはRPC(Remote Procedure Call)サービスなど他のサービスに依存しています。依存するサービスが停止していたり設定が変わっていたりすると、スプーラー自体も起動できません。

原因4: マルウェアによるサービス破壊

一部のマルウェアはプリントスプーラーサービスを標的にして設定を変更したり、実行ファイルを破壊したりします。特にPrintNightmare脆弱性を悪用した攻撃後にスプーラーが停止するケースが報告されています。

原因5: Windowsアップデートによる不具合

Windows 11の特定のアップデートがプリントスプーラーに影響を与えることがあります。アップデート直後から印刷できなくなった場合はこの可能性があります。

プリントスプーラーサービス確認

対処法1: プリントスプーラーサービスを手動で起動・設定する

まず最初に、サービス管理ツールからプリントスプーラーの状態を確認し、停止していれば手動で起動します。

サービス管理ツールを使った起動手順

  1. キーボードの「Windowsキー」+「R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「services.msc」と入力してEnterキーを押す
  3. サービス一覧が表示されたら、スクロールして「Print Spooler」(プリントスプーラー)を探す
  4. 「Print Spooler」を右クリックして「プロパティ」を選択
  5. 「スタートアップの種類」が「自動」になっているか確認し、なっていない場合は「自動」に変更する
  6. 「サービスの状態」が「停止」になっている場合は「開始」ボタンをクリックする
  7. 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存

「開始」をクリックしてもすぐに停止してしまう場合は、スプールフォルダのクリア(対処法2)に進んでください。

コマンドプロンプトからの起動(管理者権限必要)

コマンドの方が手順が少ない場合はこちらも有効です。

  1. スタートメニューを右クリック→「ターミナル(管理者)」を選択
  2. 以下のコマンドを順番に実行する:
net start spooler
sc config spooler start= auto

「サービスは正常に開始されました」と表示されれば成功です。

対処法2: スプールフォルダの破損ファイルをクリアする

スプーラーサービスが起動してもすぐ停止する場合、スプールフォルダに残った破損ファイルが原因である可能性が高いです。以下の手順でフォルダをクリアします。

スプールフォルダクリアの手順

  1. まずプリントスプーラーサービスを停止させる(前述のservices.mscから「停止」をクリック、またはコマンドで net stop spooler
  2. 「Windowsキー」+「R」で「ファイル名を指定して実行」を開く
  3. 以下のパスを入力してEnterキーを押す:
    C:\Windows\System32\spool\PRINTERS
  4. フォルダが開いたら、中にあるすべてのファイルを選択して削除する(サブフォルダは削除しない)
  5. 削除後、services.mscに戻り「Print Spooler」サービスを「開始」させる
  6. 印刷を再試行する

フォルダへのアクセスが拒否される場合は、管理者アカウントでサインインしているか確認してください。

スプーラーファイル削除手順

対処法3: プリンタードライバーを再インストールする

破損したドライバーがスプーラークラッシュの原因の場合、ドライバーを削除して再インストールすることで解決します。

ドライバーの削除手順

  1. 「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」を開く
  2. 問題のプリンターをクリックして「削除」をタップする
  3. 次に「Windowsキー」+「R」で「printmanagement.msc」を実行してプリント管理を開く(Professional/Enterprise版のみ)
  4. または、デバイスマネージャーから「印刷キュー」の中のドライバーを右クリックして「デバイスのアンインストール」→「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」にチェックを入れてアンインストール

ドライバーの再インストール手順

  1. プリンターメーカーの公式サイトから、お使いのモデルに対応したWindows 11用の最新ドライバーをダウンロードする
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行してドライバーをインストールする
  3. インストール後、プリントスプーラーサービスを再起動して動作を確認する

主要メーカーのドライバーダウンロードページ

メーカー ドライバー取得方法
キヤノン canon.jp → サポート → ドライバー・ソフトウェア
エプソン epson.jp → サポート → ダウンロード
ブラザー brother.co.jp → サポート → ダウンロード
HP support.hp.com → ソフトウェアとドライバー
富士フイルムBI fujifilm.com → サポート → ドライバー

対処法4: Windowsのトラブルシューティングツールを実行する

Windows 11には印刷の問題を自動診断・修復するトラブルシューティングツールが内蔵されています。

プリンタートラブルシューティングの手順

  1. 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」を開く
  2. 「その他のトラブルシューティング」をクリック
  3. 「プリンター」の項目を探して「実行」をクリック
  4. 画面の指示に従って診断を進める
  5. 問題が検出された場合は「この修正を適用する」を選択する

対処法5: SFCとDISMコマンドでWindowsシステムファイルを修復する

プリントスプーラーの実行ファイル自体が破損している可能性がある場合、Windowsのシステムファイル修復ツールを使います。

SFC(システムファイルチェッカー)の実行

  1. スタートメニューを右クリック→「ターミナル(管理者)」を開く
  2. 以下のコマンドを実行する(完了まで10〜20分かかることがあります):
sfc /scannow
  1. スキャン完了後、「Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかりました。修復しました。」のメッセージが表示された場合は修復成功
  2. PCを再起動してから印刷を試みる

DISM(Deployment Image Servicing)の実行

SFCで問題が解決しない場合はDISMも試します。

DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

このコマンドはインターネット接続が必要で、Windowsの更新サーバーから正常なファイルをダウンロードして修復します。完了まで20〜30分かかる場合があります。

プリンタードライバー再インストール手順

対処法6: 問題のあるWindowsアップデートをアンインストールする

特定のWindowsアップデート適用後からプリントスプーラーの問題が始まった場合、そのアップデートをロールバックすることで一時的に回復できます。

アップデートのアンインストール手順

  1. 「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開く
  2. 下部の「更新プログラムをアンインストールする」をクリック
  3. 問題発生前後にインストールされた更新プログラムを選択して「アンインストール」
  4. PCを再起動して印刷を試みる

対処法別の効果比較表

対処法 難易度 所要時間 主な対象原因
サービス手動起動 3〜5分 サービスが単純に停止している
スプールフォルダクリア 5〜10分 破損した印刷ジョブ
ドライバー再インストール 20〜40分 破損・非互換ドライバー
トラブルシューティングツール 5〜15分 各種軽微な問題
SFC/DISMコマンド 30〜60分 システムファイルの破損
アップデートのロールバック 20〜30分 アップデート起因の不具合

よくある質問(FAQ)

Q1. services.mscでプリントスプーラーを開始しようとすると「サービスはすぐに停止しました」と表示されます。

スプールフォルダに破損ファイルが残っていることがほぼ確実です。対処法2のスプールフォルダクリアを実施してください。クリア後にサービスを再起動すると正常に起動することがほとんどです。

Q2. スプールフォルダを開こうとすると「アクセスが拒否されました」と表示されます。

管理者権限が必要です。スタートメニューから「エクスプローラー」を右クリックして「管理者として実行」で開き、アドレスバーにパスを入力してアクセスしてください。

Q3. プリントスプーラーを起動しても、プリンターが「オフライン」のままです。

スプーラーの問題とは別に、プリンター側の接続問題がある可能性があります。「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」→対象プリンター→「印刷キューを開く」→「プリンター」→「プリンターをオフラインで使用する」のチェックを外してみてください。

Q4. 共有プリンターに接続しようとするとスプーラーが停止します。

ネットワーク上の共有プリンターは相手PCのドライバー情報をダウンロードしてインストールしますが、この処理でスプーラーがクラッシュするケースがあります。共有元PCのドライバーを最新版に更新した上で、接続先PCからプリンターを一旦削除して再追加してみてください。

Q5. プリントスプーラーのサービスが見当たりません。

マルウェアによってサービスが完全に削除されている可能性があります。まずセキュリティソフトでフルスキャンを実施してください。その後、SFCコマンドでシステムファイルの修復を試みてください。

まとめ

Windows 11でプリントスプーラーが起動しない・印刷できない場合は、以下の順番で対処法を試すのが最も効率的です。

  1. services.mscでPrint Spoolerサービスが「自動・実行中」になっているか確認・修正する
  2. サービスを停止→スプールフォルダ(C:\Windows\System32\spool\PRINTERS)内のファイルを削除→サービスを再起動する
  3. プリンタートラブルシューティングツールを実行する
  4. プリンタードライバーを削除して最新版を再インストールする
  5. SFCとDISMコマンドでシステムファイルの整合性を確認・修復する
  6. 問題発生後に適用されたWindowsアップデートのアンインストールを検討する

最も多いケースは「スプールフォルダの破損ファイル」と「ドライバーの非互換」です。どちらもデータへの影響はなく、手順に従えば比較的短時間で解決できます。問題が継続する場合はMicrosoftのサポートページや、PCメーカーのサポートへの問い合わせも検討してください。

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