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【2026年最新版】Windows 11のCopilot+ Recall(AIリコール)機能が有効にならない対処法【完全ガイド】
Windows 11のCopilot+ PCで目玉機能として宣伝されてきた「Recall(AIリコール)」は、過去のPC操作をスクリーンショット&AI解析で記録し、自然言語で「あの書類なんだっけ?」と検索できる画期的な機能です。ところが新品のCopilot+ PCを買ったのに設定アプリで「Recall」が見つからない、表示されても「この地域では使用できません」「有効化できません」とグレーアウトしているというトラブルが後を絶ちません。
本記事では、Copilot+ PCでRecallが有効にならない原因を一気通貫で整理し、NPU要件・地域制限・BitLocker・Windows Hello・Insider登録といった解除ポイントを全網羅します。結論として、2026年4月時点で日本リージョンのRecallは段階解禁フェーズにあり、端末側と設定側の両方で条件を満たす必要があります。

この記事でわかること
- Recall機能の仕組みとCopilot+ PCの定義
- Recallが有効にならない6つの原因
- NPU性能(40+ TOPS)の確認方法
- 地域制限の解除と回避策の合法的な選択肢
- BitLockerとWindows Helloの必須設定
- Windows Insider登録で先行利用する手順
- 企業端末でポリシーによってブロックされている場合の対処
Recallとは何か(基礎解説)
Recallは、MicrosoftがCopilot+ PC向けに提供するタイムマシン的AI機能です。数秒おきに画面をスナップショットし、デバイス内のNPU(Neural Processing Unit)でOCR・画像認識を行い、ローカル暗号化ストレージに蓄積します。あとから「先週見ていたオレンジ色のグラフ」などと自然文検索するだけで、該当時点のスナップショットと元アプリを呼び戻せます。
2024年の発表時はプライバシー懸念で一度リリースが延期され、2025年に再設計版が段階展開されました。2026年現在は米国・カナダ・英国・EU一部・オーストラリア等で提供、日本は順次解禁中というステータスです。
Copilot+ PCの定義
- NPU性能: 40 TOPS(兆回/秒)以上のAIアクセラレータ搭載
- メモリ: 16GB以上
- ストレージ: 256GB以上(SSD必須)
- プロセッサ: Snapdragon X Elite/Plus、Intel Core Ultra 200V シリーズ、AMD Ryzen AI 300シリーズ等
この基準に満たないPCではCopilot+認定が付かず、Recallも原則有効化できません。
Recallが有効にならない6つの原因
1. NPUのTOPS要件を満たしていない
従来のCore Ultra 100シリーズ(Meteor Lake)はNPU 11 TOPS止まりでCopilot+要件に満たないため、いくら設定を触っても項目自体が出現しません。
2. 地域制限
Windowsの地域設定が「日本」のままだと、Recallのロールアウトが到達していない時期にはUIに現れません。地域解禁済みでも「言語パック未導入」で見えないことがあります。
3. Windows Updateが最新ではない
RecallはWindows 11 24H2以降のKB(累積更新プログラム)として配信されるため、アップデートを止めていると機能が降ってきません。
4. BitLockerが無効
Recallのスナップショットはデバイス暗号化ストレージに保存されるため、システムドライブのBitLockerもしくはデバイス暗号化が必須です。
5. Windows Hello生体認証が未設定
有効化および閲覧時に「強化されたセキュリティ認証(Enhanced Sign-in Security)」が求められ、顔認証または指紋認証の登録が前提条件になっています。PINだけでは不可です。
6. グループポリシー/Intuneでブロック
企業配布PCではIT管理者がRecallを明示的に無効化しているケースが増えています。

対処法1: NPU性能を確認する
- 設定を開く(Windows+I)
- 「システム」→「バージョン情報」
- プロセッサ欄を確認
- タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)→パフォーマンスタブ→NPU
- NPUタブが表示され、右上に「40 TOPS」相当の性能が記載されているか確認
NPUタブが存在しない、もしくは性能が40未満の場合は、残念ながらそのPCではRecallを有効化できません。Snapdragon X Elite搭載機(Surface Pro 11など)、Lunar Lake搭載機、Ryzen AI 300シリーズ搭載機への買い替えが必要です。
対処法2: Windows Updateを最新にする
- 設定→「Windows Update」
- 「更新プログラムのチェック」
- オプションの更新プログラムも含めてすべて適用
- 必要に応じて再起動
- winverコマンドでバージョンがOSビルド26100.xxxx以降であることを確認
Recallは2026年の更新でGA(一般提供)が進んでおり、機能展開はアカウント単位で段階配信されます。「更新を一時停止」が有効になっていると最大35日機能が降りてこないので、必ずオフにしましょう。
対処法3: 地域と言語を見直す
- 設定→「時刻と言語」→「言語と地域」
- 国または地域が自分の居住国と合っているか確認
- Recallが未解禁の地域だったとしても「勝手に別国へ偽装」するのは規約違反になり得るため非推奨
- 代わりにMicrosoftアカウントの登録国情報と一致しているかをチェック
2026年4月時点、日本では段階展開が進行中です。数日おきにUIを確認するのが現実的な対処となります。
対処法4: BitLockerを有効化する
- 設定→「プライバシーとセキュリティ」→「デバイスの暗号化」
- 「デバイスの暗号化」トグルをオン
- Microsoftアカウントに回復キーが自動保存されることを確認
- Homeエディションの場合はデバイス暗号化、Pro以降はBitLocker管理コンソールから詳細設定
BitLockerを後から無効化するとRecallのスナップショットは自動削除されるため、運用上の影響も把握しておきましょう。
対処法5: Windows Hello生体認証を登録
- 設定→「アカウント」→「サインインオプション」
- 顔認識(Windows Hello)または指紋認識をセットアップ
- 「強化されたセキュリティのサインインを必要とする」をオン
- 再起動後、Recall設定画面で有効化ボタンが押せるか再確認
ノートPC内蔵カメラがIR非対応の場合は指紋センサーか、外付けWindows Hello対応Webカメラ(Logicool Brio 4K等)が必要です。
対処法6: Windows Insider Programで先行入手
地域解禁を待てないエンスージアストは、Dev/Betaチャネルに登録することでRecallのプレビュービルドを先行体験できます。ただし業務用メイン機では絶対に実施しないでください。不具合発生時のロールバックが困難になります。
- 設定→Windows Update→「Windows Insider Program」
- 開始→Microsoftアカウントでサインイン
- 「Beta Channel」を推奨(Devは不安定)
- 再起動後、Update→更新の確認で新ビルド取得

対処法7: グループポリシーを確認(企業端末)
組織配布PCで使う場合、管理者によってRecallが無効化されている可能性があります。
- Win+Rで
gpedit.mscを開く(Proエディション以上) - コンピューターの構成→管理用テンプレート→Windows コンポーネント→Windows AI
- 「Recallを無効にする」がオンならIT管理者に依頼して解除
- Homeエディションではregeditで
HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsAIを確認
自己判断でレジストリを書き換えると会社のポリシー違反になる可能性があるため、必ず申請ルートを踏みましょう。
対処法8: 追加オプションのインストール
Recallは「Windowsのオプション機能」として追加パッケージをダウンロードする実装になっています。
- 設定→「システム」→「オプション機能」
- 「機能を追加」
- 「Recall」または「AI components」を検索
- インストール
- 完了後再起動
容量としておよそ3〜5GB必要です。ストレージ残量に余裕があることを確認してから実行してください。
対処法9: Recallのリセットと再セットアップ
一度有効化したが動作がおかしい場合は、スナップショットデータごとリセットします。
- 設定→「プライバシーとセキュリティ」→「Recallとスナップショット」
- 「Recallを開く」→右上の設定歯車
- 「スナップショットをすべて削除」
- 「Recallを無効にする」→再起動
- 再び設定画面で「Recallを有効にする」を実行
NPU要件比較表
| プロセッサ | NPU TOPS | Copilot+対応 | Recall可否 |
|---|---|---|---|
| Snapdragon X Elite | 45 | 対応 | 利用可 |
| Snapdragon X Plus | 45 | 対応 | 利用可 |
| Core Ultra 200V(Lunar Lake) | 48 | 対応 | 利用可 |
| Ryzen AI 300シリーズ | 50 | 対応 | 利用可 |
| Core Ultra 100(Meteor Lake) | 11 | 非対応 | 不可 |
| 第12/13世代Core | 0 | 非対応 | 不可 |
プライバシーの考え方
Recallは「すべてをローカル保存・ローカル推論」する設計で、クラウドには送信されません。しかし画面に映ったパスワードや機密情報もスクリーンショット対象になり得るため、以下の設定で除外しましょう。
除外設定の手順
- Recallの設定画面→「特定のアプリをフィルター」
- 銀行アプリ、パスワードマネージャー等を追加
- 「InPrivateブラウジング中は撮らない」をオン
- 「キーボード入力中のパスワード入力を検出して除外」をオン
機密を扱う業務PCではそもそもRecallを無効化する選択も正当です。
代替手段(Recallが使えない端末)
- Microsoft Copilotアプリ: クラウド版なのでNPU不要
- Windows Search強化版: エクスプローラーのAI検索はCopilot+でなくても一部使用可能
- サードパーティ: Rewind.ai(Mac)、ActivityWatch等のタイムトラッキングツール
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よくある質問(FAQ)
Q1. 設定画面にRecall項目が全く出てきません
A. NPUが40 TOPS未満、もしくは地域/言語設定が合っていない可能性があります。対処法1と3を先に確認してください。
Q2. 家族共用のPCでは使えますか
A. Recallはユーザープロファイル単位で動作します。標準ユーザーアカウントに切り替えれば他人にスナップショットは見えません。
Q3. スナップショットはどこに保存されますか
A. C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\CoreAIPlatform.00\UKP\配下に暗号化されて保存されます。
Q4. Recallを有効化するとバッテリーの持ちは悪くなりますか
A. NPUでの低電力処理のためCPUでの処理に比べ電力影響は小さく、公式では5〜10%程度の増加とされています。
Q5. オフライン環境でも動きますか
A. 初期セットアップ時はサインイン認証でネット接続が必要ですが、以後の記録・検索はオフラインで完結します。
Q6. ARM版とx64版で機能差はありますか
A. 2026年4月時点、基本機能は同一です。Snapdragon版のほうがNPUとの親和性が高く応答が高速という報告があります。
まとめ
Copilot+ PCのRecall機能が有効にならない原因は、ほぼ①NPU要件未達、②Windows Update未適用、③BitLocker/Hello未設定、④地域制限——この4つに集約されます。本記事の対処法を順に確認すれば、要件を満たしているCopilot+ PCであれば確実に有効化まで辿り着けます。要件を満たしていないPCではRecallを動かす術がないため、買い替え前の事前チェックが最重要です。
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