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Windows 11のシステムの復元が動作しない?よくある原因を知ろう
Windows 11で「システムの復元」を実行しようとしたら、「システムの復元は正しく完了しませんでした」というエラーが表示された、そもそも復元ポイントが一つも見つからない…そんなトラブルに遭遇していませんか?
システムの復元は、Windowsに何か問題が起きたときにPCを正常だった時点の状態に戻せる非常に便利な機能です。しかし、設定ミスやストレージ不足、セキュリティソフトとの競合など、さまざまな理由で正しく動作しないことがあります。
この記事では、Windows 11でシステムの復元が失敗する原因と、復元ポイントが作成されない問題の解決方法を、初心者にもわかりやすくステップ形式で解説します。
この記事でわかること
- システムの復元が失敗する主な原因7つ
- 復元ポイントが自動作成されない場合の対処法
- セーフモードからシステムの復元を実行する方法
- 「システムの復元」が無効になっている場合の有効化手順
- WinRE(Windows回復環境)から復元を行う方法
- 復元ポイントの手動作成と自動作成スケジュールの設定

システムの復元が失敗する主な原因
Windows 11でシステムの復元がうまくいかない原因は多岐にわたります。以下に主な原因をまとめました。
1. システムの復元が無効になっている
Windows 11では、デフォルトでシステムの復元が無効になっている場合があります。特にクリーンインストールしたPCや、メーカー製PCの初期設定によっては、復元機能がオフのままになっていることがあります。
2. ディスクの空き容量不足
復元ポイントは、システムドライブ(通常Cドライブ)に保存されます。空き容量が極端に少ない場合、新しい復元ポイントが作成できなかったり、古い復元ポイントが自動削除されてしまいます。
3. セキュリティソフトとの競合
サードパーティ製のセキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)が、システムの復元プロセスをブロックすることがあります。特に、リアルタイム保護機能がシステムファイルの変更を検知して阻止するケースが報告されています。
4. ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)の停止
システムの復元は「ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)」に依存しています。このサービスが停止していたり、正常に動作していない場合、復元ポイントの作成も復元の実行も失敗します。
5. システムファイルの破損
Windows自体のシステムファイルが破損していると、復元プロセスが途中で失敗することがあります。ウイルス感染や不正なシャットダウンが原因で発生することが多いです。
6. グループポリシーによる制限
企業や組織が管理するPCでは、グループポリシーでシステムの復元が無効化されている場合があります。この場合、管理者に確認する必要があります。
7. Windows Updateの問題
Windows Updateが保留中の状態や、更新プログラムのインストールに失敗している状態で復元を実行すると、エラーが発生することがあります。
| 原因 | エラーコード例 | 発生頻度 | 対処難易度 |
|---|---|---|---|
| 復元が無効 | – | 非常に高い | 簡単 |
| 空き容量不足 | 0x80070070 | 高い | 簡単 |
| セキュリティソフト競合 | 0x80070005 | 中程度 | 中程度 |
| VSSサービス停止 | 0x81000203 | 中程度 | 中程度 |
| システムファイル破損 | 0x80071A91 | 低い | やや難しい |
| グループポリシー制限 | – | 低い | 管理者に要確認 |
対処法1:システムの復元を有効にする
まず最初に、システムの復元機能が有効になっているか確認しましょう。無効になっている場合は、有効化するだけで問題が解決します。
手順
- タスクバーの検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力
- 検索結果に表示される「復元ポイントの作成」をクリック
- 「システムのプロパティ」ウィンドウが開きます
- 「システムの保護」タブで、Cドライブ(システム)の「保護設定」欄を確認
- 「無効」と表示されている場合は、Cドライブを選択して「構成」ボタンをクリック
- 「システムの保護を有効にする」にチェックを入れる
- 「ディスク領域の使用量」のスライダーを5〜10%程度に設定(推奨)
- 「OK」をクリックして設定を保存
- 「システムのプロパティ」画面に戻り、「作成」ボタンをクリックして復元ポイントを手動作成
対処法2:ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)を再起動する
VSSサービスが正常に動作していない場合、復元ポイントの作成や復元の実行が失敗します。サービスの状態を確認し、必要に応じて再起動しましょう。
手順
- Windowsキー + R を同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「services.msc」と入力してEnterを押す
- 「サービス」ウィンドウが開いたら、一覧から「Volume Shadow Copy」を探す
- 右クリック → 「プロパティ」を選択
- 「スタートアップの種類」が「手動」になっていることを確認(「無効」の場合は「手動」に変更)
- 「サービスの状態」が「停止」の場合は「開始」ボタンをクリック
- 「OK」をクリック
同様に、以下のサービスも確認してください:
- Microsoft Software Shadow Copy Provider → スタートアップの種類:手動
- Windows Backup → スタートアップの種類:手動
- Task Scheduler → スタートアップの種類:自動

対処法3:セーフモードでシステムの復元を実行する
通常起動の状態で復元が失敗する場合、セーフモードで実行すると成功することがあります。セーフモードでは最低限のドライバーとサービスのみで起動するため、競合が回避されます。
手順
- 設定アプリを開く(Windowsキー + I)
- 「システム」→「回復」を選択
- 「PC の起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
- 再起動後、「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」を選択
- 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順にクリック
- 再起動後、数字キー「4」を押して「セーフモードを有効にする」を選択
- セーフモードでWindowsが起動したら、タスクバーの検索ボックスに「rstrui.exe」と入力してEnter
- 「システムの復元」ウィザードが開くので、復元ポイントを選択して復元を実行
対処法4:WinRE(Windows回復環境)から復元を実行する
Windowsが正常に起動しない場合や、セーフモードでも復元が失敗する場合は、WinRE(Windows回復環境)から復元を試みましょう。
手順
- PCの電源を入れ、Windowsのロゴが表示されたら電源ボタンを長押しして強制シャットダウン
- これを3回繰り返すと、自動的にWinREが起動します
- 「自動修復」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリック
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」の順にクリック
- アカウントを選択してパスワードを入力
- 復元ポイントを選択して復元を実行
対処法5:システムファイルの修復(SFC/DISM)
Windowsのシステムファイルが破損していることが原因で復元が失敗している場合は、SFC(システムファイルチェッカー)とDISMコマンドで修復できます。
手順
- スタートボタンを右クリック → 「ターミナル(管理者)」を選択
- ユーザーアカウント制御の確認で「はい」をクリック
- 以下のコマンドを順番に実行します:
ステップ1:DISMでWindowsイメージの修復
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
このコマンドは完了までに10〜30分かかることがあります。100%になるまで待ちましょう。
ステップ2:SFCでシステムファイルのスキャンと修復
sfc /scannow
スキャンが完了すると、以下のいずれかのメッセージが表示されます:
| メッセージ | 意味 | 次のアクション |
|---|---|---|
| 整合性違反は検出されませんでした | システムファイルに問題なし | 他の原因を調査 |
| 正常に修復されました | 破損が見つかり修復済み | PC再起動後に復元を再試行 |
| 修復できませんでした | 修復不可能な破損 | クリーンインストールを検討 |
- 修復が完了したらPCを再起動して、システムの復元を再度試してください
対処法6:セキュリティソフトを一時的に無効にする
サードパーティ製のセキュリティソフトが復元プロセスをブロックしている可能性があります。一時的に無効にしてから復元を試しましょう。
手順
- 使用しているセキュリティソフトのアイコンをタスクバーの通知領域(右下)で右クリック
- 「リアルタイム保護を一時停止」などの項目を選択(ソフトによって名称が異なります)
- システムの復元を実行
- 復元完了後、必ずセキュリティソフトを再度有効にする
主要なセキュリティソフトでの無効化方法:
| セキュリティソフト | 一時停止の方法 |
|---|---|
| Norton | タスクトレイアイコン右クリック → 「Auto-Protect を無効にする」 |
| ESET | タスクトレイアイコン右クリック → 「保護の一時停止」 |
| カスペルスキー | タスクトレイアイコン右クリック → 「保護の一時停止」→ 時間を選択 |
| ウイルスバスター | メイン画面 → 「設定」→ 「リアルタイムスキャン」をオフ |
対処法7:ディスクのクリーンアップを実行する
ディスクの空き容量が不足していると復元ポイントの作成に失敗します。不要なファイルを削除してストレージを確保しましょう。
手順
- タスクバーの検索ボックスに「ディスク クリーンアップ」と入力
- 「ディスク クリーンアップ」アプリを開く
- Cドライブを選択して「OK」
- 「システム ファイルのクリーンアップ」をクリック
- 以下の項目にチェックを入れる:
- Windows Update のクリーンアップ
- 一時ファイル
- ごみ箱
- 配信の最適化ファイル
- 「OK」→「ファイルの削除」をクリック

対処法8:レジストリで復元設定を確認する
グループポリシーやレジストリの設定で、システムの復元が無効にされている場合があります。レジストリエディターで確認しましょう。
手順
- Windowsキー + R →「regedit」と入力してEnter
- ユーザーアカウント制御で「はい」をクリック
- 以下のパスに移動:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\SystemRestore
- 右側のペインに以下のキーがあるか確認:
- DisableSR(値が「1」の場合、システムの復元が無効)
- DisableConfig(値が「1」の場合、設定の変更が無効)
- これらのキーがある場合は、値を「0」に変更するか、キー自体を削除
- レジストリエディターを閉じてPCを再起動
対処法9:復元ポイントの自動作成スケジュールを設定する
Windows 11では、復元ポイントの自動作成を任意のスケジュールで設定できます。タスクスケジューラを使って設定しましょう。
手順
- タスクバーの検索ボックスに「タスク スケジューラ」と入力して開く
- 右側の「操作」ペインで「タスクの作成」をクリック
- 「全般」タブ:
- 名前:「復元ポイント自動作成」
- 「最上位の特権で実行する」にチェック
- 「トリガー」タブ → 「新規」:
- 開始:毎日、または毎週
- お好みの時間を設定(例:毎日午前3時)
- 「操作」タブ → 「新規」:
- 操作:プログラムの開始
- プログラム:
wmic.exe - 引数の追加:
/Namespace:\\root\default Path SystemRestore Call CreateRestorePoint "Daily Automatic Restore Point", 100, 7
- 「OK」をクリックして保存
対処法10:Windowsの上書きインストール(修復インストール)
どの方法でも解決しない場合は、Windowsの上書きインストール(修復インストール)を行うことで、個人ファイルやアプリを保持したままシステムファイルを修復できます。
手順
- Microsoft公式サイトからWindows 11のメディア作成ツールをダウンロード
- ツールを実行し、「このPCを今すぐアップグレードする」を選択
- ライセンス条項に同意
- 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」が選択されていることを確認
- 「インストール」をクリック
- インストールが完了するまで待機(30分〜1時間程度)
- 再起動後、システムの復元が正常に動作するか確認
復元ポイントが作成されるタイミング
Windows 11では、以下のタイミングで自動的に復元ポイントが作成されます。覚えておくと、復元時に適切なポイントを選ぶ参考になります。
| タイミング | 復元ポイント名の例 | 備考 |
|---|---|---|
| Windows Update適用前 | Windows Update | 自動(保護が有効な場合) |
| ドライバーのインストール前 | デバイスドライバーのインストール | 自動 |
| アプリのインストール前 | インストール: アプリ名 | 対応アプリのみ |
| 手動作成 | ユーザーが指定した名前 | いつでも作成可能 |
| タスクスケジューラ | 設定した名前 | 自分で設定が必要 |
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よくある質問(FAQ)
Q. システムの復元で個人ファイル(写真やドキュメント)は消えますか?
A. いいえ、システムの復元はWindowsのシステムファイル、レジストリ、インストール済みプログラムに影響するものであり、個人ファイル(デスクトップのファイル、ドキュメント、写真、音楽など)は削除されません。ただし、復元ポイント作成後にインストールしたアプリは削除される場合があります。
Q. エラーコード 0x80070091 が表示されて復元が失敗します
A. このエラーは、復元先のフォルダが空でないことが原因で発生することがあります。セーフモードでシステムの復元を実行してみてください。それでも解決しない場合は、「WindowsApps」フォルダの名前を一時的に変更してから復元を試みてください。
Q. 復元ポイントが勝手に消えてしまうのはなぜですか?
A. ディスク領域の割り当てが少ないと、新しい復元ポイントが作成されるたびに古いものが自動削除されます。「復元ポイントの作成」画面で「構成」→「ディスク領域の使用量」を確認し、十分な容量(5〜10%)を割り当てているか確認してください。また、ディスクのクリーンアップで「システムの復元ファイル」を削除すると、すべての復元ポイントが消えます。
Q. システムの復元にどのくらい時間がかかりますか?
A. 通常は15〜45分程度ですが、復元ポイントのサイズやPCのスペックによっては1時間以上かかることもあります。復元中は電源を切らないでください。「復元を初期化しています」の画面で長時間止まっているように見えても、バックグラウンドで処理が進んでいます。
Q. システムの復元を取り消すことはできますか?
A. はい、可能です。システムの復元を実行すると、復元前の状態が「復元の取り消し」として自動保存されます。再度「システムの復元」を開くと、「システムの復元の取り消し」オプションが表示されるので、これを選択すれば復元前の状態に戻せます。
Q. Windows 11 HomeエディションでもUシステムの復元は使えますか?
A. はい、Windows 11 Home、Pro、Enterpriseのすべてのエディションでシステムの復元機能を利用できます。ただし、Homeエディションではグループポリシーエディターが利用できないため、レジストリから直接設定を確認する必要がある場合があります。
Q. システムの復元の代わりになる方法はありますか?
A. はい、いくつかの代替手段があります。「このPCをリセットする」機能を使えば、個人ファイルを保持したままWindowsを初期状態に戻せます。また、サードパーティのバックアップソフト(Acronisなど)を使えば、ディスクの完全なイメージバックアップを作成でき、より確実な復元が可能です。
まとめ
Windows 11でシステムの復元が失敗する場合の対処法を振り返ります。
| 対処法 | 難易度 | 試す順番 |
|---|---|---|
| システムの復元を有効にする | 簡単 | 1番目 |
| VSSサービスの再起動 | 簡単 | 2番目 |
| セーフモードで復元 | 中程度 | 3番目 |
| WinREから復元 | 中程度 | 4番目 |
| SFC/DISMでシステム修復 | 中程度 | 5番目 |
| セキュリティソフト一時停止 | 簡単 | 6番目 |
| ディスククリーンアップ | 簡単 | 7番目 |
| レジストリ確認 | 上級 | 8番目 |
| 修復インストール | 上級 | 最終手段 |
まず最初にやるべきことは、「システムの復元が有効になっているか」の確認です。Windows 11ではデフォルトで無効になっている場合があるため、ここを確認するだけで問題が解決するケースが非常に多いです。
システムの復元は、PCに問題が起きたときの「保険」のような機能です。正常に動いているうちに有効化しておき、定期的に復元ポイントが作成されていることを確認する習慣をつけましょう。万が一のトラブル時に、大きな助けになるはずです。
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