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Windows 11の近距離共有でデバイスが見つからない?まず確認すること
Windows 11には「近距離共有(Nearby Sharing)」という便利な機能があります。Bluetoothや Wi-Fiを使って、近くのWindowsデバイスとワイヤレスでファイルをやりとりできる機能です。USBメモリやメールを使わずに、写真・動画・ドキュメントをさっと送れるのが魅力です。
しかし「相手のデバイスが一覧に表示されない」「ファイルを送ろうとしても見つからない」「送信はできるのに相手が受け取れない」といったトラブルはよく起こります。
この記事では、Windows 11の近距離共有でデバイスが見つからない・ファイル送受信できない原因を徹底解説し、初心者でもできる具体的な対処法をステップごとに紹介します。

📋 この記事でわかること
- 近距離共有(Nearby Sharing)の仕組みと基本設定
- デバイスが見つからない主な原因(6つ)
- 原因別の具体的な対処法(7ステップ)
- Bluetoothドライバーの更新手順
- ファイアウォール例外の設定方法
- よくある質問(Mac・iPhone連携、大容量ファイルなど)
近距離共有(Nearby Sharing)とは?
近距離共有は、Windows 10のバージョン1803から導入された機能で、Windows 11ではさらに使いやすく改善されています。Apple製品の「AirDrop」に近い機能と考えるとわかりやすいでしょう。
近距離共有の主な特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通信方式 | Bluetooth または Wi-Fi(自動選択) |
| 対象デバイス | Windows 10(1803以降)またはWindows 11搭載のPC |
| 送受信できるもの | ファイル全般(写真・動画・PDF・Zipなど)、Webリンク |
| 通信距離の目安 | Bluetooth: 約9〜10m以内、Wi-Fi: 約30m以内(同一ネットワーク) |
| Microsoftアカウント連携 | 同じMicrosoftアカウントのデバイスは自動で認識 |
近距離共有はBluetooth Low Energy(BLE)で相手を検出し、実際のデータ転送はBluetooth または Wi-Fiを使います。そのためBluetoothとWi-Fiの両方が動作している必要があります。
デバイスが見つからない主な原因
近距離共有でデバイスが見つからないとき、原因は大きく6つに分類できます。それぞれ確認してみましょう。
| 原因 | 詳細 | 対処難易度 |
|---|---|---|
| 近距離共有がオフ | 機能自体が無効になっている | ★☆☆ 簡単 |
| 検出範囲の設定ミス | 「連絡先のみ」に設定されている | ★☆☆ 簡単 |
| BluetoothまたはWi-Fiがオフ | 通信手段がない状態 | ★☆☆ 簡単 |
| Bluetoothドライバーの問題 | 古いまたは破損したドライバー | ★★☆ 普通 |
| ファイアウォールのブロック | セキュリティソフトが通信を遮断 | ★★☆ 普通 |
| Microsoftアカウント未連携 | ローカルアカウントでサインイン中 | ★☆☆ 簡単 |
対処法1:近距離共有が有効になっているか確認する
まず最初に確認すべきは、近距離共有機能が有効になっているかどうかです。初期設定ではオフになっている場合があります。
設定手順
- Windowsキーを押して「設定」を開く(またはWindowsキー + I)
- 左側メニューから「システム」をクリック
- 右側の一覧から「近距離共有」を選択
- 「近距離共有」のトグルが「オフ」になっていたらクリックして「オン」にする
- 設定後、相手デバイスでも同じように確認する
💡 ポイント:近距離共有はデバイスごとに設定する必要があります。送信側・受信側の両方のデバイスで有効になっているか必ず確認してください。
クイック設定からもオン/オフできる
タスクバー右端の通知エリアをクリックすると「クイック設定」パネルが開きます。ここに「近距離共有」のボタンがあれば、ワンタッチで有効/無効を切り替えられます。ボタンが表示されていない場合は「クイック設定の編集(鉛筆アイコン)」から追加できます。

対処法2:検出可能な範囲を「全員」に変更する
近距離共有には「誰から受信するか」を選べる設定があります。「連絡先のみ」に設定されていると、Microsoftアカウントの連絡先リストにいない相手のデバイスは表示されません。
設定を「全員」に変更する手順
- 「設定」→「システム」→「近距離共有」を開く
- 「近距離共有」の項目内にある検出範囲のドロップダウンを確認する
- 現在「連絡先のみ」になっていたら「全員」に変更する
- 送信側・受信側の両デバイスで同じ設定を行う
| 設定値 | 表示されるデバイス | 推奨シーン |
|---|---|---|
| 全員 | 近くにある全てのWindowsデバイス | 初回設定時・トラブル時 |
| 連絡先のみ | Microsoftアカウントの連絡先のみ | 職場・公共の場 |
| オフ | 表示なし(受信しない) | 使わないとき |
⚠️ セキュリティに注意:「全員」に設定すると、近くにいる見知らぬ相手からもファイル送信リクエストが届く場合があります。公共の場では使用後に「連絡先のみ」または「オフ」に戻しておくことを推奨します。
対処法3:BluetoothとWi-Fiの有効化を確認する
近距離共有はBluetoothで相手を探し、実際の転送にBluetooth またはWi-Fiを使います。どちらかがオフになっているだけで機能しなくなります。
Bluetoothの確認・有効化手順
- 「設定」→「Bluetooth とデバイス」を開く
- 「Bluetooth」のトグルが「オン」になっているか確認する
- オフになっていたらクリックして「オン」にする
- 機内モードがオンになっていないか確認する(機内モードはBluetoothとWi-Fi両方をオフにする)
Wi-Fiの確認・有効化手順
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開く
- 「Wi-Fi」がオンになっているか確認する
- オフの場合はトグルをクリックして「オン」にする
- 何かしらのWi-Fiネットワークに接続されているか(接続なしでも近距離共有は動作するが、接続済みの方が安定する)
💡 補足:近距離共有はインターネット接続なしでも動作します。BluetoothおよびWi-Fiが有効であれば、インターネットに接続していないオフライン環境でもファイル転送が可能です。
対処法4:Bluetoothドライバーを更新する
Bluetoothドライバーが古い・壊れている場合、近距離共有でデバイスを検出できないことがあります。デバイスマネージャーからドライバーを更新しましょう。
デバイスマネージャーからドライバーを更新する手順
- Windowsキーを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択する
- 「Bluetooth」の左側の矢印をクリックして展開する
- 表示されたBluetoothアダプター(例:「Intel(R) Wireless Bluetooth(R)」)を右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択する
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリックする
- 更新が見つかった場合はインストールを実行する
- 完了後、PCを再起動する
ドライバーをいったんアンインストールして再インストールする方法
自動更新でも改善しない場合は、ドライバーを削除してから再インストールすると解決することがあります。
- デバイスマネージャーでBluetoothアダプターを右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択する
- 「このデバイスのドライバーを削除しようとしています」にチェックを入れて「アンインストール」をクリック
- PCを再起動する(Windowsが自動でドライバーを再インストールする)
💡 メーカーサイトから最新ドライバーを入手する方法:PCメーカー(Dell、HP、Lenovoなど)の公式サイトからお使いのモデルに対応したBluetoothドライバーをダウンロードしてインストールすると、より確実に最新版を適用できます。

対処法5:ファイアウォール例外設定を確認する
WindowsファイアウォールやサードパーティのセキュリティソフトがNearby Sharingの通信をブロックしている場合があります。
Windowsファイアウォールで近距離共有を許可する手順
- 検索バーに「Windowsセキュリティ」と入力して開く
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリック
- 「ファイアウォールによるアプリの許可」を選択する
- リストの中から「近距離共有(Nearby Sharing)」を探す
- 「プライベート」および「パブリック」のチェックボックスをオンにする
- 「OK」をクリックして保存する
サードパーティセキュリティソフトがある場合
Norton、McAfee、ESET、Kaspersky などのセキュリティソフトを使っている場合、それぞれのソフトの設定でNearby Sharingの通信を許可する必要があります。
| セキュリティソフト | 確認場所 |
|---|---|
| Norton | 設定 → ファイアウォール → プログラム制御 |
| McAfee | ファイアウォール → ポートとシステムサービス |
| ESET | 設定 → ネットワーク → パーソナルファイアウォール |
| Windows Defender(標準) | Windowsセキュリティ → ファイアウォールとネットワーク保護 |
💡 一時的に無効化してテストする方法:セキュリティソフトを一時的に無効にして近距離共有が動作するか確認すると、ファイアウォールが原因かどうかをすぐに判断できます。確認後は必ず有効に戻してください。
対処法6:Microsoftアカウントでサインインしているか確認する
「連絡先のみ」の検出設定を使う場合や、同じMicrosoftアカウントを持つ複数デバイス間でシームレスに使いたい場合は、Microsoftアカウントでのサインインが必要です。
サインイン状態の確認手順
- 「設定」を開く
- 左上のアカウントアイコンをクリックする
- アカウント名の下に「Microsoftアカウント」またはメールアドレスが表示されているか確認する
- 「ローカルアカウント」と表示されている場合は、Microsoftアカウントに切り替えると機能が向上する
📌 補足:ローカルアカウントでも「全員」設定であれば近距離共有は使えます。ただし「連絡先のみ」でMicrosoftアカウントの友達のデバイスを自動認識させたい場合はMicrosoftアカウントが必要です。
対処法7:受信フォルダの設定を確認する
ファイルを受け取る際、保存先フォルダが存在しない・アクセス権限がないなどの問題で受信に失敗することがあります。
受信フォルダの確認・変更手順
- 「設定」→「システム」→「近距離共有」を開く
- 「受信したファイルの保存先」の欄を確認する
- デフォルトは「ダウンロードフォルダ(C:\Users\ユーザー名\Downloads)」
- 保存先を変更したい場合は「変更」ボタンをクリックして任意のフォルダを選択する
- 選択したフォルダに書き込み権限があることを確認する
それでも解決しない場合の追加対処法
PCを再起動する
設定を変更した後は必ずPCを再起動しましょう。Bluetoothやネットワーク関連の設定は再起動後に反映されることが多いです。
Windowsを最新バージョンに更新する
- 「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムの確認」をクリックする
- 利用可能な更新がある場合はインストールする
- 再起動して適用を完了させる
ネットワークリセットを試す
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークの詳細設定」を開く
- 「ネットワークのリセット」をクリックする
- 「今すぐリセット」を選択する
- PCが自動で再起動される
⚠️ 注意:ネットワークリセットを実行すると、保存済みのWi-Fiパスワードや VPN設定が削除されます。実行前にWi-Fiパスワードをメモしておいてください。
近距離共有の使い方(ファイル送信の実際の手順)
設定が完了したら、実際にファイルを送ってみましょう。
- 送信したいファイルを右クリックする
- 「共有」または「送る」→「近距離共有」を選択する
- 近くのデバイスの一覧が表示されたら、送信先をクリックする
- 受信側のデバイスで「保存して開く」または「保存」をクリックして承認する
- 転送が完了するとファイルが保存先フォルダに届く
対処法まとめ早見表
| 症状 | まず試す対処法 | 次に試す対処法 |
|---|---|---|
| デバイスが全く表示されない | 対処法1(近距離共有のオン確認) | 対処法3(Bluetooth有効化) |
| 自分のデバイスだけ見えない | 対処法2(検出範囲を「全員」に) | 対処法4(ドライバー更新) |
| 送信はできるが受信できない | 対処法5(ファイアウォール設定) | 対処法7(受信フォルダ確認) |
| たまに表示されるが不安定 | 対処法4(Bluetoothドライバー更新) | Windows Update実施 |
| 転送速度が遅い | Wi-Fiに接続(Bluetoothより高速) | デバイスをより近づける |
近距離共有を使いこなすためのコツ
より速く転送する方法
近距離共有はBluetoothとWi-Fiを自動で使い分けます。同じWi-Fiネットワークに接続されている場合、Wi-Fiを経由してより高速に転送されます。大容量ファイルを送る際は、両デバイスを同じWi-Fiルーターに接続しておくと体感速度が大きく改善します。
エクスプローラーからも共有できる
ファイルを右クリックするだけでなく、エクスプローラーの「共有」タブ(リボンメニュー)または上部ツールバーの「共有」ボタンからも近距離共有を使えます。
Microsoft Phoneリンクとの違い
| 機能 | 近距離共有 | Phoneリンク |
|---|---|---|
| 対象デバイス | Windows PC同士 | WindowsとAndroid/iPhone |
| 転送方式 | Bluetooth または Wi-Fi(ローカル) | Wi-Fi(インターネット経由) |
| インターネット必要 | 不要 | 必要 |
| 主な用途 | PC間のファイル転送 | スマホとPCの連携 |
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よくある質問(FAQ)
まとめ
Windows 11の近距離共有(Nearby Sharing)でデバイスが見つからない・ファイルを送受信できない場合の対処法をまとめました。
対処法まとめ
- 近距離共有を有効化する(設定→システム→近距離共有)
- 検出範囲を「全員」に変更する(「連絡先のみ」は相手が見えない場合がある)
- BluetoothとWi-Fiを両方オンにする
- Bluetoothドライバーを更新する(デバイスマネージャーから)
- ファイアウォールで近距離共有を許可する
- Microsoftアカウントでサインインしているか確認する
- 受信フォルダの設定を確認する
まずは「近距離共有がオンになっているか」「Bluetoothがオンになっているか」という基本的な確認から始めてみてください。多くの場合、設定を確認するだけで解決します。
それでも解決しない場合は、Bluetoothドライバーの更新やファイアウォール設定の見直しを行ってみてください。Windows Updateを最新の状態にしておくことも、近距離共有を安定して使い続けるために重要です。
💡 それでも解決しない場合:Microsoftの公式サポートページ(support.microsoft.com)でWindowsのバージョンとお使いのPCメーカーを検索すると、より詳細なトラブルシューティング情報が見つかることがあります。
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