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【2026年最新版】iPhoneのパスコードリセット72時間猶予(Reset Grace Period)が使えない対処法【完全ガイド】
iOS 17以降に導入された「パスコードリセット72時間猶予(Reset Grace Period)」は、パスコードを変更してから72時間以内であれば、旧パスコードを使って新しいパスコードをリセットできる救済機能です。新パスコードを忘れてしまった場合の保険として絶大な効果を発揮しますが、一方で「画面に『以前のパスコードを使用』ボタンが出てこない」「ボタンを押しても受け付けてくれない」「72時間以内なのに使えない」といった声も多数寄せられています。
本記事では、Reset Grace Period(リセット猶予期間)が機能しない原因を、Apple IDとの関係・Face ID/Touch IDの認証要求・Stolen Device Protection(盗難デバイス保護)との相互作用まで含めて徹底解剖します。さらに、リカバリーモードでの強制リセット手順や、データを保護したまま復旧する方法もあわせて紹介。「もう工場出荷状態にするしかない」と諦める前に、ぜひ本記事の手順を試してください。

この記事でわかること
- Reset Grace Periodの正確な仕様と対象バージョン
- 「以前のパスコードを使用」ボタンが表示されない原因
- Stolen Device Protectionが猶予期間を無効化するケース
- Apple ID側からパスコードをリセットする手順
- リカバリーモードでの最終手段とデータ保全のポイント
- 72時間以内に旧パスコードを失効させる方法
Reset Grace Periodとは:基礎知識
機能の概要
Reset Grace Period(パスコードリセット猶予期間)は、iOS 17で導入された、新しいパスコードを変更した後72時間以内であれば、旧パスコードを使ってiPhoneのロック画面から直接パスコードをリセットできる機能です。新しく設定したパスコードを忘れてしまった際、ロック画面の「パスコードを忘れた場合?」をタップすると、「以前のパスコードを使用」という選択肢が表示され、旧パスコードを入力して新しいパスコードを設定し直せます。
有効期間と対象バージョン
有効期間は新パスコード設定から正確に72時間(3日間)です。これを過ぎると旧パスコードは完全に失効し、二度と使えなくなります。対象バージョンはiOS 17.0以降のすべてのiPhoneで、iPad(iPadOS 17以降)にも同様の機能が搭載されています。
セキュリティ上の位置づけ
この機能は便利な反面、セキュリティ上のトレードオフでもあります。万が一旧パスコードを知っている第三者が72時間以内にiPhoneを入手した場合、新パスコードを上書きできてしまうため、Appleは「Stolen Device Protection(盗難デバイス保護)」と組み合わせて使うことを推奨しています。盗難デバイス保護がオンの場合、特定の操作にはFace ID/Touch IDの生体認証が必須となり、旧パスコードだけではリセットできません。

原因別の対処法
対処法1:「以前のパスコードを使用」ボタンが表示されないとき
ロック画面でパスコードを連続で間違え、「iPhoneは使用できません」または「パスコードを忘れた場合?」のリンクが表示されたら、まずそれをタップします。ここで「以前のパスコードを使用」が出てこない場合、以下のいずれかが原因です。
第一に、72時間が経過している可能性があります。パスコードを変更してからの経過時間を正確に把握しましょう。第二に、iOSのバージョンが17未満です。「設定」→「一般」→「情報」でiOSバージョンを確認してください。第三に、新パスコードを設定した直後に「以前のパスコードを失効させる」を実行している可能性があります。「設定」→「Face IDとパスコード」→「以前のパスコードを失効させる」を一度でも押すと、72時間を待たずに即座に旧パスコードが無効化されます。
対処法2:Stolen Device Protectionの遅延に対応
「設定」→「Face IDとパスコード」→「盗難デバイスの保護」がオンになっている場合、自宅やオフィスなど「重要な場所」以外でパスコードリセットを試みると、1時間のセキュリティ遅延が発生します。この場合、「以前のパスコードを使用」を選んでも「1時間後に再試行してください」というメッセージが表示され、即座にはリセットできません。
解決策として、信頼できる場所(自宅・職場として登録されたGPS座標)に移動してから再試行するか、1時間待機してください。また、緊急時には「設定」→「Face IDとパスコード」→「盗難デバイスの保護」をオフにすることも検討できますが、再ロック後でないと変更できない場合があります。
対処法3:Apple ID経由でパスコードをリセット
72時間が経過してしまった、または「以前のパスコードを使用」が機能しない場合、Apple ID経由のリセットが次の選択肢です。ロック画面で「パスコードを忘れた場合?」をタップ後、「iPhoneをリセット」を選択し、Apple IDのパスワードを入力します。
この方法は、iCloudにバックアップがあれば直近の状態に復元できる「ソフトリセット」に近い動作です。ただし、ローカルのみに存在するデータ(iCloudにバックアップされていないアプリデータなど)は失われる可能性があるため、事前にバックアップ状況を確認してください。Apple IDのパスワード自体を忘れている場合は、別のApple製品やWebブラウザから「iforgot.apple.com」にアクセスしてリセットを行います。
対処法4:リカバリーモードでの完全リセット
上記すべてが使えない場合の最終手段がリカバリーモードです。MacまたはWindows PCにiPhoneをUSBケーブルで接続し、Finder(macOS Catalina以降)またはiTunes(Windows)を起動します。iPhoneを以下の手順で強制再起動してリカバリーモードに入れてください。
iPhone 8以降の場合、音量アップを短く押す→音量ダウンを短く押す→サイドボタンをリカバリー画面(PCとケーブルの絵)が出るまで長押しします。Finder/iTunes側で「復元」を選ぶと、iPhone内のすべてのデータが消去され、最新のiOSがインストールされます。復元後、iCloudバックアップから新しいiPhoneとして復元することで、データを取り戻せます。
対処法5:72時間以内に旧パスコードを意図的に失効させる方法
セキュリティを最優先したい場合、新パスコード設定後すぐに旧パスコードを失効させましょう。「設定」→「Face IDとパスコード」→パスコード入力→画面を下にスクロール→「以前のパスコードを失効させる」をタップ→「失効させる」を確認します。これにより、72時間を待たずに旧パスコードが完全に無効化され、第三者によるリセット悪用を防げます。

状況別対応の比較表
| 状況 | 推奨手段 | データ保持 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 72時間以内・旧パスコード覚えている | Reset Grace Period | 完全保持 | 1分 |
| 盗難デバイス保護オン・自宅外 | 1時間待機後Grace Period | 完全保持 | 1時間 |
| 72時間超・Apple IDパスワード判明 | Apple ID経由リセット | iCloud範囲で保持 | 10分 |
| Apple ID不明・バックアップあり | リカバリーモード復元 | バックアップ範囲 | 30〜60分 |
| すべて不明 | リカバリーモード初期化 | 失われる | 30分 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 72時間ぴったりで切れますか?それとも余裕がありますか?
Appleの仕様上、72時間ぴったりで失効します。多くは新パスコード設定の正確な時刻から計測されるため、ギリギリを狙わず早めに対処してください。
Q2. Reset Grace Period中にApple IDからリモートワイプされたらどうなりますか?
「探す」アプリからリモートワイプが実行されると、ローカルのパスコード情報含むすべてのデータが消去されます。猶予期間は無効になります。盗難時の対応として、まずリモートワイプを優先するのが安全です。
Q3. 子どものiPhoneでGrace Periodを無効にできますか?
個別に無効化する設定はありませんが、新パスコード設定後すぐに「以前のパスコードを失効させる」を実行することで、実質的に無効化できます。スクリーンタイムでパスコード変更自体を制限するのも有効です。
Q4. Grace Periodが使えるのは1回だけですか?
パスコードを変更するたびに72時間の猶予が新たに始まります。何度でも利用できますが、毎回旧パスコードに戻るため、頻繁な変更はセキュリティ上避けるべきです。
Q5. 中古でiPhoneを買ったら前所有者のGrace Periodが残っていました
これは「アクティベーションロック」が解除されていない可能性が高いです。前所有者にApple IDからのデバイス削除を依頼するか、Appleサポートに相談してください。
まとめ
Reset Grace Periodは、iOS 17以降の救済機能として非常に強力ですが、72時間という制限・盗難デバイス保護による遅延・「以前のパスコードを失効させる」設定など、複数の条件で動作が変化します。新パスコードを設定したら、まずはメモやパスワードマネージャーに記録し、Grace Periodはあくまで保険として位置付けるのが理想です。
万が一に備え、Apple ID・iCloudバックアップ・信頼できるデバイスの整備を日頃から行いましょう。本記事の手順を順番に試せば、データ消失のリスクを最小限に抑えてiPhoneを復旧できます。
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