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【2026年最新版】AndroidのAudio Magic Eraser(音声マジック消しゴム)の使い方【完全ガイド】
「せっかく撮った動画なのに、風の音がうるさくて台無し…」「観光地で録った動画に大音量の雑踏BGMが入ってしまった」「記念撮影の動画で周りの会話が入り込んでいて、主役の声が聞こえない」——そんな動画撮影あるあるの悩みを解決するのが、GoogleフォトのAI機能「Audio Magic Eraser(音声マジック消しゴム)」です。
Audio Magic Eraserは、動画内の音声をAIが自動分析し、風音・雑踏・BGM・環境音などの「背景ノイズ」と話し声などの「主要音声」を分離。それぞれの音量を個別にコントロールできる機能です。専門的な音声編集ソフトなしに、スマートフォン上で直感的に操作できます。
ただし、この機能はすべてのAndroidスマートフォンで使えるわけではありません。本記事では、対応機種から実際の操作手順、除去レベルの調整方法、書き出しのコツまで徹底解説します。
- Audio Magic Eraserの対応機種と利用条件
- Googleフォトでの具体的な操作手順(ステップごとに解説)
- 風音・雑踏・BGMそれぞれの除去レベルの調整方法
- 音声を元に戻す(リセット)方法
- 書き出し・保存・共有の方法と注意点

Audio Magic Eraserとは?仕組みと特長
機能の概要
Audio Magic Eraserは、Googleが開発した動画音声編集AI機能です。Googleフォトアプリ内から使用でき、動画を選択してワンタップで分析を開始するだけで、以下のような複数の音声カテゴリを独立して操作できます。
- 風音(Wind):マイクに直接当たる風のノイズ(ゴーという音)
- 雑踏(Crowd):多くの人が話している環境音、人込みのざわめき
- BGM・音楽(Music):カフェや店舗で流れているBGM、周囲の音楽
- その他のノイズ(Other Noise):エアコン・車・機械音など分類されにくい環境音
AIが自動でこれらの音声成分を分離し、スライダーで各カテゴリのボリュームを独立して調整できます。従来のノイズキャンセル(全体的な音量削減)とは異なり、特定の音だけを狙って除去できるのが大きな特長です。
Google Tensor チップによるオンデバイス処理
Audio Magic Eraserは、PixelシリーズのGoogle Tensorチップに最適化されたAI処理を使用します。分析の一部はGoogleのサーバーで行われますが、処理のスピードと品質はTensorチップの性能に依存します。このため、現時点ではPixelシリーズ専用機能となっています。
対応機種と利用条件
対応Pixelモデル一覧
| 機種 | 対応状況 | 備考 |
|---|---|---|
| Pixel 6 / 6 Pro | 対応 | 機能初搭載モデル(2022年〜) |
| Pixel 6a | 対応 | Tensor G1搭載 |
| Pixel 7 / 7 Pro / 7a | 対応 | Tensor G2、精度向上 |
| Pixel 8 / 8 Pro / 8a | 対応 | Tensor G3、処理速度大幅改善 |
| Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9 Pro Fold | 対応 | Tensor G4、最高精度 |
| Pixel Fold | 対応 | Tensor G2搭載 |
| Pixel 5以前 | 非対応 | Tensorチップ非搭載のため |
| 他社Androidスマートフォン | 非対応 | 現時点ではPixel専用 |
必要なアプリバージョン
- Googleフォト:バージョン6.0以降(最新版を推奨)
- Android OS:Android 12以降
- Googleアカウント:ログイン必須(機能の一部はGoogleサーバー経由)
Googleフォトが古いバージョンのままだと「Audio Magic Eraser」オプションが表示されない場合があります。Playストアでアプリを最新バージョンにアップデートしてから使用してください。
対応動画フォーマットと制限
- 対応形式:MP4(H.264、H.265)、MOV
- 動画の長さ:目安として5分以内が安定。長尺は処理時間が増加
- 解像度:4K動画にも対応(処理時間は長くなります)
- 音声チャンネル:ステレオ・モノラル両対応

Audio Magic Eraserの使い方・操作手順
手順1:Googleフォトで動画を開く
- Pixelスマートフォンで「Googleフォト」アプリを起動する
- 編集したい動画をタップして開く
- 動画の再生画面が表示されたら、画面下部の「編集(鉛筆アイコン)」をタップする
ポイント:Googleフォトへのアップロード済み動画でも、端末内(カメラロール)の動画でもどちらでも編集できます。
手順2:「Audio」タブを選択する
- 動画編集画面が開いたら、下部のタブを左右にスワイプして「Audio(音声)」タブを探す
- 「Audio」タブをタップする
- Audioタブ内に「Audio Magic Eraser」ボタンが表示されている
注意:「Audio Magic Eraser」の項目が表示されない場合は、①対応機種でない、②Googleフォトが古いバージョン、のいずれかが原因として考えられます。
手順3:AIに音声を分析させる
- 「Audio Magic Eraser」をタップする
- 「分析中…」の表示とともに、AIが動画の音声を解析し始める(動画の長さによって10〜30秒程度かかります)
- 分析が完了すると、画面に音声カテゴリのスライダーが表示される
分析が完了すると、その動画で検出された音声カテゴリが自動で表示されます。すべてのカテゴリが常に表示されるわけではなく、動画内に実際に含まれている音声成分のみが表示されます。
手順4:各音声カテゴリのレベルを調整する
分析完了後、以下のような音声カテゴリのスライダーが表示されます。
| カテゴリ名 | 日本語 | スライダーの操作 |
|---|---|---|
| Wind | 風音 | 左に動かすほど風音が小さくなる |
| Crowd | 雑踏・人の声 | 左に動かすほど群衆音が小さくなる |
| Music / BGM | 音楽・BGM | 左に動かすほどBGMが小さくなる |
| Other Noise | その他のノイズ | 左に動かすほど雑音が小さくなる |
スライダーを動かしながら、動画を再生してリアルタイムで音声を確認できます。完全に0(ゼロ)にすると、そのカテゴリの音声がほぼ完全に除去されます。
手順5:プレビューで確認する
- スライダーを調整しながら、動画の再生ボタンをタップして音声を確認する
- 「元の音声」と「編集後の音声」を切り替えボタンで比較できる(インターフェースのバージョンにより表記が異なる場合あり)
- 納得できる設定になったら次のステップへ進む
コツ:完全除去(スライダー最左)よりも少し音量を残す(スライダーを少し右に)方が、自然な音声に仕上がります。完全に0にすると、元の音声に混ざっていた主要音声まで欠落するケースがあります。
手順6:変更を保存・書き出しする
- 調整が終わったら「保存」または「コピーを保存」をタップする
- 処理が完了するまで待つ(動画の長さ・解像度によって1〜数分かかります)
- 処理完了後、Googleフォトのライブラリに編集済みの動画が保存される
「保存」と「コピーを保存」の違い:
- 保存:元の動画に上書き保存(元の音声は失われる)
- コピーを保存:元の動画を残したまま、編集済みバージョンを新規保存(推奨)

音声除去レベルの調整テクニック
シチュエーション別おすすめ設定
| 撮影シチュエーション | 主な問題音声 | おすすめ設定 |
|---|---|---|
| 野外・公園・海岸 | 風音 | Wind: 0〜20%、他はそのまま |
| 観光地・繁華街 | 雑踏・人の声 | Crowd: 10〜30%、Wind: 30%程度 |
| カフェ・レストラン | BGM・雑踏 | Music: 0〜20%、Crowd: 20〜40% |
| 屋内イベント・コンサート会場 | BGM・大音量 | Music: 20〜50%(完全除去は不自然になりやすい) |
| 室内(エアコン・換気音あり) | 機械音・ハム音 | Other Noise: 0〜30% |
「自然な仕上がり」を保つコツ
音声を完全に除去(スライダー最左)すると、残った音声が不自然に聞こえたり、話し声に違和感が出ることがあります。以下のポイントを意識してください。
- 少し残す:スライダーを10〜20%残すことで、環境音の雰囲気を保ちながらノイズを軽減できる
- 複数カテゴリを少しずつ下げる:1つのカテゴリを大幅に下げるより、複数カテゴリを均等に下げた方が自然に聞こえることが多い
- 必ずプレビューで確認:調整後は必ず動画全体を再生して、不自然な音飛びや違和感がないかチェックする
BGM(Music)カテゴリの注意点
音楽の除去は技術的に最も難しい処理のひとつです。以下の点に注意してください。
- BGMと話し声の音域が重なる場合、話し声もわずかに影響を受けることがある
- テンポが速い音楽や打楽器系の音は除去後に残響感が残りやすい
- 著作権のある楽曲を含む動画をSNSにアップロードする場合でも、Music除去機能を活用すると著作権フラグが立ちにくくなる場合がある(ただし完全な回避を保証するものではない)
音声変更を元に戻す方法
編集をリセットする
Audio Magic Eraserで調整した設定は、後から変更・リセットが可能です。
- Googleフォトで編集済みの動画を開く
- 「編集」→「Audio」タブ→「Audio Magic Eraser」と進む
- スライダーをすべて最右(元の位置)に戻すか、「リセット」ボタンをタップする
- 「コピーを保存」で保存した場合は、元のファイルは変更されていないためそちらを使用する
「元に戻す」で最終保存前に戻る
保存前であれば、編集画面の「×(閉じる)」ボタンをタップして「変更を破棄」を選択することで、すべての編集がキャンセルされます。保存後は元の音声には戻せません(コピーを保存した場合は元のファイルが残ります)。
書き出し・共有方法と注意点
SNSへの直接共有
Googleフォトの共有機能を使えば、編集済み動画を直接各SNSに投稿できます。
- 編集・保存済みの動画をGoogleフォトで開く
- 「共有(矢印アイコン)」をタップ
- Instagram・YouTube・LINEなど共有先を選択
注意:SNS側で再エンコードが行われるため、Audio Magic Eraserで編集した音声が若干変化する場合があります。
ファイルを端末に書き出す
Googleフォト経由でなく、直接端末のストレージに書き出したい場合は以下の手順を使います。
- Googleフォトで編集済み動画を開く
- 右上の「…(その他)」メニューをタップ
- 「端末に保存」または「ダウンロード」を選択
- 「ダウンロード」フォルダまたは「動画」フォルダに保存される
動画品質について
Audio Magic Eraseで保存した動画は、元の動画と同じ解像度・フレームレートで書き出されます。音声処理はGoogleのAIで行われ、映像部分には一切手を加えません。4K動画であれば4Kのまま保存されます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Audio Magic EraserはPixel以外のAndroidスマホでも使えますか?
現時点(2026年3月)では、Audio Magic EraserはPixelシリーズ(Pixel 6以降)専用の機能です。他のAndroidスマートフォン(Samsung・OPPO・Xperia等)では利用できません。Googleは将来的に他のAndroid端末への展開を検討している旨を示唆したことがありますが、現在はPixelのみとなっています。
Q2. 古いiPhoneで撮った動画をPixelのGoogleフォトで編集できますか?
はい、可能です。iPhoneで撮影してGoogleフォトに同期した動画も、Pixelスマートフォン上のGoogleフォトアプリからAudio Magic Eraserで編集できます。動画のソース(撮影機種)は問いません。Pixelにアップロードまたは転送してGoogleフォトに取り込んだ動画であれば使用できます。
Q3. 処理中にアプリを閉じたらどうなりますか?
処理中(分析中・保存中)にアプリをバックグラウンドに移動した場合、処理はバックグラウンドで継続されます。ただし強制終了した場合は処理が中断される場合があります。長い動画を処理する際は、端末を操作せず待機するか充電しながら行うことをおすすめします。
Q4. Audio Magic Eraseは無料ですか?Google Oneは必要?
Audio Magic EraserはGoogleフォトの標準機能として、Pixel端末であれば無料で使用できます。Google Oneの有料プランは不要です。ただし、Googleアカウントへのログインは必須です。
Q5. 処理後に「音声が不自然」「話し声に違和感がある」場合はどうすればいいですか?
音声の不自然さは、スライダーを下げすぎた場合(特に話し声と近い周波数帯を持つカテゴリを0にした場合)に発生しやすいです。以下の対処をお試しください。①スライダーを10〜20%手前で止める(完全除去より少し残す)、②除去したいカテゴリだけをターゲットにし、不要なカテゴリのスライダーは触らない、③「リセット」して設定をやり直す。
まとめ
Audio Magic EraserはPixelスマートフォンならではのAI音声編集機能で、専門知識なしに動画から背景ノイズを分離・除去できます。
- 対応機種:Pixel 6以降(Google Tensorチップ搭載機種)
- 使用方法:Googleフォト → 動画を編集 → Audioタブ → Audio Magic Eraser
- 主要カテゴリ:Wind(風音)・Crowd(雑踏)・Music(BGM)・Other Noise
- 書き出し:「コピーを保存」推奨(元の動画を保持)
完全除去よりも「少し残す」設定が自然な仕上がりに繋がります。ぜひプレビューを活用しながら最適な除去レベルを見つけてみてください。Pixelユーザーなら無料でいつでも使える便利な機能なので、風の強い日に撮った動画や騒がしい場所での記念動画の仕上げに積極的に活用してみてください。
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