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「スマートフォンに他の人に見られたくないアプリや写真がある」「職場で同僚にスマホを貸すとき、プライベートな内容が心配」——そんな悩みを持つSamsung Galaxyユーザーに、ぜひ知っておいてほしい機能があります。それがセキュリティフォルダー(Secure Folder)です。
セキュリティフォルダーは、Galaxy端末に標準搭載された生体認証で保護された独立した領域です。この中に入れたアプリ・写真・ファイルは、通常の画面からは完全に隠すことができます。設定も難しくなく、数分で使い始められます。
この記事でわかること
- セキュリティフォルダーとは何か・できることの全体像
- セキュリティフォルダーの有効化と初期設定手順
- アプリ・写真・ファイルをセキュリティフォルダーへ追加・移動する方法
- セキュリティフォルダーのアイコンをホーム画面から隠す方法
- バックアップと復元の方法
- よくある疑問と困ったときの対処法

セキュリティフォルダーとは?基本を理解しよう
セキュリティフォルダーは、Samsung Galaxyシリーズに搭載されているKnox(ノックス)セキュリティ技術を活用した機能です。スマートフォンの中に、もう一つの独立した「プライベートなスマホ」を作るようなイメージです。
セキュリティフォルダーの主な特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 独立した領域 | 通常のアプリ・データとは完全に分離された空間 |
| 認証方式 | 指紋・虹彩・顔認証・PIN・パターン・パスワードから選択可能 |
| アプリの二重起動 | 同じアプリを通常領域とセキュリティフォルダーの両方で使える |
| ホーム画面から隠せる | セキュリティフォルダーのアイコン自体を非表示にできる |
| 対応コンテンツ | アプリ・写真・動画・ファイル・連絡先・メモなど |
| バックアップ | Samsung CloudまたはGoogle Driveでバックアップ可能 |
セキュリティフォルダーが向いている使い方
- プライベートな写真・動画を他人に見られたくない
- 仕事用アプリとプライベートアプリを分けて管理したい
- SNSアカウントを複数持っていて使い分けたい(同じアプリを2つ使える)
- 子どもや同僚にスマホを一時的に貸すとき、特定の内容を隠したい
- 銀行アプリや健康管理アプリをより安全に使いたい
【Step 1】セキュリティフォルダーを有効化する
セキュリティフォルダーはGalaxy端末に最初から搭載されています。Galaxy Storeからの追加ダウンロードは不要で、「設定」アプリから有効化するだけです。
対応機種の確認
セキュリティフォルダーはGalaxy S・A・Zシリーズなど、Android 7.0以降を搭載したSamsung Galaxy端末のほとんどで使用可能です。Googleアカウントへのサインインが必要です。
有効化の手順(One UI 6以降)
以下の手順でセキュリティフォルダーを有効にしましょう。
- ホーム画面またはアプリ一覧から「設定」アプリを開きます
- 下にスクロールして「セキュリティおよびプライバシー」をタップします
- 「その他のセキュリティ設定」または「セキュリティフォルダー」をタップします
- 「続行」をタップしてセキュリティフォルダーのセットアップを開始します
- Samsungアカウントへのサインインを求められる場合は、サインインします(アカウントがない場合は作成)
- ロック解除の種類を選択します(推奨:指紋認証またはパターン)
- 選択した方法に従って認証を設定します
- 「セキュリティフォルダーを追加」をタップして完了です
設定が完了すると、アプリ一覧またはホーム画面に「セキュリティフォルダー」のアイコン(南京錠のマーク)が表示されます。
ポイント:セキュリティフォルダーのロックはスマホ本体のロックとは別の認証を設定できます。より強固なプライバシー保護のために、本体ロックとは異なるパターンやPINを設定しておくのがおすすめです。
【Step 2】アプリをセキュリティフォルダーに追加・移動する
方法①:セキュリティフォルダーからアプリを追加する
- セキュリティフォルダーを開き(認証が必要)、右上の「+」(アプリを追加)をタップします
- インストール済みのアプリ一覧が表示されます
- 追加したいアプリを選択し、「追加」をタップします
- 追加したアプリはセキュリティフォルダー内にショートカットとして配置されます
この方法では元のアプリは通常領域にも残り、セキュリティフォルダー内では独立したアカウントで別々に使用できます。たとえば、InstagramをA・Bの2アカウントで使い分けることも可能です。
方法②:通常のアプリを「移動」してセキュリティフォルダーだけに置く
- アプリ一覧画面で移動したいアプリを長押しします
- 表示されるメニューから「セキュリティフォルダーに移動」をタップします
- 確認画面が表示されたら「移動」をタップします
「移動」を使うと元の場所からアプリが消え、セキュリティフォルダー内だけにアプリが存在する状態になります。完全に隠したい場合はこの方法がおすすめです。
Play Storeを使って新しいアプリを直接インストールする
セキュリティフォルダー内には独立したGoogle Play Storeがあります。セキュリティフォルダーを開き、内部のPlay Storeから直接アプリをインストールすると、通常の画面には一切表示されないアプリとして管理できます。

【Step 3】写真・動画・ファイルをセキュリティフォルダーに移動する
ギャラリーから写真・動画を移動する
- ギャラリーアプリを開きます
- 隠したい写真または動画を長押しして選択モードに入ります
- 複数選択する場合は、さらに写真をタップして選択します
- 画面下部またはメニューから「セキュリティフォルダーに移動」をタップします
- 確認画面で「移動」をタップします
移動した写真・動画は通常のギャラリーから消え、セキュリティフォルダー内のギャラリー(独立したアプリ)でのみ閲覧できるようになります。
ファイル(マイファイル)を移動する
- マイファイルアプリを開きます
- 移動したいファイルを長押しして選択します
- メニューから「移動」または「セキュリティフォルダーに移動」を選択します
- 移動先としてセキュリティフォルダーを指定して確定します
セキュリティフォルダーから通常領域に戻す方法
セキュリティフォルダーに入れたコンテンツを元に戻すことも可能です。
- セキュリティフォルダーを開きます(認証が必要)
- 戻したいコンテンツを長押しして選択します
- メニューから「セキュリティフォルダーから移動」または「移動先」で通常のストレージを選択します
注意:「移動」は元のファイルが削除されてセキュリティフォルダーに移るため、元のギャラリーには残りません。「コピー」を使えば両方の場所に同じファイルを置くことができます。
【Step 4】セキュリティフォルダーのアイコンをホーム画面から隠す
「セキュリティフォルダーを使っていることすら他人に知られたくない」という場合は、アイコン自体を非表示にする設定があります。
アイコンを非表示にする手順
- セキュリティフォルダーを開きます
- 右上の「メニュー(縦三点)」をタップします
- 「設定」をタップします
- 「セキュリティフォルダーをアプリ一覧に表示」のトグルをオフにします
- 確認メッセージが表示されたら「非表示」をタップします
アイコンが非表示になっても、セキュリティフォルダー自体は削除されていません。
非表示にした後に再びアクセスする方法
アイコンを隠した後でセキュリティフォルダーにアクセスするには、以下の方法があります。
- 方法①:設定アプリ → セキュリティおよびプライバシー → セキュリティフォルダー → 「アプリ一覧に追加」でアイコンを再表示する
- 方法②:通知パネルを下に引いて「クイック設定」の中に「セキュリティフォルダー」タイルがある場合はタップする
- 方法③:検索バーで「セキュリティフォルダー」と入力する(アプリ検索機能を使う)
【Step 5】セキュリティフォルダーのバックアップと復元
機種変更やスマホのリセット時に備えて、セキュリティフォルダーの内容をバックアップしておくことを強くおすすめします。
バックアップの手順
- セキュリティフォルダーを開きます
- 右上のメニュー(縦三点)→「設定」を開きます
- 「バックアップと復元」をタップします
- 「セキュリティフォルダーをバックアップ」を選択します
- バックアップ先を選択します(Samsung Cloud推奨。Googleアカウントも利用可能)
- バックアップする内容(アプリデータ・写真・ファイルなど)を選択して「バックアップ」をタップします
復元の手順
- 新しい端末またはリセット後の端末で、セキュリティフォルダーを有効化します
- セキュリティフォルダーの設定 →「バックアップと復元」を開きます
- 「セキュリティフォルダーを復元」をタップします
- バックアップが保存されているアカウントとデータを選択して復元します
| バックアップ対象 | Samsung Cloud | Google Drive |
|---|---|---|
| アプリデータ | 対応 | 制限あり |
| 写真・動画 | 対応 | 対応(Googleフォトと連携) |
| ファイル | 対応 | 対応(Google Driveと連携) |
| アプリ自体 | 自動再インストール | 手動でのインストールが必要 |

セキュリティフォルダーの便利な活用方法
同じアプリをSNSの複数アカウントで使い分ける
セキュリティフォルダー内と通常領域で同じSNSアプリを使うことで、2つのアカウントを1台のスマホで管理できます。仕事用と個人用のLINEやInstagramを分けて使いたい方に特に便利です。
- 通常領域にSNSアプリをインストール(アカウントA用)
- セキュリティフォルダーにも同じSNSアプリを追加(アカウントB用)
- それぞれ別のアカウントでログインして使い分ける
プライバシーモード的な使い方
子どもや他人にスマホを貸すとき、セキュリティフォルダーを閉じておけば(認証しなければアクセスできない状態)、中のコンテンツは完全に守られます。スマホ画面のロック解除後でも、セキュリティフォルダーには追加の認証が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1. セキュリティフォルダーを削除するとどうなりますか?
A. セキュリティフォルダーを削除すると、フォルダー内のアプリ・データ・写真・ファイルがすべて削除されます。削除前に必ず「バックアップと復元」からデータを書き出しておくか、通常領域に移動してください。
Q2. セキュリティフォルダーのパスワードを忘れたらどうなりますか?
A. Samsungアカウントでサインインしていれば、パスワードのリセットが可能です。設定 → セキュリティフォルダー → 「パスワードを忘れた場合」からリセット手順に進んでください。Samsungアカウントを設定していない場合はリセットできず、フォルダー内のデータはアクセス不能になります。
Q3. セキュリティフォルダー内のアプリは通知が届きますか?
A. はい、届きます。ただし通知内容が他の人に見えないよう、通知の詳細表示をオフにする設定もおすすめです。セキュリティフォルダー設定 → 「通知」からコントロールできます。
Q4. セキュリティフォルダーはストレージを別に使いますか?
A. セキュリティフォルダー内のアプリやデータは端末の内部ストレージの一部を使用します。通常領域と物理的なストレージは共有していますが、データは暗号化されて分離管理されます。ストレージが少なくなった場合は通常のファイル管理と同様に整理が必要です。
Q5. セキュリティフォルダー内のアプリはアップデートできますか?
A. はい、できます。セキュリティフォルダー内のPlay Storeからアップデートを確認・適用できます。自動アップデートの設定もフォルダー内のPlay Storeで個別に管理できます。
Q6. 機種変更したとき、セキュリティフォルダーの内容は引き継げますか?
A. はい、Samsung Cloud経由でバックアップしておけば復元できます。ただし新しい端末でも同じSamsungアカウントでサインインが必要です。機種変更前に必ずバックアップを取っておきましょう。
Q7. セキュリティフォルダーが設定の中に見当たりません
A. Galaxy端末でもOneUIのバージョンや地域によって、メニューの場所が異なる場合があります。設定アプリの検索バーに「セキュリティフォルダー」と入力すると見つかりやすいです。また、端末のAndroidバージョンが7.0未満の場合は利用できません。
Q8. セキュリティフォルダーの認証を変更できますか?
A. はい、いつでも変更できます。セキュリティフォルダー → メニュー → 設定 → 「セキュリティフォルダーのロックタイプを変更」から変更可能です。指紋・顔・PIN・パターン・パスワードの中から選べます。
Q9. 他人のGalaxyでも同じSamsungアカウントを使えますか?
A. Samsungアカウントは1台の端末での使用を前提としており、他人の端末にあなたのアカウントでサインインする運用は推奨されません。セキュリティ面でのリスクがあるため、個人の端末でのみ使用することをおすすめします。
Q10. セキュリティフォルダーはroot化された端末でも使えますか?
A. root化(システム権限の解放)が行われた端末では、Samsung Knoxのセキュリティが無効化されるためセキュリティフォルダーが使用できなくなります。これはKnoxがシステムの改ざんを検知する仕組みのためです。
まとめ
Samsung Galaxyのセキュリティフォルダーは、特別なアプリを追加したり難しい設定をしたりすることなく、本体の設定から簡単に有効化できるプライバシー保護機能です。
- 設定アプリ → セキュリティおよびプライバシー → セキュリティフォルダーから有効化
- アプリ・写真・ファイルをセキュリティフォルダーに移動または追加できる
- アイコン自体をホーム画面から非表示にすることも可能
- 機種変更に備えてSamsung Cloudでバックアップを取っておくことが重要
- 同じアプリを2つのアカウントで使い分けるなど多様な活用方法がある
プライベートな情報を守るために、ぜひ今日からセキュリティフォルダーを活用してみてください。設定は数分で完了し、使い始めれば手放せない機能になるはずです。
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