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ChromeのパフォーマンスモードとはなにかGenerate
Google Chromeには、PCのメモリ使用量を削減してブラウザを軽くする 「メモリセーバー(Memory Saver)」 と、バッテリー消費を抑える 「省エネモード(Energy Saver)」 という2つのパフォーマンス機能が搭載されています。
これらを総称して「パフォーマンスモード」と呼ぶことがあります。どちらもChrome 108(2022年12月リリース)から導入され、現在のChromeにはデフォルトで有効になっているものもあります。
本記事では、メモリセーバーと省エネモードの仕組み・設定方法・活用テクニック、そしてChromeが重い場合のその他の対処法との組み合わせ方まで、詳しく解説します。
- メモリセーバー(Memory Saver)の仕組みと有効化方法
- 省エネモード(Energy Saver)の仕組みと有効化方法
- 除外サイト(常にアクティブにするサイト)の設定方法
- Chromeが重い場合の他の対処法との組み合わせ
- パフォーマンス設定が見当たらない場合の対処法

メモリセーバー(Memory Saver)とは
仕組みの概要
メモリセーバーは、しばらく使っていないタブのメモリを自動的に解放する機能です。非アクティブなタブを「スリープ状態」にすることで、現在使っているタブや他のアプリ向けにRAMを確保します。
スリープ状態になったタブは、タブをクリックして再度開くと自動的に再読み込みされます。ページの状態(スクロール位置・入力内容など)は失われることがあるため注意が必要です。
メモリセーバーが特に効果的なシーン
- 大量のタブを同時に開いている時(10タブ以上)
- PCのRAMが8GB以下で、他のアプリも並行して使っている時
- 動画編集ソフトやゲームと同時にChromeを使う時
- Chromeが重くてPCがモタつく時
メモリセーバーの効果の目安
| 開いているタブ数 | 通常時のメモリ使用量目安 | メモリセーバー有効時 |
|---|---|---|
| 5タブ | 約 500〜800MB | 大きな差なし |
| 10タブ | 約 1〜1.5GB | 約 30〜40% 削減 |
| 20タブ以上 | 約 2GB以上 | 約 30〜50% 削減 |
※ 数値はサイトの種類やPC環境によって異なります。目安として参考にしてください。
省エネモード(Energy Saver)とは
仕組みの概要
省エネモードは、PCのバッテリー残量が少なくなった時に自動的にChromeの消費電力を抑える機能です。具体的には以下の動作を制限することで、バッテリーの持ちを延ばします。
- ページ上の映像・アニメーションの表示を制限する
- バックグラウンドでの処理(JavaScriptなど)を間引く
- スクロール時のアニメーションをシンプルにする
省エネモードが発動する条件(デフォルト設定)
デフォルトでは、以下の条件を満たした時に自動で省エネモードに入ります。
- 電源アダプターが接続されていない(バッテリー駆動中)
- かつバッテリー残量が20%以下になった時
また、手動でいつでも省エネモードをオンにすることも可能です。
メモリセーバーを有効化・設定する方法
設定手順(Windows / Mac共通)
- Chromeブラウザを開く
- 右上の「…」(縦3点メニュー)をクリック
- 「設定」をクリック
- 左メニューから「パフォーマンス」をクリック
- 「メモリセーバー」のスイッチをONにする
Chromeのバージョンによっては「パフォーマンス」ではなく「システム」という項目内に表示されている場合があります。Chromeを最新バージョンに更新すると「パフォーマンス」として独立した項目になります。
タブがスリープ状態になるまでの時間
メモリセーバーが有効な場合、タブは一定時間操作されないとスリープ状態(非アクティブ化)になります。目安は以下のとおりです。
- 短い場合:約5分程度の非アクティブで対象になることがある
- 長い場合:バックグラウンドタブが多い順に優先的に解放される
スリープ状態のタブはタブバーにアイコンで表示され、クリックすると再読み込みされます。
省エネモードを有効化・設定する方法
設定手順
- Chromeブラウザを開く
- 右上の「…」(縦3点メニュー)→「設定」をクリック
- 左メニューから「パフォーマンス」をクリック
- 「省エネモード」の設定欄を確認する
- 以下のいずれかを選択する:
- オフ:省エネモードを使用しない
- 電源に接続されていないとき(バッテリー20%未満になった場合):デフォルト設定
- 電源に接続されていないとき(常時):バッテリー駆動中は常に省エネモード
省エネモードをすぐに有効にする方法
設定画面を開かなくても、アドレスバー右横のChromeのアイコン(リーフアイコン)が表示されている場合はクリックして切り替えられます。または右上メニュー「…」から「省エネモード」のショートカットが表示される場合もあります。
特定サイトを常にアクティブに保つ除外設定
メモリセーバーが有効でも、以下のサイトはスリープ対象から外したい場合があります。
- 音楽・動画再生サービス(YouTube Music、Spotify Webなど)
- リアルタイム通知を受け取るサービス(Gmailなど)
- 長い操作が必要なオンラインツール(Google スプレッドシートなど)
除外サイトを追加する手順
- 「設定」→「パフォーマンス」→「メモリセーバー」の設定欄を開く
- 「常にアクティブにするサイト」欄の「追加」ボタンをクリック
- 除外したいサイトのURLを入力する(例:music.youtube.com)
- 「追加」をクリックして保存
追加したサイトはスリープ対象から外れ、常にアクティブ状態を維持します。
除外サイトを削除する手順
- 同じ設定画面で、追加済みのサイト一覧を確認する
- 削除したいサイトの右側の「✕」をクリックする
Chromeのパフォーマンス改善に関するよくある設定の組み合わせ
| 対処法 | 効果 | 設定箇所 |
|---|---|---|
| メモリセーバー | RAM使用量削減 | 設定 → パフォーマンス |
| 省エネモード | バッテリー節約 | 設定 → パフォーマンス |
| 不要な拡張機能の無効化 | 起動速度・メモリ改善 | 設定 → 拡張機能 |
| ハードウェアアクセラレーション | 動画・アニメーション軽量化 | 設定 → システム |
| キャッシュ・Cookie削除 | ストレージ解放・表示速度改善 | 設定 → プライバシーとセキュリティ |
Chromeが重い・遅い場合の追加対処法

拡張機能の整理
Chromeの拡張機能はブラウザの動作に大きく影響します。使っていない拡張機能は無効化または削除することで、起動速度やメモリ使用量が改善します。
- アドレスバーに
chrome://extensionsと入力してEnterキーを押す - 使っていない拡張機能のスイッチをOFFにする(削除する場合は「削除」をクリック)
Chromeを最新バージョンに更新する
- 右上「…」→「設定」→「Chromeについて」をクリック
- 「Google Chrome」の画面が開き、自動的にアップデートを確認する
- アップデートがあれば「更新」ボタンが表示されるのでクリックする
ハードウェアアクセラレーションを確認する
ハードウェアアクセラレーションはGPUを使って処理を行う機能です。PCによって、ONにすると速くなる場合とOFFにすると安定する場合があります。
- 「設定」→「システム」をクリック
- 「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」のスイッチを確認する
- 問題が出ている場合は切り替えてみる
不要なタブを閉じる(最も直接的な方法)
最もシンプルな解決策は、開いているタブ数を減らすことです。後で読みたいページは、ブックマークするかリーディングリストに追加しておきましょう。
Chromeのタスクマネージャーで重いタブを特定する
- 右上「…」→「その他のツール」→「タスク マネージャー」をクリック
- メモリを多く使っているタブやプロセスを確認する
- 不要なものを選択して「プロセスを終了」をクリックする
よくある質問(FAQ)
Q. メモリセーバーをONにするとタブの内容は失われますか?
A. スリープ状態になったタブをクリックすると再読み込みが行われます。入力途中のフォームの内容やスクロール位置は失われる可能性があります。重要な入力作業中のタブは除外設定に追加しておくことをおすすめします。
Q. メモリセーバーはデスクトップPCでも効果がありますか?
A. 効果はあります。デスクトップPCでも大量のタブを開く場合やRAMが少ない環境では、メモリセーバーによってシステム全体の動作が軽くなります。バッテリーがないデスクトップPCでは省エネモードのメリットは薄いですが、メモリセーバーは有用です。
Q. スリープ状態になったタブの通知は受け取れますか?
A. Chromeのプッシュ通知(OSレベルの通知)はスリープ中でも受け取れます。ただし、ページ内のリアルタイム更新(チャットの新着メッセージなど)は、タブが再読み込みされるまで反映されません。Gmailなどの通知が重要なサービスは除外設定に追加してください。
Q. 設定画面に「パフォーマンス」の項目が表示されません
A. ChromeがChrome 108以降のバージョンであることを確認してください。「設定」→「Chromeについて」でバージョンを確認し、古い場合はアップデートしてください。また、一部の法人向け管理ポリシーで機能が無効化されている場合もあります。
Q. 省エネモードにするとどれくらいバッテリーが延びますか?
A. 使用状況によりますが、Googleの発表では省エネモード有効時に最大30〜40分のバッテリー延長効果があるとされています。動画を多く視聴する場合はより効果が大きくなります。
Q. ChromeとEdge・Firefoxではどちらが軽いですか?
A. メモリ使用量は一般的にEdge(Chromiumベース)が最も少ない傾向があります。FirefoxはChrome系と比べてメモリ効率が良い場合があります。ただし、メモリセーバーを有効にしたChromeは競合のブラウザと同程度の使用量になることが多く、大きな差はなくなってきています。
Q. スマートフォン版Chromeにもこのパフォーマンスモードはありますか?
A. 現時点では、メモリセーバーと省エネモードはPC版(Windows・Mac・Linux)のみの機能です。Android版・iOS版のChromeには搭載されていません。
Q. メモリセーバーをONにしてもChromeが重い場合はどうすればよいですか?
A. 以下を順番に試してください。①不要な拡張機能を無効化する、②Chromeのキャッシュを削除する(設定 → プライバシーとセキュリティ → 閲覧履歴データの削除)、③Chromeをアップデートする、④PCを再起動する。それでも改善しない場合は、RAMの増設を検討する価値があります。
まとめ
ChromeのメモリセーバーとエネルギーセーバーはどちらもChromeのパフォーマンス設定から簡単に有効化できます。特にRAMが少ないPC、多くのタブを開く作業スタイルの方、ノートPCをバッテリー駆動で使う方には大きな効果があります。
- 設定 → パフォーマンス でメモリセーバーと省エネモードを設定できる
- メモリセーバーはRAM不足やタブが多い時に特に効果的
- 省エネモードはバッテリー駆動時のノートPCで有効
- GMail・YouTube Musicなど常時アクティブが必要なサイトは除外設定に追加する
- さらに効果を高めたい場合は拡張機能の整理・キャッシュ削除を組み合わせる
パフォーマンスモードを上手に活用して、快適なChromeブラウジング環境を実現しましょう。
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