※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
「Excelでグラフを作りたいけど、どこから始めればいい?」「グラフは作れるけど、なんか見にくい…」そんな悩みを持つ方は多いはずです。
Excelのグラフ機能は、数字の羅列を一瞬で「伝わるビジュアル」に変換できる強力なツールです。しかし、ただ作るだけでは「見づらいグラフ」になりがち。プレゼンや報告書で本当に使えるグラフを作るには、作り方の基本+デザインのコツの両方を押さえる必要があります。
この記事では、Excel初心者の方でも迷わないよう、グラフの基本的な作り方から、プロっぽく見えるデザイン調整まで、ステップバイステップで解説します。
- Excelのグラフの種類と正しい使い分け
- グラフの基本的な作り方(クリックだけでOK)
- タイトル・軸ラベル・データラベルの設定方法
- 色・フォントを変えてグラフを見やすくするコツ
- 棒グラフ+折れ線グラフの複合グラフの作り方
- プレゼン・報告書で使えるデザインのポイント

Excelのグラフの種類と使い分け
グラフには「目的に合った種類」があります。間違った種類を選ぶと、データの意味が正確に伝わりません。まず代表的な6種類と、それぞれの使い場面を確認しましょう。
棒グラフ(縦棒・横棒)
最もよく使われるグラフです。複数の項目を量・大きさで比較するときに適しています。
- 縦棒グラフ:時系列(月別・年別)の変化や項目の比較に最適
- 横棒グラフ:項目名が長いとき、ランキング表示に適している
使い場面の例:月別売上比較、部門別コスト比較、商品別販売数ランキング
折れ線グラフ
データの変化・トレンド(傾向)を見せるのに最適です。時系列データと相性が抜群です。
- 株価の推移、気温の変化、月別アクセス数の推移など
- 複数のデータを重ねて比較するときにも使いやすい
使い場面の例:年間売上推移、ウェブサイトアクセス推移、気温・降水量の変化
円グラフ
全体に対する割合・構成比を見せるグラフです。ただし、項目が多すぎると逆に見にくくなります。
- 目安は5〜6項目まで。それ以上は「その他」にまとめる
- 割合の差が小さいデータには向かない(棒グラフの方が伝わる)
使い場面の例:市場シェア、アンケート回答割合、予算の内訳
散布図
2つの数値の相関関係(関係性)を調べるグラフです。ビジネスデータの分析でよく使われます。
- 「広告費と売上は比例しているか?」などの検証に使う
- X軸・Y軸ともに数値データが必要
使い場面の例:広告費と売上の相関、身長と体重の関係、気温とアイス販売数
面グラフ
折れ線グラフの下部を塗りつぶしたもので、量の変化と累積の大きさを同時に見せられます。
使い場面の例:部門別売上の積み上げ推移、ユーザー数の累積推移
グラフ種類の選び方まとめ
| 目的 | おすすめグラフ | 例 |
|---|---|---|
| 複数項目を比較したい | 棒グラフ(縦棒・横棒) | 月別売上、部門別比較 |
| 時系列の変化・傾向を見せたい | 折れ線グラフ | 年間推移、アクセス数変化 |
| 全体に対する割合を見せたい | 円グラフ | 市場シェア、予算内訳 |
| 2つの数値の関係を調べたい | 散布図 | 広告費と売上の相関 |
| 量の変化と積み上げを見せたい | 面グラフ・積み上げ棒 | 部門別売上推移 |
Excelグラフの基本的な作り方(ステップ解説)
グラフ作成は、実はクリック操作だけで完結します。以下の手順で進めてください。
Step 1:データを準備・選択する
グラフにしたいデータ範囲を選択します。このときヘッダー行(列名・行名)も含めて選択するのがポイントです。
- グラフにしたいデータが入っているセル範囲をドラッグして選択する
- 離れた範囲を選ぶときは Ctrl キーを押しながらクリック
- ヘッダー(項目名)と数値データを両方含めて選択する
Step 2:グラフの挿入
- Excelの上部メニューから「挿入」タブをクリックする
- 「グラフ」グループの中から目的のグラフ種類を選ぶ
- グラフのサムネイル(プレビュー)が表示されるので、使いたい種類をクリック
- シート上にグラフが挿入される
Step 3:グラフの移動・サイズ変更
- グラフをクリックして選択し、ドラッグで好きな位置に移動できる
- グラフの四隅・辺にあるハンドルをドラッグするとサイズを変更できる
- グラフを別のシートに移動したいときは、グラフを右クリック→「グラフの移動」を選択

タイトル・軸ラベルの設定方法
グラフにタイトルや軸ラベルがないと、「何のデータか」が伝わりません。必ず設定する習慣をつけましょう。
グラフタイトルの設定
- グラフをクリックして選択する
- グラフの上部に「グラフタイトル」というテキストボックスが表示されている
- そのテキストボックスをダブルクリックして編集モードに入る
- タイトル文字を入力(例:「2025年 月別売上推移」)
- グラフの外側をクリックして確定する
軸ラベル(X軸・Y軸のタイトル)の追加
- グラフを選択した状態で、右上の「+」ボタンをクリック
- 「軸ラベル」にチェックを入れる
- グラフに「軸ラベル」のテキストボックスが追加される
- 各軸のラベルをダブルクリックして、適切な文字を入力する
- 例:横軸(X軸)→「月」、縦軸(Y軸)→「売上(万円)」
凡例の位置変更
凡例(各データの色と名前の説明)は、グラフの見やすい位置に移動できます。
- グラフを選択した状態で「+」ボタン→「凡例」の矢印をクリック
- 「右」「上」「下」「左」から位置を選ぶ
- グラフのサイズと凡例の内容に合わせて最適な位置を選択する
データラベルを追加して数値を表示する
グラフに直接数値(データラベル)を表示すると、グラフを見るだけで詳細な数字がわかります。特にプレゼン資料では必須の設定です。
データラベルの基本的な追加手順
- グラフを選択した状態で、右上の「+」ボタンをクリック
- 「データラベル」にチェックを入れる
- 各データ点・棒グラフの上に数値が表示される
データラベルの表示位置を調整する
- 「データラベル」の横にある矢印をクリック
- 表示位置(内側・外側・上方・中央など)を選択する
- 棒グラフの場合:「外側上方」が見やすい
- 円グラフの場合:「最適位置」または「外側」が読みやすい
データラベルの書式設定(パーセント表示など)
- データラベルをクリックして選択する(全部選択された状態)
- 右クリック→「データラベルの書式設定」をクリック
- 右側にパネルが開くので、表示形式(値・パーセント・ラベル名など)を選択
- 円グラフでパーセント表示にするには「パーセンテージ」にチェックを入れる
色・フォントを変更して見やすくするコツ
Excelのデフォルトのグラフデザインは、プレゼンには少し地味だったり、逆にカラフルすぎたりします。ここでは、ひと手間加えるだけでぐっとプロらしくなるデザイン調整を解説します。
グラフの色を変える(系列の色変更)
- 変更したい棒・折れ線などをクリックして選択する(全系列が選択される)
- 1本だけ変更したい場合は、もう一度クリック(その1本だけが選択状態になる)
- 右クリック→「データ系列の書式設定」をクリック
- 右側のパネルで「塗りつぶし」→「単色」→好きな色を選ぶ
「グラフスタイル」でまとめて変更する(時短テクニック)
- グラフを選択した状態で、右上の「ブラシアイコン(グラフスタイル)」をクリック
- スタイル一覧が表示されるので、好きなデザインをクリックするだけ
- 「色」タブに切り替えると、カラーパレットをまとめて変更できる
フォントを変更する
- 変更したいテキスト(タイトル・軸ラベル・数値など)をクリックして選択
- 上部のホームタブ、またはグラフ書式設定パネルでフォント・サイズを変更
- プレゼン向けには本文フォントサイズ11pt以上、タイトルは16〜20ptが目安
グラフエリア・プロットエリアの背景色
- グラフエリア(グラフ全体の背景)をクリックして選択
- 右クリック→「グラフエリアの書式設定」
- 「塗りつぶし」で色を選択する(プレゼンでは白または薄いグレーが無難)
- プロットエリア(実際にグラフが描かれる部分)だけ別の色にすることもできる
グリッド線(格子線)の調整
デフォルトのグリッド線は時にゴチャゴチャした印象を与えます。
- グリッド線をクリックして選択
- Delete キーで削除できる
- または右クリック→「主軸目盛線の書式設定」で線の太さ・色を薄くする
複合グラフ(棒グラフ+折れ線グラフ)の作り方
複合グラフは、棒グラフで「量」を、折れ線グラフで「推移・割合」を同時に表現できるとても便利なグラフです。売上金額(棒)と前年比(折れ線)を1つのグラフで見せるといった使い方が定番です。
複合グラフの作成手順
方法1:最初から複合グラフを作る
- グラフにしたいデータ範囲を選択する
- 「挿入」タブ→「グラフ」グループ右下の「▼」ボタンをクリック
- 「グラフの挿入」ダイアログが開く
- 左の一覧から「組み合わせ」を選択
- 各データ系列のグラフの種類を個別に設定する(例:売上→集合縦棒、前年比→折れ線)
- スケールが大きく異なる場合は「第2軸」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
方法2:既存のグラフを複合グラフに変更する
- 変更したい系列(折れ線にしたいデータの棒)をクリックして選択
- 右クリック→「系列グラフの種類の変更」をクリック
- 「グラフの種類の変更」ダイアログが開く
- その系列のグラフ種類を「折れ線」に変更する
- スケールが違う場合は「第2軸」にチェックを入れる
- 「OK」をクリック
第2軸の活用
例えば「売上金額(万円)」と「達成率(%)」を同じグラフに表示するとき、数値のスケールが大きく異なります。こういった場合に「第2軸」を使います。
- 左軸(主軸):売上金額(万円単位)
- 右軸(第2軸):達成率(%単位)
第2軸を使うことで、異なるスケールのデータを1つのグラフで見やすく表現できます。
| 組み合わせ例 | 棒グラフ部分 | 折れ線部分 | 第2軸 |
|---|---|---|---|
| 売上分析 | 月別売上金額 | 前年比(%) | 必要 |
| 気象データ | 降水量(mm) | 平均気温(℃) | 必要 |
| コスト分析 | 各部門コスト | 累計コスト | 不要 |
プレゼン・報告書で使えるデザインのコツ
ここからは、「作れる」から「伝わる」グラフにレベルアップするためのデザインのコツを紹介します。

コツ1:グラフのテーマを統一する
Excelには「テーマ」機能があり、ファイル全体の配色・フォントを統一できます。
- 「ページレイアウト」タブ→「テーマ」をクリック
- 一覧から好みのテーマを選ぶ(Officeデフォルト、スレート、ファセットなど)
- テーマを変えると、すべてのグラフの色・フォントが統一される
コツ2:色は3色以内に絞る
色を使いすぎると視線が散らかり、何を伝えたいのかわかりにくくなります。
- ベースカラー(グレーや薄いブルー):比較対象の棒グラフ
- メインカラー(ブルーやグリーン):強調したいデータ
- アクセントカラー(オレンジや赤):特に目立たせたい1点
コツ3:不要な要素を削除する
グラフには「なくても伝わる要素」が多数あります。削除して情報を整理しましょう。
| 削除・簡略化を検討する要素 | 理由 |
|---|---|
| グリッド線(格子線) | データラベルがあれば不要。視覚ノイズを減らせる |
| 枠線(グラフ全体の外枠) | スッキリした印象になる |
| 凡例(データラベルで代替できる場合) | 1系列のグラフには不要 |
| 過剰な目盛り | 主要な目盛りだけにすると見やすくなる |
コツ4:フォントサイズを大きめにする
プレゼン用スライドでは、グラフのテキストが小さすぎると後ろの席の人が読めません。
- グラフタイトル:16〜20pt
- 軸ラベル:12〜14pt
- 軸の目盛り数値:10〜12pt
- データラベル:10〜12pt
コツ5:グラフのサイズ・縦横比を整える
グラフが縦長すぎると棒グラフが大げさに見え、横長すぎると変化が見えにくくなります。
- A4用紙への印刷を想定するなら横16cm × 縦10cm程度が見やすい
- スライドへの挿入なら横19cm × 縦11cm程度
- 縦棒グラフは横長、横棒グラフは縦長で表示すると自然
コツ6:強調したい箇所だけ色を変える
1系列のグラフで「この月だけ特別」という場合、その棒だけ色を変えることができます。
- 棒グラフの特定の棒を1回クリック(全系列が選択される)
- もう1回その棒だけをクリック(その棒だけが選択される)
- 右クリック→「データ要素の書式設定」→色を変更する
グラフの「良い例・悪い例」比較
| 項目 | 悪い例 | 良い例 |
|---|---|---|
| 色数 | 7色使って全部カラフル | 2〜3色に統一。1点だけアクセント |
| グリッド線 | デフォルトの濃いグレー | 薄く(またはなし)にしてスッキリ |
| タイトル | 「グラフタイトル」のまま | 「2025年 月別売上推移(万円)」など具体的 |
| フォントサイズ | 8ptで小さすぎて読めない | プレゼン用は12pt以上 |
| 3D効果 | 3D棒グラフで奥のデータが見えない | フラットな2Dグラフで正確に比較 |
知っておくと便利!グラフの応用テクニック
グラフをテンプレートとして保存する
お気に入りのデザインに仕上げたグラフは「グラフテンプレート」として保存できます。次回から同じデザインを一発で適用できます。
- 保存したいグラフを右クリック
- 「テンプレートとして保存」をクリック
- 名前をつけて保存(例:「minto-style」)
- 次回グラフ作成時に「グラフの挿入」→「テンプレート」から呼び出せる
グラフを画像としてコピーする
PowerPointやWordに貼り付けるとき、グラフを画像としてコピーすると、デザインが崩れません。
- グラフを選択した状態で「ホーム」タブ→「コピー」の▼をクリック
- 「図としてコピー」を選択
- PowerPoint側で「貼り付け」(Ctrl+V)すると画像として貼り付けられる
スパークライン(セル内の小さなグラフ)
スパークラインは、1つのセル内に収まる超小型のグラフです。表の横にデータの傾向を素早く見せたいときに便利です。
- スパークラインを表示したいセルを選択
- 「挿入」タブ→「スパークライン」グループから種類を選ぶ(折れ線・縦棒・勝敗)
- データ範囲を指定して「OK」
ピボットグラフでデータを動的に分析する
ピボットテーブルと連動したグラフで、フィルター操作でグラフのデータを動的に切り替えられます。大量のデータを分析するときに特に強力な機能です。
- ピボットテーブルを選択した状態で「挿入」→「ピボットグラフ」をクリック
- グラフの種類を選んで「OK」
- ピボットテーブルのフィルターを操作すると、グラフにも即反映される
よくある質問(FAQ)
まとめ
Excelのグラフ作成は、基本の手順を覚えてしまえば誰でも簡単に作れます。さらにデザインのコツを押さえることで、プレゼンや報告書で「伝わるグラフ」に仕上げることができます。
- グラフ種類の選択:目的に合った種類を使う(比較→棒、変化→折れ線、割合→円)
- 基本の作り方:データ選択→挿入→グラフ種類を選ぶだけで完成
- タイトル・軸ラベル:必ず設定して「何のデータか」を明確にする
- データラベル:「+」ボタンから追加して数値を直接表示する
- 色・フォント:3色以内に統一、フォントを大きめに設定する
- 複合グラフ:「組み合わせ」種類を使い、異スケール時は第2軸を活用
- デザインのコツ:グリッド線を薄く、不要要素を削除してシンプルに
まずはシンプルな棒グラフや折れ線グラフから試してみてください。慣れてきたら複合グラフやスパークラインなど応用機能にも挑戦してみましょう。グラフを上手に使いこなして、データを「伝わる形」に変換するスキルを身につけてください。
minto.tech スマホ(Android/iPhone)・PC(Mac/Windows)の便利情報をお届け! 月間アクセス160万PV!スマートフォン、タブレット、パソコン、地デジに関する素朴な疑問や、困ったこと、ノウハウ、コツなどが満載のお助け記事サイトはこちら!