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Wordで脚注を挿入したのに「ページ下部に表示されない」「番号がおかしい」「印刷すると消える」といったトラブルに悩んでいませんか?
脚注・文末脚注は論文・レポート・ビジネス文書で欠かせない機能ですが、設定を少し間違えるだけで正しく動作しなくなります。本記事では2026年最新のWord環境に対応した原因と対処法を5ステップで徹底解説します。
この記事の手順に従えば、ほとんどのケースで10分以内に問題を解決できます。ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること
- Wordの脚注・文末脚注が機能しない主な原因
- 脚注が表示されない・消える問題の対処法
- 脚注番号がリセットされない・ずれる問題の修正方法
- 印刷時に脚注が消える原因と印刷設定の確認方法
- Officeアップデートによる既知バグの解消手順
- 脚注設定オプションの全項目解説
Wordの脚注・文末脚注とは?基礎知識
脚注(Footnote)とはページ下部に補足情報や引用元を記載する機能です。文末脚注(Endnote)は文書の末尾にまとめて記載する形式で、学術論文や法律文書でよく使われます。
脚注と文末脚注の違い
| 種類 | 表示位置 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 脚注(Footnote) | 各ページの下部 | 補足説明・用語解説 |
| 文末脚注(Endnote) | 文書末尾 | 参考文献・引用元一覧 |
脚注が機能しない症状の種類
- ページ下部に脚注テキストが表示されない
- 脚注番号が本文に表示されない
- 番号が途中でリセットされる、またはリセットされない
- 印刷プレビューには表示されるが印刷物に出ない
- 脚注区切り線が消える・二重になる
- 脚注テキストが本文と同じページに収まらない
- 文末脚注に切り替えてしまって元に戻せない
脚注が機能しない主な原因
Wordの脚注トラブルには明確な原因パターンがあります。以下の5つが特に多いケースです。
原因1:表示モードが「下書き」になっている
Wordの表示モードが「下書き」または「アウトライン」になっていると、脚注はページ下部ではなく別ウィンドウ(脚注ウィンドウ)に表示されます。印刷レイアウトモードでないと正しい配置で確認できません。
原因2:脚注の番号設定が誤っている
セクション区切りごとに番号をリセットする設定になっていると、意図しないタイミングで番号が「1」に戻ります。逆に連続番号にしたいのにリセットされている場合も同様です。
原因3:ページ区切り・セクション区切りの挿入位置の問題
脚注参照番号の直後に「ページ区切り」や「セクション区切り(次のページ)」が挿入されていると、脚注が次のページに押し出されて表示位置がずれることがあります。
原因4:印刷設定で「下書き印刷」が有効になっている
WordのオプションでAからBの「下書き印刷(Draft output)」が有効になっていると、脚注・ヘッダー・フッターなどが印刷されません。画面表示は正常でも印刷物に出ないのはこれが原因のケースが多いです。
原因5:Officeのバグ・バージョンの問題
Microsoft 365の特定バージョンで脚注の描画バグが報告されています。特に2025年後半のアップデート後に発生したトラブルはOfficeを最新版に更新することで解消されるケースがあります。
対処法1:脚注の挿入手順を確認・やり直す
まず基本的な操作を確認しましょう。Wordでの正しい脚注挿入手順は以下のとおりです。

Wordで脚注を挿入する正しい手順(Windows版)
- 脚注を挿入したい本文内の位置にカーソルを置く
- リボンの「参照」タブをクリック
- 「脚注の挿入」ボタンをクリック(ショートカット: Alt + Ctrl + F)
- ページ下部に脚注エリアが開くので、テキストを入力する
- 本文エリアをクリックして元の編集に戻る
文末脚注の挿入手順
- 文末脚注を挿入したい位置にカーソルを置く
- 「参照」タブ →「文末脚注の挿入」をクリック(ショートカット: Alt + Ctrl + D)
- 文書末尾の文末脚注エリアにテキストを入力する
表示モードを「印刷レイアウト」に切り替える
脚注が見えない場合は表示モードを確認します。
- 「表示」タブをクリック
- 「文書の表示」グループの「印刷レイアウト」を選択
- ページ下部に脚注が表示されているか確認する
下書きモードでは脚注ウィンドウが別パネルで開く仕様のため、ページ下部に表示されないのは正常動作です。
脚注・文末脚注の切り替えを確認する
意図せず脚注を文末脚注として挿入してしまったケースもあります。以下の手順で確認・変換できます。
- 「参照」タブ →「脚注」グループ右下の小さな矢印(ダイアログボックス起動ツール)をクリック
- 「脚注と文末脚注」ダイアログが開く
- 「変換」ボタンをクリック
- 「すべての脚注を文末脚注に変換する」または「すべての文末脚注を脚注に変換する」を選択して「OK」
対処法2:脚注番号のリセット設定を修正する
脚注番号が途中でリセットされる、またはリセットしたいのにされないという場合は番号設定を見直します。
番号リセットの設定手順
- 「参照」タブ →「脚注」グループ右下の矢印をクリック
- 「脚注と文末脚注」ダイアログを開く
- 「番号付け」セクションの「番号の振り直し」を確認する
| 設定値 | 動作 | 適した用途 |
|---|---|---|
| 連続(Continuous) | 文書全体で番号が続く | レポート・報告書全般 |
| 各ページでリセット | ページが変わると「1」に戻る | 新聞・雑誌スタイル |
| 各セクションでリセット | セクション区切りごとに「1」に戻る | 章ごとに番号を振る学術論文 |
開始番号を変更する手順
- 同じ「脚注と文末脚注」ダイアログを開く
- 「開始番号」欄に任意の数値を入力(例:続きから始めたい場合は「5」など)
- 「適用」または「すべてに適用」をクリック
「すべてに適用」と「適用」の違い: 「適用」は現在のセクションのみ、「すべてに適用」は文書全体に設定が反映されます。
対処法3:ページ区切り・セクション区切りの位置を確認する
脚注が次のページに表示される・消えてしまうという場合、ページ区切りの位置が原因のことが多いです。
編集記号を表示して区切りを可視化する
- 「ホーム」タブ →「段落」グループの「編集記号の表示/非表示」(¶ボタン)をクリック
- 文書内に
--- ページ区切り ---や--- セクション区切り(次のページ)---などが表示される - 脚注参照番号の直後や直前に区切りが入っていないか確認する
不要なページ区切りを削除する
- 編集記号を表示した状態で、ページ区切りの行をクリック
- Delete キーで削除する
- ページ区切りが必要な場合は、脚注参照より後ろの段落に移動させる
「段落の途中での改ページを防ぐ」設定を確認する
脚注が次のページに移動するもう一つの原因として、段落設定の「改ページとページ付け」があります。
- 脚注テキストの段落を選択
- 右クリック →「段落」を選択
- 「改ページとページ付け」タブを開く
- 「次の段落と分離しない」「段落内で改ページしない」のチェックを外す
- 「OK」をクリック
対処法4:印刷設定の「下書き印刷」を無効にする
画面では脚注が正常に表示されているのに印刷すると消える場合、Wordのオプション設定が原因です。
下書き印刷を無効にする手順(Windows)
- 「ファイル」タブ →「オプション」をクリック
- 左メニューの「詳細設定」を選択
- 「印刷」セクションまでスクロール
- 「下書き印刷」のチェックが入っていたら外す
- 「バックグラウンドで印刷する」が無効になっている場合は有効化する
- 「OK」をクリックして保存
Mac(Word for Mac)の場合
- メニューバーの「Word」→「環境設定」をクリック
- 「印刷」アイコンをクリック
- 「下書き品質」のチェックが入っていたら外す
- ダイアログを閉じる
「文書のプロパティ」が印刷設定に影響する場合
「ファイル」→「印刷」画面の設定で「選択した部分を印刷」が選ばれていると、脚注部分が範囲外になって印刷されないことがあります。「文書全体を印刷」に変更してから再度印刷を試みてください。
対処法5:Officeを最新版にアップデートする

Microsoft 365の特定バージョンには脚注描画に関するバグが存在することがあります。Officeを最新版に更新することで解消されるケースが多いです。
Windows版 Microsoft 365のアップデート手順
- Wordを起動した状態で「ファイル」タブをクリック
- 「アカウント」を選択
- 「Officeの更新」→「今すぐ更新」をクリック
- 更新が完了したらWordを再起動する
Mac版 Microsoft 365のアップデート手順
- 「ヘルプ」メニュー →「更新プログラムを確認する」をクリック
- Microsoft AutoUpdate が開く
- 「更新する」ボタンをクリック
- 完了後に再起動する
Wordのバージョンを確認する方法
- 「ファイル」→「アカウント」を開く
- 「Wordのバージョン情報」または「バージョン情報」をクリック
- バージョン番号(例: Version 2503)と月次チャンネルまたは半期チャンネルを確認する
修復インストールを試みる(それでも解決しない場合)
アップデートで解決しない場合は、Officeの修復インストールを試してください。
- Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 「Microsoft 365」を選択し「変更」をクリック
- 「クイック修復」を試して改善しなければ「オンライン修復」を実行する
- 完了後にPCを再起動する
脚注設定オプション一覧表
「参照」タブの「脚注と文末脚注」ダイアログには多くのオプションがあります。主要項目を一覧で確認しましょう。
| 設定項目 | 選択肢・入力値 | 説明 |
|---|---|---|
| 種類 | 脚注 / 文末脚注 | ページ下部か文書末尾かを選択 |
| 位置(脚注) | ページの下端 / テキストの直下 | テキストが少ない場合の表示位置 |
| 位置(文末脚注) | 文書の末尾 / セクションの末尾 | 文書全体かセクション単位か |
| 書式の番号 | 1,2,3 / i,ii,iii / ①②③ など | 番号の表示スタイル |
| ユーザー設定の記号 | 任意の記号(※など) | 数字以外の記号で脚注を示す場合 |
| 開始番号 | 任意の数値(デフォルト: 1) | 番号をどの数字から始めるか |
| 番号の振り直し | 連続 / 各ページ / 各セクション | 番号のリセットタイミング |
| 変更の適用先 | 文書全体 / このセクション以降 | 設定の反映範囲 |
脚注スタイルのカスタマイズ(フォント・インデント)
脚注のテキストスタイル(フォントサイズ・インデント)は「脚注テキスト」という組み込みスタイルで管理されています。
- 「ホーム」タブ →「スタイル」グループ右下の矢印をクリック
- スタイルウィンドウで「脚注テキスト」を右クリック
- 「変更」をクリック
- フォントサイズ・インデント・行間などを調整
- 「OK」をクリック
脚注区切り線のカスタマイズ
脚注区切り線(本文と脚注を分ける横線)が消えた場合や変えたい場合は「下書き」表示から編集します。
- 「表示」→「下書き」に切り替える
- 「参照」→「脚注の表示」をクリックして脚注ウィンドウを開く
- ドロップダウンから「脚注の区切り線」を選択
- 区切り線を削除・追加・書式変更する
- 表示を「印刷レイアウト」に戻す
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まとめ:Wordの脚注トラブルは原因別に対処すれば必ず解決できる
Wordの脚注・文末脚注が機能しない問題は、原因さえ特定できれば必ず解決できます。本記事で解説した対処法を改めて整理します。
| 症状 | 最初に試す対処法 |
|---|---|
| 脚注がページ下部に表示されない | 表示モードを「印刷レイアウト」に変更 |
| 脚注番号がリセットされる | 「番号の振り直し」を「連続」に変更 |
| 脚注が次のページに表示される | ページ区切りの位置を確認・移動 |
| 印刷すると脚注が消える | 「下書き印刷」オプションを無効化 |
| 全般的に動作がおかしい | Officeを最新版にアップデート |
問題が解決しない場合は、文書を新規ファイルにコピー&ペーストして脚注を再挿入すると、文書ファイル自体の破損による問題をリセットできます。
また、定期的にOfficeをアップデートすることで既知のバグを未然に防ぐことができます。Wordの脚注機能をフル活用して、より品質の高いビジネス文書・学術文書を作成してください。
この記事で解説した対処法のまとめ
- 対処法1:脚注の挿入手順を確認・表示モードを印刷レイアウトに変更
- 対処法2:脚注番号のリセット設定を「連続」に変更
- 対処法3:ページ区切り・セクション区切りの位置を確認・修正
- 対処法4:印刷オプションの「下書き印刷」を無効化
- 対処法5:Officeを最新版にアップデート(または修復インストール)
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