文字がある程度の量ある場合は、テキストボックスが小さいとすべての文字を表示しきれない場合があります。その際は、テキストボックスのハンドルにポインタを合わせて、ドラッグして大きくしましょう。
テキストボックスのサイズを大きくすれば、文字もすべて表示されるようになります。文字が表示されないままだと、印刷時も映りませんので、心配な際は印刷プレビューで必ずチェックしましょう。
6.複数のテキストボックスをリンクさせる
複数のテキストボックスをリンクさせることができます。リンクさせることで、1つのテキストボックスだけでは入らない文字量もリンクしている次のボックスに表示されるようになります。手順は下記のとおりです。
- テキストボックスをリンクする際は、1つテキストボックスを選択したうえで「描画ツール」の「書式」をクリックし、「リンクの作成」を選択します
- もう1つのテキストボックスにマウスポインタを当てると、マークが表示されますので、そのままクリックします
- 設定後は、1つ目のテキストボックスに入りきれない文字が、2つ目のテキストボックスに表示されるようになります
- 既に2つ目のテキストボックスに文字が入力されている場合は、1つ目のボックスに文字が入りきれなくても、2つ目に反映されず、画面には「空にしてくだい」というメッセージが表示されます
- 作成したリンクを解除したい場合は、まず1つ目のテキストボックスを選択します
- 「書式」の「リンクの解除」を選択すると、リンクが解除され、2つ目のテキストボックスに表示されていた、1つ目のテキストボックスの文字の続きも消えます
文字量が多い時などは、リンクを使うことで非常に便利に使えます。
7.テキストボックスの中の文字を均等割り付けする
中央揃えや左揃えだけでなく、テキストボックス内の文字の均等割り付けもできます、テキストボックス内にメニューのようなものを作りたい時や、箇条書きしている時などに使えます。手順は下記のとおりです。
- 均等割り付けをするには、まずテキストボックス内の、均等割り付けをしたい文章を選択します
- 次に、選択した状態で「ホーム」の中の「均等割り付け」をクリックします
- 「文字の均等割り付け」の画面が表示されますので、均等割り付けを行う最大の文字数を入力し、「OK」をクリックすると完了です
- 選択した文字が均等割り付けで表示されます。とても見やすいワード文書が出来あがります
8.テキストボックスを移動しながらコピーする
テキストボックスを選択した後に、Ctrlキーを押しながらテキストボックスをドラッグします。すると、ドラッグした方向にテキストボックスのコピーが表れます。
この操作により、簡単にコピーを作成することができます。もし、コピーが表れない場合は、Ctrlキーから手を離すのが早い可能性があります。マウスのドラッグが終わって手を離した後に、Ctrlを離すようにしましょう。
9.テキストボックスを操作する際の注意点
テキストボックスを選択する際に、線の内側の方をクリックしてしまうと、文字入力の状態になります。選択したい際は、限りなく線付近をクリックするようにしましょう。どうしても、作業中に選択したいのに、カーソルが中に入り文字入力のようになり、ストレスに感じることがあります。
選択する際は、丁寧にカーソルを合わせクリックしましょう。また、選択するだけでなく、テキストボックスを移動させる場合も、同様に枠線付近をクリックしてドラッグさせましょう。枠線の四隅と中心にある◯をクリックしても移動はできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回、「ワードでのテキストボックスの使い方と注意点」について紹介いたしました。テキストボックスは以前からある機能ですが、使い方によって、文書内容が分かりやすくなり、効果的に見せることができます。
使い方も簡単ですので、初めての方でもすぐに操作に慣れるはずです。ワードには、せっかく多くの機能が搭載されていますので、テキストボックスを使ったことがない人は、ぜひ試しに使ってみてください。ワード文書の見せ方・作り方のバリエーションが豊富になるはずです。
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