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Windowsには非常に多くの機能がありますが、その中で利用中のアプリケーションの動作がおかしくなった場合やWindowsの応答速度が極端に低下している場合、その原因を探り、問題の解決策を提示する事で利用者の利便性向上に役立つタスクマネージャーをご存じでしょうか。
タスクマネージャーはWindows上で動作している各種アプリケーションの状態を表示したり、コンピュータの各リソース(CPUやメモリ、ディスクといった動作中のハードウェア等)がどの程度のパフォーマンスで動いているのかといったシステム情報を一括して管理する機能を持ちます。
タスクマネージャーに表示されている情報はWindows及び利用するアプリケーションにとって必要となる内部プログラムとなりますので、表示されている内容を理解しないで削除や設定変更等をすることは控えた方がいいでしょう。
今回はそのタスクマネージャーついてご説明致します。
Windowsタスクマネージャーでできること
Windowsタスクマネージャーはシステムの稼働情報を知る事が出来ますので、それらの情報からどのアプリケーションがCPUに高負荷を与えているのか、各種リソースの利用状態を確認してシステムの応答が遅い原因を探り出すといった対応も可能です。
また、明らかに内部的エラーにより動作不良を起こしているアプリケーションを手動にて強制停止させる事でリソース占有を開放してWindowsを正常動作の状態に復旧させるといった対応も可能です。
但し、動作がおかしいもしくはリソースを不正に占有している事が明らかである場合以外では稼働中プロセスの手動強制停止は行わない方が良い事は認識しておくべきです。
稼働中プロセスの確認
タスクマネージャーの主な利用方法と考えられる機能であり、動作中の各種アプリケーションをプロセスとしてリスト化し一覧表示するものです。
通常動作中のアプリケーションであれば、一番左側の列にアプリケーション名が表示されて同一行にCPU, メモリ, ディスク, ネットワークの利用状態をパーセント表示で一覧化しています。
アプリケーションの動作によりCPUやメモリの数値は変化しますが、ディスクやネットワークについてはそのアプリケーションがディスク上のI/O(データの読み込み及び書き込み動作)を行うか、外部へアプリケーションから通信が行われない限りネットワークの数値はほとんど変化しない筈です。
もし、ネットワークを利用しないアプリケーションを使っているにも関わらず特定のプロセスが常にネットワークを利用しているといった事象が発生している場合は、コンピュータウィルスによりシステムに不正なバックドアが仕掛けられている可能性が高いです。
即時にネットワークを切断してアンチウィルスソフトウェアのインストールと全スキャンを行って下さい。
各種リソースのパフォーマンス確認
この機能はWindows上の各アプリケーションがどのリソースをどの程度利用しているかをグラフとして可視化するもので、何かPCの動きに問題がある時に利用されるのではないでしょうか。
PC自体の動作が今一つと感じられる場合には何が問題なのかを探る為に、リソースの稼働状態を確認します。
CPU及びメモリの負荷が高い処理としては複雑な計算の反復処理や動画の形式変換等があり、他のアプリを並行して動作させていると動作が遅くなる事や一時的にフリーズしている様に見える場合があります。
但し、そういった場合にもしばらく待つ事でリソースの処理負荷が軽減されWindowsが正常稼働状態に戻る事もよくありますので、応答が遅い状態が常に悪い事ではないという点は理解しておいて下さい。
そういった事象が多い時にはメモリの増強といった性能アップを図る事も有益です。
起動方法
タスクマネージャーはいくつの起動方法がありますので、Windows7/8/10の各OSバージョンにて説明致します。
なお、同一手順での起動については先に説明させていただいた部分をご参照下さい。
Windows 7
以下の手順をご参照下さい。
- ショートカットキーでのタスクマネージャーの起動ですが、[Ctrl] + [Alt] + [Delete]の各キーを同時に押下げてシステム割り込みを行い、その際に表示されるメニューからタスクマネージャーを選択する。
- 別のショートカットキーとしては、[Ctrl] + [Shift] + [Esc]の各キーを同時に押下げる。
- Windowsのホーム画面にて画面下部に表示されているタスクパーの何も表示されていない部分を右クリックする事で表示されるメニューからタスクマネージャーの起動を選択する。
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