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これらのオプションは複数の組み合わせが可能です。ワイルドカード文字を使って、例えば「dir /p *.txt」とすると、ファイル拡張子が「.txt」である全てのファイル名を1画面ごとに止めて表示できます。
「dir /s *.cnf」のようにすると、*.cnfにマッチするファイルをカレントフォルダ以下から全て検索して表示できます。
さらに「/b」を付けると、ファイルのフルパス名のみが表示されますので、これをファイルにリダイレクトすれば該当するファイル名の一覧テキストが作成されます。
目次
clsコマンド
cls(clear screen)コマンドを実行すると、画面を全て消去します。
cd/pushd/popdコマンド
cdコマンド
カレントフォルダを変更するにはcd(chdir)コマンドを入力します。cdでは特別にワイルドカード文字列が指定できるので、マッチするフォルダが複数ある場合は、最初のフォルダに移動します。
cdコマンドでは、パス区切り文字として「\」ではなく「/」も利用できますので、「cd /program file」「cd c:/windows/system32」のように記述できます。
ただしcdコマンドは、カレントドライブをデフォルトでは変更しません。この場合は、「/d」オプションを付けることによって、カレントドライブとカレントフォルダの変更を同時に行うことができるようになります。
例えば「cd /d d:\Data01」とすると、カレントドライブがd:、カレントフォルダがd:\Data01になります。
pushd/popdコマンド
pushd/popdも、カレントフォルダを変更するコマンドです。
pushdコマンドは、スタックにカレントフォルダの場所を一時保存(プッシュ)してから、カレントフォルダの場所を変更します。
最初にプッシュしたカレントフォルダに戻るためには、最後にpopdコマンドを実行します。
pushd/popdはネストして利用でき、スタックのネスト状態を見るには引数なしでpushdコマンドを実行します。
type/moreコマンド
typeコマンドかmoreコマンドでは、テキストファイルの内容を確認します。
長いテキストファイルだと、あっという間にスクロールして見えなくなってしまうことがあるので、通常はmoreを使います。
複数のファイル名を指定すると、全てのファイルが連続して表示されます。
moreでは、指定されたファイルの内容を1ページずつ表示しますが、ワイルドカードなどを使って複数指定することが可能です。
この場合、Spaceキーを押すごとに1画面ずつスクロールし、Enter キーを押すと1行ずつスクロールします。
ファイルが複数ある場合は、[F]キーを押すと次のファイルへと進みます。
途中で表示を終了するには[Q]キーか[Ctrl]+[C]を押します。
他のコマンド(dirなど)の出力を1ページずつ見る場合は、2つのコマンドをパイプで接続して、「dir /s | more」のようにして使用すると便利です。
その他の便利な機能
コマンプロンプトからファイルの編集やプログラムの起動
ペイントプログラム(mspaint.exe)などをビットマップファイルの場合は起動し、メモ帳(notepad.exe)などをテキストファイルの場合は起動します。
コマンドプロンプトでは、どのアプリケーションを起動するかを意識しなくても、ただコマンドライン上で「text.txt」などと、必ずファイルの拡張子を省略せずに入力します。
すると、「.txt」の起動に割り当てられているプログラム(通常はメモ帳)が自動的に起動します。例えば「wordpad test.txt」と入力すると、直接特定のプログラムを使って起動させることができます。
また、アプリケーションプログラム以外のものも、startコマンドを使って起動するパラメーターを指定すると、実行し起動することができます。例えば「start <ホームページアドレス>」とすると、Webブラウザで指定したアドレスのページが表示されます。
コマンドプロンプトの開始時に特定のコマンドを実行させる
コマンドプロンプトの開始時に、ある特定の決まったコマンド・バッチファイルなどを実行させることができます。
コマンドプロンプト「cmd /k <バッチファイル>」のようにしてコマンドプロンプトを起動すると、バッチファイルの実行後にユーザーの入力待ちになります。
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