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Windowsでシステムイメージを作成してバックアップをとる方法

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Windowsにはシステムイメージというバックアップに便利な機能があります。システムイメージはOSから設定、アプリケーション、データまで丸ごとコピーしてくれます。

Windowsを使い続けると、スタートアップやメモリーやレジストリに不要な情報が溜まります。また、HDDなどのストレージの断片化が進みます。その結果、動作が不安定になったり、本来の性能が発揮できなくなったりします。新品の時は快調に動いていたパソコンが、エラーは出るし遅いし、もう買い換え時かと思ってしまいます。

そんな時には一度ストレージをフォーマットしなおして、OSからクリーンインストールするのが一番です。再セットアップとかリストアとか呼ばれています。ところが、このクリーンインストールには時間と手間がかかります。

まずは個人で作成したファイルやメールやお気に入りのデータをバックアップして、インストールしたアプリケーションと必要な設定を確認し、ストレージをフォーマットして、BIOSの起動メディアを変更してからOSをインストールします。その後、ネットワークとアカウントを設定して、必要なWindows updateを全て適用し、ウィルス対策ソフトを適用して、必要なデバイスドライバーとアプリケーションをインストールして、メールとWebブラウザを設定して、最後にバックアップデータから必要なファイルを元に戻します。

上記の手間のある作業を行うとすっきりとはしますが、とても時間がかかり煩雑で、かつまた、元通りには戻らないかもしれません。個人で保存したデータをバックアップして戻すのはしょうがないとして、せめてそれ以外の手間は省きたいものです。この手間を省いていくれるのがシステムイメージです。本記事ではシステムイメージの作成方法をご紹介します。Windowsのバックアップを検討されている方は、是非参考にしてみて下さい。

1.システムイメージ作成の準備

システムイメージはOSを含めたシステムドライブ(通常はCドライブ)を丸ごとバックアップして、システムドライブを丸ごと上書きするためのものです。

ですから、システムドライブ内に作成しても使えません。また、使用しているシステムドライブの全容量が保存できるだけの容量が必要です。ドライブの使用量はエクスプローラのシステムドライブで右クリックして、「プロパティ」を開きます。

win23-a

「使用領域」で使用量を確認します。この数字がほぼ必要な容量となります。

win23-b

使用量は環境によって全く違ってきますが、最低でも50GB程度になると思います。

システムイメージの書き込み先は、システムで利用していないセカンダリーHDDや外付けHDDやUSBメモリーなどでも可能ですが、他に転用できないことを考えると、DVDやブルーレイディスクが現実的かと思います。そして、最低でも50GBなのですから、時間がかかります。時間に余裕がある時に実施することをお勧めします。

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