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ウェアラブル端末の種類と利用するメリット

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Google社から突如発表された「Google Glass」は、私たちに衝撃を与えました。これまでSF映画の中でしか存在しなかったウェアラブル端末が、突然私たちの眼の前に登場したのです。

しかし、「Google Glass」は、2013年2月に一般向けに提供が開始されましたが、2015年1月には急遽、一般向けの販売が中止されました。その理由としては、歩きスマホと同様の安全性の問題、プライアシーの問題が挙げられました。一方で、業務利用での評価は高く、生産管理といった分野で現在でも利用されています。

ウェアラブル端末って、どのようなもの

IT企業の三大巨頭、Apple社、Microsoft社、Google社ですが、Google社以外では、Microsoft社は2014年10月からリストバンドタイプのウェアラブル端末である「Microsoft Band」を販売していましたが、2016年10月に販売中止となり、撤退しています。

そして、Apple社の腕時計型ウェアラブル端末は、かねてよりいつ登場するのかと数多くの噂がありましたが、遅ればせながら2015年4月に登場しました。

評価としては、バッテリーの持続時間が短い、動作が遅い、価格が高いとイマイチな評価もありましたが、売れているのも事実です。AppleWatchも弱点も改良され、現在は第2世代が登場しています。

003_applewatchnow「Google Glass」の失敗は、価格が高かった(約17万円)との評価もありますが、高くても革新的な体験が得られ、必要だと思われるものであれば売れたことでしょう。企業でも個人でも必要なら買う、便利なら買うということだと思います。ただ欲しいと言うだけであれば17万円も出して手に入れようとはしないと思います。

2016年におけるウェアラブル端末の販売数は、米の調査では約1億200万台超です。その販売数ランキングトップ3は、米Fitbit、Xiaomi、Appleの順でした。この3社におけるウェアラブル端末の特徴は、リストバンド型、または、腕時計型のデバイスです。備えられているのは、通話の着信やメールの受信などのスマートフォンと連携した通知機能、そして心拍数、睡眠状態のモニター、歩数計などの健康管理向けの機能です。

現在提供されているセンサー機能は

ウェアラブル端末の心臓部は、各種センサーによるモニタリングとスマートフォンとの連携機能です。では、どのようなセンサー、装置が使われているのでしょうか、主だったものを並べてみましょう。
・GPS(緯度経度から現在地を把握する)
・ジャイロスコープ、加速度計(移動量、速度を測定する)
・環境光センサー
・気圧計
・紫外線センサー
・静電容量センサー
・心拍計
・皮膚温度センサー
・皮膚反応センサー
・マイク
・耐水性能(防沫性能)
・キャッシュレス(決済機能)、FeliCa対応
・ Wi-Fi、Bluetoothによる通信機能

ウェアラブル端末の形態は

現在商品化されている、あるいは開発中のものとしては、次のようなものがあります。
・リストバンド型
・腕時計型
・メガネ、ゴーグル型(ゲーム用のVR端末もウェアラブル端末の一形態と言って良いでしょう)
・衣服型
・ヘッドフォン、イヤフォン型
「ウェアラブル端末」の言葉の定義としては、体に装着して様々な情報を提供する(身につけて持ち歩くことができる)情報端末の総称です。スマートフォンのように手で掴む以外で体に密着した情報デバイスは、すべてウェアラブル端末と言うことができるでしょう。

2016年に最も売れたFitbit社のウェアラブル端末とは

 

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