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目次
Windows10でトラブルシューティングをする方法
トラブルシューティングの4つのカテゴリー
Windows10にはパソコンの不具合の原因を検出して復旧させる機能が搭載されており、デスクトップ画面からコントロールパネルを開くことでトラブルシューティングを起動します。
まずデスクトップ画面の左下のWindowsロゴの上にカーソルを合わせて右クリックするとメニューが表示される(「Windowsキー」+「Xキー」でもOK)ので、メニューからコントロールパネルをクリックします。
ちなみにデスクトップ画面の、こちらも左下にある検索欄から”コントロールパネル”と入力するとデスクトップアプリ「コントロールパネル」が検索結果に表示されるのでそれをクリックしても同じ結果となります。
コントロールパネルを開いたら画面右上の検索欄に”トラブル”と入力して「Enterキー」を押すと検索結果の上位に「トラブルシューティング」が表示されるのでそれをクリックします。
すると「コンピュータの問題のトラブルシューティング」ページが開き、「プログラム」「ハードウェアとサウンド」「ネットワークとインターネット」「システムとセキュリティ」の4つのカテゴリーが並びます。Windows10のトラブルシューティングはこれら4つのカテゴリーに別れています。
「プログラム」
Windowsのバージョンアップによって生じたソフトウェアの不具合を解消してくれるのがプログラム互換性のトラブルシューティングツールです。
これは「プログラム」カテゴリーの「以前のバージョンのWindows用に作成されたプログラムを実行する」をクリックすることで起動させます。
起動してすぐに「コンピュータの問題の防止とトラブルシューティング」ページが表示されるので右下の「次へ」をクリックします。
するとトラブルシューティングツールが検索して見つけたプログラムの一覧が「問題のあるプログラムを選択する」ページに表示されるので、そこから問題のあるプログラムを選択して「次へ」をクリックします。
その後「トラブルシューティングオプションを選択してください」ページが表示されるので、そこからプログラムの互換性に関する2つのオプションのうち一方を指定します。
初めは「推奨設定を使用する」を実行し、それでも解決しない場合に「問題のトラブルシューティング」を実行するのがおすすめです。
ただ互換設定で問題が解決しないことがあるので、そのときはプログラムのバージョンアップ版ソフトウェアが配布されていないか確認しましょう。
他のカテゴリー
「ハードウェアとサウンド」カテゴリーでは、パソコンのハードウェアに関連したトラブルを自動で直してくれます。
なお”サウンド”とあるようにサウンドデバイスの設定や他にもネットワークやプリンターの設定も可能です。
「ネットワークとインターネット」カテゴリーは、ネット接続に関するトラブルを解消します。例えば「ネットワークアダプター」項目を選択するとワイヤレスなどのネットワークアダプターに関する問題を検出して解決します。
「システムとセキュリティ」カテゴリーは、使用されていないファイルを検出してクリーンアップ(不要なファイルを削除すること)したり(「システムメンテナンス」項目から)、電力消費を抑えてバッテリーの寿命を延ばすために電源の設定に関する問題を検出して解決したり(「電源」項目から)します。
さらに「システムとセキュリティ」カテゴリーには「Windows Update」項目があります。
Windows UpdateとはWindowsの開発元、マイクロソフト社から修正プログラム(更新プログラム)を自動的にインストールして適用する機能のことです。
既にインストール済みのソフトウェアをバージョンアップさせるなど、Windows Updateによってシステムを自動的に最新の状態に更新してコンピュータの脆弱性を修正するのが最大の目的ですが、トラブルシューティングの「Windows Update」項目はWindowsが更新されなくなってしまう問題を解決します。
いずれのカテゴリーでも、「プログラム」カテゴリーで説明したように画面の表示に従って操作をしていけばよいのでコンピュータ初心者でもトラブルシューティングが簡単に実行できます。
トラブルシューティングで問題解決できること
4つのカテゴリーより細かい単位で実行
コントロールパネルを開いてからトラブルシューティングを起動させる場合、4つのカテゴリーから選択することを先に説明しましたが、実はより細かい単位でトラブルシューティングを実行できます。
デスクトップ画面の左下の検索欄から”トラブルシューティング”と入力し、検索結果に表示された、システム設定「トラブルシューティング」をクリックすると「トラブルシューティング」ページが表示されます。
「トラブルシューティング」ページには「Windows Update」や「インターネット接続」などのパソコンの動作・機能の一つ一つに関してトラブルシューティングが実行できます。
「トラブルシューティング」ページから解決できることの一覧
- Windows Update
- インターネット接続
- オーディオの再生 - サウンドの再生に関する問題を検出して解決する。
- プリンター - 印刷に関する問題を検出して解決する。
- Bluetooth - Bluetoothデバイスに関する問題の発見と解決。
- Windowsストアアプリ - Windowsストアアプリの正しい動作を妨げている可能性がある問題のトラブルシューティングを行う。
- オーディオの録音 - サウンドの録音に関する問題を検出して解決する。
- キーボード - コンピュータのキーボード設定に関する問題を見つけて修正する。
- ハードウェアとデバイス
- ビデオの再生 - 映画、テレビ、ビデオの再生に関する問題を検出して解決する。
- ブルースクリーン - Windowsが予期せず停止または再起動する原因になっているエラーのトラブルシューティングを実行する。
- プログラム互換性のトラブルシューティングツール
- 共有フォルダー - 他のコンピュータ上のファイルやフォルダ―へのアクセスに関する問題を検出して解決する。
- 検索とインデックス作成 - Windows Search(コンピュータ内のファイル検索機能)に関する問題を検出して解決する。
- 着信接続 - 着信コンピュータ接続やWindowsファイアウォールに関する問題を検出して解決する。
- 電源
- 音声認識 - マイクを準備してWindowsによる音声認識を妨げる可能性がある問題を解決する。
まとめ
Windows10のトラブルシューティングは、コントロールパネルを開いてから起動させる方法とシステム設定「トラブルシューティング」を直接を開く方法があります。
前者はソフトやハードなどの大きなくくりで、後者はパソコンの一つ一つの機能についてトラブルを解消できるので、もしパソコンの問題の原因が明らかなら後者の方法でトラブルシューティングを実行するとよいでしょう。
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