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【パソコンが勝手に再起動する場合】
これまでにご説明してきた再起動は利用者側にて操作して行うものでしたが、パソコンが勝手に再起動を行ってしまうといった事が発生する場合があります。
このような場合にはコンピュータの動作上に何等かの不具合がある事が多く、再起動を行う事でその不具合を解消する事を試行している可能性があります。
その為、その原因を解決させないと意図しないタイミングでの再起動が繰り返し実行される可能性がありますので、セーフモード等を利用して原因究明と解消を図る必要があります。
ハードウェアの修復
再起動にはハードウェアを制御するデバイスドライバの更新等が理由となる場合がある事は先に触れておりますが、その他にもハードウェアに関する不具合解消を目的で再起動が行われる場合もあります。
新しくハードウェアを追加した場合にそのままでは正常な動作を行う事が出来ない為、デバイスドライバを再読み込みする事で修復を行って正常に動作させるといった場合があります。
windowsのシステムファイルの修復
再起動が繰り返されるといった場合であれば、多くの場合Windowsのシステムファイルに破損が生じている可能性が高いと言えます。
システムファイルが破損していると何度も再読み込みしても正常な環境でWindowsを起動する事が出来ない為、結果的に再起動が繰り返される事となります。
こういった場合には、Windowsの起動オプションからセーフモードにて起動してみてWindowsが利用出来るかを確認するといった原因究明の方法があります。
【パソコンの再起動中に固まる・動かない場合】
再起動が正常終了して不具合が解消されれば問題はありませんが、再起動の途中で停止してしまう事も想定されます。
そういった場合には起動する為に必要なシステムファイルを読み込むデバイスに対して正常なアクセスが行われているかを確認する必要があります。
まだ広く利用されているハードディスクもしくはSSDといった記憶装置にシステムファイル等が存在しており、これらが正しく読み込まれないとシステムそのものが動く事が出来なくなりますので、まずは起動情報を格納している装置への正常なアクセスが行われているかを確認します。
ハードディスクランプの点滅を確認
ハードディスクに対してのアクセスは一般的にはアクセスランプ(LED)がランダムに点滅するかどうかを確認します。
再起動中にアクセスが停止しているもしくはアクセスしたままの状態で変化しない場合には、ハードディスクに何等かの問題が生じている可能性が高いと言えます。
ハードディスクは高速回転する磁気ディスクから情報を読み取るアームと呼ばれる部品が動作する構造上、その動作に異常があるとパソコン自体が利用出来なくなってしまいます。
このような問題が生じた場合にはそのままにしておくとディスクに致命的な損傷がはっせいする可能性がありますので、速やかに電源を落としてメーカーの修理サービス等にて対応を依頼する事をおすすめします。
強制終了
再起動時にハードディスクに生じた問題を解消するにも電源を落とす事が出来なければ対応する術ありません。
前項にてハードディスクへのアクセス異常が発生している状態では、通常の操作では電源を落とす事が出来ない場合が多いのでそのような時は強制終了して下さい。
操作手順は一般的なノートパソコンであれば電源ボタンを長押しする事で強制的に電源を落とす事が可能です。
タブレット等では強制終了の手順が若干異なる場合もありますので、製品に付属するマニュアルをご参照下さい。
まとめ
基本的には不具合等の解消を目的として再起動が行われますが、その再起動に関して問題がある場合についての対処方法をご説明致しました。
ハードウェア関連のドライバ更新等に関する問題であれば、再起動を行う事でデバイスドライバの再読み込みを行う事で解消する場合もありますし、システムファイルの損傷といった可能性がある場合にはセーフモードを活用して問題の解消を図る事が可能です。
再起動を数回実行しても解消されない不具合の場合には、カスタマーサービスへの対応依頼といった事も考慮していただければと考えます。
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