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では、iOS開発のためには、どんなことに留意すればよいのでしょうか?
目次
はじめに覚えておくべきポイント
それでははじめに覚えておくべきポイントをご紹介致します。
1.先人たちに学ぶ
やはり先人たちは偉かった!iOS開発には、先人たちが残してくれたApple公式チュートリアルを読みましょう。まずXcodeの使い方やシュミレーターの動かし方など、基本的なことは書いてあります。
2.英語への抵抗を減らす
iOSに限らず、プログラミング言語はアルファベットで書かれています。できるだけ慣れて英語への抵抗を減らしておいたほうがいいでしょう。
英語への抵抗を減らすには、洋楽のビデオクリップを見たり、映画を字幕で見たりということも効果的です。英語に親しむと、自然と抵抗がなくなりますよ。
3.言語はSwiftを学ぶべき
iOS用プログラミング言語であるSwift。Windows環境でも開発はできますが、ダイナミックでシンプルなプログラミング言語Swiftを是非体験してみていただきたいです。iOS向けのプログラミングをするなら、是非、Swiftを学んでみましょう。
開発にあたってのポイント
では、開発にあたってのポイントをご紹介致します。
1.基本的な文法を理解する
iOSのプログラミングをやる際には、まずはSwiftの基本的な文法を理解しましょう。Swiftは書き方の自由度が比較的高いですが、インタラクティブ(対話的)に実行をしながらSwiftで書かれた命令がどんな動作をするか、確認することができます。
それにはコマンドラインのREPL(レプル)か、XcodeのPlaygroundを使用します。Swiftと書くと→が表示され、コードを書いてリターンを押すと、そのコードが実行されます。そしてそのコードの評価が次の行に表示されます。また、:exitで終了という基本的なコードをあらかじめ覚えておくといいでしょう。
2.習うより慣れろ
iOSのプログラミングは、頭で理解していても、指を動かさないとなかなか書けないものです。まずは、指を動かして基本的な言語から書いてみましょう。
アプリ作成にかかる費用
では、アプリ作成にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
1.アプリ開発費用の大まかな相場
ごく普通のアプリを作る場合、130万ほどかかります。いまではiOSやAndroidのアプリ開発費用のシュミレーターなるものもあり、自分の理想とする環境に合わせて費用をシュミレートできます。もちろん、デザインも依頼、決済システムも独自につくるとなると、もっと費用はかかります。
2.シャンル別のアプリ開発費用
そもそもアプリ開発の費用は決まっているようで決まっていないのが現状です。お寿司屋さんでいえば「時価」の世界です。
アプリ開発費用はアプリを作る工数と日数で決まります。ですからショッピングカードなどのシンプルなものでは10万~300万、カタログはフリーペーパー系では50~100万、通話・メッセージ系100~500万、ゲーム系300~1000万、SNS位置情報系500~1000万。ツール系50~300万となり、同じジャンルのアプリでも価格に差があるのが現状です。
3.アプリを維持するために抱える費用
アプリは独自のサーバーで動きます。そのためサーバーの保守メンテナンス代および、サーバー代が毎年かかります。でもこればかりは必要経費なので、あまりケチらないほうが賢明です。
4.低価格でアプリを作成する方法
では低価格でアプリを作るにはどうしたらいいのでしょうか?
1.自分で開発する
究極のコスト削減方法は自分で作ることです。いまや開発ツールも公開されており、素人でもアプリが開発できる時代です。
開発環境が整っていたり、普通のPCでも開発が可能だったりとiOSの開発のハードルが低い場合も多いので、自分で作るのも視野に入れてみましょう。
2.低価格のアプリ制作サービスを利用する
かつてはアプリ開発にはお金がかかるイメージがありましたが、現在では、低価格料金を謳っているアプリ制作サービスも存在します。まずはこうした低価格の会社に依頼して見積もりを取ってもらいましょう。
3.レベニューシェアで作成する
レベニューシェア(英: Revenue share)として、アプリで出る利益を折半する割合をあらかじめ決めておき、アプリ開発会社にお願いする方式をとることです。
ただし、企画が面白ければスポンサーも付きますが、そうでない場合は、タダで作ってくれることもないでしょう。
iOSアプリ開発環境を整える
iOSアプリを開発する方法として、iOSアプリ開発会社に委託する選択肢もあります。
しかし多くの場合は、自社もしくは自分で開発するのが一般的です。その際に利用するのがAppleが無償で配布している 総合開発環境Xcode です。Xcodeを利用することで個人レベルでもiOSアプリ開発が可能となるのです。
本項目では iOSアプリ開発環境を整える手順 をご紹介します。
①Macの用意とApple IDを作成
XcodeはMacでしか使えません。さらにAppStoreへのアプリ申請もMacパソコンから行う必要がありますので 必ずMacを用意する必要がある のです。iOSアプリを開発する上で絶対必要経費なので購入するしかありません。
続いて必要となるのが Apple ID です。Xcodeをダウンロードする時やアプリ申請する時に必須となります。Apple IDを持っていない場合は Apple公式サイト より作成してください。
②Xcodeをダウンロード&インストール
続いてXcodeのダウンロードとインストールです。ダウンロード先はAppStoreとブラウザの二つがあります。それぞれ手順を見ていきましょう。
AppStoreからダウンロード
- AppStoreのダウンロードページ を開く
- Mac App Storeで見る をクリック
- インストール をクリック
ブラウザからダウンロード
- ダウンロードページ を開く
- 左側に表示されている検索ボックスに Xcode と入力して検索
- 最新版のXcodeの Download をクリック
Xcodeのダウンロードには、以上の二通りの手段があります。どちらも同じものなので好きな方からダウンロードしてください。
また、ファイルサイズが大きめなのでインターネット環境によっては数時間かかることもあります。あまりにも長くなってしまう場合は就寝時につけっぱなしもやむなしです。
③プロジェクトを追加
Xcodeのダウンロード&インストールが終わったら、プロジェクトを追加しましょう。アプリを開発するためには、まずプロジェクトを作ることから始まります。
プロジェクトを追加
- Xcodeを起動する
- Create a new Xcode Project をクリック
- 左側メニューの iOS欄のApplication をクリック
- 右側メニューの Single View Application をクリック
- プロジェクト情報を入力して Next をクリック
- 保存先を指定して Create をクリック
プロジェクト情報の各項目の意味
プロジェクト追加の最終段階では、プロジェクトに関連する情報を入力することが求められます。いきなり英語だらけで困惑するかもしれませんが、落ち着いて項目の意味を見ていきましょう。
Product Name | プロジェクト名 |
Organization Name | 開発者名 |
Organization Identifier | 独自のIDを指定。ドメインを逆さまにしたものを使うのが一般的 |
Bundle Identifier | アプリの識別ID |
Language | 使用するプログラミング言語 SwiftかObjective-Cを選択 |
Devices | 対応端末 |
開発環境が整った
ここまでの操作を実行すれば、アプリ開発に必要となるファイルが自動的に生成され、プロジェクトが作成されることになります。
これでiOSアプリの開発環境が整いました。すぐにでもプログラミングを始めることができます。
④シミュレーターを起動
XcodeにはiOSシミュレーターも付属しています。実機テストを行う場合は起動する必要もないのですが、色々なiOS機種のシミュレーターが揃っていますので表示を確認したい時に便利なものです。
対応機種は様々で、iPhoneだけでなくiPadにも対応しているのが嬉しい点です。シミュレータでiPadの表示や動作を確認することが可能です。実機iPadを用意することができなくてもiPad対応アプリを公開することができるわけですね。
シミュレーターの起動は、二つの方法が用意されていますのでそれぞれ見ていきましょう。
メニューから起動
まずはメニューから起動する方法です。
メニューから起動
- Xcodeを起動
- 上部メニューより Xcode > Open Developer Tool > iOS Simulator と進む
ショートカットキーで起動
続いてショートカットキーで起動する方法です。ショートカットキーは コマンドキー+R となっています。こちらを入力することで手早くシミュレータを起動させることができます。
扱いに慣れてくるとショートカットキーで起動することが多くなってきますね。
まとめ
ここではiOSのアプリ開発のポイントとその費用についてご紹介致しましたが、いかがだったでしょうか?かつてはアプリ開発は専門業者に依頼しなければ作ることが出来ず、かつ費用が莫大にかかるイメージでした。
しかし近年では安価なアプリ開発業者も登場し、アプリ制作のノウハウを公開しているサイトも多く、またツールも安価なので、自分で作ることも可能となりました。
是非、自分にあった制作環境を見つけて理想のアプリを作ってみてください。
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