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結局どのCPUを選ぶべきなの?用途別選ぶべきintelのCPU比較

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intelのCPUの型番の見方

Intel製CPUの型番を見たことのある方はどういった意味があるのかをすぐにわかる方は少ないのではないでしょうか。

いくつかの性能を表すアルファベットを組み合わせていますので、意味が分かるとそのCPUを搭載しているPCがどの程度の処理能力を持っているかを判断できる事になります。

以下に型式番号の見方をご説明致します。

例を上げた方が分かりやすいので、「intel Core i7-8700K 3.70GHz」を例にご説明致します。

intelはメーカー名、CoreはCPUブランド名

CPUの最初の部分2つはそのCPUを開発・供給している企業名となり、次はその企業から発売されているCPUのブランドとなります。

上記の例で言うと、メーカーは intel社 となりシリーズ名は Core というブランドという事になります。

Core 以外にも Pentium や Celeron といったブランドがあり、搭載されるCPUの性能によりPCの価格と性能に違い出る事になります。

i7はCPUシリーズ名、8700はプロセッサナンバー

次の i7 はCPUのシリーズ名となり、数字が大きい方が高性能という事になります。

現在は、i9(最高) > i7(ハイエンド) > i5(ミドルレンジ) > i3(エントリー) といった分類で理解いただければよろしいかと考えます。

8700はプロセッサナンバーと呼ばれる数値でこれも 数字の大きいものほど性能が高くなる という事になります。

なお、2018年10月時点となりますが上1桁が世代番号を表していますので、8700は第8世代となり7600であれば第7世代となります。

余談ですが、CPUの各世代にはニックネーム(開発コードでしょうか)が付けられていて、第8世代は「Coffee Lake-s」、第7世代は「kaby Lake」となっています。

製品カテゴリーと動作周波数

4桁の数値の後のアルファベットは製品カテゴリーの意味を持ちます、現在販売されている主なカテゴリーをデスクトップPCとノートPCに分けてご紹介致します。

デスクトップPC向け

  • 無印       通常モデル
  • X           高性能かつ高価格モデル
  • K           オーバークロック対応モデル、クロック変更はリスクあり
  • S           省電力モデル、動作周波数を抑えている

ノートPC/モバイルデバイス向け

  • B           ハイエンドモデル、デスクトップPC向け通常版と同等
  • H           ハイパフォーマンスグラフィック対応
  • HK        ハイエンド向けかつゲーミングPC等に適切
  • HQ        ハイエンド向け、高性能なGPUを内蔵
  • U           省電力モデル、モバイルデバイス向け

動作周波数については、先に触れておりますがもう少し詳しくご説明します。

1秒間に処理できる回数とご説明致しましたが、1GHz とすると1秒間に10億回の処理が行えるという意味になります。

CPUはデジタル信号を処理するので「0」と「1」のスイッチングを非常に高速に行っている事になりますが、この処理速度は電気信号のやり取りとなる為、あまり回数を増やす(高速化)してしまうと、先に触れましたCPUの発熱という問題に当たる事になります。

現在発売されているCPUでは、あまりクロック周波数には大きな変化は無いのではないかと感じます。

目的別に選ぶCPUスペック

CPUについてのご説明をしてまいりましたが、結局はどういった用途にはどのCPUであれば機能的に十分なのかという点が分からないと折角CPUについての情報も活用できませんので、どういった用途であれば搭載しているCPUの性能を引き出す事が出来るのかを考えてみます。

動画編集作業やオンラインゲーム等を楽しむ場合

こういった用途でPCを利用する場合には、CPUパワーが無いと処理に非常に時間が掛かる事になります。

搭載するメモリ量等でもある程度は回避可能ですが、実際に処理を行うCPU自体が高速でないと負荷が高すぎて途中で止まってしまう事も考えられます。

Core i5 は最低でも必要になると考えられますし、可能であればグラフィック機能を持つCPUがおすすめとなります。

特に最近のオンラインゲームでは別途グラフィック処理用のカードを追加が必要とも聞きますので、高負荷なアプリケーションに対応する為にも CPUはハイスペックのもの をご利用されるべきと考えます。

インターネット利用や音楽再生、動画閲覧といった一般的な利用の場合

あまり高い処理負荷になりにくいアプリケーションの利用やSNS、Youtubeの閲覧やアップロード等での利用が主になる場合には、Core i5 のCPUであれば特に問題なくPCを活用できるのではないでしょうか。

動画再生はリソースが多く消費されますので プロセッサナンバーが大きいもの を選択する事をおすすめします。

メールやネットショッピングの利用が主な場合

PCの処理負荷があまり高くならないアプリケーション、メールやネットショッピング等が主な利用用途となる場合には Core i3 であれば問題ありません。

もう少しスペックを低くして Pentium でも上位モデルであればPCの価格的なメリットも生まれてくるのではないかと考えます。

intel製CPUのおすすめ5選

①Intel CPU Core i7-8700

価格 40,980円
CPUソケット FCLGA1151
コア 6
スレッド 12
周波数 3.2GHz
キャッシュ 12MB
参考URL Amazon

ハイエンド向けの高性能CPU

全において高水準を保っているハイエンド向けのCPUです。6コア12スレッドと高い処理能力を誇り、あらゆる処理を高速に行うことができます。コアやスレッドを始め、「Corei7-8700K」とのスペック差はほとんどありません。違いはオーバークロックするかどうかという点になります。

あらゆるゲームを快適に

十分な処理能力を持っているこちらのCPUであれば、ゲームの処理も困ることはないでしょう。高性能なグラフィックボードも搭載すれば、最新の美麗グラフィックを多用したゲームであっても快適にプレイすることができます。

②Intel CPU Core i5-9400F

価格 17,959円
CPUソケット LGA1151
コア 6
スレッド 6
周波数 2.9GHz
キャッシュ 9MB
参考URL Amazon

6コアCPUを安価で

第9世代の中でもコスパが良いとされる「Corei5-9400F」です。特徴として挙げられるのは、やはり価格でしょう。十分な性能を誇りつつも2万円以内に抑えられたことで人気CPUの仲間入りに。

安価である要因の一つとして内蔵グラフィックボードがなくなっていることも影響しています。別途グラフィックボードを搭載する必要がある点には注意してください。

ゲームプレイにも対応

適切なグラフィックボードを搭載すれば高負荷がかかるゲームにも対応できます。コストを抑えたい時の有力な選択肢の一つとして「Corei5-9400F」を検討してみてください。

③Intel CPU Core i7-8700K

価格 43,980円
CPUソケット FCLGA1151
コア 6
スレッド 12
周波数 3.7GHz
キャッシュ 12MB
参考URL Amazon

オーバークロック対応

基本スペックは「Corei7-8700」とほぼ同じですが、オーバークロックする場合はこちらがおすすめとなります。通常時3.7GHz→オーバークロック時最大4.7GHzまで引き上げることが可能です。

最高水準のパソコンを構築

最高レベルのスペックを有した「Corei7-8700K」はあらゆる用途に対応できるでしょう。オンラインゲームや動画のエンコード等、負荷のかかる処理も難なくこなすことができるようになります。

コスパを重視するならば「Corei7-8700」、少しでも高い性能を求めるなら「Corei7-8700K」がおすすめとなります。

④Intel CPU Corei7-9700K

価格 45,342
CPUソケット LGA1151
コア 8
スレッド 8
周波数 3.6GHz
キャッシュ 12MB
参考URL Amazon

2コア増えたことでさらに高速化

6コア→8コアになったことで大幅に処理能力がアップ。あらゆる処理を任せることができる万能CPUです。第9世代の中でもかなり高価格になっていますが、それだけの価値はあると言って良いでしょう。

ソルダリング仕様によって発熱が抑えられる

ソルダリングと言われるはんだ付けの手法が採用されたことでCPU内部が冷えやすくなったのも大きな点です。発熱が問題になるオーバークロックの難易度も下がるのでCPUの性能をより発揮しやすくなりました。

⑤Intel CPU Core i5-8400

価格 22,650円
CPUソケット FCLGA1151
コア 6
スレッド 6
周波数 2.8GHz
キャッシュ 9MB
参考URL Amazon

安価ながらも高い処理能力を誇る

「Corei7-8700」より2万円近く安いのにも関わらずコア数は同じ6コア。コストを抑えつつも高い処理能力を誇るCPUです。ちょっと良いCPUが欲しいという時にぴったりです。

ゲームや動画編集にも

「Corei5」はずっと4コアでしたが、6コアになったことで大きく差をつけることになりました。これまでの「Corei5」では耐えられなかった使い方でも「Core i5-8400」ならば問題なく耐えることができるでしょう。ゲームや動画編集など、幅広い用途に使うことができます。

まとめ

intel社から発売されているCPUに関しての基本的な情報とどういった用途にはどのモデル(シリーズ)のCPUであれば機能的に十分な性能を提供できるのかをご説明致しました。

PCを買い替えもしくはこれからPCを購入される方で、どういった判断基準で購入PCを決めればよいかを悩まれている方の1つの参考になれば幸いです。

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