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GoogleのAI事業がすごい!注目すべき最新サービスまとめ

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GoogleアシスタントやGoogleHomeなど、GoogleのAIサービスを見たり使ったりしたことはありませんか?Googleは非常に多くのAIサービス・アプリをリリースしており、面白くて魅力的な商品がたくさん揃っています。

今回は GoogleのAI搭載サービス・アプリ について紹介しています。無料で使えるものもあるため、興味のある方は、ぜひ試してみてください。

1.AIとは


AIとは何を指すのか?基本的内容について見ていきましょう。

1.AIの意味と定義

AIとは Artificial Intelligenceの略で人工知能のこと です。まるで人間の脳が行っているような知的作業をコンピュータが行います。経験から学習したり、自然言語を理解したりなど、どんどん賢くなっていきます。

Googleをはじめさまざまな海外企業・国内企業が人工知能の研究・開発、そして多くのサービスを提供しています。

2.AIの市場規模

AIの市場規模は年々急拡大していっています。IDC JAPANが2017年11月15日に発表した内容によると、国内のコグニティブ/AIの国内市場は、2016年が約158億、そして、2016年から2021年までの年間平均成長率は 73.6% となり、2021年には約2501億円もの規模になると見込んでいます。

また、調査会社トラクティカ社(アメリカ)によると、世界のAI市場の規模は2017年は約100億ドルなのが、2030年には3671億ドルまで成長・拡大すると予測されています。

わずか8年で36倍以上もの拡大が見込まれています。調査会社によっては予測される市場規模は異なりますが、いずれも急拡大していることに変わりはありません。

2.Googleによる主なAI搭載サービス

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ここでは、Googleの代表的なAI搭載サービスを見ていきましょう。

1.Googleアシスタント

Googleアシスタントは、多くの人が利用できるGoogleのAIサービスの1つです。Androidスマホを使っている方であれば(※OSバージョン条件あり)、ホームボタンを長押しする、もしくは「OK Google」と話しかければGoogleアシスタントを使用できます。

iPhoneの「Siri」のGoogle版とも言えるサービスです。アプリをダウンロードすればiPhoneでも使用できます。

さまざまな場面で使える

Googleアシスタントはさまざまなシーンで利用できます。例えば、「◯◯に電話して」と話せば電話をかけれますし、「明日の午後6時から9時、◯◯と食事の予定をカレンダーに追加」と話せばカレンダーに新たな予定が設定されます。

また、「東京の天気は?」「今日は傘いる?」など聞けばすぐに天気予報を教えてくれます。

Siriとの比較

Siriは、基本的に1つの要望に対して1つ回答をして終了となりますが、Googleアシスタントの場合は、続けて質問をしても関連する回答をしてくれます。

そのため、本当に欲しい情報を得ることができます。また、経路案内や天気、検索情報についても、GoogleマップやGoogle検索など、膨大な情報量を元にして回答してくれるため、精度の高い情報が期待できます。

2.Google翻訳

Google翻訳を利用すれば、さまざまな言語の翻訳ができます。日常でわからない外国語文章や気になった単語、旅先で言葉の意味がわからないときでもGoogle翻訳を使えば、すぐに意味が理解できます。

103ヶ国語に対応

Google翻訳や英語だけでなく、アイスランド語やウクライナ語、スペイン語、ハンガリー語、フィンランド語、ルーマニア語など、世界103言語間の翻訳が可能です。そのため、さまざまな国に旅した際も安心して使用できます。

リアルタイム翻訳

リアルタイム翻訳にも対応しています。例えば、カメラ翻訳機能を使って翻訳したいテキストにカメラを向けるだけで、画像内のテキストを一瞬で翻訳できます。

会話翻訳

会話翻訳も可能です。32言語に対応しており、2ヶ国語での会話をその場で翻訳してくれます。外国人との会話もGoogle翻訳を使えば安心です。

3.Googleによる最新のAI搭載商品

スマートスピーカーを始めとしたAI搭載商品について見ていきましょう。

1.スマートスピーカー”Google Home”

多くのスマートスピーカーが発売された中で、デザインや機能性で注目を集めるGoogleHome。Googleらしい洗練され遊び心も感じられる製品となっています。

声で操作できる

Amazon Echo、LINEのClova WAVE、そしてGoogleHomeなどのスマートスピーカーは声で操作ができます。

声だけの操作で完結できるため、調理や仕事中など、手が離せない状況であってもGoogleHomeへリクエストを送ることができます。読書やスマホなど、自分の手をとめずに使用できるため非常に便利です。

LINE社のClova WAVEとの比較

Clova WAVEはLINEの送信や読み上げができることなどが特徴です。

GoogleHomeは、Googleアカウントと連携をして、スケジュール管理ができたり、Google検索による膨大な情報から回答してくれたり、Chromecastと連携して動画再生ができたり、スマート電球のオンオフなどができたりします。

2.Google Clips

2017年10月のハードウェアイベントで突如新製品として発表されたGoogle Clips。AI搭載のスマートカメラであり、決定的瞬間を自動で撮影してくれます。

自動で被写体を認識、撮影

Google Clipsは、手動で撮影することも可能ですが、基本的には電源をオンにして撮影したい対象へ向けておくだけです。

あとはGoogle Clipsが被写体の動きなどを認識して自動で静止画や動画を撮影してくれます。撮影した画像はスマホで見ることができます。まだまだ詳細が明らかになっていない点が多いため、今後の動向が楽しみな製品です。

4.Googleによる最新のAI搭載アプリ

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GoogleはAI搭載サービス・アプリをどんどんリリースしています。ここでは、主な3つのアプリについて紹介しています。

1.Storyboard

StoryboardはSefissimo!やScrubbiesとテスト版がリリースされたAI搭載のカメラアプリです。

ムービーから自動で「漫画」を作成

Storyboardの特徴は、撮影したムービーを自動で漫画のように加工することです。自動でレイアウトされ、視覚効果も適用されます。一瞬で漫画風になり、約1兆6000億ものパターンの画像を作成できるそうです。

2.Google Lens

今後、順次提供予定のGoogle Lens。以前から注目されているサービスの1つです。

カメラをかざすだけで情報を入手

Google Lensを使えば、スマホのカメラを向けたものの詳細情報を簡単に知ることができます。花に向けるだけで花の名前がわかりますし、建物へ向ければ名前やレビューなどが表示されます。他にも、さまざまなものの情報を瞬時に得ることができます。

3.Google Allo

Googleの公式チャットアプリであるGoogle Allo。AI搭載サービスということもあり、返信を自動生成してくれます。

返信を自動生成

メッセージが届くと、返信内容を自動生成してくれるので、簡単な返信であればわざわざ入力する必要がありません。「了解」や「OK」など簡単なものが多いですが、今後、長文で精度の高い返信も生成してくれるようになるかもしれません。

5.GoogleによるAI・機械学習を利用できるサービス


GoogleによってプラットフォームとしてリリースされているAI・機械学習関連のサービスをご紹介します。

1.TensorFlow

2015年11月より公開。機械学習を用いるために使うソフトウェアライブラリです。

主な用途

幅広い使い方ができるのですが、現在は顔認識や音声認識などをメインとして使われているようです。顔の画像から特徴を抽出することで識別を行ったり、人の声を認識することで話者を識別するといったプログラムを構築することが可能としています。

プログラムに組み込んで呼び出すことで使用される

ライブラリなのでプログラムに組み込んでから呼び出すことで使うことができます。機械学習のプログラムを一から組む必要がありませんので有用なサービスの一つとして知られています。

対応言語はPythonやC++。

ディープラーニングにも対応

ディープラーニングにも対応しているにも特徴の一つです。ディープラーニングは機械学習アルゴリズムの一つであり、AIの発展を支える技術として活用されています。Googleが手掛けるAI事業のほとんどに使われている技術です。

2.Cloud ML Engine

2017年3月より公開。TensorFlowを利用する際にGoogleのインフラで学習を行うためのサービス。

機械学習を実行するためのクラウドサービス

TensorFlowと併用することを想定して提供されているサービスです。機械学習に必要となる大量データ処理の高速実行を可能とし、サポートする役目を果たします。

自前でサーバーを用意する必要がなくなる

TensorFlowを使って機械学習を行うためには自前でサーバーを用意する必要がありますが、「Cloud ML Engine」を使うことでサーバーの用意やプログラムを組む必要がなくなります。

3.ML APIs

2017年3月より公開。既に学習済みのモデルのAPIを公開しているサービスです。

画像コンテンツ分析「VisionAPI」

画像分析を行うためのAPIです。顔の位置、感情、暴力的、アダルトコンテンツなど、様々なことを分析して自動で判別を行ってくれます。

画像に含まれる文字情報を自動で検出する機能もありますので使い勝手はかなり良さそうですね。

音声認識「SpeechAPI」

音声を認識してテキストへと変換するAPIです。幅広い言語に対応しており、日本語にも対応しております。

会議の様子やコールセンターのやりとりなど、テキストに変換できると便利なことは沢山ありますので利用範囲はかなり広そうに思えます。

翻訳「Translation API」

テキストの翻訳をリアルタイムに行うAPIです。対応言語は100を超えていますので使いたい言語が無いということはほぼありえないでしょう。自身が運営するサービスやサイトへの導入で困ることはないと思われます。

高速かつ動的な翻訳を実現した「Translation API」は様々な翻訳サービスに活用されています。

4.AutoML

2018年1月より公開。高度な機械学習モデルを構築することができるサービスです。

専門的なスキルは不要

「AutoML」の最大の特徴として機械学習のアルゴリスムやプログラミングに対する知識がほとんど必要ないという点です。Googleによって用意されている学習済みモデルを基にそれぞれのビジネスに合わせたカスタマイズを施しオリジナルの機械学習モデルを作成することになります。

高度なスキルをもったプログラマーや深い知識を持ったベテランなどがいない人材不足の企業でも利用することができるサービスとして非常に人気を博しています。

世界的にもエンジニア不足は深刻であり今後もその傾向は強まっていくとされています。足りていない人材の穴埋めをできる「AutoML」は、このような時勢にぴったりのサービスなのかもしれません。

高度なAIを構築できる

機械学習の知識がなくともモデルを作ることができてしまう「AutoML」では完成品の精度の高さも特徴の一つです。

これまでは機械学習モデルを構築させるためには幅広い知識を得たり、スキルの習得が必要不可欠でした。高度なAIを作成するためには長い時間をかけることが必須だったわけですね。

しかし革新的とも言われている「AutoML」を使うことで知識要らずで高度な機械学習モデルを構築することができるようになったのです。

まとめ

Googleは非常に多くのAI搭載サービスを提供しています。いずれも楽しみながら使用できる商品・サービスばかりですので、気になるものがあれば、ぜひ使ってみましょう。

実際に触れることでAIサービスの便利さがわかります。

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