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基本的に、OSのバージョンアップはシステムの改良が目的です。
しかし、大幅な機能変更に伴うバグや不具合などの初期不良があるケースもあります。インターネットで検索して、事前に新しいバージョンの評判をチェックしておけば安心です。
バージョンアップをすると決めたら、細心の注意を払って作業を行いましょう。
バージョンアップはシステムに大きな負担がかかる作業です。不用意な作業は、データ消失などのトラブルの原因ともなりますので、準備作業は念入りに行ってください。
目次
使用中アプリが新しいバージョンに対応しているか
重要なのは、これまで使っていたアプリがバージョンアップ後でも問題なく使えるかです。
基本的には、古いバージョンのOSで動いていたAndroidのアプリは、新しいバージョンのOSでも動くようになっています。
しかし、OSのバージョンアップと連動してアプリも更新され、旧いバージョンのアプリの動作やサービスに不具合が出ることもあります。
使用頻度の高いアプリで利用できなくってしまうと困るという場合には、アプリのページなどで対応OSバージョンを確認するようにしましょう。また、対応可能となっている場合であっても、念のため不具合がおきていないかなど、ネット上で検索をして確認するようにすると良いでしょう。
バックアップを取る
アップデートがうまくいかず、データが消失してした場合に備えて、大切なメールや画像などのデータをバックアップしておきます。忘れがちですが、使用しているアプリの名前やバージョンもメモしておきましょう。
通信環境の確認
アップデートは、安定した通信環境の下でおこないましょう。アップデート中に通信が途切れると、途中で作業が中断して初めからやり直しになってしまったり、アップデートに失敗したりすることがあります。
3GやLTEでもアップデートは可能ですが、基本的にはWi-Fiに接続した状態でおこなうことが推奨されています。
アップデートには30分程度かかります。アップデートは移動中ではなく、安定した通信環境が確保できる場所で、落ち着いて行いましょう。
電池残量は十分か
アップデートの途中で電源が切れると、アップデートに失敗し、最悪の場合は、データが失われてしまう場合もあります。一般的にバッテリー残量が70%以上あればアップデートは可能ですが、できれば充電器につないでアップデートを行うのが安全です。
メールアプリやSNS、GPS機能のように常にネットワークにつながっているアプリは電池の消費が激しく、システムにも負担をかけます。アップデート中はアプリを終了させておきましょう。
ストレージの空き容量は十分か
アップデート中は、通常の使用時よりも多くのストレージ容量を使用します。容量が不足していると、更新プログラムがダウンロードできなかったり、アップデート作業に支障をきたしたりします。ギリギリの空き容量でアップデートするのは避けましょう。
パスワードを確認する
AndroidのOSアップデートをした後は、顔認証や指紋認証でのロック解除をすることができず、PINコードの入力が必要になります。
普段顔認証などでスマホのロックを解除していると、PINコードを使う機会がなく忘れてしまいがちですが、OSアップデート後のロック解除には必ずPINコードの入力が必要になりますので、事前に確認しておくことが大切です。
Androidのバックアップと復元
OSのアップデートが正常に行えればデータはそのまま保持されますが、何かしらの不具合で Androidに保存していた大切なデータが飛んでしまう という可能性もあります。万全を尽くすのであればアップデートを行う前にはバックアップを取っておきましょう。
本項目では Androidでデータのバックアップと復元する方法 をご紹介します。バックアップをとらずにデータが消失してしまっては復旧は困難を極めます。事前対策として参考にしてみてください。
OS標準のバックアップ機能を使う
Googleアカウントを使ってバックアップをとる方法です。バックアップや復元するために特別なアプリは要しません。また、このバックアップ方法で保存されるデータは下記のようになっています。
バックアップされるデータ
- アドレス帳
- Gmailの設定
- Googleカレンダーの設定
- Googleアカウントにアップロードした写真
- GooglePlayからインストールしたアプリ
- Wi-Fiパスワード
- 言語と入力の設定
バックアップされるデータは、いずれもGoogleアカウントに紐付けられたデータに限っています。アプリのインストールなど用意するものがなくお手軽な反面 肝心のバックアップをとりたいデータがない こともあります。バックアップされるデータの確認はしっかり行ってください。
※各アプリ内のデータは保存されませんので注意してください。
①Googleアカウントを取得する
まずはGoogleアカウントの取得です。既にGoogleアカウントを取得している方は本工程は飛ばしてください。
Googleアカウントの取得
- ホーム画面 より 設定アプリ を開く
- アカウント をタップ
- アカウントを追加 をタップ
- Google をタップ
- アカウントを作成 をタップ
- 自分用 をタップ
- 名前を入力し 次へ をタップ
- 生年月日と性別を入力し 次へ をタップ
- 任意のGmailアドレスを入力し 次へ をタップ
- パスワードを設定し 次へ をタップ
- ページ最下部までスクロールし スキップ をタップ
- ページ最下部までスクロールし 同意する をタップ
- 次へ をタップ
- ページ最下部までスクロールし 同意する をタップ
②バックアップをとる
バックアップ
- ホーム画面 より 設定アプリ を開く
- バックアップとリセット をタップ
- 私のデータをバックアップ をタップ
③復元する
バックアップをとったGoogleアカウントでログインするだけでデータが復元されます。
バックアップアプリ「JSバックアップ」を使う
バックアップ専用アプリ JSバックアップ を使った方法です。データの保存先は SDカード もしくは クラウドストレージ のどちらかを選択します。ここでは SDカード に保存する手順をご紹介します。
またバックアップされるデータは下記のようになります。
バックアップされるデータ
- 電話帳
- カレンダー
- ブックマーク
- 写真
- 音楽
- 動画
- 文書
- ジョルテアプリデータ
①バックアップをとる
バックアップ
- SDカードをAndroidに挿入する
- JSバックアップアプリ を起動する
- バックアップ をタップ
- SDカードにバックアップする をタップ
- 表示されるバックアップ情報を確認し スタート をタップ
- バックアップが完了しました と表示されたら完了
②復元する
復元
- データのバックアップをとっているSDカードをAndroidに挿入する
- JSバックアップアプリ を起動する
- 復元 をタップ
Androidの自動OSアップデートを停止する方法
OSはセキュリティの観点では常に最新バージョンにするのが適切ですが、新しいバージョンにはバグが含まれていたり、既存の利用しているアプリとの互換性が悪いなどのリスクもあります。
そのため、OSアップデートを実行するかを自分で判断したいという場合は、自動でOSアップデートされる設定を止めておくことが必要となります。
自動更新は開発者向けオプションから設定することができ、下記の手順でOSアップデートの自動更新を止めることができます。
- 「設定」を開く
- 「デバイス情報」を選択
- 「ビルド番号」を連続タップし開発者モードを有効にする
- 「設定」のトップ表示に戻り「システム」を選択
- 「開発者向けオプション」をタップ
- 「自動システムアップデート」をオフにする
これで新しいバージョンのOSがリリースされても自動更新されず、自分で判断してアップデートするかどうかを決めることができます。
まとめ
OSのアップデートをおこなうと、新機能の追加などの他に、セキュリティの向上や、端末の不具合を修正してくれるなどのメリットがあります。特に重要なのが、最新のセキュリティ更新パッチを受けられる点です。マルウェアはスマホに潜在する脆弱性を悪用しますので、アップデートでこれら脆弱性が修正されます。
一方、アップデートをしたら、スマホの動作が遅くなった、という話も聞きます。アプリが最新バージョンのOSに対応していないために、愛用していたアプリが使えなくなったというケースもあります。
しかし、メリットとデメリットを比較すると、アップデートをおこなうメリットのほうが大きいといえます。古いAndroid端末やアプリを愛用していて、できるだけ長く使い続けたいという場合をのぞいては、アップデートはリリースされる度に行う事が推奨されます。
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