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【永遠の論争】AndroidとiOSはどちらが良いのか?特徴と比較

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初期のAndroid端末で起こりがちだった、操作中に「落ちる」といった問題は、ハードのスペックが上がるにつれて姿を消しました。現在のクォッドコア、2GB以上のRAMを搭載した端末では、一般的な使い方をする限り、動作の安定性という点ではiOS端末もAndroid端末にも大きな違いはないと言えるでしょう。

代って浮上してきたのがバッテリーと発熱の問題です。Androidが持つさまざまな柔軟性は、ハードへの負担によって実現されているといわれています。システムとして「軽い」iOSと同じ動作感をAndroidで実現するには、より大きな負担がCPUにかかります。その結果が大きな電力消費量です。

この問題に対処するために、多くのAndroid端末は、iOS端末よりも大きなバッテリーを搭載しています。使用時間を長くするためです。しかし、消費電力が小さくなるわけではありませんので、その分発熱量が増えます。一部のAndroid端末で発熱の問題がクローズアップされるのには、このような背景があります。

基本性能に忠実に、効率良く動作させるiOSか?多様なアプリに対応するために、パワー全開で動作させるAndroidか?ここでもOSの基本コンセプトの違いがあらわれています。

データのバックアップ方法の違い

若者のパソコン離れが進み、大学生の中にもスマホやタブレットしか使わないというケースも増えています。もはや家の中ではパソコン、外出先ではスマホやタブレットという使い分けは、必ずしも必然ではありません。「メインマシン抜き」での利用が、むしろ主流になってきています。

その時に問題になるのがデータのバックアップです。iOSの場合、iTunesで電話帳、音楽、写真などのバックアップは簡単にできます。文書データなどをバックアップするには、iCloudが用意されています。SDカードなどのメディアにバックアップするという発想は、そもそもiOSにはないと考えておいた方が良いでしょう。

一方、Androidの場合は伝統的な「記憶メディア」への依存がまだ色濃く残っています。マイクロSDカードはAndroid端末にとっては必需品とも言えます。しかし、クラウドサービスを使うには、DropboxやOneDriveなどのアプリをインストールすれば良いだけですし、Google Driveも利用できます。データ管理についての差もなくなってきました。

しかし使用感という点では、両者の間には大きな差があります。iOSの場合は、Mac、iPad、iPhoneというApple製品の間でのデータ移動や共有に主眼が置かれています。この3者の間でのデータ管理は、ストレスフリーで行うことができます。

一方Androidの場合は、あくまでも端末のデータを任意の場所に、任意の方法で保管するという、パソコンでおなじみの発想です。広い柔軟性が確保されていますが、十分に活用するには、それなりの知識と経験が必要です。

セキュリティ面の比較

AppStoreとGooglePlay

iOSアプリは課金部分に関連する致命的なバグやウィルスが仕込まれることは皆無です。これはAppleによる審査を通ったアプリのみが、AppStoreへの登録を認められているためです。Appleのアプリ審査は厳しいことで有名で、バグの他にも不適切または不快なコンテンツ、ユーザーへの危害が生じないよう安全性が保証されています。

日々膨大な数のアプリがAppStoreに並んでいますが、その全てが厳しい審査を通っているアプリなのです。Appleの審査ガイドラインに抵触するような要素がある場合は即刻申請を却下され、AppStoreに公開されることはありません。

一方、AndroidアプリはGooglePlayへの登録の際の審査は非常にゆるく、危険性のあるアプリがGooglePlayに並ぶことは珍しくありません。よく話に聞く Androidアプリの審査は早い というのは審査する項目が単純に少ないということが影響していると思われます。

デベロッパー側としてはアプリの審査が早いのは嬉しいことですが、ユーザー側からしたら溜まったものではありません。Googleの審査を通っているからと安心してアプリをインストールしていると痛い目を見てしまうかもしれません。あまり名のしれていないアプリはインストールしない もしくは ウィルスソフトの導入 などユーザー自ら注意する必要があります。

ここまで見るとiOSの方に軍配が上がるように思えますが、GooglePlayの審査が緩いということは ユーザーが多様なアプリを利用できる ことにも繋がります。場合によってはGooglePlayを介さずにアプリをインストールすることも可能です。当然セキュリティ面では多大な危険性を孕みますが、自衛さえしっかりしているなら必ずしも iOS > Android という構図にはなりません。

ロック解除機能

iOS端末のロック解除には 指紋認証のTouchID そして 顔認証のFaceID がありますが、二つの認証機能を併用することはできません。2018年12月には、今後発売されるiOS端末で併用できるようになる可能性があると大きく話題にもなりましたが、現在はどちらか一方のみとなっています。

Androidには 指紋認証 顔認証 虹彩認証 といった種類があります。端末によっては3つ全てを併用することも。端末のロック解除機能という点では、Androidの方が優れていると言って良いでしょう。

iOSとAndroidのシェア

国内シェア

日本国内では長い間iOSの方が優勢という状態が続いていましたが、2018年9月にはついにAndroidが逆転。2019年に入ってもAndroidはシェアをキープしており Android58.9% そして iOS41.1% という結果になっています。

世界シェア

日本国内では逆転したと言っても拮抗している範囲でした。しかし世界ではAndroidが圧倒的なシェアを誇っています。2017年のデータでは Android85.1% そして iOS14.8% という結果に。Appleの母国であるアメリカですらiOSシェアが減少傾向にあるようです。

コストパフォーマンス

比較基準として性能の他にも気になるのがやはりコスパ。iOS端末は年々高くなる傾向にあります。今でこそ10万以上が当たり前のようになっていますが、2010年頃は50,000円以下の端末も珍しくありませんでした。このような現状を見ると、徐々に価格が高くなってきていることが実感できます。

確かに性能は飛躍的にアップし、様々な機能が追加され、進化し続けてきてはいます。しかしiOS端末を利用する全ての人が、その性能を100%活用するわけではありません。高性能なカメラパソコンなみの性能 も求めていない人にとっては無用の長物です。現状、iOSのコスパ面は非常に悪いと言わざるを得ません。

一方、Androidは様々なメーカーが発売しており Android内でも激しい価格競争が起きています。ライバルが居ると当然価格は下がり、多機能高性能になる傾向があります。iOS端末と遜色ない性能をもったAndroid端末がお手頃価格で手に入ります。

Apple一社が販売しているiOS複数のメーカーが販売しているAndroid ではコスパ面でこのような比較になりました。

まとめ

良くも悪くも、iOSはApple社の他のハードやサービスと一体になっています。動作が保証されている一方で、アプリやソフトの改善は、新しいハードのリリースのタイミングに限られています。誰にでも使える代わりに、知識や経験があっても初心者と変わりないサービスしか受けられません。

しかし、自由が制限されていることの代償としてユーザーが享受するメリットは小さくありません。直感的に操作が可能なシンプルなインターフェースや、ハードとの組み合わせで動作が保証されたアプリなどです。iOSの端末を、誰もが使いこなすことができるのは、このようなApple社による厳しい管理があってのことです。

一方、Androidはパソコンと同じような汎用性を持っています。販売時には、その設定範囲は制限されていますが、root化しなくても「そこそこ」緩やかな管理で、汎用性が高いのがAndroidの特徴だと言えるでしょう。一部のiOSユーザーもApple社の管理から「脱獄」して、カスタマイズの自由を楽しんでいますが、それは例外的なものだと言えるでしょう。

AndroidとiOSはそもそもまったく異なるフィロソフィーで開発されたOSです。iOSはカスタマイゼーションよりも、誰にでも確実に使いこなせる快適さを追求しています。一方、Androidはオーダーメイドの使い勝手を追求したOSです。一人ひとりのユーザーが、自分にあった一台を作り上げる喜びを感じることのできる柔軟さを提供してくれます。

ハードの進歩や便利なアプリが増えたことで、AndroidとiOSの間で決定的な差はなくなっています。どちらが優れたOSか?それはユーザー自身が決めることなのでしょう。

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