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目次
Root化している端末
root化はしているけど、フォントのインストーラーがない場合は、多少フォントファイルのダウンロードからファイル名の書き換え、アクセス権の変更、ファイルの削除や変更、システムにコピーなどの作業を伴います。慣れていないと気が遠くなりそうですが、内容自体はそれほど難しいものではありません。
フォントファイルのDLから再起動まで
- 変更したいフォントファイルをダウンロードします。※ダウンロードしたフォントファイルが「.zip」などの圧縮ファイルである場合は、解凍して「〜.ttfか〜.otf」ファイルを入れます。
- フォントファイル名を分かりやすく変更しておきます(リネーム)。(例:「original.ttf」→「f_01.ttf」など)
- Android端末内の「/system/fonts」フォルダの中にいれます。※コピーが終わったら、パーミッション(アクセス権)を確認します。「644」としておくこと。
- 「/system/etc」フォルダ内の「fallback_fonts.xml」ファイルを開きます。
- 右記の部分を削除します。NotoSans.JP-Regular.otf
- 「MTLmr3m.ttf」をダウンロードしたフォントファイルに書き換えます。
【ダウンロードしたフォントファイル】.otf
【ダウンロードしたフォントファイル】.otf
【ダウンロードしてリネームしたフォントファイル】.ttf - 「fonts.xml」を開いて編集します。
- 「NotoSans.JP-Regular.otf」を削除します。
- 「MTLmr3m.ttf」を次のように書き換えます。
※100、200の数字部分でフォントの太さを指定します。ダウンロードしたフォントに合わせて指定してください。
【ダウンロードしたフォントファイル】.otf
【ダウンロードしたフォントファイル】.otf
2つのファイルの編集が終わったら、保存し、端末の「system/etc」にコピーを行います。 - 上記の操作が終わったら、手動にて、Android端末を再起動して操作は完了です。
その他にもroot化を前提としたフォント変更アプリも種類があるようです。「iFont」や「字体管理ソフト」などを利用してもよいのではないでしょうか。
root化とは
ケータイ端末には普通「システム領域」というものがあります。平たくいうとAndroidやiOSが入っている部分ですね。通常ならこの領域は改変することができません。でもそこを突破して改変してしまうのがroot化なのです。
Android端末は、Linuxカーネルというシステムがベースになっているため、UnixやLinuxのシステムを管理するための、最高権限のユーザーアカウント名であるrootを取得すると 全ファイルシステムにアクセスすることが可能となるばかりではなく、Androidをブートするイメージをカスタマイズしたり、携帯の全バックアップの作成やLinuxディストロをインストールすることができるようになります。それだけ、カスタマイズができるということですね。
最近ではディベロッパーも優秀なので、どんどんroot化のためのツールや手順の解説も整ってきました。
root化とは、端的に言うと 「管理者権限を取得」 することをいいます。ちなみにiPhoneではこれを、「脱獄」とか「Jailbreak」と言っています。なんだかウィットに富んでいてユニークな呼び名ですね。
また、Android端末のキャリアで言えば、NTTドコモとAUでは、root化できる端末も多いのですが、Softbankではそれほどroot化できる端末は多くないようです。また、イーモバイルとウィルコムもそこそこできるようです。
root化するメリット
root化することによって得られるメリットとはなんでしょうか?通常であれば、Android端末は、「ユーザー権限」でモードが起動しています。例えば要らないアプリなどがある場合にそれを消したり、また、ホームボタンを押した時や起動の動作、さらにスクリーンショットの音など、細かい動作をコントロールできたらいいなあ、と思ったことはありませんか?root化することによって、その細かい動作をコントロールできるようになるのです。もっと言えば、OSを入れ替えたりすることだってできるのです。
また、Androidの場合は、NEXUSシリーズやXperiaシリーズ、GALAXYシリーズは比較的root化しやすいと言われています。
root化するデメリット
root化は使う人に「管理者権限」を与えることですから、勝手に必要なファイルが消されたり、悪さをするアプリがインストールされてしまったりすると困りますよね。
ですから、ユーザーの利便性や自分好みのカスタマイズよりもシステムの安全を考えて、最初から管理者権限が与えられていないのです。利便性やカスタマイズを追求するユーザーは自己責任においてroot化することによって、それをかなえてください、ということですね。
また、ケータイ端末の販売店もroot化を公的には認めておらず、サポートの範囲を超える行為となります。販売店ではroot化を認めていないのですから、自分でroot化した以降に不具合が発生した場合は、販売店ではサポート対応が不可となります。
また大した知識がなく、root化することは 携帯を壊してしまう恐れさえあるのです。利便性やカスタマイズを追求するあまり、また、単なる興味本位でroot化し、携帯を壊してしまっては本末転倒ですよね。root化をする時は、十分な知識を得た上で、上記のようなデメリットを了承した上で実行しましょう。
root化させる方法
では、root化させる方法はどんなものがあるのでしょうか?
まず、メーカーや型番によってroot取得の方法は大きく異なるということを覚えておかなくてはなりません。
例を挙げると、nexus7などの場合は、必要なファイルをダウンロードし、root取得し終わるまで大体5分で終了となります。root取得自体は、それほどハードルが高いものではありませんが、こわごわと何も調べずにやるのがいちばん危険です。
具体的に何が可能になるのか
root化することにより、「管理者権限を取得」できることになり、フォント変更のためのファイルの書き換えなどが可能となります。慣れると、こんなに便利なのに何故早くやらなかったのか!と思えるようになります。
Androidのフォント変更ができるフォントアプリ5選
もっと色々なフォントを試したい方はフォントアプリを使ってみましょう。沢山のフォントを無料で使えるフォントアプリが多数あります。本項目では フォントアプリ5選 をご紹介します。
また、フォントアプリでは様々なフォントを無料でダウンロードすることができますが、多くの場合は端末のroot化が必要になります。root化に抵抗のある方はご注意ください。
HiFont
かわいい、暗い、漫画、ギャラクシー…。様々なテーマが用意されているフォントアプリです。何百にも及ぶフォントを無料でダウンロードしてAndroidを思いのままカスタマイズしてしまいましょう。
フォント一覧から好きなフォントをダウンロードして設定から変更できます。簡単な手順で無料で行えますが、root化が必須である点と広告の主張が激しい点が少し残念。
FontFix
4,300種以上のフォントを使えるフォントアプリです。個人利用は全て無料、商用利用する場合でもほとんどが無料となっています。
お好みのフォントを選ぶとプレビュー画面が表示されます。フォントの見栄えを確認してからダウンロード・インストールという手順になっています。
FlipFontをサポートしている端末の場合はroot化不要でフォントをインストール・設定することができますが、サポートとしていない端末の場合は各自root化が求められます。
iFont
日本語フォントは少なめですが、英語フォントを多く揃えています。英語のフォントを変えたい方におすすめのフォントアプリです。
アプリを開くとフォント選択画面が表示されます。画面上部から言語を選択して切り替えましょう。好みのフォントを選んだら画面下部のダウンロードボタンを押すことでフォントが追加されます。
Big Font
フォントサイズを変更できるアプリ。元から小さい画面のAndroidです。文字が小さくて見辛いといった経験がある方も多いではと思います。そういった方におすすめの簡単にフォントサイズを変更できるアプリです。
Androidの設定から変更すると大まかな変更しかできなくてレイアウトが崩れてしまうといったもどかしさがあります。このアプリでは、フォントサイズを20%~1000%の中で1%単位で調整可能になっています。適用する前にプレビュー画面で確認することもできますので非常に使いやすい作りになっています。
WhatTheFont
フォントを識別するアプリ。ウェブサイト等を閲覧していると、使われているフォントが気になることありませんか?このアプリを使うと簡単にフォントの名称を知ることができます。
使い方は、文字をカメラに収めて対象のフォントをタップするだけです。ただし、サポートしているフォントは欧文フォントのみとなっています。
Androidでフォントを変更する方法のまとめ
Androidでは端末によってフォントを変更できるものとできないものがあります。また、できるAndroid端末であってもroot化が必要になる場合があり、危険がついてきます。お使いのAndroid端末がフォント変更可能かどうかを調べ、もし可能であれば、まるで新しいAndroidを使っているような気分になれますので、気分転換に変えてみても良いでしょう。
是非その際は本記事を参考になさって下さい。
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