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Windowsを使っていると、WindowsUpdateは避けて通れません。しかし、このWindowsUpdateが曲者です。OSのアップデートですから、失敗するとOSが壊れます。壊れないまでも、WindowsUpdateで何らかの不具合が発生することは少なくありません。
つまり、WindowsUpdateは慎重に実施される必要があります。ここで、明らかにWindowsが壊れた場合は対処の使用もありますが、WindowsUpdateがエラーを繰り返して、正常に終了しない場合には厄介です。
そんなWindowsUpdateがエラーを繰り返す時の対応方法について確認します。
1.コントロールパネルから対処する
コントロールパネルから「Windows Updateで問題を解決する」を開きます。Windowsのバージョンによってコントロールパネルの構成は多少異なりますが、基本的にはどのバージョンでも利用できます。
以下、Windows10を例に進めます。
「Windows」キーを押しながら「X」キーを押して、表示されたメニューから「コントロールパネル」を選択します。
「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」を選択します。
「システムとセキュリティ」ウィンドウで「セキュリティとメンテナンス」を選択します。
「セキュリティとメンテナンス」ウィンドウで「トラブルシューティング」を選択します。
「トラブルシューティング」ウィンドウの「システムとセキュリティ」にある「Windows Updateで問題を解決する」を選択します。
「コンピュータの問題の防止とトラブルシューティング」ウィンドウで「Windows Update」が表示されていることを確認して「次へ」ボタンをクリックします。
「更新プログラムのオンライン検索は・・・」と表示されたら、「次へ」ボタンをクリックします。
2.Windows Update のトラブルシューティング ツールを利用する
Microsoftも、WindowsUpdateがトラブルメイカーだと知っています。ですから、以下のサイトで、公式の「Windows Update のトラブルシューティング ツール」を公開しています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2714434
表示に従って、ダウンロードします。ダウンロードしたファイルは実行ファイルですので、クリックして実行します。
「コンピュータの問題の防止とトラブルシューティング」ウィンドウで「Windows Update」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
「問題を検出しています」ウィンドウでしばらく時間がかかります。
「トラブルシューティングが完了しました」ウィンドウが表示されたら終了です。
「詳細情報の表示」をクリックすると、問題の一覧が表示されます。
3. Windowsのクリーンブートを試してみる
上記のトラブルシューティングでエラーが消えない場合は、今インストールされているドライバーやスタートアッププログラムがWindowsUppdateと競合している可能性があります。
その場合は、一度Windowsを起動するための最低限のドライバーとスタートアッププログラムで起動(クリーンブート)して、WindowsUpdateを実行してから元に戻すことで成功する場合があります。
クリーンブートするには、「msconfig」を起動します。
これもWindowsのバージョンによって多少異なりますが、基本は「検索」で「msconfig」を検索します。
Windows10では、「Windows」キーを押して、スタート画面を表示させて、「msconfig」と入力します。検索結果から「システム構成」をクリックします。
「システム構成」ウィンドウで「サービスタブ」を選択して、「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れて、「すべて無効」ボタンをクリックします。
ここで、Microsoftのサービスは除外していますので、Windowsが起動するために必要な最低限のサービスは有効のままです。
次に「スタートアップ」タブを選択して、「タスクマネージャーを開く」をクリックします。
「タスクマネージャー」でスタートアップに並んでいるプログラムをすべて無効にします。以上の設定が済んだら再起動します。クリーンブートできたらWindowsUpdateを実施します。
WindowsUpdateが成功したら、スタートアップとサービスを元に戻して終了です。
まとめ
以前は、不具合の多いWindowsUpdateはキャンセルして、SPを待つ方法もありましたが、今はいくつかのUpdateをまとめたパッケージがありませんので、その都度対応していく必要があります。
とはいっても、WindowsUpdateは世界同時にリリースされますので、自動インストールにしているとトラブルに遭遇する確率が高くなります。
Microsoftでも検証しているとは思いますが、パソコンはそれぞれにデバイスなどの構成が異なりますし、インストールされているソフトウェアも異なりますので、すべての組み合わせについて検証するというのは不可能です。
WindowsUpdateのトラブルがなくならない以上、常にデータをバックアップして、いつOS再インストールとなってもダメージを最小限に抑える準備が必要なのかもしれません。