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Windowsを使っていると、Windowsアップデートやレジストリの不具合でWindowsの調子が悪くなることがあります。
長期間使っている場合には、メモリやレジストリにゴミがたまって、リストアするほうがいい場合もありますが、そのためにもバックアップを取るために正常に起動させる必要があります。
そんな時には、Windowsアップデートやレジストリが壊れる前の状態に戻すための「システムの復元」を試してみる価値があります。
「システムの復元」では、変更前のシステムやレジストリに戻すことで、正常に稼働していた状態に戻します。
「システムの復元」はあくまでも設定などを復元しようとするもので、万能ではありません。でも、個人ファイルや設定はそのまま残りますので、Windowsに与えるダメージは少なくなります。
1.「復元ポイント」作成のための設定
復元するには「復元ポイント」が必要です。自動で「復元ポイント」を作成することも可能ですが、そのためには「保護設定」を「有効」に設定してある必要があります。
保護設定は、「システムの保護」で設定します。「ウィンドウズ」キーを押しながら「X」キーを押して表示されたメニューから「システム」を選択します。
「システム」ウィンドウの左メニューから「システムの保護」をクリックします。
「システムのプロパティ」ウィンドウで「システムの保護」タブを選択します。中段の「保護設定」でOSが入っているドライブ(一般的にはC;)を「有効」にします。
「無効」になっている場合は、OSが入っているドライブを選択して「構成」ボタンをクリックします。
「システム保護対象」ウィンドウで「システムの保護を有効にする」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。
ここで「ディスク領域の使用」で「最大使用量」を増やしておけば「復元ポイント」の保存領域を増やせますが初期設定のままでも十分に履歴が残せます。
以上で、自動で定期的に「復元ポイント」が作成されます。また、デバイスドライバをインストールしたり、OSをアップデートしたりする前にも自動で「復元ポイント」が作成されます。
2.手動で「復元ポイント」を作成する
手動で「復元ポイント」を作成するには、同様に「システムのプロパティ」ウィンドウで「システムの保護」タブを選択して、OSが入っているドライブを選択して「作成」ボタンをクリックします・
「復元ポイントの作成」では分かりやすい名前を付けます。「復元ポイント」を作成した日時は自動で記録されます。名前を入力したら「作成」ボタンをクリックします。
「復元ポイント」の作成には数分かかる場合もあります。「復元ポイントは正常に作成されました」と表示されたら「閉じる」ボタンをクリックして終了です。
3.「復元ポイント」を利用してシステムを復元する
システムを復元するには、同様に「システムのプロパティ」ウィンドウで「システムの復元」ボタンをクリックします。
「システムファイルと設定の復元」ウィンドウで内容を確認して「次へ」ボタンをクリックします。
「日付と時刻」と「説明」から正常に動作していた「復元ポイント」を選択します。ここで、「影響を受けるプログラムの検出」をクリックすると、その「復元ポイント」で影響を受ける内容が表示されます。検出には数分かかる場合があります。「復元ポイント」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
「復元ポイントの確認」ウィンドウで内容を確認して、良ければ「完了」ボタンをクリックします。
確認画面で「はい」ボタンをクリックして実行します。
Windowsには、システム不具合がつきものです。Windowsアップデートでは毎回ひやひやします。いつ正常に起動しなくなるかわかりません。
不具合があればリストアすればすっきりとします。でも、リストアではデータもアプリケーションも設定もすべてなくなります。時間もかかります。
システムの回復で解決すればシステムに与えるダメージは少なくなりますが、万能ではありません。トラブル対応の一つの有力な方法として覚えておくことをお勧めします。