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リリース:2001年
最新安定版(32bit/64bit):5.1 Service Pack3(Build 2600) / 2003
サポート状態:終了
“XP”は”experience”(経験)を表す
概要
Windowsシリーズは長い間、一般家庭向けのWindows95,98などの9.x系と、ビジネスユースのWindowsNT,2000等のNT系の2軸で開発、販売されていましたが、XPの登場で一本化されました。
一本化されたことでユーザー側がわかりやすくなっただけでなく、MicroSoft社の負担が軽減されたとも言われています。
XPはWindowsNT系の「堅牢さ」と、9.x系の「マルチメディアへの多様性」を合わせ持つ汎用OSとして、10年以上のサポートが続きました。20代~30代前半の方は、初めて触れたWindowsはXPだった、という方も多いと思います。
エディション
一般家庭向けのHomeEditionとビジネスユース向けのProfessionalが存在し、HomeEditionでは一般家庭では不要な機能(ドメイン参加やファイルシステム暗号化など)をサポートしていません。また、64bit版が登場したのはXPが最初です。
ユーザーインターフェイス(UI)
XPのユーザーインターフェイスはそれまでのWindowsと大きく異なり、特に設定画面などでその差が顕著でした。Windows98/2000から移行したユーザーの負担を軽減するため、以前の操作方法が通用する「クラシックスタイル」という設定が選択できました。
アプリケーション互換モード
「アプリケーション互換モード」があり、Windows98/2000で使用していた古いアプリケーションを動作させる際によく使われました。特殊な場合を除き、本モードを使うと古いアプリケーションでも問題なく動作し、旧来資産の活用・アプリケーション移行時のつなぎ役として重宝しました。
サポート状況
現在はMicroSoftのサポートが完全に終了しており、トラブル時のサポートを受けられない、セキュリティ面の新たな脅威に対応できないなど、使用にあたっては問題がありますが、2016年現在、全世界OSシェアの10%を占めていると言われています。
目次
2.Windowsのバージョンの確認方法
Windowsのバージョン確認方法は、驚くほど簡単です。
- 1.Windows キーを押しながら、R キーを押します。
- 2.「ファイル名を指定して実行」ウインドウが起動します。
- 3.ボックス内に”winver”と入力し「OK」 をクリックします。
- 4.バージョン情報ウインドウが開きますので内容を確認します。
OS名についている数字と実際の開発バージョンは異なりますのでご注意ください。
Windows7のバージョンは7ではなく”6.1″となります。
OS名の確認は、ロゴが付いていますのでわかりやすいと思います。
3.Windowsのバージョンを変更する方法
1.Windowsの変更した後のバージョンの内容の確認方法
Windowsの更新履歴やその成否、更新内容の確認には「Windows Update」を使用します。
Windows8以外では、「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「Windows Update」で起動します。
自動確認
起動後のウインドウで、Windowsが最新かどうかわかります。
最新であればWindowsのバージョンに関係なく「最新の状態です」の旨が表示されています。
更新プログラムが存在する場合は、「更新プログラムのインストール」ボタンが現れるので押して更新します。
手動確認項目
主な確認項目は下記です。左メニューにありますのでクリックします。
- 「更新プログラムの確認」:更新プログラムが無いかどうか調べます。
- 「更新履歴の表示」:これまでの更新履歴が表示されます。
更新の成否を確認するには、更新履歴の「状態」欄を見ます。
- ・成功→緑のチェックまたは「成功」と表示されている
- ・失敗→赤の×マークまたは「失敗」と表示されている
失敗しているものがあれば手動で更新します。
Windows8はスタートメニューがないので、Windows Updateの起動方法が少々特殊です。
- 1.Windowsキーを押しながらWキーを押します。
- 2.「設定」をクリックします。
- 3.検索ボックスに「Windows Update」と入力します
- 4.「更新プログラムのチェック」をクリックする。
この後の操作や見方は他のWindowsと同じです。
2.Windowsのバージョンアップの方法
Windowsのバージョンアップは、現在実施可能なのは下記2通りです。XP/Vistaからの2段階実施も可能ですが、XPやVistaをいきなり10にすることはできません。
WindowsXPまたはVistaを7へアップグレード
Windows7のソフトを別途購入する必要があります。32bit版と64bit版がありますので、現在インストール済のXP/Vistaと同じものを購入してください。現在のXP/Vistaから直接アップデートすることを「バージョンアップ」と呼びます。
今までのデータが残りつつWindows7にアップグレードするので手軽ですが、現在のPC状態によっては失敗することがあります。バージョンアップが失敗するようであれば、一旦PCを出荷状態に戻したのち、Windows7をインストールします。これを「クリーンインストール」と呼びます。
アップグレード後の動作安定度はこちらが上ですが、インストール済のアプリや自分のデータが全部消去されますので、復旧には手間がかかります。
Windows7または8を10にアップグレード
以前は無料でしたが、2016年7月30日より有料(約19,000円)となりました。インストール済のWindwos7または8/8.1が最新版であれば、Windows Updateよりアップグレード可能です。
最新ではない場合でも、「メディア作成ツール」をMicroSoftよりダウンロードすればアップグレード可能ですが、
既存のOSを最新版にしてから、Windows Updateを使ったほうが手間はかかりません。Windows Updateからのアップグレードは、一旦始まったら特に何もする必要はありませんが、非常に時間がかかることが多いので注意しましょう。
3.Windowsのバージョンダウンの方法
Windows7または8.1からWindows10へアップグレードしたPC環境の場合、10へのアップグレード後1カ月以内であれば、再び7や8に戻すことができます。
【方法】
- 1.「スタートメニュー」→「設定」をクリックします。
- 2.設定画面が起動しますので、「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 3.左メニューより「回復」を選択します。
- 4.右メニューより「Windows7(8.1)に戻す」の下にある「開始する」ボタンを押します。
- 5.画面の指示に従い、操作を完了します。
うまくいけば、前バージョンのWindowsに戻ります。ただし、環境によっては時間がかかる、失敗するといったこともありますので、できればやらないほうが賢明かもしれません。
10にしたことで特定のアプリが使えなくなったのであれば、「互換モード」で起動してみる、アプリの最新版を探すなどの対応が先と言えるでしょう。
まとめ
XP以降のWindowsの歴史とバージョン確認、変更方法についてご紹介しました。XP以前のWindowsといえば、95/98系は何しろ不安定、NT/2000系は堅牢さはあったもののマルチメディアへの対応がイマイチでどっちつかずでした。XP以降、格段に進歩した感があります。
快適に使用するためにも、アップデートはマメに行ったほうがいいと思います。アップグレードについては、お使いのPCの性能を良く考慮したうえでの実施をお勧めします。また、実施前には必ずバックアップを取るよう心がけましょう。
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