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Microsoft社のWindowsシリーズは代表的なOS(オペレーションシステム)の一つで、ほとんどの方が操作経験があると思います。Windows95の登場から20年以上経ちましたが、Windowsはその地位を他に譲ることなく進化し続けています。
本記事では、WindowsXP、Vista、7、8、10のバージョン毎の概要のご紹介と、バージョンの確認・変更方法 について説明いたします。
常にWindowsを快適で安心して使うためには適切なバージョンアップデートが必要ですので、バージョン確認方法を知ることは非常に有用です。
目次
1.Windowsのバージョンの歴史と特徴
WindowsはWindows10に至る今日まで新機能が加わり続け、進歩してきました。システムの安定度ではWindowsXP、使用感や見た目ではWindows8がそれぞれターニングポイントとなっています。
1.Windows10の特徴と変更点
リリース:2015年
最新安定版:1607(Build 14393.448)
サポート状態:サポート中(2026年10月13日終了予定)
Windwos”9″は存在せず、8から10となった
概要
Window10はタブレット端末を意識しながらも、操作感においてはあまりにも先進的過ぎた8から少し前へ戻った感があります。
ローリングリリースモデル(細かな更新を頻繁におこなう形態)を採用しています。これまでのようにOSがある日突然大きく変更されることがないので、ユーザーにとってはOS入れ替え、買い替えなどのリスクが減ることになります。
スタートメニューの復活
タイル形式のUIは残っているものの、スタートメニューが復活しています。
ユーザーは、どちらからでもアプリへのアクセスが可能です。
Cortana
Cortanaという音声認識アシスタントが標準でインストールされており、Web検索、アプリ起動などができます。
2.Windows8の特徴と変更点
リリース:2012年
最新安定版:6.2(Build 9200)
サポート状態:サポート中(2023年1月10日終了予定)
“8”は、Windwosシリーズ中8番目のOSであることを示す。
概要
8以前のWindowsがパーソナルコンピュータ(PC)をターゲットとして開発、販売していたのに対し、Windows8はタブレット対応やModernUIの採用など、スマートフォンやタブレットを意識したものとなっています。
また、使用感だけでなく色使いやデザインが単色・シンプルとなり、これまでのWindwosから大きく変化しました。
Modern UIとスタートメニュー
ModernUIはアプリケーションランチャーのような機能を果たしますが、タイルが敷き詰められたような見た目が特徴的で、タッチパネル操作が主体であるタブレット端末を意識した作りと言えます。
ModernUIの採用により、Windowsの長年のスタイルであった「スタートメニュー」がデフォルトでは表示されなくなり、「スタート画面」に変更されました。
オンライン/クラウドサービスの充実
8のリリースを機に、iOSやAndroidによく似たサービスが導入されました。
Windows ストア
オンライン上のアプリストアで、AppleのiTunesストアとよく似ており、無償/有償の各種対応アプリを入手できます。
One Drive
Microsoft社が提供するオンラインストレージサービスで、Microsoftアカウントを取得することで利用可能です。AppleのiCloudとよく似ています。
斬新すぎた?
従来のWindowsに比べ見た目も使用感も違い過ぎたためか、「7のほうがよかった」というユーザーが多数存在し、8のリリース後も7プリインストールマシンが長い間販売されていました。
3.Windows7の特徴と変更点
リリース:2009年
最新安定版:6.1 Service Pack1(Build 7601)
サポート状態:延長中(2020年1月14日終了予定)
“7”は、Windwosシリーズ中7番目であることを示し、バーションではない。
概要
Windows7は、Windows Vistaの後継として開発されました。基本的なところは同じで、より改良された形となっています。
ですので、Windowsのバージョンとしては6.1となっており、7ではありません。
2016年12月現在、全Windows中もっとも普及している(70%)OSです。近年では最も実績のあるWindowsとして、企業などではまだまだ現役で活躍しています。
Windows Aeroの機能強化
Vistaで登場したWindows Aeroがさらに強化されました。Vistaからの追加機能としては下記があげられます。
“Aero Snap”
ウインドウを画面脇に移動させて自動整列させます。
“Aero Shake”
ウインドウを上下左右に揺すると他のウインドウが瞬時に最小化します。
“Aero Peek”
タスクバー右端の「デスクトップの表示」ボタンへカーソルを移動させると、ウインドウが透明になりデスクトップが表示されます。
これらの機能は知らない方も多いかと思いますが、使いこなせばウインドウの操作がより便利になります。
Windows8でも対応していますので、まだ知らない方は一度お試しください。
その他の変更点
ネットワーク面では、IPアドレス枯渇問題に対応してIPv6での構成がデフォルトになり、Windowsファイヤウォールの強化され、より安心して使用できるOSとなっています。
4.Windows Vistaの特徴と変更点
リリース:2007年
最新安定版:6.0 Service Pack2(Build 6002)
サポート状態:延長中(2017年4月11日終了予定)
“Vista”はイタリア語、スペイン語、英語で「眺望」の意味
概要
当初、WindowXPをベースに開発、2003年リリース予定であったVistaは、当時問題となったコンピュータウイルスの影響で開発方針が見直しされ、Windows Server 2003をベースに再開発されました。結果、大幅に遅れてのリリースとなりました。
個人向けやビジネスなど、用途に応じて様々なエディション(版)があり、様々なニーズに対応できます。
Windows Areo
視覚に訴えたより直感的な操作を実現するため、”Windows Aero”が導入されました。目につくところでは、下記2つが当時は画期的でした。
Windows フリップ3D
立ち上げ中の複数ウインドウが、ちょうど本を立てて並べたような状態で一覧表示されます。マウスホイールを回転させることにより、目的のウインドウが素早く選択できます。
ウインドウプレビュー機能
タスクバーに表示されているプログラムにマウスポインタを近づけると内容が縮小表示され、現在起動中のタスクの内容を素早く確認できます。
なお、これらの機能を使用するためにはPCハードがWindows Aeroに対応していなければならず、非対応のPCへの対応として、これらの機能を停止するモードもあります。
Windows Aeroは、Vista以降のWindowsでも採用されています。
Windowsシステム評価ツール
CPU、メモリ、Windows Areo、ゲーム用グラフィック、ハードディスクの各項目についての能力を数値化し、PCの処理能力を測定するプログラムです。これにより、アプリケーション、特に3Dゲーム等が快適に動作するかどうかを判定できる便利な機能でした。
この機能も、Vista以降のWindowsで採用され続けています。
マルチメディア対応
Vistaでは、マルチメディアへの対応がより強化されました。Windows Media Player 11は音楽配信サービスに対応、音楽CDの焼き付けやMP3変換といった処理が可能となりました。
他、Windowsムービーメーカー、Windows DVDメーカーなどのプログラムも実装されました。
5.Windows XPの特徴と変更点
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