※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
スクリーンキーボードを使いやすくするために、詳細の設定を行っていきましょう。
「スクリーンキーボード」の「オプション」キーを押します。
「オプション」ウィンドウが立ち上がります。
・「クリック音を使用する」にチェックを入れるとキーを押したときにクリック音が鳴ります。
・「画面上での移動をしやすくするようにキーを表示する」にチェックを入れると、「スクリーンキーボード」の右の列に「ナビ表示」「上に表示」「下に表示」「固定表示」「透過表示」が表示されます。
例えば「ナビ表示」ではキー部分が非表示となって、1行に表示されることで、画面が広く使えます。元に戻すには「全て表示」をクリックします。「透過表示」では、キーボードが透けて表示されるので、重なっている部分の入力状況を見ることができます。
・「テンキーを有効にする」にチェックを入れると「スクリーンキーボード」右にテンキーが表示されます。数字入力の多い場合は便利です。テンキーが表示されない場合はスクリーンキーボードの「NumLook」ボタンをクリックしましょう。
・「キーをクリックする」ではキーをクリックすることでで入力されます。
・「キーをポイントする」ではすぐ下の「ポイント時間」で指定した時間のあいだ、キーにカーソルを合わせているとキー入力されます。
・「キーをスキャンする」ではキーが順番にハイライトされていくので、目的のキーがハイライトされたときに指定したアクションを取ることでキー入力されます。
・「予測入力を使用する」では入力時に先の予測をするので、すべての文字を入力しなくても予測入力できます。
ファンクションキーの設定
「スクリーンキーボード」では「ファンクションキー」も利用できます。「スクリーンキーボード」の「Fn」をクリックすると、数字キーがファンクションキー表示に代わります。
目次
3.スクリーンキーボードをすぐに使う方法
「スクリーンキーボード」を立ち上げるのに、都度「コントロールパネル」などからたどるのは面倒です。使う頻度が高い場合には、デスクトップ等にショートカットを作成しましょう。
デスクトップから起動する
「すべてのアプリ」などから「スクリーンキーボード」を探します。Windowsのバージョンによって収納場所が違いますが、「Windowsアクセサリ」か「Windows簡単操作」などにあります。
「スクリーンキーボード」で右クリックすると「スタート画面にピン留めする」とか「タスクバーにピン留めする」などのメニューが表示されます。デスクトップにショートカットを作成したい場合は「ファイルの場所を開く」を選択します。
表示されたフォルダから「スクリーンキーボード」をデスクトップに「CTRL」キーを押しながらドラッグしてコピーして、ショートカットを配置します。
サインインで利用する
サインインの段階でも、スクリーンキーボードを利用することができます。
- サインイン画面から、右下の電源アイコンのとなりにある「コンピューターの簡単操作」アイコンをクリック
- リストが表示されるので、その中から「スクリーンキーボード」を選択
マウスでスクリーンキーボードをクリックしてサインインすることができます。
Windows11のサインイン画面でスクリーンキーボードを表示する方法
Windows11の場合は、下記の手順でサインイン画面にスクリーンキーボードを表示することができます。
- パソコンの電源をつける
- 人型アイコンの「アクセシビリティ」を選択
- メニュー内の「スクリーンキーボード」を選択
キーボードが反応しない時など、上記の方法を使えばスクリーンキーボードでサインインすることができます。
ショートカットキーで呼び出す
スクリーンキーボードはショートカットキーを使って呼び出すことも可能です。
・「Ctrl + Windows + O」キーを同時に押下します。
閉じる時も同じショートカットキーを使います。
4.スクリーンキーボードで日本語が入力できない場合
せっかく呼び出したスクリーンキーボードで日本語が入力できないと困りますよね。いくつか報告されている不具合のひとつとなっており、もし、普通に日本語が使えない状態であれば以下をお試しください。
MS-IMEのバージョンを変える対処法
Windowsの日本語入力にはMicrosoft日本語IMEが使われています。このバージョンアップが、Windows10のスクリーンキーボードと相性が悪いようで、日本語入力ができないケースが報告されています。日本語IMEを古いバージョンに戻すとスクリーンキーボードで日本語が入力可能となります。
まず、ご自身の日本語IMEのバージョンを確認しましょう。
- タスクバー右にある(あ もしくは A)アイコンを右クリック
- 「半角英数字/直接入力(A)」であれば新しい日本語IME
- 「半角英数(F)」の場合は旧日本語IME
新しい日本語IMEを、旧日本語IMEに戻します。
- タスクバー右にある(あ もしくは A)アイコンを右クリック
- 設定をクリックすると「Microsoft IME」画面が開きますので、「全般」をクリック
- 下の方にある「互換性」の「以前のバージョンのMicrosoft IME を使う」をオンにしてOKをクリック
これで、日本語IMEが以前のバージョンに戻りますので、スクリーンキーボードで日本語入力ができるようになっていると思います。
Bluetoothキーボードの接続が故障した時にはスクリーンキーボードで対応しよう
今や有線のキーボードやマウスを使用するのは昔のこと、Bluetooth接続でパソコンと連携し、ケーブルに悩まされずに周辺機器を利用できるようになりました。
しかし、経年劣化などで突然Bluetooth接続が途切れてしまい、パソコンにログインできなくなったりすることがあります。
有線キーボードを購入して接続すればすぐに作業に戻ることもできますが、近くに電気屋がない場合は通販などで注文することとなり、到着まで数日かかってしまうことも。そんな時にマウスの方が生きているのであれば、スクリーンキーボードを活用してログインし、作業を継続させることもできます。
本来のキーボードと比較すると作業効率は格段に落ちてしまいますが、緊急事態の時にこそスクリーンキーボードは活躍しますので、ぜひ活用してください!
WindowsPCでスクリーンキーボードを利用する方法のまとめ
「スクリーンキーボード」を利用すると、ハードウェアとしてのキーボードが使えない環境でもキー入力することができます。Windowsタブレットでの利用はもちろんですが、マウス操作だけでキー入力できるという機能を利用したくなる時は少なくありません。
例えば、ハードウェアのキーボードが何らかのトラブルで調子が悪い時や、パワーポイントなどのプレゼンテーションの途中で手元にワイヤレスマウスなどしかない時や、テーブルの上に乗せたパソコンを怠惰に楽しんでいる時などは、マウス操作だけでパソコンを扱いたくなります。
マウス操作だけでキー入力する方法を覚えておくと、Windowsがもっと身近なものになるのかもしれません。
1 2