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Windowsでリモートデスクトップを使用する手順

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Windowsでリモートデスクトップを使用する手順

Windowsにはリモートデスクトップと呼ばれる、他のWindowsマシンの画面を操作できる機能があります。自分以外のパソコンにネットワークやインターネット経由で接続を行い、接続したパソコンの操作をすることができるので、人に何かを教えたりするときに非常に便利です。

本記事ではWindowsのリモートデスクトップの使い方をご紹介していきます。リモートデスクトップの利用を検討されている方は、是非本記事を参考にしてみて下さい。

1.Homeに相当するWindowsはホストになれない

無印のWindows8シリーズやWindows10 Homeなどの、個人ユーザーを前提に作られたWindowsでは、接続先のクライアントとしてホストに接続することはできますが、リモートデスクトップの接続を行う側のホストにはなれません。

トップ画像はWindows10 Homeのシステムのプロパティウィンドウですが、Windows10 Proなどには表示されるリモートデスクトップの設定メニューがありません。このように、Homeに相当するWindowsでは、リモートデスクトップホストの設定ができません。ホストとして設定したい場合は、別途ツールをインストールすることになります

2.Windows標準のリモートデスクトップの設定

ホスト側のデスクトップの左下で右クリックし、メニューから「システム」を選択して、左メニューの「リモートの設定」をクリックします。

「リモートデスクトップ」メニューから「このコンピュータへのリモート接続を許可する」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。

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このホストに接続するクライアント側パソコンでは「すべてのアプリ」などで、「Windowsアクセサリ」にある「リモートデスクトップ接続」を選択します。

表示されたウィンドウで「オプションの表示」をクリックします。

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「コンピュータ」名と「ユーザー名」を入力して「接続」ボタンをクリックします。

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接続先のパスワード入力欄が表示されますので、パスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。接続できると画面が切り替わります。

リモートデスクトップの設定を有効にする

Windowsのリモートデスクトップを利用するためには、利用許可を「有効」に設定しておく必要があります

Windows10におけるリモートデスクトップの有効設定手順は次の通りです。

  • コントロールパネルを開く
  • 「システムとセキュリティ」を選択
  • 「システム」の「リモートアクセスの許可」を選択
  • 「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを入れる
  • 「適用」を選択
  • 「OK」を選択

3.Windows標準のリモートデスクトップが利用できない場合

ホスト側がWindows Homeの場合や、他のOSからアクセスする場合などで、標準のリモートデスクトップが利用できない場合は、何らかのツールを使うことになります。お勧めというわけではありませんが、有名どころでは、「Chrome リモート デスクトップ」や「TeamViewer」といったところです。

◆Chrome リモート デスクトップ

 

TeamViewer

ここでは「TeamViewer」を例に勧めます。

次のサイトにアクセスして「今すぐダウンロード(無料)」ボタンをクリックして、ダウンロードしたファイルを実行します。

https://www.teamviewer.com/ja/index.aspx

ホスト側

「TeamViewer セットアップ」ウィンドウで「インストール後、「ライセンス契約」を確認して、「このコンピュータをリモート制御」と「個人/商用以外」にチェックを入れて「同意する-終了」ボタンをクリックします。

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インストールが済むと「無人アクセスのセットアップ」ウィンドウが表示されます。「次へ」をクリックします。

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パソコン名とパスワードを入力して「次へ」ボタンをクリックします。

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アカウントを作成するかどうか聞いてきますが、ここはTeamViewerのアカウントです。ホストにするのが1台ならばどちらでも大丈夫です。

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「ID」が表示されますが、メイン画面に表示されますので、控えなくても大丈夫です。「終了」ボタンをクリックしてホスト側の設定は終了です。

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クライアント側

クライアント側では「TeamViewerセットアップ」ウィンドウで「実行のみ」と「個人/商用以外」にチェックを入れて「同意する-実行」ボタンをクリックします。

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◆アプリケーション画面の使い方

ホスト側の「使用中のID」をクライアント側の「パートナーID」に入力して「パートナーに接続」ボタンをクリックします。パスワードを聞かれたらホスト側の「パスワード」を入力します。

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クライアント側のデスクトップにホスト側の画面が表示されます。

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Windowsのリモートデスクトップの使い方のまとめ

Windowsのリモートデスクトップ機能を活用することで、ことなるPCで同一の画面を見ることができるため、レクチャーなどをする場合非常に便利になります。また、プライベートでもツールを活用することで個人ユーザー用のWindowsでもリモートデスクトップを利用することができるため、家族や友達間で使用することもできます。

リモートデスクトップの利用を検討されている方は、是非本記事を参考になさって下さい。

 

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