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リモートデスクトップを使った遠隔のコンピュータとの接続をする場合に必要な設定は、以下のものがあります。
1.リモート接続を許可する設定
まず、接続元と接続先の両方のコンピュータで、リモート接続を許可する設定を行います。
Windows7ならコンピュータの「プロパティ」にある「リモートの設定」のダイアログでこの操作を行います。
2.接続相手を検索して見つける
リモート接続を行うためには相手を検索して見つける必要があります。
そのためにまずこのコンピュータの名前を事前に調べます。
たとえばWindows7ならコンピュータの「プロパティ」にある「コンピュータ名、ドメイン、およびワークグループの設定」のダイアログで分かります。
3.ユーザーアカウントにパスワードを設定
リモート接続を始める前に、ご自分のユーザーアカウントにパスワードを設定しておく必要があります。
これはセキュリティを確保するための対策で、Windows7なら「コントロールパネル」の「ユーザーアカウント」の「Windowsパスワードの変更」‐「アカウントのパスワードの作成」のダイアログで設定することが出来ます。
4.リモート接続を始める
実際にリモート接続を始めるには、そのシステムに用意されているリモート接続のボタンを押下して相手のコンピュータ名を入力します。
Windows7なら、「スタート」ボタンをクリックして検索ボックスにリモートデスクトップ接続と入力し、その結果の一覧にある「リモートデスクトップ接続」をクリックします。
そして出てくる「コンピュータ」ボックスに、接続先のコンピュータ名を入力し「接続」をクリックします。
5.ファイアウォールの対策をする
コンピュータには外部からの不正な通信を遮断するために、ファイアウォールの機能があります。
リモート接続がうまくいかない場合は、このファイアウォールで規制されている可能性があります。
ですから、その規制されているポート番号を開ける必要があります。
Windows7であれば、「コントロールパネル」の「システムとセキュリティ」にクリックして進み、Windowsファイアウォールで「Windowsファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックし「設定の変更」に進み「リモートデスクトップ」の横にあるチェックボックスをオンにします。
以上でリモート接続ができます。
目次
Chromeリモートデスクトップでも操作可能
Chromeリモートデスクトップを使用するには、まずChromeアプリの入手が必要です。
以下のサイトからお使いの端末に応じたアプリがダウンロードできます。
iPhone、iPad 用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード
Android スマートフォンまたはタブレット用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード
パソコン用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード
Chromebook 用 Chrome リモート デスクトップ アプリをダウンロード
上記のどれかのアプリをダウンロードして、ご自分の端末にインストールしたら、コンピュータへのリモートアクセスを許可するための設定を行います。
詳しい説明は、下記サイトをご参照ください。
Chrome リモート デスクトップを使って他のパソコンにアクセスする
専用サービス「AnyDesk」もおすすめ
AnyDeskはOSに依存することなく簡単な手順でリモートデスクトップ環境を構築することのできる非常にレベルの高いサービスです。
Windows、Mac、Android、iOS、Linuxなど環境に関わらずソフトをインストールするだけで遠隔操作できる環境をすぐに実装することができます。
チーム内で複数のOSを利用している場合などは、OS依存のリモートデスクトップ機能では対応することができないので、AnyDeskなど専用サービスの利用を検討することをおすすめします。
2.Windows8/8.1でリモートデスクトップ接続を利用する
Windows8やWindows8.1のリモートデスクトップ機能も、Windows10同様に他のパソコンにネットワークやインターネット経由で接続して、その他のパソコンを遠隔制御することです。
Windows10と同様に接続する相手のパソコン画面が表示され、そこで実行するプログラムやファイルなどにアクセスが出来ます。
またその接続には、接続先のパソコン名かIPアドレスが必要となります。
以下、追ってその接続・切断手順をご説明していきます。
ホストPCを設定する
Windows8やWindows8.1には「使い方チャンネル」という質疑応答形式でパソコンの操作方法を動画で知ることが出来るメニューがあります。
これを元にすれば、より解りやすく理解できます。(下記URL)
事前に、リモートデスクトップの制御元のパソコンと相手方のパソコンの両方で、Microsoftアカウントが設定されていることと、接続先のパソコンがリモート接続をすることが出来るような許可設定がされていることを確認してください。
リモート接続の許可設定は、「コントロールパネル」から「システムとセキュリティ」更に「リモートアクセスの許可」へ行き、ここで設定することが出来ます。
「このコンピューターへのリモート接続を許可する」にチェックを入れてOKボタンを押せば完了です。
クライアントPCより接続を実行する
まず接続元から説明します。
パソコンのスタート画面の上で右クリックをし、画面下部に現れたアプリバーから「すべてのアプリ」をクリックします。
その後に表示されたアプリケーションアイコンから「リモートデスクトップ接続」をクリックします。
次に表示された「リモートデスクトップ接続」の「オプションの表示」をクリックし、「ログオン設定」のダイアログで、接続する先のパソコンの「コンピュータ名」か「IPアドレス」を入力します。
また「ユーザー名」には接続先のユーザーアカウントのメールアドレスを入力します。
そうすれば、「Windowsセキュリティ」ダイアログが表示されますから、接続先のアカウントの「パスワード」を入力しOKボタンを押下すれば、リモート接続が開始されます。
リモートデスクトップを切断する手順
リモートデスクトップを切断する方法は2種類あります。
接続元のパソコン(クライアント)から接続先のパソコン(ホスト)上で、このリモート接続を経由してホスト上のアプリを起動している状態で、このアプリとのセッションを終了させないで通信のみを切断する方法と、セッションと共に通信を切断する方法です。
このセッションを終了させずに通信のみを切断すると、このホスト上のプログラムは実行状態のままとなっていますから、通信を再接続すれば切断時の状態から再開することが出来ます。
この両方の手順は、タッチパネル操作を行うWindows8やWindows8.1の場合は、「設定」チャームの「電源」アイコンをタップして続いて「切断」をタップすれば、セッションを終了せずに切断ができます。
上記で、「Windows」ボタンと「電源」ボタンを同時に押下することで表示される「サインアウト」を選択すれば、切断と同時に、セッションも終了となります。