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1.パスワード管理ツールの使い方
パスワード管理ツールとは、複数アカウントのパスワードを管理・生成してくれるアプリのことです。
便利ですが、デメリットもあります。
- 【メリット】
- ・パスワードを覚えなくてよくなる
- ・覚えなくてよいため、覚えられないような複雑なパスワードを設定でき、安全性が高まる
- 【デメリット】
- ・パスワード管理ソフトのパスワードが漏えいしてしまうと、すべてのパスワードが盗まれ全滅する
- ・何らかの理由でパスワード管理ソフトにアクセスできなくなると、すべてのサービスにログインできなくなる
パスワード管理ツールを使うにしても、Windowsのパスワードくらいは自分で記憶しておいた方がいいのではと個人的には思っています。
2.パスワードリセットディスクの用意の仕方
パスワードを覚えているうちにパスワードリセットディスクを作成しておくと、いざという時パスワードのリセットができ助かります。
困ってからパスワード解析ツールに手を出すより、よほど賢明な方法と言えます。
【作成】
WindowsXP以降であればどのOSでも、管理ツールの「ユーザーアカウント」項目に「パスワードリセットディスクの作成」というメニューがありますので、ここから指示に従って作成します。
この作業には、USBメモリやCD-Rなどのメディアが必要ですので予め用意します。
一般ユーザーのパスワード変更はAdministratorでログインすればできますので、Adiministratorの分だけ作成しておけばよいかと思います。
ただし、作成したメディアの管理が杜撰だと悪用される可能性もあり意味がないので、管理は慎重に行います。
【使用】
パスワードを忘れてしまった時は、予め作成したメディアを接続し、何も入力せずにログイン操作をします。
当然ながらログインできませんが、「パスワードのリセット」というメニューが表示されますので、ここをクリックします。
「パスワードのリセットウィザード」が起動し、新しいパスワードを設定できるようになります。
3.Windowsのパスワードの有効期限の設定方法
Windowsパスワードに限らず、パスワードは定期的に変更するほうが安全です。
- 【有効期限の設定】
- 1.「コントロールパネル」から「管理ツール」を起動します。
- 2.「ローカルセキュリティポリシー」をダブルクリックします。
- 3.ウインドウの左側から「アカウントポリシー」を展開し「パスワードのポリシー」を選択します。
- 4.ウインドウの右側から「パスワードの有効期間」を
- 5.「パスワードの有効期間のプロパティ」で、日数を設定し「OK」を押します。
これで、パスワードの有効期限が設定できましたが、各ユーザーでこの設定が有効になるようにしてやる必要があります。
- 【ユーザーの設定】
- 1.上述の「管理ツール」で、「コンピュータの管理」をダブルクリックします。
- 2.ウインドウの左側から「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を選択します。
- 3.ウインドウの右側から、該当するユーザーをダブルクリックします。
- 4.「パスワードを無期限にする(P)」のチェックを外します。
これで、ユーザーは定期的にパスワードの変更を求められるようになります。
4.Windowsのパスワード入力を省略する方法
パスワードの入力を省略するには、「ユーザーアカウント」で設定します。
- 【設定方法】
- 1.「ユーザーアカウント」画面を起動します。
- 2.該当するユーザーをクリックします。
- 3.「ユーザーがこのコンピュータを使うには、ユーザー名とパスワードの入力が必要(E)」のチェックを外し、「OK」ボタンを押します。
- 4.「自動サインイン」画面が出ますので「パスワード」および「パスワードの確認入力」欄にパスワードを入力し、「OK」ボタンを押します。
- 【「ユーザーアカウント」画面の出し方】
- WindowsXP/Vista/7/10:「ファイル名を指定して実行」から、control userpassword2 と入力し「OK」ボタンを押します。
- Windows8/8.1:Windowsキー+xキーを押し、「ファイル名を指定して実行」から netplwiz と入力し「OK」ボタンを押します。
これでパスワード入力を省略できますが、セキュリティは格段に下がりますし、入力しないでいるとパスワードを忘れることにもなりますのでお勧めしません。
まとめ
Windowsのパスワードの設定・変更方法と忘れてしまった時の対処方法をご紹介しました。
情報漏えい・プライバシー流出を防ぐためにも、Windowsに適切なパスワードを設定し、管理することは非常に重要です。
Windowsパスワードをパスワードで保護しておけば第三者はPCの起動すらできませんから、「第一の砦」として、必ず設定しましょう。
パスワードの管理面においては、いざという時のためにAdministratorを使えるようにし、パスワードを設定して、パスワードリセットディスクを作成しておけば、大抵のことには対処できるようになります。
PCの初期設定時、かならず実施しておきましょう。